前々回の大宮記念では3連対、前回の立川FIでは未勝利も抜かりなく決勝に進んだ和田圭(写真)は、今シリーズがすでに今期3場所目。地元地区のオープニングで大川剛とタッグを組む。
「冬ってこともあって、いつもと違う練習をしたりした。競走になればそれなりに走れているかなっていうのはあるけど、しっくりきてないところもある。フィーリングが良くないかなって。ただ、直前は(普段の練習に)戻して、しっかりと乗り込んできた。それなりにやれると思います」
昨年12月の川崎FIの最終日に落車した大川剛は、1カ月以上ぶりとなる今シリーズが24年の初場所。師匠の永澤剛らとのトレーニングを積んできた。
「(昨年はS級に特進してS級優勝2回などもあり)早期追い抜きした分を取り返せたかなと思います。ただ、9車立てで活躍できていないので、そこで活躍できるようにしたい。上では9車の戦いになるので。今年はヤンググランプリで戦えるように頑張ります。(川崎の落車は)脳震とうでしたが、いまは大丈夫です。練習も冬期移動先のサイクルスポーツセンターで師匠の永澤さんや木村弘さんとやってきました」
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昨年12月の別府FIで落車に見舞われ、そのまま23年を終えた小川勇介は、今期初場所の高知FIを226着。続く前回の佐世保FIを337着と成績をまとめているが、状態はどうか。
「去年の終わりに(別府で)落車して右手の親指を脱きゅうした。そのわりには走れている。寒いと痛むところもあるけど、日に日に良くはなっている。脚の方は大丈夫です」
近況はFIが続いている鈴木庸之が、4場所ぶりのグレードレース。関東3車となった一次予選は、寺沼拓摩に託して番手を回る。
「(前検日の前日の)昨日も弥彦で練習した。(例年は降雪の影響があるけど)今年はめずらしく乗れますね。良くはなっている。先月くらいから新車を使っていろいろやっているんですけど、パーツの方は決まった。あとはポジションですね。セッティングが出てくれれば。もうちょっと伸びが欲しいです」
昨年12月の向日町FIで落車の山賀雅仁は、そこから1カ月以上空いてここが復帰戦。まくりも兼ね備えた本来のパワーが戻っているのか、気になるところだ。
「練習は普通に20日以上はやってきた。万全かって言われたら、もう一息なところもある。ただ、休む理由もないし、あとは走りながら治していくしかない。8割くらいは戻っているんじゃないかと」
川越勇星は、昨年11月の豊橋FIの初日予選を先行策の3着。準決に進んだが、2日目以降を欠場した。そこから2カ月以上の戦線離脱を余儀なくされ、コンディション面が懸念される。
「(豊橋で)腰をやってしまって、(レースが)終わったら自転車から降りられなくなった。ヘルニアになって長く休むことになった。休んで練習はできているんで、あとは走ってみないとわからないところがあります。僕の場合は走らないと脚も上がらない」
今期初めてのS級1班になった佐藤礼文。予選スタートの前回の京王閣FIは122着の準Vで吉澤純平後位ではなかったものの、同県の吉澤とワンツーを果たした。
「(前回は)成績が良かったんですけど、感じがすごくいいっていうのはなかった。初日とかも(鈴木)輝大が強くて、余裕がなかった。そのあとは空いたんで、しっかり練習ができた。前回よりは上向いているかなと。(平は)直線が長いので、立川、武雄とイメージがかぶる。追い込み的にはやりやすいかなって思います」
前回の佐世保FIから中3日で参戦の橋本強。初日特選では犬伏湧也の強烈な踏み出しに食らいついて2着は確保した。
「(前々回の)松山は地元なんで、(佐世保は)その疲労があった。佐世保は最終日はガス欠な感じがあった。そのあとはできる限りのケアをして疲労を抜いてきたつもりです。(前検日の)指定練習では大丈夫かなと。佐世保の最終日みたいなことはないと思います」
近況は勝ち星から遠ざかり、思うようなパフォーマンスが出せていない窓場千加頼(写真)は、今シリーズを次の全日本選抜の足がかりにしたい。
「あんまり冬場が得意じゃない。(前々回の)京王閣は苦戦したし、体調面も良くなかった。(前回の)岸和田が終わってからは、しっかりと立て直せたかなと。ここで結果を残して、次のGIにつながるようにしたい」
昨年12月の立川グランプリシリーズで落車した塚本大樹は、そこから3週間以上空いて、ここは24年の走り初め。落車明けでも感触は良さそうだ。
「怪我はそんなにたいしたことがなかった。体のバランスが崩れたくらいですかね。ケア中心で元通りになった。前よりも強くなっているくらいだと思います。練習した感じではいいかなと」
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寒風吹きすさぶ前検日だったが、皿屋豊はこのコンディションにも笑みを浮かべてこう打ち明ける。
「寒いコンディションになってきたんで、そろそろ本領発揮できるかなと。それに(ピスト6を)走ったあとの開催は、すごく調子がいいので。(重いバンクでの)泥仕合は大歓迎です。(平は)すごく相性がいいイメージがある」
別府FIを241着、続く和歌山記念を1346着とここ2場所はまずまずの成績を残している*神田紘輔は、慎重なコメントでこう振り返る。
「失敗する場面も多くあったので、そこを修正して煮詰め直したい。そのあとは練習をして脚力強化をと。調子はいいと思います。(このバンクは)直線が長いので、最後の巻き返しも利くイメージです」
前回の小倉FIの2日目に落車を喫した伊藤旭(写真)は、高校生で経験して以来の平バンク。プロとしては初めての平で、その走りが注目される。
「(平は)高校生の時にインターハイで走ったけど、あんまり記憶にないです。(落車の怪我は)骨折とかはなくて、擦過傷と打撲くらいでした。まだ、腰の擦過傷が気になりますね。(前回から中9日で)前半は休憩して、後半は有酸素運動を長くやってきた。あとは走ってみてですね」
井上昌己は前回、地元の佐世保FIでV奪取。昨年2月以来の優勝は、犬伏湧也の逃げをゴール前で交わしてのものだった。
「流れはいいと思うし、踏めてもいると思います。中3日だったので、中日だけ強めにやってきた。(一次予選は)伊藤旭君となんで、自在にやると思うのでしっかりと付いていきたい」
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地元の平塚FIの4日間シリーズを4261着の内藤秀久(写真)は、そこから20日近く空いて前検日のムードは悪くない。
「(前回は)手ごたえ的なものは、そんなになかった。そこからは空いたんでリフレッシュさせてもらった。練習はしっかりできたんで、仕上がり具合は悪くない。ただ、寒くなってきてタイムが出なくなってきているので、そこら辺が自分としてはどうなのか。(初日の)野口(裕史)君とは久しぶりに一緒なんで、楽しみに付かせてもらいます」
前回の和歌山記念の一次予選も1着。近況は初日に好成績が集まっている湊聖二だけに、今シリーズの一次予選でも期待は膨らむ。
「少しずついい感じになっている。練習は変わらずに小松島の若手とやって、いつもやられていますけど(笑)。自分がやりたい練習もできたんで、上積みができたらいいなって思います」
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前回の小松島FIを255着のあとは体調不良もあって、1カ月近く空いた小松崎大地(写真)の地元記念は櫻井祐太郎の番手からスタート。「走ってみてですけど、楽しみです」と、気負う様子はない。
「体調を崩したんですけど、(練習は)10日間くらいはちゃんとできている。計画通りにはできた。(平は)直近でいうと良くないので、まずは無事に走りたい。(地元記念なので)気持ちは勝手に入ると思う」
池田良は前回の小田原FIでのコンディションが一息だったようで、今シリーズに変わり身もありそうだ。
「前回が良くなかった。体調がイマイチだった。そのあとはやりたい練習ができた。(平のバンクは)ずっと良くなかったけど、前回(22年11月)は優勝できた。今回はいいイメージでいける感じです」
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前回の平塚FIを2121着。吉田拓矢にとって約11カ月ぶりの優勝は、その間にアクシデントがあった。それだけにここから勢いを加速させたい。
「手ごたえはそんなにない。たまたま勝てただけですね。(そのあとは)練習で新しいこともやってきた。ちょっと疲れがあったんで、それが抜けてくれれば調子は良くなってくると思います」
大川龍二は少しずつではあるが手ごたえを感じているようで、練習パートナーでありグランプリチャンピオンの松浦悠士に感謝しながら、こう言う。
「ちょっとずつですけど、感覚的には良くなってきています。僕は恵まれた環境で練習ができている。近くに(松浦が)いるので、恥じないように。ただの踏み台にならないように、食らいついていきたい」
4度、平記念制覇を遂げている山崎芳仁(写真)が、一次予選のトリを高橋晋也、佐伯翔との地元ラインで務める。前回の小田原FIは121着で優勝した。
「本当に前のおかげですね。気持ち良く行ってくれているので、それに助けられている。変わらずに練習して体調も大丈夫です。優勝もできているし、集中してレースをしているつもりです」
高橋晋也は拠点を地元に移して、師匠の飯野祐太とともにトレーニングに励んでいる。
「(今年は)自分のなかでは結構、手ごたえのあるスタートかなと。もう1回、一から先行をやり直そうと。去年のクリスマスの日に引っ越してきて、師匠と一緒にまた一からやり直しています」
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S級S班陥落となった新田祐大(写真)は、前回の伊東FIを212着。5月の当所での日本選手権に照準を絞り、まずは4車で結束する初日特選の番手を担う。
「(前回は)積極的に動くところは動けていたんで良かった。(伊東の)そこに向けて調整していたわけではないけど、それなりに結果も出た。そのあともしっかりトレーニングができたんで、(今回も)問題なくいけるんじゃないかと。(今年の目標は)ここでGIがあるので、まずはここに向けて体調を整えてパワーアップしていきたい」
2年ぶりに最優秀選手賞に輝いた古性優作にとっては、当所は21年にオールスターで初戴冠を遂げた思い出の地でもある。
「(平は)自分の競輪人生を変えてくれた場所だと思うし、そこでまた脇本(雄太)さんと走れる(のは感慨深い)。(自分も)その時によりも進化していると思います。(前回の和歌山記念は)決勝は難しい判断だった。日に日に修正ができたかなと思います」
昨年は広島記念を4連勝の完全Vで終えた山田庸平は、年明けの立川FIも3連勝。いま7連勝と波に乗っている。
「(成績がいいのは)練習もしっかりとできて、それがレースに出てきたんだと思います。(セッティングが)固まっているわけではないけど、そのセッティングに体を合わせていきたい。(前回から中4日で)自分のやりたい練習はできてないけど、レースでカバーしたい」
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