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ふくい競輪

FUKUI KEIRIN

51#

検車場レポート

  • 7/6 Wed.  (前検日)
  • 7/7 Thu.  (1日目)
  • 7/8 Fri.  (2日目)
  • 7/9 Sat.  (3日目)

1R

 阿部力也は前々回の高松宮記念杯から1着が遠い。なかなか煮え切らない現状に本人も首をひねる。
 「ちょっと良くないですね。いいところが見つからないっていうのが正直なところです。脚が良くても展開が悪かったり、脚と流れがかみ合っていない感じ。前回の四日市のあとに熱中症っぽくなって、休みを入れてきた。直前に練習して、なんとか間に合ったって感じですかね」
 河合佑弥は一時期の不振から脱却し、成績が良化。前回青森は欠場したが、状態面の不安なしを強調する。
 「ずっとレース間隔が詰まっていて、疲れが出てしまったので前回の青森は欠場しました。けど、練習もケアもやってこれたので不安はないです。5月の京王閣からセッティングを変えて、感触自体は良くなってきましたね。今までは力が逃げてしまっている感じだったんですけど、うまく伝わるようになってきた。スピード自体も上がってきて、練習での感触も上がってきている。初日が大事なので、しっかりと勝ち上がれるように」

2R

選手の写真です。
谷口遼平選手
 谷口遼平(写真)は前回、前々回と連続落車。状態面が気になるところだが、大きな影響があるわけではなさそうだ。
 「怪我自体はひどくなかったですよ。でも、少し休んだので、練習量の不安はあります。(高松宮記念杯では)これまでGIで戦える感じはなかったけど、戦える気がした。より一層頑張らんとって気になりましたね。今年の前半が良くなかったし、ここからしっかり良くしたい。(初日は)同期同級生の長尾(拳太)としっかり決めたいですね」
 高松宮記念杯で落車した松本貴治は、復帰戦だった前回の久留米記念で1勝を含む2連対と成績をまとめた。上々の手応えをつかんで今節に臨む。
 「前回の久留米は久々にいい感じで走れました。帰ってから練習もできましたし、自転車のセッティングを煮詰めながらさらにいい感じになってきたと思います。期の初めなので、いい流れを作れるように頑張りたいですね」

3R

選手の写真です。
柴崎淳選手
 柴崎淳(写真)は昨年、当所で行われた大阪・関西万博協賛競輪GIIIを制している。だが、その後の落車もあって、常に体調と相談しながらレースに挑んでいる。
 「手応えは普通ですね。前回が終わってから、雨続きで思ったような練習はできなかった。走ってみないとなんとも言えないですね。去年の(大阪・関西万博協賛競輪)GIIIを勝ったあとは良かったんですけど、そこから怪我の後遺症が出て。それとうまく付き合ってやっていくしかない」
 岡崎景介は春先から成績が急上昇。FI戦の予選はコンスタントに突破できているうえに、優出も果たしている。強力な相手はいるが、奮闘したいところだ。
 「3月の松山から重たいフレームに換えていきなり予選を突破できて、4月四日市の最終日に靴のインソールを変えたらすごく力が伝わるようになりましたね。体とか脚は変わっていないので、良くなってきたのはそれが理由だと思います。でも、やっぱり110点近い自力選手が相手となると、そう簡単にはいかないと思うので、どうにかしたい」

4R

 菅田壱道は、今年の全日本選抜で誘導員早期追い抜きの失格を喫して、約130日間のあっ旋保留。少したくましくなった姿で、検車場に現れた。
 「(欠場中は)競輪というよりも、自分の体と向き合って筋トレをしてきた。こんなに空くこともないですし、2カ月くらいは自転車に乗らず、普段できないようなウエートトレーニングを積み上げてきました。久しぶりに自転車に乗ったら自分でわかるくらい、ダッシュと持久力が上がっていた。1カ月前にここのあっ旋が入ってから、競輪を見だして、モチベーションも高めてきました」
 島川将貴は、高松宮記念杯で1勝。次の立川FIも1勝で優出したが、その反面大敗も多い。今節からは新車を投入するようで、心機一転の心持ちだ。
 「GIでは脚力差を感じたし、乗っていた感じも悪くて良くなかった。地元で記念をやっていた関係でバンクではあまり練習はできなかったんですけど、新車でモガいてみた感じは立川よりは良かったですね。(フレームの)寸法とかは変えずに、セッティングを少し変えました。また今期からしっかり頑張っていきたいですね」

5R

選手の写真です。
伊藤旭選手
 伊藤旭(写真)は前回の久留米記念で、通算2度目のGIII決勝進出。自力でも、人の後ろでも奮戦した。九州期待の若手は、着実に経験を積んでスケールアップを果たしている。
 「久留米は4日間、徐々に調子が上がっていい感じでした。ラインから優勝が出てうれしかったし、いい経験を4日間できたと思う。決まり手は特に意識していなくて、自分のスタイルで勝ちにいけるように走っている。今回も決勝に乗ることを目標に頑張りたい」
 地元の脇本勇希が登場。初出場だった昨年の地元記念は、準決に進出して3度の確定板入り。最終日には1着もマークした。それから1年。さらに大きくなった姿を地元ファンの前で披露する。
 「去年は記念と関西万博協賛競輪(GIII)を走らせてもらったので、地元のGIIIは今回で3回目ですね。去年の記念は準決まで勝ち上がれましたけど、甘くはないと思っている。欲を言えば決勝まで勝ち上がりたいですけど、まずはしっかり一戦、一戦頑張っていきたい。今回は車輪も交換したり、サドルとハンドル以外はほぼ新品に変えて走ります」

6R

 森田優弥は高松宮記念杯の初日に痛恨の失格。しかしながら、前回の立川FIではきっちりと優出し、決勝も果敢な先行策で魅せた。昨年優出を果たした今大会で、さらに上昇気流に乗っていきたい。
 「立川の最終日にセッティングを変えて、いい方向につながったし、練習もできた。練習はバンクと街道を組み合わせて、良い状態だと思います。福井は去年まで相性が悪かったんですけど、去年の記念で決勝に乗れたので、イメージが変わりました」
 その森田の番手は連係実績ある恩田淳平が務める。まだまだ自力のイメージがあるが、直前の奈良FIは3日間番手回りで準Vの成績を収めた。
 「自力をやめたわけじゃないですけど、ここ最近は番手戦がメインになってきてから安定していますね。もともと体も小さいので長い距離を踏むのは厳しいし、どちらかというとこっちの方が合っていると思うし嫌いじゃない。森田君とは去年の久留米記念以来で2回目。その時は2人で共倒れだったので、今度は決めたいですね」

7R

 中本匠栄は、同地区の若手の台頭と共に戦法を追い込みにシフトチェンジ。一次予選敗退となった高松宮記念杯を省みて、今節からの復活を期す。
 「高松宮記念杯は状態的には悪くなくて、判断だったりっていう面で良くなかった。若手が育ってきて、追い込みでやるって決めたので、若手のレベルアップと共に自分も力をつけていきたい。高松宮記念杯でフォームがズレていたので、練習で修正して良くなっていると思う」
 松岡辰泰は、補充出走だった高松宮記念杯で3日目にGI初勝利。勢いづく九州の若手を代表する一人だ。
 「前回から中4日で軽めですけど、休んで練習してっていう感じで調整はできたので大丈夫ですね。今年はダービーと高松宮記念杯って2つGIを経験できて、そういう舞台にも徐々に慣れてきましたね。前回の高松宮記念杯はGIで初めて1着を取れましたし、状態も上がってきていると思います。9月までがヤンググランプリの選考期間なので、今回と来月の岸和田GIIIで結果を出して、もっと点数を上げたい」

8R

選手の写真です。
小森貴大選手
 地元の小森貴大(写真)は、前回の久留米記念を途中欠場。体調の回復に努めて、大事な今大会に備えてきたようだ。
 「久留米は腰が痛くて力が入りづらくなってしまったので途中欠場してしまいました。ここまではケアと練習を五分五分でやってきました。久留米よりは良くなっていると思います。地元記念はなかなか呼ばれることが少ないですし、いい結果が出ないことの方が多かった。気持ちが空回りしないように、心と体をコントロールできれば結果は出ると思います」
 鈴木竜士は、2月の全日本選抜3日目に誘導妨害の失格を喫し、4月からの3カ月間があっせん停止。106日間の欠場から、今節が復帰戦となる。
 「ゆっくり過ごしつつ、トレーニングはやっていました。欠場するまでは調子良く動けていましたけど、3カ月空いたので。レースを走っていないので感覚的なところはわからない。でも、フィジカル的なところは変わっていないと思います」

9R

選手の写真です。
伊原克彦選手
 伊原克彦(写真)は一昨年の当所70周年大会で決勝に進出。準決で敗れた昨年の雪辱を晴らすべく、地元記念に気合十分で挑む。
 「前回(弥彦)よりはいい状態だと思う。1走、1走、力を出し切るだけだけど、決勝に乗れるように頑張りたい」
 久米康平は、2勝を挙げた5月ダービーのあとは白星がなく、一息入った感じは否めない。だが、本人の顔色は明るく、一変の余地はありそうだ。
 「(前々回)6月の高松からフレームを換えて、色々と試していたんですけど、前回の最終日にようやくセッティングが見つかった感じですね。フレームの特性を考えて、よりタテへ進むようなセッティングに変えました。練習で乗った感じも良かったですし楽しみですね」

10R

 5月の函館記念でGIII初優勝を飾った瓜生崇智だが、その後のFI戦ではやや物足りない成績。自虐的に語りながらも、冷静に自分を見つめ直した。
 「函館はラインのおかげで優勝できたけど、FI戦を見てもらったらわかる通り、あんなもんっす。ダービーで自力が通用しないってわかったし、戦法をそろそろ見極めていかないといけない。自力は捨てたくないけど、今の力でトップと戦うには現状の戦法しかない。ここまでは、普段通り練習もケアもしてきた」
 鈴木涼介は、ここでS級デビュー戦を迎える。A級1、2班戦ではダッシュを武器に、積極果敢な競走で白星を積み重ねてきたが、S級ではどんな走りを見せるのか。
 「今期から初めてのS級で、記念はもちろんですけど9車立ても初めてです。相手はみんな強いですけど、今まで自分がやってきた先行のスタイルで、自分の脚力がどこまで通用するのかやってみたい」

11R

選手の写真です。
野原雅也選手
 一次予選のメインは地元の野原雅也(写真)が務める。ここまではダービー、全プロ記念、高松宮記念杯と、大きな着こそ続いているが、地元の大一番となれば話は別だろう。自身も状態の向上に励んできたようだ。
 「ダービーぐらいから良くないんですよね。焦りとかもあって、一生懸命トレーニングはしています。師匠(野原哲也)とか、市田(佳寿浩)さんとも話して、回復するように、良くなるように務めている。直前の練習の感じは良かったし、しっかりやれること、できることはすべてやってきました」
 稲垣裕之は、高松宮記念杯の最終日に失格し、次の久留米記念も3日目に途中欠場。失った流れを、ここで取り戻したい。
 「岸和田は状態自体は良く走れたんですけど、失格でファンの方々に迷惑を掛けてしまった。久留米は疲れが出て、アップ中にギックリ腰になってしまった。ここまではケアと、追い込んだ練習をできました。流れが悪いけど、後半戦は気合を入れて」

12R

選手の写真です。
脇本雄太選手
 今節の主役は何と言っても脇本雄太(写真)だ。5月に2度目のダービー制覇を含め、4月豊橋FIから5場所連続優勝中で圧巻のパフォーマンスを披露している。これまで5度制している地元記念で、今年もファンを魅了する。
 「腰痛が出たので大事を取って1週間休んで(練習を)再開しました。ここに向けて仕上げたというよりは、最終的にはGIが勝負になるので、あくまでも途中段階。それでも十分戦える状態ではあります。プレッシャーもかかるし、メンバーもキツいけど、そこも含めて優勝を狙いたい。気合を入れて。古性(優作)と南(修二)さんは頼もしいラインだと思うので、ラインで決められるように」
 昨年の覇者である古性優作は、いまや脇本の最強のパートナーと言っていい存在。ただ、直前の久留米記念を欠場しているだけに、仕上がり具合が気になるところだ。
 「高松宮記念杯前に痛めた股関節があまり良くなくて、できることを探してやっている状態。やりたい練習はできていないですね。ウエートトレーニングに関してもできることは限られているので。できる範囲で追い込んでやってきた。グランプリ(チャンピオン)ユニフォームを着て、大きい大会では結果が残せている。記念で優勝はできていないけど、責任は果たせていると思う。体を整えて100%の力を常に出せるように。まずは(脇本に)しっかり付いていくこと。去年は優勝したけど、自力もいっぱいいるし、僕は僕で頑張る」
 松浦悠士が小松島記念から中2日で追加参戦。過密な日程のなかで、追加を引き受けた経緯をこう説明する。
 「走りたかった気持ちがあったので、追加が入ったらいいなと思っていました。(小松島での)感触はだいぶ良くて、気付くこともあった。それを練習で試したいと思っていたけど、レースでやるのが一番いいと思った。調子が良くても、基本的な脚力不足もあるし、自力が強い人と戦う時に自分は足りていないって感じている。今回は脇本さん相手にどうやって戦えるか。小松島のダメージが少なかったので、疲れは特に感じていない」

1R

選手の写真です。
坂本周作選手
 前受けの河合佑弥が誘導を残したまま下げて、坂本周作(写真)が押える。すかさず谷口友真が打鍾で叩いて、受けた坂本は3番手を確保する。8番手に置かれた河合は仕掛どころを逸して、坂本は最終バック手前からのまくり。難なく谷口をまくり切った坂本は、番手から詰め寄る阿部力也を振り切って1着スタートを決めた。
 「河合君が前を取ってくれたら一番いいなって思っていたら、そうなった。(河合が)誘導を残して引いたのでペースも上がっていって、本当は谷口さんを突っ張って河合さんを待とうと思った。けど、弱気なところが出た。そのあとすぐ河合さんが来ると思ったけど、来なかったので自分の行けるところからって感じでした。良くないかなって思ったんですけど、阿部さんに差されていないので悪くないのかな」
 坂本を差しての北日本ワンツーが車単の1番人気に推されていた阿部力也だったが、8分の1車輪届かずの2着まで。
 「(坂本は)しっかり自分のいけるところからいってくれればって思っていました。先行でも、タイミング次第では出させてまくりでも。追走はできているけど、踏み込んだ時の進みが良くない。一時期に比べると一息というか、悪循環が続いている。最近は自分で展開もダメにしてしまっている部分もある。自転車はいじらずに体をケアしたい」

2R

 スタートけん制が入り、後ろ攻めとなった格清洋介が赤板で谷口遼平を押える。打鍾目がけて中村隆生が叩くと、関東勢を追って松本貴治が3番手に追い上げる。8番手に下げていた谷口は、3コーナーから早めに巻き返して中村を叩く。松本は最終ホームで俊敏に中部勢後位にスイッチ。切り替えた勢いのままにバックからまくって、谷口をねじ伏せた。
 「スタートけん制があっても、位置をしっかり取ってからと思ってました。(最終)ホームで谷口君が来る前に仕掛けられそうだったし、そこをちょっと見てしまった。もっとしっかり、いけるところで仕掛けられていたらラインで決められたと思う。(前回の)久留米から自転車の感じが徐々に良くなってきた」
 最終4コーナーでは接触があって長尾拳太が落車。早めにまくり返した谷口遼平が2着に粘った。
 「前と後ろはいらないと思ってたけど、けん制で前からになりました。後方になるくらいならと思って仕掛けたけど、中村君も、格清君も、もっと(松本)貴治を警戒してほしかったですね。(松本が)スイッチしてくる感じで、良くないなと思った。もっと掛かっていれば合わせられたと思うし、バックの向かい風で加速しきれなくて長尾君に申し訳なかった。(落車明けで)もっと悪いと思ったけど、思ったよりは動けている」

3R

 大矢崇弘、岡崎景介、坂本周輝の順で動く。前受けから下げ切った柴崎淳は、打鍾と共にカマシを放つ。最終ホームではきれいに出切り、4番手以降は車間が空いてしまう。懸命に逃げ粘る柴崎を、番手絶好態勢の山口泰生が余裕を持って差し切った。
 「(柴崎が)めちゃめちゃ強かったですね。(踏み出しの)タイミングが合わなかったら(離れて)ヤバかったと思う。疲れはないですけど。前回が終わって治療院にいって良くなったと思う」
 柴崎淳は持病の腰痛を抱えながらも、会心のカマシを決めて2着に逃げ粘った。
 「もう(先行は)1つの作戦のうちにありましたね。今の状態で構えてラインで共倒れに終わるよりもって思っていましたし、行けるところがあればって。1着なら100点でしたけど90点くらいですね。(腰の)痛みはありますけどレース中の3分だけは忘れようと思って。ケアをしっかりして、できるだけ良くなるように」

4R

 赤板で小笠原光が勢いよく切り、打鍾で中釜章成が6番手からカマす。この仕掛けにあおりもあって中釜マークの藤井昭吾は離れ気味。しかしながら、中釜が最終ホームで小笠原を叩き切ったのを見ると、番手に追い上げて付け直す。藤井は4コーナーから踏み込み、直線で抜け出した。
 「車番も良かったので、中団からいいタイミングでカマしてくれればと思ってました。タイミングによっては出させて3番手でも良かった。島川(将貴)君をけん制しながら、ジャンで落ち着いてカマしてくれた。合わされるかと思って内に降りようと思ったら、1車だったからか小笠原君が緩めてくれた。ちゃんと付いていかないとと思うけど、離れたから緩めてくれたんだとも思うし、その辺はVTRを見て確認したい」
 近畿勢に叩かれた小笠原は、3番手に入り直す。小笠原マークの菅田壱道は、島川の巻き返しを止めてから、3コーナーで外に浮いた小笠原の内を踏んで2着に突っ込んだ。約4カ月間のブランクがあったが、上々の立ち上がりを見せた。
 「島川君が来たタイミングで、自分が振ったら、小笠原君も振ってしまっていた。あの辺は反省点ですね。(小笠原が)前に踏んでくれれば、止められるので。緊張感もあったけど、レースの流れの中で自分の役割を最大限できた。あとはラインで意思疎通ができていなかった。脚自体は問題ないし、空いたわりにはレース勘も問題ない」

5R

選手の写真です。
田中誠選手
 磯島成介が赤板で切り、北日本勢に伊藤旭が続く。下げて7番手の脇本勇希は、打鍾でカマして前団に迫る。脇本は最終ホームで磯島を叩き切るが、今度は伊藤がすかさず仕掛けてバックでまくり切る。伊藤をマークした田中誠(写真)が、直線で外に張りながら抜け出した。
 「伊藤君は自在のスタイルでやっているので、それを踏まえてって感じでした。詰まった感じだったのであそこで行くだろうと思っていたので、付けやすかったですね。でも、伊藤君はダッシュが良いので余裕はなかったですね。車間が空いていましたし。次に付けるときはもう少し気を付けて、付けたい。後ろを確認したら佐々木(雄一)さんがいたので、張ってと思って。抜くのは最後でいいので」
 伊藤の仕掛けに九州ライン3番手の古川貴之が離れる。磯島マークから田中後位に切り替えた佐々木雄一が、直線で迫って2着。
 「(磯島は)駆けだす前に脚を削られてしまって、大事なところで行かれてしまいましたね。体は思ったほど軽くなかったし、バンクも重い感じでしたけど最後は思いのほか進みましたね。今日(初日)は重かったですけど、1走すればまた変わると思うので」

6R

選手の写真です。
池田憲昭選手
 赤板過ぎに太田将成が切り、成松春樹が押えるが、この動きに小川丈太は乗っていかずに8番手で構える。森田優弥が2コーナーでカマすと、太田と、小川丈も追い上げて中団は3車で併走になる。小川丈が行き切れないと判断した池田憲昭(写真)は、最終ホームで内に降りて態勢を整える。池田はバック手前からまくり上げ、恩田淳平のけん制も乗り越えてアタマまで突き抜けた。
 「(小川丈は)ジャン前の1センターでしっかり切ってくれれば展開も違ったと思うんですけど。そこを見てしまったので8、9番手になるよね。あそこ(最終ホーム)じゃちょっと(迎え入れるのは)厳しいよね。余裕はあったけど、いけるところまでと思って踏んで、(自転車を)外に出せてるってことは(調子が)いいのかな。切り替えた時点で、自分で動かないとどうにもならないと思っていた」
 森田の先制に乗った恩田淳平だが、けん制及ばず3着が精一杯。
 「どうせ前を取らされると思っていたけど、森田君の気持ちが入っていた。(森田と)2回目の連係で、先行してくれたのは初めて。やっぱり初めてだと、どれぐらい掛かるかとか、踏みあがり方もわからず、車間を切れなかった。今日(初日)のパターンだと車間を切らないとダメでした」

7R

選手の写真です。
松岡辰泰選手
 簗田一輝が切り、下井竜が押えて先行態勢へ。前受からすんなりと下げた松岡辰泰(写真)は7番手のポジショニング。下井がハイペースで駆ける中、松岡は最終ホーム目がけて反撃を開始。清水剛志のけん制を乗り越えてバックでまくり切った松岡は、そのまま失速することなく、中本匠栄をも振り切った。
 「自分を後方に置いてって感じで組み立ててくると思ったので、前の方が楽かなって。ジャンは向かい風なので、4コーナー、ホーム目がけて行ければって。風にも乗って良かったです。今日(初日)は1周しっかりとモガけて、最後はタレたと思ったんですけど良かったです。期の一発目なので気持ちを入れて」
 中本匠栄は前を交わせずの2着にも、同県の後輩の成長に目を細める。
 「タツ(松岡)が前が良さそうな感じだったので、あとはタツが自分のタイミングで行ってくれればって思っていました。ホームは叩き切るなって感じだったんですけど、最後の踏み直しもしっかりしていて強かったですね。状態的には悪くないと思うんですけど、前の掛かりと自分の抜きに行くタイミングがマッチしていないというかミスったのかな」

8R

 赤板1コーナーで切った伊藤慶太郎がそのまま踏み上げてペースを上げるが、小森貴大が力ずくで叩いて前に出る。出切った小森がペースを緩めると、3番手は北野良栄と伊藤で併走に。前のもつれを見た畝木聖は打鍾過ぎ3コーナーからカマして、最終ホーム過ぎに中国ライン3車で出切る。4番手に入り直した小森が徐々に空いた車間を詰めていくが、それを察知した西田雅志が2センターから前へ踏み込んで抜け出した。
 「ジャンではまだ小森君の距離じゃないし、流すかと思ったら伊藤君が粘っていた。前は流しているし、詰まっているし、絶好じゃんと思ったら、いいところで(畝木が)カマしてくれた。バックの向かい風が強くてタレてきて、小森君の気配も感じたし、早いと思いながらも1着を取らないとと思って踏ませてもらった。難しい判断でした。一本休んでからのここだったんですけど、練習はしっかりできたのでその成果が出た」
 地元の小森貴大はなんとか中団で立て直し、2着に食い込んだ。
 「しっかり主導権を取ろうと思っていたけど、(伊藤が)切ったところの上をいく時にだいぶ踏まされて脚を使い過ぎた。もたないと思って、ペースに入れたら嫌なタイミングでカマされた。自分だけが確定板にからむような競走になってしまって申し訳ない。体調と、セッティングを修正する」

9R

選手の写真です。
村上直久選手
 前受けの藤井栄二は、赤板で久米康平の上昇を突っ張る。久米は中団に入り直し、7番手の齋木翔多はタイミングを見計らって打鍾過ぎに一気に巻き返す。対応が遅れた藤井は叩かれてしまい、南関勢の主導権。齋木マークの村上直久(写真)は、久米のまくりを止めてから前に踏み込んで抜け出した。
 「(齋木は)すごいスピードでした。離れるかと思いました。一瞬離れたのかな。運が良かったですね。すかさず3番(久米)が来ていた。もう誰も来れるとは思っていなかったんですけど、気づいたら横にいた。張りながらって感じでしたけど、もう少し残したかったですね。千葉の岩本(俊介)君のダッシュもすごいけど、あんなダッシュは初めてというか今までで一番キツかったです」
 2位入線は濱田浩司だったが、最終2センターで斜行して失格。村上に続いた奥原亨が2着に繰り上がった。
 「すごいスピードでしたけど、(最終)1コーナーのところをしのげて良かったです。最後も諦めずに踏んで良かった。今期初めてのS級なので、齋木君と村上さんのおかげです。普通には走れていると思います」

10R

選手の写真です。
福田知也選手
 周回中は6番手だった嶋津拓弥は、赤板で先に動いて勢い良く切る。すかさず鈴木涼介が叩いて主導権を奪う。切った嶋津が3番手かと思いきや、瓜生崇智が打鍾過ぎに外から追い上げて3番手は併走になる。瓜生は最終バックで外併走からまくり上げるが、マークの松岡貴久はさばかれて瓜生後位には福田知也(写真)が切り替える。まくった瓜生を、福田が直線であっさりと抜き去った。
 「瓜生君がうまくて強かった。(松岡が)少し遅れていたので、とりあえず自分の位置を確保した。嶋津君を迎え入れるか迷ったけど、内に差していたし待てないと思って切り替えた。余裕があったし、かなり調子はいい。セッティングと、フレームを変えて、いい時のものに戻した。自転車が流れているし余裕がありますね」
 俊敏な立ち回りからまくった瓜生崇智だが、最後は末の粘りを欠いて3着。
 「ちょろちょろしていて、忙しかったですね。僕らしいレースはできたけど、脚がないです。(松岡)貴久さんが後ろにいるかもわからなかった。(最終)3コーナーで一杯だったし、恥ずかしいくらい自力は通用してないです」

11R

 切った山本紳貴を、鈴木輝大が打鍾前に押える。押えて流し気味の鈴木に対して、下げて7番手の野原雅也は3コーナーから反撃を開始。野原は番手の稲垣裕之の口が空いてしまう程の加速で、抵抗する鈴木を最終1コーナーで叩き切る。そのまま別線に出番を与えなかった野原は、最後も力強く踏み直して逃げ切った。
 「(前受けからのレースになったが)あんまり考えずにって。前の様子を見ながらでしたけど、なんとか叩けて良かったです。結構、叩きに行く時に前も強くて脚を使ったので、ゴール前はバタバタでキツかったですね。練習の調子よりも、結局走らないとっわからないこともある。すごい緊張しましたけど、久々に1着を取れてうれしかったです」
 稲垣裕之はなんとか野原に付け直して、2着に続いた。
 「(野原は)すごいダッシュで口が空いてしまいました。最後の踏み直しもしっかりしていて、抜く脚は残っていなかったですね。前回はぎっくり腰をやってしまって、もう痛みはないんですけど、腰をカバーしながらの乗り方になってしまっているので、そこを修正できるように」

12R

選手の写真です。
脇本雄太選手
 前受けの脇本雄太(写真)は、例によって誘導と大きく車間を切って別線の出方をうかがう。松井宏佑が赤板で押えて、南関勢に松浦悠士、関東勢も続く。下げ切った脇本に対し、松井はなかなかペースを上げない。それを見た脇本は赤板2コーナーの山降ろしを使ってカマす。必死で踏み上げた松井をいとも簡単に叩き切った脇本の主導権。ハイスピードのカマシに別線はなすすべがなく、そのまま脇本が逃げ切った。
 「相手がどうこうよりも、自分が仕掛けたいところでいけるかどうか。今回に関してはそれはできたかなと思う。どうせ前を取らされると思っていたし、自分の戦法を後ろもわかってくれている。絶対的な信頼感を持って仕掛けました。ダッシュの部分は物足りない感じはするけど、ゴールまで踏み切れているのは評価できる。痛みは残っているけど気にならないです。(お客さんの応援がすごいと)この前のFIの時から思っていた。脚に関して修正できることはほぼないけど、暑い中で気持ちが切れそうになるので気合を入れて走りたい」
 脇本に叩かれた松井は、古性優作の内で併走になるが、最終バックで後退。古性は直線で脇本を抜きにかかるも、その差は詰まらず2着に流れ込んだ。
 「何も考えず後輪だけ見ていました。すごかったっす。(松井との)併走は特に気にしていなくて、内はほぼ見ずに、まくりが来たら止められるようにと思っていた。もって来られた時に対処できるように、フォームだけは意識していた。(脇本と)車間を切ったのが失敗でした。(股関節は)レースを走ったら痛みはないけど、脚は落ちているなって感じはする。乗り方を変えてみたので、レースを見て考えたい」
 打倒脇本の一番手かと目された松浦悠士だが、やはり単騎の不利は大きかったようで7着に終わった。
 「松井君も流していたし、叩こうか判断を迷った。あの緩め方だったら脇本さんは絶対に来ちゃう。ラインがあったら叩いてましたね。踏んだ感触はすごい良かった。楽に(スピードを)上げられた」

6R

選手の写真です。
藤井昭吾選手
 小森貴大が簗田一輝を打鍾前に叩いて先制する。吉澤純平は7番手に置かれ、小森がペースを上げて最終周回へ。小森マークの藤井昭吾(写真)は前と車間を切って別線の反撃に備え、詰めた勢いのままに直線で抜け出した。自力が本業の藤井だが、2日間の番手回りをモノにして連勝を決めた。
 「(小森は)掛かっていた。バックからの仕掛けも見えて、車間を切って詰めたら、そんなに後ろのまくりが進んでいなくて。残せそうだなと思ったけど、風もあったし4コーナーで詰まってしまった。もうちょい遅めに踏んだらどうだったかな。昨日(初日)のレースでもうちょっと引きつけて踏んでも残せると分かったので、もっと落ち着いて。番手の経験がないので落ち着けていない。巧い人なら(小森を)3着に残していると思うので」
 切って中団の簗田だったが、山口泰生のけん制もあってまくり不発。中近ライン3番手で藤井に続いた山口が2着に入った。
 「(小森が)積極的にいってくれて、そのおかげ。ピッタリ付いていったら、前が車間を空けた時に離されると思って、気持ち車間を空けて追走していました。ちょっと振ったときに4番手にラッキーパンチが入って。運も味方してくれましたね。昨日(初日)と一緒で、最後は一杯じゃなかったし、どこを踏もうかって余裕もありました」

7R

選手の写真です。
松井宏佑選手
 谷口遼平が3番手の松井宏佑(写真)にフタをしてスローな流れ。松本貴治が打鍾で切ってレースが動きだす。谷口は最終ホーム目掛けてカマすと、外が開けた松井もすかさず反撃を開始。谷口をあっという間にまくり切った松井が1着。上がり10秒6のバンクレコードタイ記録を叩き出した。
 「理想としている前中団が取れたんですけど、残り1周まで谷口さんにフタをされていたので。すんなり切ってくれたらその上を叩こうと思っていたんですけど。谷口さんが行ったところで付いて行って、1センターから踏んだ感じですね。正直、疲れはありますけど踏んだ感触は悪くなかった」
 松井の加速に鈴木裕は若干離れ気味も、懸命に食らい付いて2着を確保。
 「上野(優太)君が(谷口を)突っ張ると思っていなくて想定外だったんですけど、松井君が下がらずに中団で粘ってくれたので良かった。スゲーきつかったですけど、あのまくりについて行けたので悪くないっすね。前回は良くなかったけど。昨日はちょっと車間を空けながら走った感じだったので。今回の方がいいですね」

8R

選手の写真です。
南修二選手
 松岡辰泰が3番手の野原雅也にフタをする。村上直久がその上を押えて出て、今度は松岡が打鍾で叩く。視界が開けた野原雅也は2センターでカマす。後方では接触があり、佐藤礼文と恩田淳平が落車し、奥原亨も車体故障を起こしてしまう。野原のカマシを受けた松岡は宇根秀俊をさばいて3番手を確保。最終4コーナーから外を踏むが、これをけん制した南修二(写真)が鋭く追い込んで1着。
 「全部野原に任せていました。強かったです。後ろの動きを見ながら、(ラインで)決まるように。ワンツーを目標に走っていたけど、技量不足でした。今日(2日目)も変わらず、戦える状態だと思います」
 動いて好位を取り切った松岡辰泰が南に続く形で2着に入り、勝ち上がりを決めた。
 「前を取れれば昨日(初日)みたいにカマシかまくりだったけど、後ろだったのでフタして、その上を切るところに合わせて出て、そこ目掛けて叩くって感じで。出切ってニュートラルに入れた時にガシャンって聞こえて踏み上げました。3番手ならゴール前勝負でいいと思って、8番(宇根)だけしのいで。前に出て、飛び付いてしのいでってできたので、脚の調子は悪くないですね」

9R

選手の写真です。
菅田壱道選手
 切った菅田壱道(写真)を、打鍾前に藤田大輔が押さえる。7番手から森田優弥がカマすが、あおりもあってこの仕掛けに宿口陽一が離れてしまう。森田は裸逃げとなり、瓜生崇智が追い上げを狙うが、萩原孝之が最終2コーナーで大きく瓜生を張ってけん制する。菅田は空いた内をすくって位置を上げると、そのままの勢いで森田をまくって混戦を制した。
 「細切れ戦だしこれっていう作戦はなかったんですけど、それでも何パターンも考えていたんですけど。どれにも当てはまらない展開になったので臨機応変に走りました。外を踏もうと思っていたんですけど、内が空いたので考える前に瞬時に体が反応しました。考える前に動けているので状態は良いと思う」
 瓜生が萩原のけん制で後退すると、中本匠栄は切り替えて外から追い上げて菅田後位に入る。そのまま流れ込んで2着に入った。
 「ちょっと想像していた並びとは違ったんですけど、瓜生君の判断に任せていました。(萩原の)ブロックが大きかったんですけど、それでも瓜生君が勝つと思っていたので外に差し込んでしまっていて。内は間に合わないと思って外を踏ませてもらいました。3コーナーで休んだ分、最後は出なかったですね」

10R

選手の写真です。
松浦悠士選手
 鈴木輝大、伊藤旭の順で切り、打鍾目掛けて山本紳貴が叩く。松浦悠士(写真)は南関勢の仕掛けを追って、間髪入れずにカマして出る。最終ホームではライン3車で出切ってあとは中国勢のペース。松浦が力強く逃げ切った。
 「細切れ戦なので、3つのラインが切った後、カマしたいと思ってました。自分たちの後ろのラインが切った所を付いていって叩くか、まくるかでしたね。山本さんが間を置いて切ったので、そこを叩こうと思った。3車でしたし、桑原(大志)さんを信頼して最終バックは取ろうと。自分の距離よりも長くて、しかもオーバーペースになったのでタレたけどギリギリ押し切れた。昨日(初日)の方が感じはよくて、今日(2日目)は朝起きたら体が重い感じがした。今日はアップを早目に切り上げたけど、昨日と同じ感じに戻してみる」
 松浦マークの桑原大志が仕事をして続き、中国ラインワンツーが決まった。
 「(松浦は)ほぼほぼ先行するだろうなって思っていたし、流石だなと。(仕掛けが)早いとかうんぬんじゃなくて、あそこがタイミングだったんでしょうね。自分は脚力が足りていないし、松浦君が気を使って駆けてくれた。それが嬉しい。年齢とか関係なく、なんでこんなに自分と違うんだろうと思うし、これからもう一回自転車と向き合いたい」

11R

選手の写真です。
古性優作選手
 打鍾前に切った久米康平を、齋木翔多が一気に叩く。南関勢を追った古性優作(写真)は、3番手で久米と位置取りがバッティングしたまま最終周回に入る。古性は外併走から2コーナーでまくり発進。後続を千切って3車身差でゴールした。
 「もう(最終)ホーム前、2センターから仕掛けないとダメですね。なんかずっと引きずっている感じできつかったっすね。前のレースで松浦(悠士)さんが格好いいレースをしていたので、同じようなレースをしたかったんですけど。2センターで行っていれば澤田(義和)さんと中井(護)さんと3人で決められたと思うので。調子的には良くないなって感じですね。出力が落ちてしまっている感じで、タイムも出ていないと思います」
 最終2センターでは福田知也が斜行して久米が落車。そのあおりもあって澤田義和は古性と口が空いてしまい、後方からまくり追い込んだ坂本周作が2着に突っ込んだ。
 「できれば古性さんの後ろからがよかったので、イメージとは違ったんですけど、結果的によくなりました。古性さんの仕掛けにスイッチしていってと考えていたんですけど、思ったよりも出ましたね。昨日よりも軽く感じたし悪くないと思います」

12R

選手の写真です。
脇本雄太選手
 スタートを中四国勢が取って北日本勢が中団。脇本雄太(写真)は周回中に7番手の位置取り。坂本周輝が赤板で先に動いて先頭に立つが、脇本は動じない。前と車間を切ってタイミングを取り、最終ホームから仕掛ける。グングンと加速していった脇本の前に別線は手も足も出ない。あっという間にまくり切り、最終的には2着に大差を付けて圧勝した。
 「後ろ攻めになるとは思っていなくて、けん制で前を取らされると思っていたので意外でした。中団から先に動かれた感じなんですけど、誘いには乗らずに自分の行きたいところで仕掛けた。自分の中ではジャンの4コーナーを過ぎて踏んだので1周くらいですかね。伸びてるって感じはあるんですけど、初日よりも仕掛けが半周遅いのに疲れが同じくらい。なので調子はあまりよくないのかな。気温も上がっているので体調を整えたい」
 脇本マークの稲垣裕之は湊聖二にさばかれて連結を外してしまう。先手を取った坂本後位から、阿部力也が差し脚を伸ばして2着に入った。
 「(坂本)周輝が駆けるつもりでいてくれた。一回出たら誰も出させない感じだったし、最悪ワッキー(脇本)だけにならいかれてもいいけど、あとは全部止めるつもりでいた。ワッキーはもうしょうがない。周輝のおかげですね。ハンドル周りを変えたんですけど、いい時のものに戻したので感覚的にはいいですね」

10R

悪天候のため第10レース以降中止となりました。