自力攻撃の破壊力なら中村隆生が一番だ。先行基本の競走で、直近4ケ月の3連対率は84%を誇っている。8月青森で優勝、その前後の7月小倉、8月宇都宮はいずれも準Vと近況は良好だし、当所は2月421着、5月124着と好成績を残している。好機に仕掛けて主導権を握り押し切ろう。ベテラン安部達也が中村とタッグを組む。7月函館の決勝は山本修のまくりに食い下がり2着、埼京ワンツーを決めた。関東コンビでの連独占は十分。
猪狩祐樹、菊池翔の地元コンビに小笠原昭太とそろった北日本勢も好勝負が見込める。決勝を外す場所も目に付く菊池ながら、7月立川の決勝は逃げて準V。菊池が先手を奪えば、S級でも同格戦なら一発があった猪狩に出番が巡ってくる。降級した今期は7月青森でいきなり3連勝、8月宇都宮126着の伸びも申し分なかった。小笠原も差し脚の鋭さは相変わらずで、地元コンビの3番手は勝負権のある位置だ。
まくり、差しには威力がある瀬戸晋作も侮れない。8月佐世保112着では、惜しくも4分の1輪差で完全Vを逃がしたものの、動きは良好だった。展開がもつれるようだと怖い存在となりそうだ。瀬戸には西日本スジで福島栄一が続くか。安定感高い走りで成績をまとめている。好位置占めれば連対十分だし、突っ込みには注意したい。
自力攻撃冴える中村隆
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中村隆生
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猪狩祐樹