先行とまくりを使い分けて、高いレベルで成績をまとめている渡部遥が優勝候補の筆頭だ。今年の優勝は1回だけながら、決勝2、3着は多く、直近4ケ月の3連対率は9割を上回っている。当所は6月に参戦して312着。決勝は尾崎睦に交わされたものの、先行して粘っていて、今回も顔が合う加瀬加、林真らに先着している。
優勝回数なら加瀬加奈子に軍配が上がる。今年は3Vを飾っていて、自身が持つガールズ優勝最年長記録を更新し続けている。9月弥彦では吉川美、中野咲、細田愛らを相手に逃げ切りV。ベテランになっても競走は積極的だ。経験値を活かしてのVゲットは十分。
攻め口多彩な林真奈美にも魅力を感じる。6月川崎では3連勝で今年の初Vを決めると、その後も7月小松島、8月西武園はいずれも準Vと動きがいい。川崎のVは加瀬加の逃げをまくりで仕留めたもので、仕掛けがツボにはまれば単望める。
今年はまだVがない鈴木奈央だが、最近の出来は悪くない。直近3場所は準V2回、決勝3着1回と、決勝で確定板を外していない。好位置占めれば連に浮上してこよう。
荒川ひかりは前期の不振からは抜け出していて、6月あたりから優参率が急上昇。だが、決勝での連対はしばらくないので、展開の味方を得られないと厳しいか。
安定感高い渡部遥
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渡部遥
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加瀬加奈子