A級戦は激戦ムードだが、前田義和の機動力を重視した。昨年後半から戦歴は高いレベルで安定している。ウエイトを中心にしたトレーニングの成果が出ている。7月からは初のS級昇格が決まり、モチベーションも高い。ここは流れに応じた仕掛けで混戦を断ち切る。地元の高比良豪はまくりのイメージが強いが、人の後ろでも不安はない。前田の番手回りならチャンスだ。
小堺浩二は今期の競走得点が94点台。昨年の大ケガから完全に立ち直っている。追い込みの決まり手が増えているだけに、目標不在のケースの立ち回りがポイントになりそうだ。
畝木努、小川巧の岡山勢も侮れない。畝木は安定性に欠けるものの、ツボにはまった時のパワーは目を見張る。小川は4月大垣ミッドナイトでV。ベテランの味を存分に発揮している。
東日本の遠征勢も精鋭がそろっている。S降りの手島志誠は格上の差し脚を披露している。百戦錬磨の三澤康人や眞原健一も目標次第でV争いに食い込める。機動型では今期2Vの小林申太の動きが光っている。
激戦も前田義和に期待
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前田義和
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小堺浩二