S級で通用するスピードがある仲野結音が優勝候補の筆頭だ。前期は準決で4回連に絡んでいて、初日予選では1回も確定板を外していない。降級した今期の成績は、7月岐阜37決着、同月豊橋114着。6月取手記念を病欠した影響があるのか、動きは今ひとつの感もあるが、そろそろ本領発揮か。同郷の原田隆が仲野に続く。最近は大きな数字が目に付くのは気になるが、7月奈良の初日特選では、安藤直のまくりを差し切っている。仲野の踏み出しにきっちり続ければ、大阪ワンツーは有力だ。
梁島邦友は1年ぶりのA級戦。前期は4月あたりから予選の連がらみが増えていて、機動力に磨きがかかった印象だ。上向いているときの降級とあって、今期は好成績。まだVには手が届いていないものの、7月前橋113着、同月当所413着、8月別府113着と勝ち星が多い。好スパートできれば単十分。まくりの機動力がある野中祐志だが、梁島との連係が叶うようなら前を任せるか。
戦力が整っている北日本勢も侮れない。金澤竜二、佐藤朋也、小笠原昭太と実力者がそろっている。仕掛けどころを心得ている地元の金澤が好発進なら、北日本勢から優勝者が出てもおかしくない。
注目株は新鋭の山田駿斗だ。8月久留米では113着と好走している。山田がスピードを発揮して先制なら、8月函館で3連勝を飾った長田祐弥に出番が巡ってくる。
S級で通用した仲野結
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仲野結音
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梁島邦友