1レース1番車は地元の土生敦弘(写真)が任された。それでも、今どきの若者らしく気負わず自然体でレースに臨むことを強調した。
「(調子は)良かった時に比べれば微妙ですかね。練習は普通にやってきたし、感触もそこまで悪くないとは思いますけど。地元って意識し過ぎてもいいことはないし、気楽に走りたい。走る分には何レースの何番車でも変わらないと思っているので。考えすぎず、決勝に上がれたらいいかなくらいの気持ちです」
瀬戸栄作は前回の地元記念から中一週間での追加参戦。その地元記念では、2日目に新田祐大を中団先まくりで撃破する番狂わせを演じた。
「(前回の2日目は)警戒されてなくて、相手(新田)も本調子じゃなかったとは思うけど、自信になりましたね。地元記念が終わってから体がキツくて。出し切っちゃったのかな。でも、疲れも取って練習もできた。バンクで一人でもがいてきて、感じは悪くなかった」
//= nl2br($race['content']) ?>
根本哲吏は7月名古屋、同月大宮と連続優出。1着こそ6月平から遠のいているが、なんでもやる競走スタイルで成績をまとめている。
「最近は自力っぽいところを出せていないんですけど、決勝に乗れているので悪くないと思う。前回の後は地元で練習したり、筋トレしたり。(状態は)悪くないっていうか、普通ですね。初日は2車ですけど、2車になることが結構多いし、そこまで考えず組み立てたい」
中釜章成も地元期待の機動型の一人。予選の勝ち上がりには苦戦しているが、敗者戦での1着は多く、6場所連続で白星を上げている。地元での一戦に、いつにも増して気合十分だ。
「普通通りに練習してきた。自分は気持ち一本ですから。近畿の選手として認められるように頑張りたい。練習はそんなに変わっていないけど、レースの勘みたいなのは良くなっている。古性(優作)さんのことを兄貴と呼ばせてもらっている。今回は兄貴にいいところを見せたいし頑張りたい」
川口聖二(写真)は前回から新車を投入。中2日と日程が詰まった中でもセッティングに修正を施し、手応えをつかんで今節に臨む。
「新車は2、3日と感じが悪くて、セッティングを見直してきました。練習では良かったですね。前回も正直乗りづらいなと思いながら走っていたけど、それがバシッと来た感じがありますね。体も前回よりもいいと思うし、力を出し切りたいですね」
ここは晝田宗一郎からも狙えそうだ。当所は5月のFI戦で優出したばかり。相性良いバンクで今節も力走を誓った。
「佐世保記念は久々にちょっとよかったですね。積極的なレースもできたので。練習はいつも通り。岸和田は相性良いんですよね。この前も決勝に乗ったし、1着も取れたり。ここだとラッキーなこともあったし良いイメージです」
//= nl2br($race['content']) ?>
7月に入って一息入った感じのある竹内翼だが、そろそろ巻き返していきたいところだ。
「7月は成績があまりよくなかったけど、練習の感じは良い時と変わっていないんですよね。展開の面が大きいですけど、気持ちを切らさずにやっていきたい。岸和田はめっちゃ久しぶりですね。バンクが新しくなってからは来ていないです。でも、元々軽いイメージはありますね」
福永大智は7月のPIST6に初参戦で初優勝。良い流れのまま地元GIIIに挑む。
「PIST6は優勝ができたし楽しかったです。勝つ感覚っていうのは取り戻せたと思う。その後は久しぶりに練習をしっかりすることができたし、今回は点数を上げたい」
本来の力を考えると物足りない成績の続く伊藤裕貴(写真)だが、動き自体は徐々に良化。プライベートでも嬉しいニュースがあったようで、気持ちを込めてレースに臨む。
「徐々に良くはなっていますね。体調を崩したりしていたのが良くなってきて、生活リズムも良くなったのも大きい。実は佐世保記念が終わったすぐに、2人目の子供が産まれて。忙しかったんですけど、練習できた時はしっかりと追い込めたので。メンタル的には強く走れますね」
木村弘は股の腫瘍を手術で除去し、2カ月の欠場から6月に復帰。復帰直後は以前と変わらぬ走りを見せていたが、7月の2開催では勝ち星がなかった。
「(手術した箇所は)痛いは痛いですけど、そうも言ってられないので。レースでの影響はないですし、最近よくないのはその影響ではないです。ずっと意識していた乗り方が最近ずれてきてて。そのせいだと思います。それも練習で修正してきたので。岸和田は軽いですし、決勝を目標にしたい」
//= nl2br($race['content']) ?>
6月松阪を連勝で優出した不破将登は、勢いに乗るかに思われたがそこから優出がない。ただ、状態面はキープできているようで、流れさえつかめば大化けしてもおかしくない。
「ずっと感覚は良いんですけどね。展開が良くない時はやっぱり厳しい。それこそ松阪くらいからいいですね。練習で良かったのが、レースでも出るようになった。練習はいつも通りやってきて、感触はここ最近で一番良かった」
今年の前期は落車禍に見舞われた蕗澤鴻太郎だが、今期初戦の7月京王閣から復帰。そろそろ本調子に戻ってきてもいい時期だ。
「4月の西武園、5月の伊東と連続で落車したけど、徐々に良くなったきた。GIIIは二次予選で敗れていることが多いので、そこをクリアできるように。前回のあとは自宅練習でワットバイクをやってきた」
自在なイメージのある伊藤旭だが、前回の7月青森では積極的な競走が目を引いた。直前の練習でも、タテ脚強化に努めてきたようだ。
「青森では長い距離を意識して踏んだんですけど、練習もあまりできていない状態だったので残れなかったですね。でも今回はもがけるように練習してきたので。今回もしっかり出し切る競走をできるように頑張りたい」
脇本勇希は不完全燃焼だった地元記念から中23日とゆとりのローテーション。輪界最強と呼ばれる兄の背中を追って、日々鍛錬を積んでいる。
「地元の福井記念は成績が悪かったですね。その後はしっかりと練習したつもり、兄(雄太)が(福井に)帰ってきてから練習環境はガラっと変わって、練習メニューは兄の考えたメニューをやっている。自分は遅咲きだと思って頑張っていければ」
中田健太(写真)はここに来て成績が急上昇。直近4カ月の競走得点も108点台に乗せ、今節の特選組と同等の点数を保有している。
「流れに助けられてもいますけど、決勝に乗れているのでモチベーションを高く持って臨めていますね。埼玉の上位の選手に教えてもらったことがつながっている。ここ2年くらいやってきたことが出てきましたね。弥彦や、川崎は体が重かったので、ちょっと疲れを抜いてから強めに練習してきました」
徹底先行のイメージが強い橋本智昭だが、最近はまくりの決まり手も増加中だ。
「最近はまくりが増えているけど、意識を変えたりはしていないんですよね。まくりになる展開が増えているだけだと思います。まあ、先行できなかった時にはまくりも出していかないといけないので。状態は変わらずですね。準決勝を突破できていないので、その辺は課題です」
//= nl2br($race['content']) ?>
川口雄太(写真)は5月久留米でS級初優勝を3連勝で飾った。7月富山で落車した直後だが、本人は体調面の問題なしを強調した。
「落車はちょっとした打撲だけだったので、すぐに練習を再開したし、状態は前回と変わらないと思います。最近は気持ちの面で余裕があるし、伸び伸びレースができている。優勝もあって点数も上がったし、今回はどれだけ自分の名前を売れるかだと思っている。しっかりアピールしたい」
7月青森で勝ち上がりには失敗した嶋津拓弥だが、2日目、3日目と連勝で締めた。そこから中12日空いて、上積みはどれほどか。
「久々に空いて練習ができましたね。6、7月がずっとあっせんが詰まってたので久々に練習できましたよ。まあ、悪くはないかなって感じですね。岸和田はきれいになってからは初めて来ました。多分、S級の決勝に初めて乗ったのがここだったので、イメージは良いですね」
//= nl2br($race['content']) ?>
番手回りも増えてきた才迫開だが、ここは本来の自力戦。まくり一辺倒から戦法の幅を広げて、ステップアップを計っている。
「噛み合えば1着を取れていますね。展開次第だし、脚自体は変わらない。ここまでは、特に変わらず。休んで、乗って、いつも通り。日中を避けて練習しているし体調も大丈夫ですよ。初日は(スピードが)合った所で何でもやっていく感じになると思います。勝ち上がれるような自力で戦いたいですね」
武田亮は佐世保記念を欠場してここから復帰する。
「体調不良で休みました。体重も4キロ減ってしまっていたので、戻してきましたよ。練習はがっつりやるっていうよりは、暑さに対応できるようにする感じでやってきた」
競技実績豊富な伊藤信(写真)は、PIST6で4度の優勝を誇る。それに比例するように競輪での成績も右肩上がりで、本人は相乗効果を実感している。
「(調子は)良いですね。脚が上がった感じがする。PIST6に出るごとにスピードが上がっている。佐世保が終わった後にワクチンを打って、その副反応で思うようなトレーニングはできなかったけど、疲労は抜けたと思う。(地元は)移籍してすぐはピンと来なかったけど、最近は岸和田で練習することもあるし、気持ちが入る。決勝に乗りたいし、乗らないと始まらないですからね」
伊藤慶太郎は7月福井記念で落車したが、ここから復帰。同県の仲間たちに刺激を受け、高いモチベーションでレースに挑む。
「(5月)青森の落車の後に焦って練習をしたこともあって、良くなかったので、今回はゆっくり時間をかけてやってきた。右の肋骨が骨折したけど、もう痛みは感じない。弥彦記念の平原(康多)さんの優勝はすごかったし、太田(龍希)君が平原さんの前で走っているのを見て刺激を受けたので自分も頑張っていきたい」
//= nl2br($race['content']) ?>
S班不在とあって、初日特選は激戦模様。九州の勢いある若手の一人である松岡辰泰(写真)も、優勝候補に挙げられる内の一人だろう。
「今期に入る前から決勝にも乗れだして、状態と流れが良くなってきた。整体に行き始めて、体の使い方とか、フォームだったり、セッティングも良い方に出ています。岸和田では宮杯で2回連対できて、そこから自信になった。充実した練習もできました」
4車いる近畿勢は二手に分かれて別線勝負。地元の南修二は稲毛健太を目標に指名した。地元GIIIに向けて、静かに意気込みを語った。
「上位陣に比べると、脚力が足りないっていうのはいつも感じています。練習はいつも通りやってきました。(地元GIIIだが)普段通り頑張りたい」
稲毛健太は7月から和歌山の支部長に就任。多忙な公務との兼ね合いもある中で、前回の7月豊橋は連勝で優出と結果を残した。
「豊橋は感じが良かったですね。練習ができるようになって(公務の)仕事もある程度わかってきました。(支部長になってからの)1カ月くらいは忙しかったですね。今回は普通に練習できた。手応えは豊橋よりも良かったと思いますよ」
//= nl2br($race['content']) ?>