混戦ムード漂う一戦も、今シリーズの中心は地元の坂本健太郎だ。近況は1月高松記念で5337と決勝戦に進出。2月佐世保では621の成績で今年初優勝を果たしている。シャープな差し脚に更に磨きがかかった印象で、直線は鋭く突き抜けるシーンが見られるに違いない。また、ラインを組む九州地区の選手達もタレントが揃った印象。中でも渡邉豪大はS級2班ながら競走得点は106点を超えている。昨年12月取手の落車失格から長期欠場を余儀なくされたが、2月高知で復帰すると351の成績を残し、続く玉野では323で決勝進出するなど復調をアピールした。パンチ力ある瀬戸晋作や、援護に手厚い塚本大樹などもおり、強力なライン構成が叶うだろう。
鋭い差し脚に定評のある久米良も軽視はできない。2月京王閣では311と今年初優勝を決めた。続く名古屋記念では4664の成績だっただけに、今シリーズで気持ちを切り替えて再び上昇気流に乗せたいところだろう。同県の湊聖二や、スピードある晝田宗一郎、パワフルな竹内翼もいるだけに、中四国勢も充実したラインが組めそうだ。
対する東日本勢は1班の嶋津拓弥や朝倉佳弘の活躍が鍵を握るか。特に嶋津は今年4場所走って未だに決勝に進出できておらず、そろそろ復調のキッカケが欲しい。その他にも伸びしろ豊かな松崎広太や、2月玉野で準Vを決めて気配の良好な保科千春、攻め幅の広い荻原尚人らクセ者が揃っただけに、乱戦になれば上位進出は十分に可能といえる。
地元の坂本健が中心
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坂本健太郎
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久米良
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渡邉豪大