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きしわだ競輪

KISHIWADA KEIRIN

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検車場レポート

  • 8/3 Wed.  (前検日)
  • 8/4 Thu.  (1日目)
  • 8/5 Fri.  (2日目)
  • 8/6 Sat.  (3日目)

1R

選手の写真です。
土生敦弘選手
 1レース1番車は地元の土生敦弘(写真)が任された。それでも、今どきの若者らしく気負わず自然体でレースに臨むことを強調した。
 「(調子は)良かった時に比べれば微妙ですかね。練習は普通にやってきたし、感触もそこまで悪くないとは思いますけど。地元って意識し過ぎてもいいことはないし、気楽に走りたい。走る分には何レースの何番車でも変わらないと思っているので。考えすぎず、決勝に上がれたらいいかなくらいの気持ちです」
 瀬戸栄作は前回の地元記念から中一週間での追加参戦。その地元記念では、2日目に新田祐大を中団先まくりで撃破する番狂わせを演じた。
 「(前回の2日目は)警戒されてなくて、相手(新田)も本調子じゃなかったとは思うけど、自信になりましたね。地元記念が終わってから体がキツくて。出し切っちゃったのかな。でも、疲れも取って練習もできた。バンクで一人でもがいてきて、感じは悪くなかった」

2R

 根本哲吏は7月名古屋、同月大宮と連続優出。1着こそ6月平から遠のいているが、なんでもやる競走スタイルで成績をまとめている。
 「最近は自力っぽいところを出せていないんですけど、決勝に乗れているので悪くないと思う。前回の後は地元で練習したり、筋トレしたり。(状態は)悪くないっていうか、普通ですね。初日は2車ですけど、2車になることが結構多いし、そこまで考えず組み立てたい」
 中釜章成も地元期待の機動型の一人。予選の勝ち上がりには苦戦しているが、敗者戦での1着は多く、6場所連続で白星を上げている。地元での一戦に、いつにも増して気合十分だ。
 「普通通りに練習してきた。自分は気持ち一本ですから。近畿の選手として認められるように頑張りたい。練習はそんなに変わっていないけど、レースの勘みたいなのは良くなっている。古性(優作)さんのことを兄貴と呼ばせてもらっている。今回は兄貴にいいところを見せたいし頑張りたい」

3R

選手の写真です。
川口聖二選手
 川口聖二(写真)は前回から新車を投入。中2日と日程が詰まった中でもセッティングに修正を施し、手応えをつかんで今節に臨む。
 「新車は2、3日と感じが悪くて、セッティングを見直してきました。練習では良かったですね。前回も正直乗りづらいなと思いながら走っていたけど、それがバシッと来た感じがありますね。体も前回よりもいいと思うし、力を出し切りたいですね」
 ここは晝田宗一郎からも狙えそうだ。当所は5月のFI戦で優出したばかり。相性良いバンクで今節も力走を誓った。
 「佐世保記念は久々にちょっとよかったですね。積極的なレースもできたので。練習はいつも通り。岸和田は相性良いんですよね。この前も決勝に乗ったし、1着も取れたり。ここだとラッキーなこともあったし良いイメージです」

4R

 7月に入って一息入った感じのある竹内翼だが、そろそろ巻き返していきたいところだ。
 「7月は成績があまりよくなかったけど、練習の感じは良い時と変わっていないんですよね。展開の面が大きいですけど、気持ちを切らさずにやっていきたい。岸和田はめっちゃ久しぶりですね。バンクが新しくなってからは来ていないです。でも、元々軽いイメージはありますね」
 福永大智は7月のPIST6に初参戦で初優勝。良い流れのまま地元GIIIに挑む。
 「PIST6は優勝ができたし楽しかったです。勝つ感覚っていうのは取り戻せたと思う。その後は久しぶりに練習をしっかりすることができたし、今回は点数を上げたい」

5R

選手の写真です。
伊藤裕貴選手
 本来の力を考えると物足りない成績の続く伊藤裕貴(写真)だが、動き自体は徐々に良化。プライベートでも嬉しいニュースがあったようで、気持ちを込めてレースに臨む。
 「徐々に良くはなっていますね。体調を崩したりしていたのが良くなってきて、生活リズムも良くなったのも大きい。実は佐世保記念が終わったすぐに、2人目の子供が産まれて。忙しかったんですけど、練習できた時はしっかりと追い込めたので。メンタル的には強く走れますね」
 木村弘は股の腫瘍を手術で除去し、2カ月の欠場から6月に復帰。復帰直後は以前と変わらぬ走りを見せていたが、7月の2開催では勝ち星がなかった。
 「(手術した箇所は)痛いは痛いですけど、そうも言ってられないので。レースでの影響はないですし、最近よくないのはその影響ではないです。ずっと意識していた乗り方が最近ずれてきてて。そのせいだと思います。それも練習で修正してきたので。岸和田は軽いですし、決勝を目標にしたい」

6R

 6月松阪を連勝で優出した不破将登は、勢いに乗るかに思われたがそこから優出がない。ただ、状態面はキープできているようで、流れさえつかめば大化けしてもおかしくない。
 「ずっと感覚は良いんですけどね。展開が良くない時はやっぱり厳しい。それこそ松阪くらいからいいですね。練習で良かったのが、レースでも出るようになった。練習はいつも通りやってきて、感触はここ最近で一番良かった」
 今年の前期は落車禍に見舞われた蕗澤鴻太郎だが、今期初戦の7月京王閣から復帰。そろそろ本調子に戻ってきてもいい時期だ。
 「4月の西武園、5月の伊東と連続で落車したけど、徐々に良くなったきた。GIIIは二次予選で敗れていることが多いので、そこをクリアできるように。前回のあとは自宅練習でワットバイクをやってきた」

7R

 自在なイメージのある伊藤旭だが、前回の7月青森では積極的な競走が目を引いた。直前の練習でも、タテ脚強化に努めてきたようだ。
 「青森では長い距離を意識して踏んだんですけど、練習もあまりできていない状態だったので残れなかったですね。でも今回はもがけるように練習してきたので。今回もしっかり出し切る競走をできるように頑張りたい」
 脇本勇希は不完全燃焼だった地元記念から中23日とゆとりのローテーション。輪界最強と呼ばれる兄の背中を追って、日々鍛錬を積んでいる。
 「地元の福井記念は成績が悪かったですね。その後はしっかりと練習したつもり、兄(雄太)が(福井に)帰ってきてから練習環境はガラっと変わって、練習メニューは兄の考えたメニューをやっている。自分は遅咲きだと思って頑張っていければ」

8R

選手の写真です。
中田健太選手
 中田健太(写真)はここに来て成績が急上昇。直近4カ月の競走得点も108点台に乗せ、今節の特選組と同等の点数を保有している。
 「流れに助けられてもいますけど、決勝に乗れているのでモチベーションを高く持って臨めていますね。埼玉の上位の選手に教えてもらったことがつながっている。ここ2年くらいやってきたことが出てきましたね。弥彦や、川崎は体が重かったので、ちょっと疲れを抜いてから強めに練習してきました」
 徹底先行のイメージが強い橋本智昭だが、最近はまくりの決まり手も増加中だ。
 「最近はまくりが増えているけど、意識を変えたりはしていないんですよね。まくりになる展開が増えているだけだと思います。まあ、先行できなかった時にはまくりも出していかないといけないので。状態は変わらずですね。準決勝を突破できていないので、その辺は課題です」

9R

選手の写真です。
川口雄太選手
 川口雄太(写真)は5月久留米でS級初優勝を3連勝で飾った。7月富山で落車した直後だが、本人は体調面の問題なしを強調した。
 「落車はちょっとした打撲だけだったので、すぐに練習を再開したし、状態は前回と変わらないと思います。最近は気持ちの面で余裕があるし、伸び伸びレースができている。優勝もあって点数も上がったし、今回はどれだけ自分の名前を売れるかだと思っている。しっかりアピールしたい」
 7月青森で勝ち上がりには失敗した嶋津拓弥だが、2日目、3日目と連勝で締めた。そこから中12日空いて、上積みはどれほどか。
 「久々に空いて練習ができましたね。6、7月がずっとあっせんが詰まってたので久々に練習できましたよ。まあ、悪くはないかなって感じですね。岸和田はきれいになってからは初めて来ました。多分、S級の決勝に初めて乗ったのがここだったので、イメージは良いですね」

10R

 番手回りも増えてきた才迫開だが、ここは本来の自力戦。まくり一辺倒から戦法の幅を広げて、ステップアップを計っている。
 「噛み合えば1着を取れていますね。展開次第だし、脚自体は変わらない。ここまでは、特に変わらず。休んで、乗って、いつも通り。日中を避けて練習しているし体調も大丈夫ですよ。初日は(スピードが)合った所で何でもやっていく感じになると思います。勝ち上がれるような自力で戦いたいですね」
 武田亮は佐世保記念を欠場してここから復帰する。
 「体調不良で休みました。体重も4キロ減ってしまっていたので、戻してきましたよ。練習はがっつりやるっていうよりは、暑さに対応できるようにする感じでやってきた」

11R

選手の写真です。
伊藤信選手
 競技実績豊富な伊藤信(写真)は、PIST6で4度の優勝を誇る。それに比例するように競輪での成績も右肩上がりで、本人は相乗効果を実感している。
 「(調子は)良いですね。脚が上がった感じがする。PIST6に出るごとにスピードが上がっている。佐世保が終わった後にワクチンを打って、その副反応で思うようなトレーニングはできなかったけど、疲労は抜けたと思う。(地元は)移籍してすぐはピンと来なかったけど、最近は岸和田で練習することもあるし、気持ちが入る。決勝に乗りたいし、乗らないと始まらないですからね」
 伊藤慶太郎は7月福井記念で落車したが、ここから復帰。同県の仲間たちに刺激を受け、高いモチベーションでレースに挑む。
 「(5月)青森の落車の後に焦って練習をしたこともあって、良くなかったので、今回はゆっくり時間をかけてやってきた。右の肋骨が骨折したけど、もう痛みは感じない。弥彦記念の平原(康多)さんの優勝はすごかったし、太田(龍希)君が平原さんの前で走っているのを見て刺激を受けたので自分も頑張っていきたい」

12R

選手の写真です。
松岡辰泰選手
 S班不在とあって、初日特選は激戦模様。九州の勢いある若手の一人である松岡辰泰(写真)も、優勝候補に挙げられる内の一人だろう。
 「今期に入る前から決勝にも乗れだして、状態と流れが良くなってきた。整体に行き始めて、体の使い方とか、フォームだったり、セッティングも良い方に出ています。岸和田では宮杯で2回連対できて、そこから自信になった。充実した練習もできました」
 4車いる近畿勢は二手に分かれて別線勝負。地元の南修二は稲毛健太を目標に指名した。地元GIIIに向けて、静かに意気込みを語った。
 「上位陣に比べると、脚力が足りないっていうのはいつも感じています。練習はいつも通りやってきました。(地元GIIIだが)普段通り頑張りたい」
 稲毛健太は7月から和歌山の支部長に就任。多忙な公務との兼ね合いもある中で、前回の7月豊橋は連勝で優出と結果を残した。
 「豊橋は感じが良かったですね。練習ができるようになって(公務の)仕事もある程度わかってきました。(支部長になってからの)1カ月くらいは忙しかったですね。今回は普通に練習できた。手応えは豊橋よりも良かったと思いますよ」

1R

 土生敦弘が簗田一輝を叩いて打鍾前に先頭に立つ。8番手に下げた瀬戸栄作は構えて、徐々に土生がペースを上げる。中団の簗田は最終バックから仕掛けるが、土生の掛かりがよく車は進まない。土生が力強く踏み直して、オープニングレースを制した。
 「1番車だったので、中団からと。どっちのラインを叩くにしても、もがき合いはないと思って、すんなり出られたので良かった。(一走して)最近の中ではいい感じ。でも、去年特進した時くらいの方が良くて、それに比べるとまだですね。今日(初日)はバンクが軽くて走りやすかった」
 松村友和が2着に続いて地元ワンツーが決まった。
 「僕のところが狙われるかなって気を付けていました。(土生は)まくられない掛かりだと思って、仕事する準備をしていたけど、それがないくらい強かった。抜けると思ったけど、踏み直された。(状態は)前回欠場も発熱だけでそのあとは練習もできたし、バッチリです。一走して緊張がほぐれました」

2R

選手の写真です。
中釜章成選手
 赤板で切った中釜章成は、金ヶ江勇気を受けて打鍾で中団を確保する。後方に置かれた根本哲吏が、2センターで内をすくって位置を上げると、外併走を嫌った中釜は4コーナーからカマして出る。金ヶ江も反応して踏み上げるが、中釜の踏み出しに遅れ気味だった西岡正一と絡んで一息。金ヶ江マークの山口貴嗣は、西岡後位に切り替えて外の玉手翔をさばくと、最終4コーナーから外を鋭く突き抜けた。
 「(組み立ては)とりあえず中団を取ってから考える感じで。中釜君が中団からカマしてくるとは思わなかった。切ってから流してるところで来られちゃいましたね。金ヶ江君がどうするのか考えながら走ってたけど、絡む感じだったし切り替えさせてもらった。調子は悪くないですね。落ち着いていけていると思います」
 カマした中釜章成(写真)が2着に粘り、地元GIIIで一次予選を突破した。
 「中団からが理想で、後ろ攻めなら一回切ってから考えるって感じでした。内が来てる気がして、中団でやりあってもしょうがないし、地元でライン3車なので行きました。脚見せは軽かったけど、地元で緊張しました。ゴールした時は4着くらいまで沈んだかと思ったけど、どんな形であれ勝ち上がることが大事なので。地元は走っていて面白いですね」

3R

 川口聖二が赤板で一戸康宏を突っ張る。一戸は中団に入り直し、打鍾で晝田宗一郎が川口を叩く。晝田が一旦ペースを落とすと、中四国勢に続いた一戸が叩いて出る。すんなり3番手を確保した晝田は最終2コーナーから仕掛け、後ろを千切って快勝した。
 「後ろからのことは何も考えていなかったので、流れ一本でした。(一戸が叩いてから)バックまで我慢すればと思っていたけど、出られたのであのタイミングで行こうと。2カ月くらい良くなかったので、ちゃんとレースを見て、考えて走ろうと思いました」
 網谷竜次は晝田の仕掛けに離れてしまう。後方からまくった川口聖二が2着に届いた。
 「突っ張ったあとに(宮越)孝治さんが迂回してきてきたので、踏むタイミングを待っていたところでピッチを上げられなかった。一戸さんのカマシにもスイッチできなかったですね。そこからまくりにいったけど、届かなかった。脚の感じは悪くないけど、ジャンのところはミス。(前回から使っている)新車は終始軽かったです」

4R

選手の写真です。
鷲田幸司選手
 切った山中秀将を、福永大智が赤板1センターで押える。福永がスローペースで流したまま打鍾を通過するが、6番手の竹内翼は構えたまま。福永は4コーナーの下りを使ってペースアップ。中団の山中が最終バックで仕掛けるが、鷲田幸司(写真)が外に張ってけん制する。山中の勢いは鈍り、懸命に逃げ粘る福永を最後は鷲田がゴール寸前で捕らえた。
 「初手は理想通りで、山中君は2車で押え先行はないだろうし、切ってから竹内君の動きを見て踏み出しを考えるって感じでした。福永にとってはロング(の仕掛け)になったけど、自分にはいい展開になりました。(山中を)持って行った時は余力があったんですけど、戻って付き直した時に脚力不足を感じた。本当ならもっと下りを使って返す刀で抜きにいけているので。例年夏場が苦手なのと、公務もあったので。でも底は脱したと思う。弥彦で荒井(崇博)さんや佐々木(雄一)さんに、セッティングの方向性を人生の概念ごと変えた方がいいと言われて。今回は弥彦で変えたまま。時間が掛かってもこのままでいきます」
 地元の福永大智が別線を封じて2着に逃げ粘った。
 「竹内さんが前を取ってくれてよかった。竹内さんを後方に置くレースがしたかったので。どこからでも駆けるつもりだったけど、下りを使って自分のペースでいけた。自分の脚質的にガツンと駆けたかったけど、得意じゃない形で2着に残れたので。前回よりもいいですね。地元がみんな勝ち上がっていたし、自分の車券が全然売れてなかったのもあって絶対に勝ちたかった。抜かれたのは悔しいです」

5R

選手の写真です。
木村弘選手
 青板バックで早目に動き出した伊藤裕貴は、5番手の木村弘(写真)にフタをして、両者で併走のまま赤板を通過する。2コーナーで7番手に下げた木村は、打鍾3コーナー過ぎからカマシ発進。中団から合わせて踏んだ山本直らを相手にせず、綺麗にライン3車で出切ってしまう。木村はそのまま失速することなく駆けて、力強く逃げ切った。
 「(併走は)すんなりいかないとは思っていたけど、あそこは弱いところですね。すぐに引いていけば良かった。伊藤君は脚を使っていると思ったし、思い切っていければと、自信をもっていけた。岸和田は相性がいい。もっと距離を踏めればと思いましたけど、1着は取れたので。二次予選は気持ちを入れて走りたい」
 佐藤和也は木村を交わせずも、2着は確保して青森ワンツーを決めた。
 「途中までは交わせると思ったけど、踏み込んだ時に道中で脚が売り切れていましたね。(体調不良の後で)練習は普段よりやってきたけど、道中で回せていなかったですね。向かい風にやられて抜けなかった。でも(木村)弘に付いていけて差し込めているし、走った感じはやれるかなと」

6R

 小玉拓真が当日欠場で8車立てで行われた。赤板から動いた吉田茂生に単騎勢も続いて、蕗澤鴻太郎は6番手に下げ切る。蕗澤が打鍾過ぎ2センターから巻き返すと、吉田も突っ張って両者で先行争いに発展。吉田が主導権を守り切るが、最終2センターで不破将登が蕗澤を押上げ、蕗澤と接触した齊藤竜也が落車してしまう。吉田を差した不破が1位入線も失格で、吉田が1着に繰り上がった。
 「(理想は)前を取って突っ張って、単騎勢を引き連れて駆けたかった。(最終)ホームでもがき合うくらいな感じでいました。併走を長引かせてしまったのがもったいない。1コーナー、2コーナーと脚を使わないように余裕を持って踏み合った感じだったし、もっと早目に勝負を決めればよかった。ホームが結構な向かい風なんですけど、その分バックで流れてくれた。いい感じで踏めているし(調子は)問題ない」
 中部ライン3番手の伊藤健詞が2着。
 「(落車、失格で)素直に喜べないですね。低迷していたし、中2日でも以前の練習に戻して真剣にやってきた。失格がなくても、3番手から突き抜けたかった。どっからでも3着以内には入れるような、ワンランク、ツーランク上の脚力が必要。少しづつ良くなっているけど、もっと楽に追走したいし、常にニュートラルで回せるようになりたい」

7R

 前受けから下げ切った脇本勇希は、打鍾目掛けて一気に巻き返す。切って近畿勢を受けた伊藤旭は中団を確保。伊藤は最終2コーナーからまくっていくが、3コーナーで川村晃司が斜行して伊藤と近藤範昌の2車が落車。脇本の番手から抜け出した川村が1位入線も失格。落車を避けてから直線で外を追い込んだ渡邉豪大が1着に繰り上がった。
 「(伊藤は)位置を取るのに脚を使ったと思うけど、バックの追い風でいってくれたのが自分の着につながった。余裕はあったので、もしダメだったら内を踏もうと。アタマまで行ければ良かったけど、落車があった時に力が抜けて踏み込みが甘かった。脚は絶好調ではないけど、走りながら自力を出せるように戻していければ」
 カマシ先行の脇本勇希が2着。
 「前を取って引いて、行けるところからでした。ジャンですごい緩んでいたので、バックも追い風だったし、カマせば決まると思った。タレたけど、内容的にはしっかり駆けられて良かった。長い距離を踏んで残れたのは良かった。兄貴(雄太)が(福井に)帰ってきてからしっかりと練習できているし、長い距離の練習をしたのが生きている。二次予選も出し切って駆けられれば」

8R

選手の写真です。
久保田泰弘選手
 赤板で押えた九州勢に、貴志修己が続く。前受けの久保田泰弘(写真)は近畿勢後位まで下げる。貴志が打鍾でカマすと、久保田は近畿勢を追って3番手に追い上げる。外から新納大輝をキメた久保田が好位を取り切る。貴志と大きく車間を切った張野幸聖が最終2センターから車間を詰めていくが、その外を追い込んだ久保田が1着まで突き抜けた。
 「(展開が)読めなかったので、何も考えずに。(先行に)行きそうな方の後ろと思ってはいました。感触はいつも通り。4コーナーからの進みはよくなかったけど、それもいつも通りなので。でも1着なのでよかった。(前回の)弥彦で追加の連絡を受けて、急な追加ですけど問題ないですね」
 張野幸聖は最大限、貴志を援護してゴール前で差して2着。
 「橋本(智昭)さんともがき合ったらまくり頃になっちゃうし、貴志さんが駆け切ってくれたので、僕は付いていくだけでした。いつもは前でやっているからその分余裕はあったけど、横には動けないので車間を切るぐらいしかできなかった。体調不良で家にこもっていたけど、家でやれることはやっていたので脚が落ちた感じはしないです」

9R

選手の写真です。
江連和洋選手
 打鍾で叩いた嶋津拓弥の番手に川口雄太が飛び付いて前団がもつれる。切って下げた鈴木輝大はもつれを逃さず叩きにいくが、嶋津に突っ張られて出切れない。鈴木が浮いてしまうと、江連和洋(写真)は3番手の位置に降り、4コーナーから外を追い込んで鋭く突き抜けた。
 「ジャンあたりの踏み出しはきつかったですね。バックで1番(川口)をキメて入ったあとに鈴木君を迎えいれらなかったですね。そこから整ってきたので、これはワンチャンあるなって思って外を踏んだら、思ったよりも出た。中2日は休まずに練習をしてきた。宇都宮のみんなは若手も、年齢が上の方も頑張っているので、見習って頑張っている」
 飛び付いた川口だったが、番手を取り切れず内に詰まって終了。佐々木則幸は3コーナーで自ら外を踏んで2着に強襲した。
 「川口君は締められていて苦しそうでしたね。自分が外に持ち出してからは行けるとところまで行こうと。アタマまでいったと思ったんですけどね。前回から1カ月空いて、その間にバンクも使えなかったけど、今日(初日)の感じは悪くなかったですね」

10R

 後ろ攻めから武田亮が動き出すと、中団の才迫開も合わせるように上昇を開始。が、才迫は切らずに車を下げて、武田が先頭に立つ。箱田優樹がすんなりと中団を回り、才迫は7番手で構えたまま。4番手で車間を切ってタイミングを取った箱田は、最終バックから豪快にまくって後ろを突き放した。
 「(周回中は)前からで、(才迫)開が行った上を勝負できるかと思ってたんですけどね。武田君と開が併走で来たから、開は出させないようにと思って。どうあれ、行くタイミングで行かないととは思ってました。車間を空けるのが遅すぎて、カマシに来ちゃうかなと思ったけど自分のタイミングで行けてよかった。バックを踏ませて後ろには迷惑をかけた。出はいいけど、出切ってからスカスカしたので自転車も体も修正したい」
 箱田マークの鈴木誠は踏み出しで離れるも、懸命に追い上げて2着をキープ。
 「前か、中団からと思ってました。(才迫が)思ったよりも来なくて、チャンスだなと。見てもらって分かる通り、(箱田の)踏み出しが離れちゃうくらい強烈で。結果的に2着だったので嬉しいですね。今回は中2日で追加なので疲れを取りながらなので、いい感触ではなかった。とにかく疲れが取れるように修正したい」

11R

選手の写真です。
松田治之選手
 伊藤慶太郎が切り、鈴木涼介が押える。伊藤信が後方で藤原俊太郎をすくうと、併走を嫌った藤原は打鍾過ぎに勢いよくカマす。伊藤信はさらに内を踏み、伊藤慶もすくって位置を上げる。最終ホーム過ぎから仕掛けた伊藤信は、瞬く間に前を飲み込んでいく。カマシで後ろを千切っていた藤原も4コーナーの入り口で捕える。このまま伊藤信が押し切るかに思われたが、マークした松田治之(写真)が鋭い伸びを見せてゴール前で逆転した。
 「伊藤(信)君の感性に任せていました。僕も昔、ああいうレースをしていたけど、それの上位互換ですね。伊藤(信)君に離れたらヤバいっていうことだけ考えていた。踏み出しに離れなかったのが全て。初めて抜けたのでビックリ。疲れは整体で取れてきた。展開が全てだし、向けば力が出る。あとはマーク屋みたいに、仕事ができるように」
 自慢のスピードを発揮した伊藤信が2着。
 「出たとこ勝負で(作戦の)決め打ちはしていなかった。赤板で踏まれて、外のコースがなくて内を差していた。(藤原が)行ったのがわかったけど、前が(車間が)空いていると思わずに詰まってきたので、単独になってから1コーナーを目掛けて行った。重いところを踏んでいたし、まくりきれたけど、差されてしまいましたね。理想の結果ではないけど、ワンツーが決まったことは良かった」

12R

選手の写真です。
南修二選手
 岡本総が赤板で切って、高久保雄介が押える。高久保ラインに続いた単騎の堀内俊介がさらに打鍾で切ると、松岡辰泰がそこを叩く。が、今度は間髪入れずに最終ホームで稲毛健太がカマして主導権を奪い取る。バックから徐々に車間を切って反撃に備えた南修二(写真)は、詰める勢いで稲毛を交わして地元GIIIで1着スタートを決めた。
 「スタートは取れたところからで、細かくは考えてなかったです。(稲毛は)いつも強いけど、今日(初日)も強かった。余裕はなかったですけど(松岡が)車間を空けているのも見えて、うまく走れました。体調は問題ないけど、あとは細かい技術的なところですね。(地元勢が)みんな良いレースをしていたので気が引き締まる」
 抜群のタイミングで主導権を握った稲毛健太は、南の援護を受けて2着に粘った。
 「スタートはどこからでも。豊橋の時もそうだったけど、出切ったらなんとかなると思っていたし、長くても行こうと思ってました。ちょっと重たく感じたけど、日に日によくなると思う。昨日(前検日)練習し過ぎましたね。特選スタートってこともあって、スピード練習をやりすぎた。日に日に疲れが抜ければ」
 切って3番手を取り切った松岡辰泰だったが、仕掛け切ることができず3着に流れ込んだ。
 「スタートは稲毛さんが来れば出させて、来なければ前から。思ってた通りでしたね。切って切ってで、堀内さんが切ってくれたのはありがたかった。(出切って)ぱっと横を見たら稲毛さんがもう来てて、2車ならと思って出させた。バックで脚は溜まってたけど、南さんのオーラで行けなかった。バックで仕掛ければ面白かった。切って、飛び付いて、最後も伸びたので」

6R

選手の写真です。
福永大智選手
 一戸康宏、嶋津拓弥の順で切り、打鍾で才迫開が勢いよく押える。福永大智(写真)は8番手から巻き返して、最終ホームで才迫を叩き切る。地元勢2車が出切ると、番手の中釜章成は大きく福永と車間を切る。3コーナーから車間を詰めていった中釜だが届かず、福永が懸命に踏み直して逃げ切った。
 「どこかで駆け切って、そこからが勝負と思っていたので、(周回中は)前からでも前中団からでもどっちでも良かった。タイミング的に(才迫が切って)すぐ行くのはと思った。才迫さんも出させるつもりだったと思うし、出切るところは大丈夫でしたね。掛かってなくてガマ(中釜)ゴメンと思ったらすごい後ろの方にいて。頑張るしかないと思って踏んでました。初めて同県同期で連係してワンツーなのでうれしいです。せっかくの地元GIIIですし、全力で走り切れば後悔はないです」
 中釜章成は練習仲間とのワンツーも、差し切ることはできずに、笑顔なくレースを振り返った。
 「できれば才迫さんに前を取ってもらって、切って切ってで才迫さんを後ろにしたかった。あとは福永に任せていたので、まくりが来たら落車覚悟で止めようと思ってました。2車だったので、ビタビタに付いていってけん制した内をすくわれたら、元も子もないので車間を切った。差せるかと思ったけど福永が強かった。お客さんに迷惑を掛けてしまいました。福永とは毎日一緒に練習しているし、一緒に勝ち上がりたかった。脚は軽いけど、地元で緊張があります」

7R

選手の写真です。
佐々木則幸選手
 赤板で切った中四国勢に単騎の牛山貴広、簗田一輝ラインも続く。前受けした稲毛健太は車を下げ切らず、3番手内で牛山と併走になる。後ろのもつれを確認した竹内翼は、徐々にペースを上げて最終ホームでスパート。バックでも稲毛は内に詰まったままで、佐々木則幸(写真)が好展開を生かして竹内を差し切った。
 「竹内君が強いのはわかっていますからね。でも、あの展開は想像していなかった。内で稲毛君が併走しているのがわかったので、そこだけは空けないようにしていた。駆けてくれたし、ある程度のところで決まると思った。何とか差せて良かった。1カ月空いて、高知のバンクも使えなかったけど、昨日(初日)1走して大丈夫です。今日はある程度自信があった」
 ペースで駆けた竹内翼が2着に粘った。
 「7月に入っていい形でできていなくて、今日は駆けたいと思っていた。後ろがごちゃついたので、駆けやすくなりましたね。自分のペースで行けました。最近にない駆け方だったし、これがキッカケになれば。進んでいない感じもしたので、そこは調整をしたい」

8R

選手の写真です。
藤原俊太郎選手
 藤原俊太郎(写真)が前受け。別線を受けて7番手まで下げ切った藤原は、打鍾から一気に巻き返す。張野幸聖を叩き切った藤原の主導権。スイッチして中国勢を追った山中秀将が最終3コーナーから仕掛けるが、國村洋のけん制もあって進みはイマイチ。援護を受けた藤原が、力強く踏み直して会心の逃げ切りを決めた。
 「まさか。デキすぎです。(スタートは)前を取りにいってみて、ダメなら後ろからでもと思ってました。山中さんを1回突っ張ろうかとも思ったけど、踏み合いになりそうだったので、切って、切ってで自分もしっかり叩いてからだなと。行けるところで行くっていうのは心がけている。まだまだなので、もうちょっと落ち着いて走りたい。GIIIの準決勝は初めて。もっとスピードも上がると思うし、行けるところを逃さないようにしたい」
 援護した國村洋が続いて、2着をキープした。
 「(藤原が)行くなっていうのは感じ取れたので、あとは付いていって援護できるかどうかでした。ダッシュがいいのはわかっていたので踏み出しは意識していました。付いていってからはフルスロットル。脚に余裕ができてきて、これは(藤原が)残るなと思ってゴール前勝負と思ったら自分が食われそうになった。手応えは感じています。あとはどれだけ自分を信じて走れるかです」

9R

選手の写真です。
岡本総選手
 箱田優樹が切り、川口聖二は中団の高久保雄介に一瞬フタをしてから打鍾で叩いて主導権を握る。高久保は中部勢を追って4番手を確保する。川口が絶妙なペースで逃げる中、岡本総(写真)は車間を切って備える。高久保が最終3コーナーから追い込むが、それを察知した岡本が切った車間を詰める勢いのままに抜け出した。
 「ジャン、ホームは(川口が)いいペースでヤバいと思ったけど、いい感じで調整してきましたね。後ろがもつれたことで展開も向いた。自分はできる限りのことをしようと。ここに入る前の練習でも悪くなかったし、入ってからも悪くない」
 中団を取り切った高久保雄介だが、本来の豪快さは見られず2着でも反省の弁。
 「調子が良くなくて、自信のなさが出ている。(中団を取って)態勢を整えてから行こうと思ったけど、行けなかった。ラインに対して良くない競走だった。状態が悪い中で何とかしのいだ。直線は思ったよりも踏めたし、昨日(初日)より今日、今日より明日(3日目)でいければ、いいですけどね」

10R

選手の写真です。
山本伸一選手
 後ろ攻めの晝田宗一郎は、中団の土生敦弘にフタをする。晝田は打鍾で前を叩きに行くが、堀内俊介も合わせて踏み上げて前団はもつれる。後方で態勢を整えた土生は、最終ホームの入り口から一気に仕掛ける。中近ライン3車できれいに出切った時点で勝負あり。最後は絶好の山本伸一(写真)が鋭く差し切った。
 「ジャンのところでどうするかと思って見ていたけど、(土生が)冷静に対応してくれました。カマシごろになったと思います。ホームの出脚は良かったけど、コーナーで突っかかる感じがしたので、そこは修正した方がいいと土生君には伝えました。彼は練習よりもレースの方が強いですね。今回は練習方法をガラリと変えて臨んだけど、いい方向に出ている。まだ本調子ではないけれど、戦える状態です」
 ロングまくりで別線を一蹴した土生敦弘が2着。
 「切った上を行く感じで考えてました。でも、フタされて。あそこまでいけば堀内さんもすんなりは出させないと思ったし、緩むところは必ずあると思ってました。そこを逃さないようにと。後ろが(山本)伸一さんで、一緒に練習もしたことがあるし、千切れることはないので信頼して行きました。一番良かった時と比べると調子は良くないけど、それって誰にでもある。一番上で戦ってる人たちはその中でも最低限結果を出しているし、自分もそういうところを突き詰めたい」

11R

選手の写真です。
松岡辰泰選手
 後ろ攻めからジワリと上昇した松岡辰泰(写真)を、前受けの貴志修己が赤板で突っ張る。松岡は渡邉豪大のアシストを受けて近畿勢後位に入り直す。貴志が緩めると、今度は藤田大輔が勢い良く押え、後方に置かれた木村弘は打鍾から反撃を開始する。松岡は木村ラインにスイッチするが、中田健太が藤田にさばかれたあおりもあって外に膨らんでしまう。それでも松岡は強引にまくり上げる。後方では最終3コーナーで4車の落車もあったが、1人での逃げになった木村を4コーナーでとらえた松岡が、1着のゴールを駆け抜けた。
 「初手の位置取りは失敗して、一番後ろになったので、切らないとと思ったけど、同期の貴志さんなので突っ張ってくると思った。3番手が空いて、降りようとした時に(渡邉)豪大さんが取っておいてくれましたね。木村さんがカマすときに続いて行こうと。(最終)1センターで踏み出して追いかけるだけだった。3車併走を乗り越えられればいけると思った。動いたわりには車も出たので感覚は悪くない。明日(3日目)もラッキーボーイになれるように」
 渡邉豪大がまくりに続いて勝ち上がりを決めた。
 「初手は一番後ろになってしまったので、(松岡)タツの流れに任せていました。突っ張られてので、早めにキメようと思った。内を見ながら回していたけど、3コーナーのくだりで離れてしまった。状態はいいとは言えないですね。後ろだからしのぎきれている。余裕をもって付いていかないと、自力ではできないので」

12R

選手の写真です。
南修二選手
 後ろ攻めから脇本勇希が赤板で切って先頭へ。受けた久保田泰弘がすんなりと中団を回り、根本哲吏は動きを見せずに7番手で構える。脇本が徐々にペースを上げて、一本棒のまま最終周回へ。脇本と車間を切った南修二(写真)がにらみを利かせて、別線はクギ付け。久保田が4コーナーから追い込むが、外に張りながら踏み込んだ南が1着を手にした。
 「(脇本は)すごい掛かっていたと思います。自分にもっと余裕があれば、(脇本と)ラインで決められたと思うんですけど。踏んだ感じは悪くないです。体調を整えて(準決に)臨みたい」
 すんなりと中団をせしめた久保田泰弘だったが仕掛け切れない。それでも最終4コーナーから鋭く伸びて2着に強襲した。
 「取れたら前からと思ってたけど、想定していた展開とは全然違って、即興で走りました。でも、単調なレースになっちゃったし、南さんにビビりながらになってしまいました。調子は昨日(初日)と変わらずですね。悪くないし、いつも通りです」

10R

選手の写真です。
山本伸一選手
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岡本総選手
 川口聖二が赤板で近畿勢を切る。中部勢に続こうとした藤原俊太郎だが、1コーナーで稲毛健太に金網付近まで大きくけん制されて前に出られない。中釜章成は中団から打鍾目掛けて一気にスパートし、川口を叩く。ハイペースで飛ばした中釜が主導権を奪い、稲毛は最終2コーナーから番手まくり。そのまま稲毛が押し切って1位入線も、赤板1コーナーで斜行し、藤原の走路を著しく狭めたとして失格。稲毛に続いた山本伸一(写真)が1着に繰り上がった。
 「(周回中は)前からになったけど、中釜君が力勝負したいって気持ちが伝わってきたし、全て任せていました。最近は自分のウィークポイントを埋めていこうと思っていて、そこを埋められればもっと上位で戦えると思っている。すぐには成果は出ないけど、長い目で見てやっていきたい」
 中釜に叩かれた川口は、近畿勢3番手に飛び付いて内に詰まってしまう。岡本総(写真)は最終3コーナーで自ら踏み上げて優出を決めた。
 「他のラインは自力屋が並んでいたし、後ろ攻めは突っ張られるかと思ったけど切れた。すぐに中釜君が飛んできたけど、(川口)聖二が頑張ってくれてあの位置が取れた結果ですね。今日(3日目)に限ってはハイペースで、余裕もなくて。8番(藤原)が外に見えたので、行かれたら着がないと思って踏み上げた。(山本)伸一さんを目掛けて踏んで、離れないでよかった」
 中部勢3番手で岡本を追った伊藤健詞が3着に繰り上がって、12年11月取手以来のGIII決勝進出を決めた。
 「枠が悪いので後ろ攻めになるとは思ってたけど、僕は付いていくだけなので。初日に続いて繰り上がりで変な感じ。長いことGIIIの決勝には乗っていないし、何年振りかも覚えていない。流れに乗っていけるだけの脚があれば、なんとかなるとは思っている。毎日微調整して、今日(3日目)が最良の状態です」

11R

選手の写真です。
高久保雄介選手
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簗田一輝選手
 簗田一輝が切り、南関勢を追った福永大智は松岡辰泰にプレッシャーをかけてから打鍾で押えて先頭に立つ。福永は徐々にペースを上げて、隊列は一本棒で最終周回に入る。松岡は2コーナーから反撃を開始。前に迫っていくが、これを3コーナーで高久保雄介(写真)がけん制。高久保は返す刀で前に踏み込み、直線で抜け出した。
 「福永が思った以上に長い距離を踏んでくれた。福永のおかげ。僕の横に動く技術が下手。(南)修二さんならバチっと止めて福永を残せていたかもと思ったけど、(松岡が)また下りで来て、のまれたらヤバいから踏ませてもらった。悪いなりに凌げています。今日(3日目)は番手だったけど、昨日(2日目)よりマシかも。冷静にレースも見えていたし、踏めた。流れはいいので、(決勝は)それに乗っていいレースができれば」
 中団を確保した簗田一輝(写真)は、2センターから中のコースを追い込んで2着に入った。
 「予想していた展開の一つでした。東で木村(弘)さんがいたけど、自分でと言ったからには(最終)2コーナーでいきたかったのが本音。自分の持ち味とかいいところは出せたと思う。今回はギアやセッティングを変えながらやっているけど、少しずつ良くなっているので、最終日も全力を出し切りたい」
 高久保のけん制で3コーナーで外に膨らんだ松岡辰泰だが、懸命に外を踏み続け、4コーナーからもう一伸びして3着に食い込んだ。
 「近畿が後ろなら前を取って、カマシかまくりで勝負しようと思っていた。ジャン(過ぎ)1コーナーで行くとモガき合いになるから2コーナーから行って、行けると思ったけど、高久保さんのけん制にムダに反応してびびってしまった感じになりましたね。最後は意地で踏んだ。バックのスピードは乗り越えられると思ったし脚の調子はいい。(決勝は)ラッキーボーイだけじゃないところを見せたい」

12R

選手の写真です。
南修二選手
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土生敦弘選手
 才迫開が切ってペースを上げる。吉田茂生が打鍾で才迫を押さえて流すと、才迫は車を下げ切れず番手でイン粘りに出る。隊列が短くなった隙を逃さず、土生敦弘は打鍾過ぎ2センターから巻き返す。合わせて踏み上げた吉田を、土生は最終1コーナーでまくり切る。余裕を持って追走した南修二(写真)は、別線を外に張りながら直線で追い込んで3連勝を決めた。
 「(3連勝は)よかったと思います。(スタートは)ポンっと出てみてって感じでした。(打鍾で土生が)すかさず行ってくれて、強かったと思う。まくってきた選手がいれば対処しようと思ってました。ワンツーが決まってよかったです。(調子は)めちゃくちゃいいってわけじゃないけど、戦える状態。(決勝に向けて)体調を整えるだけです」
 ロングまくりで敵をねじ伏せた土生敦弘(写真)が2着で、初のGIII決勝進出。
 「多分スタートは誰も出ないし、ある程度は前からと考えていました。このメンバーで2周突っ張り先行はさすがに無理。とりあえず引いて、(レースが)動いてから考えようと。(吉田の)出ていくスピードがよかったけど、一旦流したのでそこで行った。まくり切るのに大分脚を使った。才迫さんがまくってくるかと思ったけど、南さんが付いているだけで他が躊躇してくれる。それが大きかったし、南さんに残してもらえた。この脚の状態で決勝に乗れるとは思わなかったのでよかった」
 土生の踏み出しに近畿勢3番手の鷲田幸司が離れる。吉田が土生にまくられると、山口泰生は地元勢にスイッチして3着に入った。
 「(吉田は)ジャンで切って、緩めて、(才迫)開も引けなかったんだと思う。競って脚を使っていたし、バックで吉田君を迎え入れられなかった。連日個人上がりのタイムは出ているし感じはいい。配分が空いて練習できたし、軽い感じはあります」