各地区の戦力が拮抗していて非常に難解なシリーズ。曽我圭佑の機動力を評価して、地元の高木和仁との九州勢を重視すべきか。怪我の影響もあって前期S級では苦戦した曽我だが、降級2戦目の1月玉野222着では先行して粘り込むレースも見られ、力強さが戻って来た印象だった。当所は以前のドル箱走路でもあるし、積極的に主導権を争ってきそうな同型が手薄なここは押し切りVが期待できそう。高木も絶好のチャンスに闘志を燃やす。さすがにやや勝ち味には遅くなってきたものの、安定感は申し分ない。差し切って3年半ぶりのA級優勝はあるか。
先制十分な京都コンビを推しても良さそう。前で駆ける徳田匠はムラ脚なのが難点だが、強地脚の持ち主で、先手を奪った時の末の粘りは確か。強敵を完封しての逃げ切りVでしばしば波乱を呼んでいる。昨年5月の落車で負った怪我の影響もあって精彩欠く走りが続いていた藤木裕も、ようやく納得のいく練習ができるようになって調子は上向き気配だ。復活の道はまだ半ばだが、降級後はしぶとく決勝には乗っていて戦える状態だ。徳田を徹底ガードして連独占を目指す。
混戦必至なだけに、篠原龍馬、小川圭二の四国勢の出番もありそう。自力を出す機会は減った篠原ながら、1月久留米は連勝で勝ち上がるなど降級してからは軽快な動きが目立っている。徹底先行で鳴らす矢部駿人と中四国で連係が叶えば言う事ないが、ダメなら自力自在にレースを組み立てよう。モツれたケースではまくりが飛び出しそう。
関東勢も同様。今井聡、安部達也の埼京勢、城幸弘は自力自在戦で一発を狙う。今井は昨年末の落車から欠場が続いていて状態未知数だが、城は1月静岡で最後方から鋭いまくりを決めて優勝するなど乗れているので目が離せない。
復活気配の曽我圭佑
-
曽我圭佑
-
徳田匠
-
篠原龍馬