小林史也、野口正則と機動型2枚を擁する近畿勢が優勝争いを優位に進める。小林は昨年8月の落車で長期欠場を余儀なくされたが、11月に復帰してからは順調に回復している。野口は前期S級戦でも機動力を存分に発揮していた。降級直後はペースに戸惑ったが、ここに来て本来のパワフルな走りが戻っている。2人で勝ち上がった時の連係策が大きなポイントになりそうだ。自力の決まり手が減っている谷田泰平だが、タテの脚はまだまだ健在。中近で小林や野口と連係できるようならチャンスだ。
九州勢は復調気配の瓜生崇智がラインをけん引する。西田将士は強烈なまくりを主武器に各地で奮闘している。瓜生の番手なら勝機は高まる。
木村幸希、表原周の中四国勢もV候補に名を連ねる。木村は成績の安定感に劣るものの、一発の破壊力は凄まじい。表原は2月豊橋の落車から欠場中。状態面が鍵を握る。
東日本勢の遠征勢にも精鋭がそろっている。望月一成は2月伊東で1、2班戦初優勝を飾るなど急成長を遂げている。底力ある磯島康祐や川上真吾、武藤篤弘の埼京勢も侮れない。
激戦も近畿勢に期待
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小林史也
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瓜生崇智