佐々木悠葵は、今年すでにFIで5度の優勝。前回の小松島では記念初優出を遂げ、初出場となるビッグではどんな走りを見せてくれるのか。
「5回の優勝は(FIで)7車立てのことですからね。(3場所前から換えた)9車用のフレームはスピードに乗るといいかなと思います。まだまだ全体的な力が足りないし、練習でもあと3キロくらいスピードが出るようにならないと本番(実戦)でもダメかなと」
前々回の立川を311着、前回の佐世保222着とFIでまとめている諸橋愛(写真)が、佐々木とのタッグでオープニングを務める。
「練習の感じが良くて、レースが…っていうのがあったんですけど、だいぶ戻ってきたかなと。(6月の別府記念、高松宮記念杯の連続落車は)さすがに厳しかった。(前回は)状況判断もできてるし、反応も悪くなかった。終わったあとに強めに練習をやって、あとは調整をしてきました」
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一昨年12月の佐世保以来となる通算5度目の記念制覇を、前回の地元、小松島で飾った太田竜馬(写真)は、中10日の今シリーズも仕上がりは順調のようだ。
「(練習は)いつも通りやってきました。練習ではめちゃめちゃ調子がいいって感じではないけど、体が思い通りに動いているのかなと。ちゃんと勝てているんで、いいかなと思います」
千葉トリオは、鈴木裕が重責の番手回り。ラインでの上位独占の大きな鍵を握っている。
「前回は周りの人たちは評価してくれているかもしれませんが、僕のなかでは反省点があります。とくに準決はムキになっちゃいました。(ここ2場所が)7車立てで9車とは違うけど、感触はずっといい」
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決勝では落車事故のアクシデントもあった久留米記念だが、吉田拓矢(写真)がまくりで優勝を飾った。
「(前回の久留米は)感触は良かったけど、初日、2日目は後輩たちのおかげで勝てた。そのあとはちょっとリフレッシュしながらやってきました。体調面での不安もなく来られました」
小松崎大地は、前回の小松島記念の準決で失格の憂き目をみた。
「目の前の一戦、一戦(に全力投球)が大前提ですが、(8月の平の)地元オールスターはどうしても意識をしてしまう。(年齢的な)体の変化も感じているし、若い人たちと成長具合が違うのは肌で感じている。でも、まだ上積みができると思っている」
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野原雅也(写真)は、高松宮記念杯の落車による影響で地元、福井記念を欠場。中3週間以上空いて、今シリーズを迎える。
「落車の影響は、いまはとりあえずないと思います。走ってみないとわからない部分はありますけど。函館は初めてなんで指定練習でしっかりと感覚をつかみたい」
小川真太郎は前回の小松島記念で地元Vのチャンスもあったが、太田竜馬の番手で伸びを欠いた。
「(小松島記念が)終わってからは2日間くらいゆっくりして、そこから練習もできた。(番手での)課題も多いので、小倉(竜二)さんに教えてもらった」
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山口拳矢(写真)は、高松宮記念杯を挟んで別府、福井と記念を連続で決勝に進出。前回の福井では3連勝の優出で、ビッグでも期待は高まる。
「脚自体は問題ないと思います。(中3日だったんで)1日だけ練習をした感じです。GII以上になると(初日)予選からメンバーが厳しいけど、経験値は上がっていると思います」
近況の勝ち星は3場所前の別府記念の準決のみと、リズムに乗り切れない大槻寛徳が、現状をこう分析する。
「良くもなく悪くもない、普通の感じです。(FIの)前回も物足りないし、9車立てでも最近は物足りない感じがある。そのあとはここに向けてやってきました」
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決して好調とは言えない状態のなかで、町田太我(写真)は前回の小松島記念を2139着。決勝はシンガリに沈んだが、超高速カマシでレースを支配した。
「小松島は感触が良くなかったので、それを踏まえた上で練習をしてきました。GIIは初めてですし、3日間しっかりバックを取りたいって気持ちが強いです」
浅井康太は前回の名古屋FIを611着。4月の小田原以来、今年3度目の優勝でムードは悪くない。
「優勝できたからいいけど、初日の柏野(智典)さんのブロックでギックリ腰になった。それでもなんとか調整してという感じでした。そのあとは様子を見ながらトレーニングをした。あとは(今回から)自転車を元に戻した」
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前回の福井記念の初日は悪天候の影響でレースが中止になった皿屋豊(写真)は、2日目以降を141着。
「(抽選で勝ち上がれた)初日のガラガラ抽選は緊張しました(笑)。準決は失敗したけど、決勝でも戦える手応えはあった。それだけにちょっと残念でした。ここは一昨年の171着で浮上というかブレイクのキッカケになったバンクです」
前回の久留米記念を1381着の寺崎浩平は、4日間通して積極策で内容の濃いレースを披露した。
「久留米は4日間、主導権を取っていい競走ができたかなと。そのあとは1回(ナショナルチームで)競技大会を挟んで練習をしてきました。体調的には大丈夫です」
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予選スタートの佐藤慎太郎(写真)は、山崎賢人を目標に格の違いを見せたい。
「予定通りやってこれたし、調子自体は悪くなかった。(初日は)想定してなかったメンバーだけど、(一昨年の)ウィナーズカップの決勝戦でも付かせてもらった山崎君にいく。すごく強かったのも覚えている。(ほかのレースでも)後ろがちぎられているのも見ているので、気を引き締めていきたい」
山崎賢人は決勝にコマを進めた高松宮記念杯から、ナショナルチームの沖縄合宿を終えて今シリーズに臨む。
「3週間くらい沖縄で合宿をしてました。(佐藤)慎太郎さん、大森(慶一)さんが付いてくれるんで、3車でしっかりと頑張ります。ラインで決まるように走りたい」
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練習中に左ヒジの骨折に見舞われた平原康多(写真)は、5月広島全プロ記念以来、およそ1カ月半ぶりの実戦。
「(6月7日の練習中に左ひじの骨折して)骨折っていう診断を受けてからは自転車に乗れる状態じゃなかったので、2週間は主に下半身のトレーニングだけをやりました。乗れるようになってからは、ちょっとずつやれることをやって準備してきた感じです。タイムだけで言えば、骨折する前より出てるくらいなんですけど、あとレースでの感覚とか、そういうのを合わせていく感じになると思います」
初日特選は単騎になる古性優作は、前回の福井記念で通算6度目のGIII制覇。GIIのここで勢いを加速させたい。
「(福井のあとは)普通に練習しました。(調子は前検日の)いまからバンクに乗ってって感じですね。(函館は2カ月前にも走っているが印象は)気持ちがいいですね、走ってて。(初日は)単騎でしっかり頑張ります。自力自在に」
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6場所連続の完全V、18連勝中の高木真備(写真)は、昨年平での当大会を制覇。同じ北日本地区で連覇がかかる。
「いつも通りバンクに入って、バイク誘導を中心にやってきました。調子は問題ないと思います。連覇とかはあまり考えてないですけど、サマーナイトフェスティバルはずっと相性がいいので、楽しみにきました」
柳原真緒はスピード練習をプラスアルファして、今シリーズに備えてきた。
「いつもはバンクに入らないんですけど、バンクに入って調整をしてきました。スピード練習もできて、タイムも出ているので、あとはそれが出せればと思います。(この大会は)毎年、8番手とかなので、まずは決勝に乗りたいですね」
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ナショナルチームの活動で香港の海外遠征を挟んで11連勝中の佐藤水菜(写真)は、好調キープに笑みを浮かべる。
「前回(青森)が終わってからマッサージを受けて、すごく調子がいいです。(受ける前よりも)体調が全然違います。自己ベストも出ているし、パワーも上がっている。自分の力をしっかりと出して、1着を目指します」
中17日とゆとりのローテーションの石井寛子は、まずは初日予選に集中力を研ぎ澄ます。
「(ガールズケイリンフェスティバルは)2年間、初日に7着をしているので、今年はリベンジのつもりできている。今年の目標はまずここっていう気持ちでいます。(前回から)結構、空いていたので練習と休息をとりながらきました」
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児玉碧衣(写真)は、初日に妹弟子の尾方真生との対戦に気を引き締める。
「初日に妹弟子と当たるんで緊張する。普段、アドバイスをしているんで、負けられない気持ちです。前回の小倉が師匠(藤田剣次)と一緒でセッティングを出してもらったので、そのあとの練習でのタイムも良かった。姉弟子のプライドもあるんで負けられない」
鈴木美教は、前回の佐世保112着から中4日の強行軍。
「ケアもしっかりとしながら、練習をしていつもと変わらずにやってきた。マッサージとかもしてきているので、疲れは大丈夫です。(前回の)佐世保の決勝は接触とかのアクシデントもあって、優勝ができなかったのは悔しい。でも、レースはまた次があるので、ここでしっかりと思ってます」
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