吉田拓矢(写真)は、前回の函館FIを131着。正月シリーズの平塚FI以来の優勝は、逃げた取鳥雄吾の番手に飛び付く器用な立ち回りだった。
「(前回は)感触が良かったんで、優勝できて良かったです。状態はどんどん上がっている感じがします。直前に(坂井)洋さん、眞杉(匠)と深谷(知広)さんたちと練習をやって自信をもって臨めます。最近のなかでも納得のできる状態で入ってきています」
前回の向日町FIの2日目に落車に見舞われた諸橋愛は、怪我の影響は大きくなさそうで、朝一番のレースに気を引き締める。
「前回の向日町で落車して左ヒジを怪我したんですけど、帰って2日後から練習はやれた。それよりも(初日)朝早いレースっていうのが嫌ですね。今回から新車に変えます。サイズは同じなので問題ないと思います。(吉田)拓矢が強いんで。しっかり任せて。自分の仕事をできるように」
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前回の久留米FIを263着。岩本俊介に合わされてまくり不発で準決大敗の松本貴治(写真)だが、感触は悪くなさそうだ。
「(前回は仕掛けて)行くタイミングとか、内容的にもそんなに悪くないかなと思います。あんまり変えてはないけど(良くはなっています)。(平は)きれいなバンクで走りやすい」
ウィナーズカップの最終日に落車のアクシデント。1カ月以上空いたローテーションで小松崎大地は、地元の大一番を迎える。
「(ウィナーズカップの落車は)結構、ダメージがあったんですけど、いいところまでは戻せたかなっていうのはある。まずはしっかりと体を治すところから始まったんですけど。感触的には前回以上かなって思っている。落車を含めて実力だと思いますし、ここに向けてやってきたつもりです」
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佐々木悠葵(写真)は、3月のウィナーズカップの落車から久留米、岐阜とFIを2場所消化。6走は未勝利には終わったが、脚力の底上げに取り組みながら状態もまずまずのようだ。
「(前回は)タイム的には良かったけど、相手が強かった。脚力がないんで、もうちょっと脚をつけたいなっていうのがある。調子は良かったんですけど、あんまり成績が良くなかったんで残念でした。そのあとは、練習もちょこちょこやってました。いつも追い込み過ぎちゃうところもあるんで。体はいい感じです」
2月の奈良記念から5場所連続で決勝に進出。ようやく本来の動きが戻ってきた感もある菅田壱道が、一次予選の細切れを見据える。
「(3月の当所で落車しているが)そのあとの武雄も違和感なく普通に走れましたし、影響はないですね。奈良記念の決勝でワッキー(脇本雄太)を相手にあれ(俊敏に仕掛けにスイッチ)ができたので自信になりました。そこをもっと磨いていければ上でも通用すると思う。ここに向けてもしっかりと調整できましたし、初日から走れるのは大きい。動きが読みづらいメンバーもいますけど、シンプルな3分戦じゃなくて細切れ戦ならチャンスはあると思う」
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1月の当所記念では準V。前々回のウィナーズカップでは、3連勝でビッグ初ファイナル。決勝は脇本雄太、古性優作のワンツーに貢献する積極策と近畿地区でも存在感が大きくなっている窓場千加頼(写真)は、前回の向日町FIを211着。デビュー以来初めてのホームバンク優勝を逃げ切りで遂げた。
「(前回は)デビューしてから、やっと地元優勝ができた。向日町とダービー(日本選手権)に仕上げてきて、優勝できたんで安心した。自分の調整もうまく合ったのかなと。自転車にしろセッティングにしろ、体の面も年齢的にかみ合ってきたのかと思います。(そのあとは)集中力は切らさず、次の日から練習もできた」
吉田有希は、前回の西武園記念から中5日。そのなかで冷静に自分の走りを見つめ直した。
「西武園が終わってから昔のモガキの動画を見ていたんです。いまはガシガシ踏んで進んでいないなって。モガキ方が変わっているなってやっと気づいた。(練習の)感触は昨年を含めて一番いい。モガいた感じが楽だし、息も上がっていない。ここ(22年に)はS級で完全優勝があるんですよ」
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伊藤颯馬(写真)は前回の西武園記念で準決進出を決めながらも、3日目以降は欠場。それだけに仕上がりが心配される。
「(西武園の欠場は)体調不良で(呼吸器系も)苦しかったですね。脚の感じは悪くなかったんですけど。しっかりと休んで自転車も乗れたんで、もう大丈夫だと思います。(平は22年以来)2回目なんでわからないです」
落車の連続で流れが悪かった荒井崇博だったが、前回の西武園記念では4日間を完走して2勝をマークした。ジタバタすることなく平常心。
「(今年に入って3回の落車があるが)奇跡的にほぼ怪我はないんでね。(西武園から新車で)いいんかな、わからん(笑)。目標次第な部分もあるしね。(セッティングなど自転車の調整については)いまさらここに入ってから、トンカン、トンカンやってもしかたないでしょ」
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昨年9月の別府FI以来となるV奪取を前回の大宮FIで遂げた小岩大介(写真)が、近況の好調の要因をこう説明する。
「アマチュアの子と一緒に練習をしだして、同じメニューをこなすようになった。練習量が増えて、(好成績は)そのおかげですね。(前回は)3日間、体の調子も良かった。(前回のあとは)自分のイメージでは雨が多くてもう少しやりたい練習もあったけど。(今回も)最近の調子をまだ維持できていると思います」
FIを3場所連続で優出中の根田空史は、9走で5勝の固め打ち。そこから8日空いた。
「今年は花粉症が出ていなくて、薬も飲んでいないから調子が崩れていないですね。どうしても花粉症が出ると、練習も苦しくて制限したりもするんですけど。松戸が改修中なので千葉のドームでスピード練習ができているし、室内で練習しているのも大きいですね」
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前々回の川崎記念一次予選まで11連勝と快進撃を続けた岩本俊介(写真)は、前回の久留米FIを627着。自身でこうジャッジする。
「(前回は)準決は位置をしっかりと取って、松本(貴治)君より先にまくれた。決勝は伊藤颯馬君に力負けでした。結果はあれだったけど、(動きは)そんなに悪くない開催だった。状態は変わらない。(1着の)数字が並んだのはたまたまですね。体調も問題なく、練習もいつもの感じでやってきました」
昨年の日本選手権以来、通算2度目のGI出場となる橋本瑠偉は、近況もコンスタントに白星を重ねている。
「前回の松山(156着)はダメでしたね。消極的になってしまって、行くべきところで行けなかったですね。準決勝は町田(太我)との2分戦だったんですけど、行こうと思えば叩けたと思う。GIは去年のダービー以来で2回目ですね。平は前回(昨年11月)来た時に完全優勝できているのでイメージはいいですね」
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前回の函館FIの213着は新しいシューズでの感覚を確かめながら成績をまとめた取鳥雄吾(写真)は、迷いなく一次予選に臨む。
「函館は新しいシューズで初日、2日目を走ったんですけど。ちょっとダービーに使うのは早いかなという感じだった。それで今回はいままで通りのシューズにする。体自体は良かったです。(シューズを)どっちにするか判断しなきゃいけなかったんで、最終日はいままで通りのでいった。(そのあとは)しっかりと練習をして休みつつ、バランス良くできたかなと思います」
岩津裕介は、前々回の地元、玉野FIを121着。決勝は野口裕史の先行を利して追い込んでの優勝。続く大宮FIを734着から10日以上空いた。
「(前々回は)地元で優勝もできましたし、ここ2場所は感じが良かったんですけど。直前の感じがあまり良くなかったんで、多少の不安はある。ただ、(取鳥)雄吾が強いんで、(一次予選は)しっかりと付いて行って一緒に勝ち上がれるように頑張ります」
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前々回の岸和田FIの2日目に落車に見舞われた井上昌己(写真)は、前回の函館FIを331着。成績面こそ悪くないが、井上のトーンはそれほど上がってこない。
「(落車の)怪我はそんなにだったけど、指の腱が切れた。正直、ピリッとはしてない。自転車との一体感があんまりなかった。フレームも壊れてしまったんで、今回は新しいフレームです。練習では乗ったけど、実戦は初めてです。(前回のあとも)そんなにピリッとした感じがなかった」
地元のGIに胸を躍らせる高橋晋也は、バンクでの感触を確かめて仕上がりも上々だ。
「(岐阜は)腰痛があったので大事をとって休んだけど問題はないです。(地元の日本選手権で)ワクワクしているし、頑張りたい。1個、1個勝ち上がれるように。準決勝にはいきたいですね。しっかり仕上げてきたし、バンクでギリギリまで練習してきました」
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森田優弥(写真)は、前回の西武園記念を1225着。地元5車で結束した決勝は、番手まくりを敢行も、深谷知広、眞杉匠にのみ込まれて、地元Vはならなかった。
「(前回は)力勝負をして決勝に上がれた。決勝はダメだったけど、(調子は)悪くないと思います。(決勝は)自分が想定していたよりも、(番手から)早く出なきゃならなかった。あれで押し切れなかったのは、自分の力のなさなので課題はたくさんあります。そのあとは体調を整えてきました。シューズを元にして、前回とは違うものです」
一、二次予選を連勝した前回の西武園記念だったが、宿口陽一は3日目の準決で落車のアクシデントに見舞われた。
「(昨年)12月に玉野で落車して、4カ月でまた落車したので良くはないですね。左手首のねんざというか亜脱きゅうみたいな感じだった。でも、痛いのが上の方。下側だったらハンドルを握る時に痛いと思うんですけど。直前は平原(康多)さんと一緒に練習をさせてもらった。すごく強かったんで、いい刺激はもらいました」
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3月のウィナーズカップの3日目に落車に巻き込まれた松浦悠士(写真)は、左手指の骨折などを負って、今シリーズが1カ月以上ぶりの復帰場所。21年以来、2度目の日本選手権制覇に、好スタートを切りたいところだろう。
「(落車の怪我は)左手の第4、第5指骨折と左肩の棘上筋(きょくじょうきん)の断裂ですね。(ここまでは)祝勝会もあったり、鎖骨のワイヤー抜いたりできることをやって、コケてから2週間ぐらいはなにもしてなかった。外を乗り始めたのは1週間前ぐらいですかね。(練習での手ごたえは)そんなに悪くない。ハンドルをいつも通り握れないってのを考慮して7割。体の感じは8割方いい感じです。ただ、その感覚が本当に合ってるのかがわからなかったんで、今日(前検日)深谷(知広)さんと指定練習で一緒にダッシュさせてもらってなんとか付き切れたんで、だいたい感覚は合ってるかなと」
郡司浩平は2月の全日本選抜を制して、グランプリ一番乗りを確実なものにしている。GI連覇のかかる今シリーズの初日は、松井宏佑と神奈川タッグで挑む。
「(前回の川崎記念は)優勝するつもりで臨んだんですけど。やっぱり決勝は、自力で戦った時にあのメンバーだとまだまだ通用しないんだなと感じました。展開は思ってた感じではいたんですけど、タイミングだったりとかが合わなかった。(そのあとは)しっかりここに向けてはできてたので、体調に関してはいいと思います」
2月の奈良記念2135着から2カ月以上の長いブランクがあった*守澤太志は、その期間を練習に充ててベースアップに努めた。レース勘の心配はつきまとうものの、それ以上の期待も膨らむ。
「2カ月あったんでしっかり練習はしてきました。怪我もなかったし、ここまで順調に来ました。(前回の2月奈良記念は)まあまあかなっていうくらいで。でも、脚力不足を感じた。全体的な底上げをしないといけないなと。数値的にも少し落ちてるところもあったし。そのなかで周りがやっぱり強くなっている感じもあって差が開いたのかなと思っています。ウエートトレーニングを中心にやって数値的ものは少し上がったんですけど、それが競輪に生きるか走ってみないとわからないですね」
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