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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

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レース展望

中川誠一郎が豪脚発揮

  • 中川誠一郎

  • 村上博幸

  • 吉沢純平

小倉競輪初のG3シリーズ「第1回小倉濱田翁カップ」が3月29日~31日の3日間、昼間開催として行われる。中川誠一郎を筆頭に、S班の村上博幸、吉澤純平、渡邊一成、吉田敏洋ら全国各地の強豪が北九州メディアドームを舞台に激突する。ガールズケイリンも同時に開催。児玉碧衣をはじめ、山原さくら、奥井迪、鈴木奈央らトップレーサーたちがバンクを華やかに彩る。


初の小倉G3開催で主役を務めるのは中川誠一郎だ。昨年の終盤戦から白星ラッシュ。2月の別府全日本選抜の決勝は単騎での奇襲のカマシ先行が見事に決まり、16年の静岡ダービー以来となる2度目のG1制覇を成し遂げた。ドームの高速バンクは持ち味を最大限に発揮できる。九州不動のエースとして期待に応える。園田匠、北津留翼、小川勇介の地元勢にとっては気合の入る大会だ。園田は2月広島で8カ月ぶりのV。続く同月玉野ブロックセブンを制するなど、地元戦を目標に順調に調子を上げている。展開不問の決め脚で狙うは優勝のみ。北津留は相変わらずのムラ脚だが、ツボにはまった時の破壊力は抜群だ。小川は自力の決まり手が激減したが、そのぶん番手戦や位置取りのテクニックは向上している。
 今シリーズのS級S班は村上博幸ただひとりだ。昨年の後半戦は落車のケガに苦しんだが、今年に入って本来の切れを取り戻している。1月松阪、2月奈良と記念を連覇。ともに決勝は自分で勝負しての内容で評価は高い。ここは連係実績豊富な南潤と連係できるので流れも向きそうだ。その南は昨年の後半戦は練習中の落車の影響で波に乗れなかったが、今年に入って復調している。2月宇都宮の決勝は逃げ切りで今年初優勝を決めた。ここもラインの先頭で強気に攻める。村田は昨年の後半戦に大ブレイク。今年に入ってもその流れは続いている。ここは与えられた位置でしっかり自分の役割を果たす。
 吉澤純平のパワーも見逃せない。2月全日本選抜では3度目のG1優出。決勝3着で初めて表彰台に上がった。ビッグタイトルに手が届くところまで来ている。1月当地で落車しているだけに、今回はそのリベンジ戦だ。同型のライバルたちを力勝負を演じる。関東連係で小林大介が吉澤とタッグを組む。今年は初戦の1月奈良でVスタート。その後は目立ったヒットこそないが、差し脚は切れている。流れさえ向けば勝てる状態だ。
 渡邊一成は自転車競技で世界を舞台に活躍しているアスリートだ。ナショナルチームの活動を優先しており、ここが今年2戦目になる。の高速バンクなら爆発的なスピードを出せる。
 吉田敏洋も有力なV候補に挙げられる。2月全日本選抜では久々のG1優出。昨年12月の落車から順調に回復している。最近は番手戦が増えているが、自力の力はまだまだ健在。テクニックを駆使して抵抗する。
 取鳥雄吾、橋本強の中四国勢も軽視できない。取鳥は2月地元玉野記念で勝ち上がりに失敗したが、敗者戦3連勝で意地を見せた。底の状態は脱している。橋本は3月の地元松山記念で準Vと好走した。
 南関勢は渡邉晴智を軸にまとまる。今年に入ってまだ勝ち星がないだけに、そろそろ結果がほしい。

注目選手

  • 松尾信太郎

    福岡 ・92 期・S2

    松尾信太郎

     1月当地は敗者戦ながら2勝をマーク。その後も好調を持続している。昨年7月に行われた吉岡稔真カップを制しているように、地元戦はとにかく走る。地元G3に向けて、今回も抜かりなく仕上げてくる。

    ■直近4ヶ月成績(*4/25現在)
    競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
    102.82 0 7 3 1 23
  • 林大悟

    福岡 ・109 期・S2

    林大悟

     昨年7月にS級昇格した九州のホープは徹底先行のスタイルを貫き、着実にパワーアップしている。2月大垣、3月静岡では連続優出。6走すべて先行している。初の地元G3でも迷いなく攻める。

    ■直近4ヶ月成績(*4/25現在)
    競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
    102.16 18 7 3 2 13
  • 庄子信弘

    宮城 ・84 期・S2

    庄子信弘

     一昨年にチャレンジまで落ちたが、そこから一気に巻き返して、昨年7月にS級初初昇格を果たした。今年はここまで5場所で優出2回。鋭い決め脚を武器に、毎場所のように勝ち星を挙げている。

    ■直近4ヶ月成績(*4/25現在)
    競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
    101.15 0 7 3 5 17