S1班中堅級がそろい、優勝候補は5指に余る大混戦。狙いは絞りにくいが、自力攻撃の破壊力なら取鳥雄吾が一番だろう。寛仁親王牌では3日目に1勝を挙げると、11月取手はオール2着の準V。同月富山G3は惜しくも優参は成らなかったものの、2149着の動きも悪くなかった。好機に仕掛けて主導権を握り押し切ろう。池田良が取鳥とタッグを組む。両者は7月広島の決勝で連係している。最終バックから快速まくりを繰り出して優勝した取鳥に対し、池田は踏み出しで離れて連結を外しただけに、今回はきっちり決めたい。11月平では逃げた兼本将を利して久しぶりの優勝をゲットしていて流れはいい。
大石剣士、中村浩士の南関勢を重視する手もある。11月富山G3は動き今一息で3664着に終わっているが、直近4ケ月の連対率は5割を上回っているように、ここのところ安定した成績を残している。好スパートして先手を奪えば勝ち負けに持ち込める。中村は11月富山G3では2472着と2連対。目標を掴んだときの捌き、差し脚はしっかりしている。チャンスが巡ってくれば単も。
九州勢は地元の坂本亮馬、総合力高い松川高大らに期待がかかる。最近は最終バックを取るようなレースは少なくなっている松川ながら、坂本に前を任されれば強気に攻めよう。好位置確保から自力を出せれば一発怖い。
10月岸和田でVをゲットしている鈴木竜士も侮れない。11月静岡の動きが重かったのは気になるものの、底力はあるので目が離せない。
11月富山G3で2422着の準Vなど、最近は差し脚が冴えている竹内智彦にも注意したい。
自力攻撃冴える取鳥雄
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取鳥雄吾
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池田良
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大石剣士