原口昌平、山口貴弘の九州コンビがV争いをリードする。両者ともにS級で好走していた。原口は今年初戦の1月小倉ミッドナイト、続く同月京王閣を連覇。やはりこのクラスでは力が違う印象だ。ここも別線の抵抗を力でねじ伏せる。山口はまくり脚をまだ残している追い込み型。すんなり原口の番手を回れば逆転できる。
小林史也、布居寛幸の和歌山コンビも強力だ。この2人もS降りの実力者。前期の小林は怪我に苦しんだが、ようやく本来のパワーが戻ってきた。布居は11年ぶりのA級戦。ペースに戸惑っているところもあるが、そろそろ本領を発揮する。
北日本勢は地元の佐々木堅次に山崎将幸でラインを組む。佐々木は成績の波が大きいが、A級トップクラスのスピードを持っている。山崎は安定した戦いぶりが光る。近藤寛央、宮内善光の関東勢や底力ある成清謙二郎の動向も見逃せない。
九州コンビが中心
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山口貴弘
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布居寛幸