昨年8月のオールスターでGIデビューを果たした石原颯(写真)は、今シリーズが5度目のビッグ。
「1レース1番車は特別競輪だけじゃなくて、記念でもいままで経験はない。今回が初めてです。朝は得意じゃないですけど頑張ります。宇都宮は初めてですね。(1月の)高松記念の前に鎖骨のワイヤーを抜いてから体の感じが良くなってきました。道中もしっかりと踏めているし、最後の踏み直しも良くなってきていると思います。ただ、寒いのが苦手なので、今回はそこが不安です」
今年の走り初めとなった1月の和歌山記念の最終日に落車に見舞われた荒井崇博だったが、その後も勝ち星を量産。前回の小倉FIでは3連勝の完全Vを飾った。
「(1レースで)朝が早いんで、それがちょっと嫌だなと。(状態は)いい意味で変わらない。あとは寝坊しないようにします(笑)」
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前回の全日本選抜は7474着の雨谷一樹(写真)は、菊池岳仁に委ねての一次予選。展開次第ではチャンスは十分だ。
「ここに向けてしっかりとやってこられたので、いい状態で迎えられると思います。菊池君とはいままで何度も連係していますし、いつも頑張ってくれるので信頼してます。目標は特に決めていないですけど、一戦一戦を頑張るつもりでいます。自分は地元のトップバッターですよね? しっかりといい流れをつくれるように」
機動タイプが多くそろったなかで中四国勢は1人の小倉竜二は、山崎賢人とのタッグにこう口を開く。
「(前回からは)体調不良もあって、バンクに行けなかった。ただ、ここに来る前はいい感じでした。(山崎は)スピードがあるし、500バンクなので初日でだいたい状態がわかるかなと」
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地元で初のビッグを迎える坂井洋(写真)は、前回の西武園FIから中3日のタイトなローテーション。
「直前に練習した感じは、めちゃくちゃ良かったです。いつもバンクは練習で入っていますけど、レースを走るのは一昨年の記念以来なので久々です。まくりになった時は3コーナーの登りで仕掛けないようにだけ気をつけたいですね。前回から中3日ですけど、新車を試したかった。前回が終わってから少しだけセッティングをいじってさらに良くなったと思います」
前々回の武雄FIでは昨年9月の松山FI以来の優勝を飾った柏野智典は、前回の高知FIが542着。
「(7月の)玉野のサマーナイトフェスティバルの権利もあって、(武雄で)優勝ができて良かったです。ちょっとホッとしました。(一次予選は)スピードレースになりそうな感じがあるけど、しっかりと対応していきたい。」
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ナショナルチームでの活動もあり、寺崎浩平(写真)は2月全日本選抜2682着から今年3場所目と競輪の間隔は空いた。
「(体調は)全然問題ないです。500バンク自体、アマチュアの時に千葉で乗っただけで初めてです。(指定練習で)感覚を確かめたい。500バンクなのでタイミングひとつですけど、先手だけは取りたい」
東口善朋は決勝にコマを進めた前回の名古屋記念は4134着。まずまずの成績でまとめた。
「全日本選抜は(2日目が失格で)残念だったけど、次の名古屋ではしっかりと走ってまあまあの結果が残せたかなと。普段通りしっかりと練習をしてきました」
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松井宏佑は前回の全日本選抜で2勝をマーク。準決敗退も積極的な仕掛けでインパクトを残した。
「前回の取手(全日本選抜)は準決だけ中途半端なレースをしてしまってダメでしたけど、それ以外は良かったので(調子は)悪くないと思います。前回が終わってから一度、練習の強度は上げました。けど、そのあと抜いてきたので、疲れは取手の前検日よりも残っていないと思います。前回から使っている新車の感じもいいですし、セッティングの変更もせずそのままいきます」
前回の全日本選抜では昨年8月のオールスター以来のGI優出の成田和也(写真)は、続く平塚FIを欠場した。
「1週間くらいは練習ができました。あとは走ってみてですね。宇都宮はイメージは悪くない」
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伊東、平とFIでは6連勝の連続完全V。ビッグ初出場の吉田有希(写真)は、いまの勢いなら兄、拓矢との決勝でのタッグも夢ではない。
「兄と(吉澤)純平さんと練習をしてきた。充実もしてたんで悪くない。(宇都宮は)悪い印象はない。ただ、その時はA級(1、2班戦)だったんで、今回はS級で流れが変わってくると思うので対応したい。(今シリーズは初のビッグで)自分の持ち味をしっかりと発揮して、出し惜しみをしないように。(勝ち上がって兄との連係は)僕が厳しいと思うけど」
全日本選抜では2日目に落車を喫した園田匠だったが、3日目以降も走りぬいた。
「(全日本選抜のあとは3週間空いて)久しぶりに休んだ、いい休養になったと思ってます。宇都宮は得意ですね。(16年には当所で)記念も獲ってるんで」
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前回の高知FIの322着のあともハードなトレーニングを重ねている深谷知広(写真)が、先を見据える。
「(前回は)トレーニングの疲れもあって体が重かった。そのなかでできることを1日ずつ消化していった感じです。いまは追い込む時期なんで、感触的にはそんなに気にしてない。トレーニングは順調に積めています」
和田真久留は、前回の高知FIでは深谷を目標に優勝を遂げた。
「今回は南関の機動型が少ないので、初日は自力だと思っていた。だから、正直、驚いています。でも、前でも後ろでも戦える準備はしてきているので問題はないですね。大宮記念、全日本選抜って深谷さんの番手を経験させていただいて、初めて付く時よりは感覚をつかめてきていますね。それでもまだ難しさもありますし、レースによって対応は違ってくると思うので気を引き締めいきます」
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前回の名古屋では逃げ切りで記念初優勝の眞杉匠(写真)が、この勢いで地元のビッグも突っ走る。
「いい流れで地元を迎えられる。仕上がってはいるかなと。後ろも頼もしい先輩ですし、いつも通りの出し切るレースをしたい」
眞杉の番手を得た神山拓弥は、地元ビッグにリズムも悪くない。
「直前はピストシックスを走って4連勝できた。調子自体は悪くないと思います。今回は地元の最年長なので、勢いのある若手と一緒に盛り上げていければって思っています。眞杉とは今年の正月開催以来の連係ですね。優勝を獲らせてもらっていますし、相性はいいですね。」
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前々回の2月奈良記念で復帰した脇本雄太(写真)は、前回の大宮FIとの7走で6勝。さすがの走りを披露しているが、自身の納得いくレベルまでは達してない。
「まだちょっと気持ち的にも体的にも足りないところがある。要素的にそろってないのかと。理想は高くもっていたいし、自分の理想と照らし合わせて足りないところがいっぱいある。そのなかで戦っていきたい。宇都宮は(14年6月以来)8年ぶりなんでバンクの印象も変わってると思うので、走ってみてっていうところもあります」
浅井康太は脇本後位で永澤剛と競りになったが、中近地区でのライン形成だけにこう口にする。
「体調を崩してたので、のんびりって感じでした。調整って感じで、体調管理をした。明日(一次予選)は脇本君にジカで行こうかと。中近でしっかりと連係して、走っていきたい気持ちがある。それで(脇本後位を)主張したいと」
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前回の大垣記念を2117着。決勝はまくり不発に終わった郡司浩平(写真)だが、近況のレベルの高い走りから状態は良さそうだ。
「(前回は)動けていると思うので、そこら辺は問題ない。全然、悪くない。あとは決勝にいった時のレース運び方とかが、今後の課題になるかと。500バンク自体が久しぶりな気がしますし、ちょっと乗ってみて思い出せればと。単騎になっても自分で動こうかなと」
佐藤慎太郎は、前回の全日本選抜から久しぶりのゆとりをもった配分。心配はレース勘だけだろう。
「普通に練習をしてきました。今回はまとまった練習ができた。このあと地元(平)でのGIとかもあるんで、練習ができたのが良かった。レースが空きすぎた感じもあるんで、良かったかなっていうのもあります」
15年の記念準V、17年記念制覇と当バンクはドル箱の北津留翼は、500バンクの流れが合っている。
「500バンクはゆっくり流れるんでいいですね。調子はいつも通りだと思います。特に変えずに普通に練習をしてました」
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奈良記念2221着、全日本選抜1222着と動きが良かった松浦悠士(写真)は、前回の名古屋記念も311着で優出も決勝で落車に見舞われた。
「(落車をしたので先週の)土曜あたりから練習を始めた。直前の感じ自体は良かった。(落車して)3日間くらいは自転車にまたげなかった。自転車は大丈夫って言われたんですけど、新しいものを持ってきた。練習の手ごたえが良かったんで大丈夫かと。自分で駆けて掛かるタイプではないので、500バンクはあんまり得意ではない。500バンクはそういうタイプじゃないと」
全日本選抜で2度目のGI制覇を遂げて、今年もすでにグランプリ出場の権利を得ている古性優作の照準は5月の日本選手権。それでも今シリーズもビッグ連覇に向けて集中する。
「痛めていた部分があったんで、しっかりと治療して、そこからいいトレーニングができた。日本選手権に向けてやっているので、うまいこと疲労が抜けてくれればと」
宿口陽一は、地元の長島大介マークからシリーズをスタートする。
「しっかりと練習とケアをやってきました。いい休養だと思って過ごせたんで良かったです。平原(康多)さん、眞杉(匠)君と優勝してるんで関東にいい流れがきている。そこに乗っかれるように」
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一時期は調子を崩していた町田太我(写真)だったが、前回の平塚FIで昨年10月の別府FI以来の優勝。先行策からの押し切りで手ごたえを得た。
「(前回は)最高に感じが良かったですね。(直前は)スピードも出て感じ良く仕上がってました。(500バンクは)高知が2回あるけど、7車立てだったんで9車立てでの500バンクは初めてです。指定練習で(感触を)しっかりと確かめたい。細切れで井上(昌己)さんが付いてくれるんで、いつも通り頑張ります」
地元の全日本選抜では6516着と一息だった吉田拓矢。当然ながらプレッシャーもあり、同じ関東地区とはいえ重圧から解放された今シリーズが楽しみだ。
「バランス良くしっかりと追い込めたかなと。(全日本選抜が終わって)気持ち的に楽になったんで、ここから上げていければ。気温も上がってきたんで、(練習では)気持ち良くモガけたかなと。(500バンクは)仕掛けどころが難しいけど、先輩たちに聞いてですね」
大垣記念を4連勝。1月の大宮に次いで今年2度目の記念完全Vを遂げた平原康多は、決勝のソツない立ち回りとシャープなまくりはさすがだった。
「(前回の)感触はまあまあだった。(セッティングとかは)いい方向にきている。体調を崩さずにこられました。レースが続いているけど、頑張りたい。(吉田)拓矢がいるので、後ろに付いてます」
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