記念初出場が地元戦となった高橋晋也(写真)はオープニングレースに1番車で登場する。
「特に変わりなく。ただ楽しみってだけですね。S級に上がってからは先輩方のおかげで成長できてるなって実感してる。しばらくは勉強しかないんで、とりあえず先輩に迷惑をかけないように。状態は問題ないです」
大槻寛徳はメンバーを見るなり、「ガチガチですねえ」と苦笑い。
「すげえ緊張するなあ。前回(1月和歌山記念)も追加のわりに良かった。今回はそれなりに仕上げてきたし、地元なんでいつもより調整して来ました。高橋君とは(12月)奈良で一緒だったんで大丈夫です。緊張するんでオッズは見ないようにします」
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昨年後期は半年で19勝を挙げた伊藤信だが、今年はまだ勝ち星がない。
「年末年始に体調を崩した。年末に練習をやり過ぎたら大みそかに熱が出て、腰も痛くなった。でも、もう大丈夫です。前回の松山が終わってから(体が)動いてきたなって感じがある。今回ぐらいから自転車が出てくれればいいけど」
末木浩二は11月大宮以来、2カ月ぶりの実戦がS級復帰戦となった。
「私生活で右膝のじん帯を痛めてしまった。練習は1週間ぐらいだけど、(練習では)思ったより全然走れたんで悪くないと思う。去年の後半戦は調子が良かったし、そのままの勢いでいければ良かったけど。今回のS級ではしっかり走れるように頑張りたい」
競輪祭の後半戦連勝から別府記念でも優出するなど昨年終盤は成績が良かった坂本貴史だが、今年初戦の1月小松島では845着と叩いてしまった。
「体は全然問題ない。前回は中途半端で出し切れてなかったので、まずはしっかり仕掛けることですね。練習もしっかりやれてるんで、それをレースで出せるように」
昨年9月にS級に特進した直後は成績が良かった佐伯辰哉だったが、最近はその勢いにかげりが見られる。
「練習ではものすごくいいんですけどね。別にプレッシャーがあるわけでもないし。圧倒的な脚力があるわけじゃないから、詰まったら行く。そのポイントを逃さず行けるかどうかですね。この時期の寒くて重いバンクは好きじゃない。前回(1月宇都宮で)強い人にアドバイスをもらったんで、それを胸に刻んで走りたい」
松岡貴久(写真)は年明け早々から前橋、名古屋で連続落車。さすがにコメントも自虐的だ。
「去年は結局5回落車。今年はこのペースだと12回ですね。体は大丈夫です。生きてます。おかげで自転車の整備や体のケアは上手になりました。フレームも大丈夫だと言われたんで、あとは乗りながらボチボチやっていきますよ」
長島大介も前回、1月宇都宮の決勝で落車している。
「落車したけど練習では何も変わらなかった。一応、自転車を換えてきたけど、落車で壊れたんじゃなく、良くないと思ったので換えてきた。(宇都宮の)決勝戦も自分のミス。(締め込まれても)耐えれば何てことなかったので」
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地元の小酒大勇は早坂秀悟の番手で勝ち上がりを目指す。
「秀悟さんの前で走ったことはあるけど、番手は初めてです。直前は(佐藤)慎太郎さんや山崎(芳仁)さんも帰ってきてて、いい刺激をもらいながら練習できました。感じも悪くないんで、あとは秀悟さんのダッシュについて行くだけですね」
中井俊亮はもどかしい現状から早く脱却したい。
「成績は悪いけど、体は動いてるんですよ。調整も変わらず、いつも通りにやってきました。平のイメージも悪くない。早坂さんとはけっこうモガき合ってるイメージですね」
阿竹智史は年末のグランプリシリーズから3連続優出。一次予選ではグランプリシリーズ初日にも連係した吉武信太朗に前を任せる。
「そろそろ記念で決勝に乗りたいね。去年は調整なしで練習してたけど、今年は疲れを取るようにした。体調が良くなるまでは調整しようと思ってます。立川では吉武君を残せなかったので、今回は残せるようにですね」
その吉武信太朗は前回の1月宇都宮ではあわやS級初優勝かという逃走劇。年末から成績が上がっている。
「最近は調子がいいですね。よく聞かれるけど、変わったことはしてないんですよ。けっこう前から感じが良くなってたし、それが結果に出はじめた感じ。前回はもしかしてと思ったけど、逃げて結果を残せたので良かった。記念はあんまり良かったことがないので、頑張りたいですね」
今年は立川記念で優出と好スタートを切った佐々木豪だが、前回の地元戦では準決勝敗退。思うような結果を残せなかった。
「しょうがないですね。そういう時もあると思う。調子は上向きというか、上がってきてると思う。去年は落車からのスタートだったし、やっと怪我から解放された感じです。調子もいいと思います」
横山尚則も去年の中盤から着実に競走得点を戻してきた。
「去年の序盤はボロボロだった。ちょっとずつですけど、戻ってきてますね。あとはレース内容をもう少し良くできれば。脚質もあるけど、まだ仕掛けが遅いので。今年も(昨年後半の)勢いを保って頑張りたいですね」
叔父で師匠の小林潤二は大宮記念の落車で欠場。小林泰正(写真)は、その分もと気持ちを入れてシリーズに臨む。
「一緒に乗りたかったから残念です。師匠には『俺の分まで頑張ってくれ』と言われたし、今年初の記念なのでいいレース、いいスタートが切れるようにしたい。調子は(前回の1月)前橋と変わらず。間も空いて、いい練習ができました。去年はGIとかでレベルの違いを感じたけど、FIでも優勝できたし、今年はさらに上で走れるように頑張りたい」
S級復帰後の連対率は4割を超えている谷口遼平も侮れない。
「悪くないですね。ダービーの賞金は足りてないし、ここで相当(成績が)良くないとダメ。厳しいけど、まだチャンスはあるんで。練習の感じは悪くなかったし、いい方だと思う。まずはやれることをしっかりやって。相手は強いけど頑張ります」
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根田空史(写真)は12月広島記念から3連続優出しているが、12月奈良、1月伊東では初日、最終日と大きな着が続いている。
「広島記念が終わってからギックリ腰になってしまった。それでここ2場所はダメでした。でも(伊東からここまで)2週間ちょっとあったので、やれることを全部やったら、かなり良くなった。ウエイトも再開できるようになったんで、全然マシだと思います」
宗崎世連は格上の根田を相手にどこまで抵抗できるか。
「A級ではもう少し頑張りたかったけど、最後に優勝できて、一応自信がついた。前橋で今期の初戦を走ったけど、前橋は特殊なバンクなのでS級の感覚が戻ったのかどうかは。終わってからも、しっかり練習はできました。(根田は)FIだと勝ち上がらなければ対戦しない相手なんで、その強さを体感できるように。僕はしっかり力を出し切るレースをするだけです」
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稲垣裕之(写真)は今年初戦の奈良で優勝。今年はここまで6走で一度も確定板を外していない。
「今年は新しいことにもチャレンジしていきたい。去年は1月末に大きな腰痛が出て、そこからは練習を制限してた。しっかりケアをして、やりたい練習もできるようになったから最近はいいですね。やっと強度の高い練習ができるようになってきた」
菊池竣太朗は1月佐世保でS級初優出を決めるなど、着実に力を付けている。
「伊東記念は不甲斐ないレースが多かった。怪我の方も今は大丈夫だし、最近は結果以上に動けてるからバック本数も増えてきました。今回の記念では結果を求めていきたいですね」
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12月別府記念の落車でろっ骨を骨折した*渡邉一成(写真)は約2カ月ぶりの実戦が地元記念となった。
「初めて骨折って診断を受けました。去年の暮れぐらいからちょっとずつ始めて、今年に入ってから普通に練習しました。感じは…難しいですね。走ってみないと。久しぶりに寒いなかで冬季移動に来てる若い人とやって自分の老いを感じました。でも、できる限りの準備はしてきたつもり」
池野健太は一次予選で森田優を破った1月和歌山記念の再現を狙う。
「調子は普通ですね。特別いいとは思ってない。A級の時からあっせんが詰まり過ぎて練習があまりできてなかったけど、今回は空いたので、ここ最近では練習ができました。前回は展開が向いたのもあるけど、今回も再現したいですね。S級一発目で飛んでショックだったけど、和歌山では2日目以降も動けたので自信になりました」
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佐藤慎太郎(写真)は1月和歌山記念で優出とまずまずのスタート。イベントなどで年明けから多忙だが、地元戦に向けて仕上げてきた。
「忙しいけど、しょうがないですね。でも、うれしいっすよ。練習に集中できない。そこがポイントだけど。来月のJKA表彰とかが終わったら、落ち着く感じでしょうね。大宮(記念最終日)のイベントが終わった日にこっちに来て練習してました」
12月別府記念の落車で鎖骨骨折した浅井康太はここから復帰する。
「初めての鎖骨骨折でした。年内はローラーだけの練習をして、やっとモガこうかなと思ったら熱が出てしまった。(思うような)練習はできてないです。(去年)グランプリから離れてみて、8年間そこだけに追われてきた自分が小さいなあと。もちろんグランプリは目指すけど、それ以上にファンの方が楽しめるような競輪を作っていきたいなと思います」
山田英明は気持ちも新たに、今年最初の記念開催を迎える。
「(フレームを換えて4場所目)けっこう周りにも出てるねと言われるし、悪くはないと思う。メーカーも違うし、今までの基準とは感覚が違うけどね。去年は1年を通して全体的に悪くないとこをキープしてた感じ。GIでも2回決勝に乗るチャンスはあったけど、甘いなと思いました。今年は気合いを入れて。別人になれるように頑張ります」
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