先行意欲が旺盛な第125期生5名が熾烈なV争いを繰り広げる。競走得点トップは福田稔希だ。在所成績は第60位ながら、先行回数は第6位。先行で2勝、まくりで3勝の計9勝をあげていて、脚力は成績順位以上のレベルにある。9月小松島112着では残念ながら特別昇班を逃がしたが、続く同月名古屋も112着と好成績。当所は本格デビュー戦で参戦し3連勝の実績もある。優勝に最も近い存在だ。
在所時の先行回数第3位の岩元叶馬は先行マニア。記録会ではゴールデンキャップを獲得していて、スピードには素晴らしいものがある。地元の7月富山で初Vを3連勝で飾っているし、9月平塚112着、10月宇都宮111着と最近の成績もいい。特に宇都宮の動きは力強かった。仕掛けがはまれば単十分。
橋谷成海も競走は積極的。在所時の先行回数は第8位で、本格デビュー後の連対の決まり手はほとんどが先行してのもの。9月取手の初Vも逃げ切りだった。主導権さえ握れば勝ち負けに持ち込める。
本格デビュー後は準Vが3回。まだVはない小田恭介ながら、9月立川は森田一、同月松山は阿部英と、いずれも特別昇班を達成した健脚が相手だった。展開がもつれるようだと浮上してきそうだ。
阿部俊は在所成績第28位で中堅クラス。本格デビュー後は7月伊東、9月久留米で落車に見舞われていて、順調さを欠いているのが気がかり。
波に乗っている福田稔
-
福田稔希
-
岩元叶馬