S級でも同格戦では連がらみが多かった佐伯辰哉。さすがにA級では実力上位で、目下のところ8月別府、9月佐世保と6連勝しており、S級特進に王手をかけている。この開催の前にS級復帰を果たしている可能性もあるが、ここ出走なら柔軟性を兼ね備えた自力攻撃で優勝をものにしよう。大ベテラン郡英治が佐伯をマーク。9月広島では畝木努の逃げを利して久しぶりの優勝を飾っていて差し脚好調。しぶとさには定評があり、広島ワンツーは有力だ。
最近の動きは今ひとつの感もある木村佑来だが、今年は7Vを達成していてスピードには非凡なものがある。5場所で4V含み13勝した春頃の勢いが戻れば、スピードにものを言わせて圧勝しても不思議ではない。好目標を得た小橋秀幸もここはVチャンス。9月広島112着など調子もいい。木村が主導権を奪えば首位に躍り出る場面も。
G1で2Vの実績がある渡邉晴智は、長らくS級トップクラスで活躍した格上選手。A級では差し脚、位置取りともにしっかりしていて、7月大宮211着など、安定プレーを演じている。今シリーズは南関の自力型が手薄なので、動向には注意したい。
寺沼伊織、今井聡の同門コンビも軽視できない。前期はなかなか調子が上がらなかった寺沼ながら、7月奈良で3連勝、今期は好スタートを決めた。機動力を遺憾なく発揮できれば好勝負に持ち込める。
瀬戸晋作、近藤翔馬らも仕掛けがツボにはまると怖い。
ここ参戦なら佐伯辰
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佐伯辰哉
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木村佑来