チャレンジ戦は実力拮抗しているが、優勝争いの中心は7月デビューの115回生だろう。宮下一歩は8月青森で同期の齋木翔多に突っ張られ、初めて決勝進出を逃したがデビューから2連続優出の実力は評価できる。宮下、尾崎悠生とスジの目標豊富な渡邊恭典にも優勝のチャンスはある。
7月京王閣では板垣昴の番手を回って優勝している阿部架惟都だが、続く8月名古屋では346着と評価に苦しむ。むしろ北日本勢では阿部、真船琢磨と目標豊富な齋藤和也のキメ脚に期待する手もありそうだ。
デビュー後2戦は苦しんだ井坂泰誓だが、8月和歌山では連勝で決勝に進出。逃げて、まくって、連日11秒台の上がりを出しており、ここから一気に頭角を現すか。近畿勢は菊谷信一、林修平と点数上位の選手がそろっている。井坂を先頭に強力なラインを作れそうな点も強みだ。
原井博斗、竹元健竜の地元115期コンビにとっても負けられない一戦。ともにデビュー2戦は決勝に乗れていないが、そろって勝ち上がって同期のライバルを迎え撃ちたい。
実力拮抗で混戦
-
宮下一歩
-
阿部架惟都