阿部拓真の機動力が中心だ。今年は年頭の平塚でV発進を決めると、ここまで4度の優勝。優勝回数に競走得点は参加メンバーでトップの数字を誇っている。渡部幸訓、宇佐見裕輝の地元コンビも好気合。宇佐見は今期から2班に復帰すると、ここまで予選は全勝。競走得点も90点を超えるまでに強くなった。阿部、宇佐見とスジの目標豊富な渡部にも当然チャンスはある。
北日本勢に襲いかかるのは簗田一輝だ。昨年5月に1、2班戦へ特別昇班。1、2班戦の初優勝は12月前橋とやや時間がかかったが、続く京王閣も無傷で連覇してS級特進にリーチをかけた力は侮れない。佐藤清之は自在に戦法チェンジ。最近は準決勝での取りこぼしも目立つが、2月京王閣の優勝など勝負強さは健在だ。
関東勢は荒井春樹を先頭に結束する。荒井は逃げる馬場和広の番手を回った4月弥彦で今年初優勝。阿部康雄に北村貴幸、渡邉藤男、新井剛央と関東勢は追い込み型がそろっている。大挙して勝ち上がれば、強力なラインを形成できそうだ。