レベルの高い117期の中で在所8位に入った櫻井祐太郎を中心視する。競走訓練では、先行でつかんだ5勝を含む、通算20勝をマーク。持ち味の地脚を生かした競走で、存在感を放っていた。ルーキーシリーズ初戦の広島は緊張もあったのか、物足りない成績だったが、2場所目の伊東の初日は打鐘先行で2着に粘り、最終日は力強く逃げ切ってみせた。初めての地元地区開催でも、積極策に仕掛けてV争いをリードしよう。櫻井と同門で注目を集めているのが、18年冬季オリンピック・モーグル銅メダリストの原大智だ。在所順位は下位ながら、めきめきと力を付けている。両者はルーキーシリーズでラインを組まずに力勝負をしているので、今回の動向にも注目したい。
道場晃規は、野球で鍛えた高い身体能力を武器に養成所に一発で合格。ルーキーシリーズの伊東では、前々に攻めて2連対を果たした。今回も持ち前のスピードを発揮できれば、上位進出に期待できる。
関東勢からは、キャリア優る松本一成や、大越啓介に警戒したい。
櫻井祐太郎がV争いをリード
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櫻井祐太郎
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道場晃規