アキレス腱断裂の大けがのため3ケ月半の欠場を余儀なくされた吉澤純平だが、サマーナイトから復帰後は順調に調子を上げてきている。8月川崎G3で優勝し復活の狼煙を上げると、9月西武園でもVをゲット。更に9月青森記念では2次予選、準決と連勝で決勝に乗っている。自分で戦っても優勝は狙えるが、長島大介との連係が叶うようなら展開の利を得られる可能性もある。長島も最近の動きは申し分ない。7月高知記念1131着では17年久留米以来となる記念2V目を飾ると、オールスターは予選を143着で準決に駒を進めている。自力攻撃の破壊力には凄みを増した印象で、好スパートを決めれば押し切り十分。
今年はビッグレースでの活躍が目に付く根田空史の単にも魅力を感じる。全日本選抜、ダービーではともに準決に乗ると、オールスターでは1次予選1、最終日特選と2勝を挙げた。鋭いダッシュを効かした自力攻撃は迫力満点で、タイミングよく仕掛けて主導権を握れば単望める。根田とタッグを組む岡村潤もVチャンス。9月静岡では同県の内山雅に乗り優勝をものにしていて、目標をつかんだときの捌き、差し脚はしっかりしている。
嵯峨昇喜郎が率いる北日本勢も軽視できない。嵯峨はやや波ある成績ながらスランプ状態からは抜け出した感がある。機動力を発揮して台風の目と化すか。
復調遂げた吉澤純平
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吉沢純平
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長島大介
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根田空史