後藤悠、三浦翔大と争覇級の機動型を2枚そろえる北日本勢が強力だ。後藤は1、2班戦に上がった初戦の10月川崎で落車して鎖骨骨折したが、12月松戸で復帰後初優出を飾ると、その後はコンスタントに決勝へ勝ち上がっている。目を引くのは積極性で、ルーキーチャンピオンを除けば、2月小倉の初日から12走連続で最終バックを取っている。三浦翔大も自力自在に成績は安定している。勝ち上がれば後藤の番手回りもあるだけに、優勝のチャンスだ。山崎司、山本恵介の地元コンビも地の利を生かして決勝に勝ち上がりたい。
点数最上位は福島栄一だ。降級後は3月佐世保の優勝をはじめ、格上の差し脚を発揮している。野崎将史が3月奈良、4月小松島を欠場している点は気がかりだが、野崎が万全の状態で復帰してくれば2車でも強力なラインになる。
遠藤勝弥、瓜生崇智も優勝候補の自力タイプ。瓜生は欠場もあり成績を落としているが、前期S級でも勝ち星を挙げたスピードは侮れない。