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UTSUNOMIYA KEIRIN

24#

検車場レポート

  • 5/15 Wed. (前検日)
  • 5/16 Thu. (1日目)
  • 5/17 Fri. (2日目)
  • 5/18 Sat. (3日目)

1R

選手の写真です。
河合佑弥選手

 1月に3場所連続の完全VでS級に特進した河合佑弥(写真)は、前回の前橋FIでS級初優勝を飾った。勢いに乗って参戦する初の記念シリーズに、期待も膨らむ。

 「(前々回に落車をしたけど)前橋は全然、脚の問題はなかった。ただ、前橋のバンクが初めてで戸惑いがあった。初日(9着)が(デビューしてから)初めて出し切れずに終わって、これをやったら後悔するなっていうのもわかった。(初日)まずはしっかり持ち味を出せるように」

 前回の地元ダービーで2勝をマークした近藤隆司は、舞台の500バンクにこう思いを巡らせる。

 「いままでは(500バンクの)千葉で練習してた。だから、(レースで)500バンクはサイコーと思ってた。でも、いまは33バンクでしか練習してない。それでも(宇都宮は)好きなバンクなんで自信をもっていきたい」

 

2R

 一昨年の当所記念を制している北津留翼は、前回のダービーを798着と大きい数字が並んだ。

 「(ダービーは)入る前は悪くなかったんですけど、疲れが出ました。(競輪場と宿舎の)中での過ごし方が悪かったのかな。最終日に向けてどんどん調子が悪くなっていった。だから、今回は同じ失敗はしないように」

 落車明けだった前回のダービー4753着を高橋陽介が振り返る。

 「落車してたんでダービーは不安しかなかったけど、意外と余裕があった。そのあとも練習をして、良くなっていると思います」

3R

 竹内雄作は前回のダービーを3831着。4走のうち3走で主導権を握り、最終日は逃げ切りでシリーズを締めくくった。

 「(ダービーは)とりあえず先行だけは、最低限と思ってやってました。それで先行ができてはいるんですけど、すんなり逃げて残り切れてない。そこが課題だし、ある程度、自分のなかで見えてきたものもある」

 前々回の広島FI、前回の小松島FIで勝ち星を挙げた坂本周輝は、例によってリラックスムード。

 「全然、1着がなかったんで、一時期に比べたら1着が取れるようになってきたんでいいと思う。それに決勝に乗らないとって、少しはギラついてきましたよ」

 

4R

 ダービーの二次予選は3着で準決進出を逃した稲垣裕之だったが、番手回りの多かったシリーズに収穫があった様子だ。

 「勝ち上がれなかったけど、自分のなかでは手応えがありました。初日もですけど、要所、要所での反省はある。ただ、自在に走るっていう意味で得るものがありました。そのあとは違反訓練があったけど、いつもと違ったメンバーの練習でいい気分転換になった」

 小原唯志は、メリハリの利かせた走りをポイントにあげる。

 「(前回のダービーは)みんな強いから、うまく走れないと。踏み合いになったりしたらダメですね。いかに脚を使わないで主導権を握れるか。落ち着くところで落ち着いていけば、勝負にはなると思ってる」

 

5R

選手の写真です。
原田研太朗選手

 前回のダービーで昨年6月の高松宮記念杯以来のGI優出を果たした原田研太朗(写真)が、復調を感じて笑みを浮かべる。

 「(昨年はグランプリ出場の賞金争いがあって)そういうのが初めてだったんで、自分のなかで意識をしすぎました。そこから開き直って、いろいろ見直したのがいい方向になってきたんだと。ダービーで決勝に乗れたことも大きかった。(ダービーの)33バンクからの500なんで、走り方を考えないと」

 小埜正義は前回の青森FIで昨年6月以来となる優勝。近況、ようやく成績が高いレベルで安定して、上昇ムードが漂っている。

 「1年くらい前にやった横突起がまだ骨がくっついてないけど、それはしょうがないですね。それでも体も心も良くなってきている。もうちょっといいところを見つけたいけど、そうなるとまだ(体力的に)体がついてこない。だから、やれる範囲でと思ってます」

 

6R

 和田健太郎は、前回の地元ダービーを不本意な失格で途中欠場を強いられた。

 「正直、ショックがデカかった。そのあとは、しばらくなにもする気が…、地元だったんでね。気持ちがぶっつり切れた感じもあったけど、田中晴基が(ダービーの)決勝に乗ってくれた。高校の後輩なんで、自分も頑張んなきゃっていう気持ちになりました。(野口裕史は)強いのわかっているんで、しっかり付いていって(ラインで)決めたい」

 前期と比較しても競走得点がアップしている小笹隼人だが、冷静に課題をあげる。

 「変なレースが減ってきているけど、勝ち切れないところもある。消極的なんで、もうちょっとしっかり組み立てられればって思ってます」

7R

選手の写真です。
神山雄一郎選手

 今期3度の失格を喫している神山雄一郎(写真)が、苦しい流れを断ち切るべく地元記念に臨む。

 「(前の選手がどうこうではなく)自分次第ですから、とくにそういうのは気にしてない。体の方は変わらないし、(レースの格に関係なく)どこに乗ってもキツいのは一緒ですよ」

 3場所前の地元のブロックセブンV辺りから、勝瀬卓也の調子が戻ってきている。

 「自分のなかでは結構、(調子が)上がってきている。コースとかを見て、スピードに乗れるようになってきた。あと3割くらい上がってくるといいんですけど」

8R

 池田良は前回のダービーからの上積みがありそうで目が離せない。

 「松浦(悠士)からアドバイスをもらって、それをやってきた。ダービーではいまの状態だと脚が足りないっていうのも感じた。だから、練習をやってきました」

 ここ3場所、白星のない石川裕二だが、コンディションは悪くなさそうだ。

 「セッティングとフレームを変えたら練習でも踏めないし、体の使い方もグチャグチャになってしまった。それを(1月の松阪記念が終わってから)戻してだいぶ上がってきた。いい感覚が戻ってきたし、もう少しだと思います」

 

9R

選手の写真です。
園田匠選手

 園田匠(写真)は、同じ小倉がホームの林大悟との連係に気合を入れる。

 「(北九州での連係は)なかなかないんで、楽しみですね。(林とは)これからもどんどん一緒になるでしょうし。(林は)練習ではそんなもんじゃない。練習の力を本番で出せば、GIでも勝負になると思う。俺らも付いていくのがやっとですから。ここは直線が長いし、自分は前回くらいのタテ脚があれば勝負になる」

 林大悟は直近の5場所で6勝を挙げているようにメキメキと力をつけてきている。

 「練習の力を少しでもたくさん出せればと思ってます。でも、(徹底先行だと)やりがいもあるけど、やりづらさもある。そこの1つの壁を乗り越えないと」

 

10R

選手の写真です。
南潤選手

 ダービーでは一次予選を逃げ切った南潤(写真)。当所は4勝、2着1回、3着2回で着外なしと相性は抜群だ。

 「宇都宮はいいですね、4着以下がない。500の方が走りやすい。心の余裕があるっていうんですかね。ダービーのあとは違反訓練があって、そこでうまいこと(練習を)やれた気がします」

 嶋津拓弥は、前回の前橋FIの初日に落車に見舞われた。

 「まだ腫れているところがあるけど、自転車に乗れるし問題なくモガけた。(初日の)このメンバーだと後手は絶対に踏めない。厳しいけど、逆にこういう時にチャンスがあると」

 

11R

選手の写真です。
吉田拓矢選手

 ダービーの一次予選で落車した吉田拓矢(写真)は、その後、違反訓練を経て今シリーズを迎える。

 「3日間くらい休んでから違反訓練に行きました。やるだけのことはやったんで、あとは走ってみてですね。自分としてはそこまでひどい感じはしないんで」

 吉田同様にダービーで落車の武田憲祐だが、その後は2走をこなしてシリーズを終えた。

 「打撲がひどかったですね、それで1週間くらい休んだ。動けない期間があったけど、そのあとに4日間くらい練習したら、ちゃんと戻った感じがあった」

12R

選手の写真です。
平原康多選手

 「納得いく結果はゼロ」とは、ダービーを1242着の平原康多(写真)。全日本選抜、ウィナーズカップに続いてダービーも優出ならず、成績こそまとめているが、いま以上にファンの期待に応えたい。

 「ラインを組んだ人とはやっぱりワンツーを決めたい。後ろだと気を遣いますね、(ワンツーになる)そういう展開にならないことも多いんで。いろいろ葛藤もあります。ただ、まだ(今年)半分も終わってない。一人横綱(脇本雄太)に追いつけるように」

 ダービーでGI初の表彰台を経験した菅田壱道は、その後体を絞ってさらに上昇ムード。

 「4泊5日の違反訓練で断食をして、体重をデビュー当時くらいまで落とした。脚は細くなってないし、すごく調子がいい。タイムもバンバン出たんで、筋肉の質がリセットされた感じです。伸びしろしかないです」

 同じくダービーファイナリストの渡邉雄太は、新車を投入する。

 「ダービーの時には(新車が)あったんですけど、まだちょっと(使うのが)怖くて。そのあと練習で乗ったらいい感じだったんで、使うことにしました。先行だと通用しないと思ってたけど、(決勝で)先行して、先行でもまだイケるなっていう風に思いました」

 

1R

選手の写真です。
中村淳選手

 打鐘の2センターから仕掛けた松岡孝高ラインを追った河合佑弥が、その上を迷いなく叩いて先行策。7番手から強襲した近藤隆司を退け、地元の中村淳とのワンツーで逃げ切った。

 「(周回中4番手の)前中団を取って、思ってた通りの展開だったので落ち着いてできた。ラストの直線で(後続が)迫っている音が聞こえたんで、もう1回頑張りました。(デビューから)1レースで走るのも初めてだった。でも、いつも通りの感じで走れました」

 「地元の記念はやっぱり緊張します」とは、47歳のベテラン、中村淳(写真)。河合を僅差で交わせずも、危なげない追走でまずまずのスタートを切った。

 「河合が強かった。これからの関東を(背負っていく存在ですから)ね。楽しみです。順調に育ってほしい。自分は抜けなかったのは残念」

 

2R

選手の写真です。
北津留翼選手

 最終ホーム手前で先頭に立った北津留翼(写真)は、後続を一本棒にして冷静なペース配分で逃げる。バックを通過しても誰も仕掛けられず、番手の合志正臣も一息。北津留が二の足で後続を振り切った。

 「高橋さんがすんなり出させてくれたし、自分のラインは3車だったので(先行しました)。あとは流して流して、来たところで合わせて踏んだ。1つのラインなら合わせられるけど、これが2つとかになると難しいですね。展開が良かった。(ダービーは)33バンクでレースが忙しかったけど、500バンクは落ち着いていけます」

 4番手をキープした高橋陽介は、空けた車間を最終4コーナーで詰めて直線勝負の3着。

 「狙った通りのレースができた。どのラインが駆けても、3番手か4番手は取りたかった。北津留君が徐々に駆けていたし、スプリント勝負みたいだった。あれをやられると無理ですよ。あとは5番(木村隆弘)が強かった。自分も伸びていたけど、合わされた」

3R

選手の写真です。
竹内雄作選手

 強引に切って出た小野裕次の番手に入った竹内雄作(写真)だが、すかさず打鐘の4コーナーで出る。再度、小野がインから盛り返すと、竹内も構えることなくスパート。絡まれた坂上樹大は続けず、竹内が後続をちぎって押し切った。

 「ちょっとラインには、迷惑を掛けました。(番手に入って)あのまま踏まれたら、そのままでも良かったけど。(小野に)流されたんで。それだったら出て、自分のペースでと。焦って出ていってる部分もある。ただ、今日(初日)は長い距離を踏みたかったし、これで(2日目以降)楽になってくると思います」

 7番手の坂本周輝は、最終2コーナーからまくりを打つ。なんとか小野を乗り越えてラインの齋藤登志信と勝ち上がったが、冷や汗をぬぐう。

 「(展開が)予想外だった。それで(前を)見すぎちゃった。まくりも半信半疑だった。もっと思い切りスパンと行ってれば…。セッティングもいじって失敗、戻そうと思ってます」

4R

 最終ホームで戸田康平が先行態勢に入ると、稲垣裕之は中団外併走から小原唯志をキメて内に切り込んで戸田の番手を奪う。2センターから戸田をとらえに行くが、稲垣後位で絡んだ中野彰人、大崎飛雄馬の後ろで脚を溜めた前反祐一郎が、外から鋭く突き抜けた。

 「(稲垣君を)抜いたとは思わなかった。この成績だったし、5着までに入れればいいと思ってた。確定板にのれそうだったので、良かったと思ったら1着とは。今回からフレームを前のモノに戻して良かった。乗り慣れているのは違いますね。1着はいつ以来だか自分でも覚えていませんね」

 俊敏な動きで前々に攻めた稲垣裕之だったが、ゴール寸前で1着をさらわれた。

 「前まで行ければ行こうと思ったが、空いたので、吸い込まれるように入っていった。最後は早めに踏み込んだら少し合わされて、その分(前反さんに)抜かれましたね。ウエートトレーニングをやってきたので、少しダルさと筋肉痛が残っているけど、日に日に抜けてくると思う」

5R

 最終ホームから前に出た中島将尊がペースを落とすと、残していた小埜正義が1センターから内をすくって主導権を奪い返す。両ラインの攻防で前団の隊列が短くなったところを原田研太朗が、一気にまくって力の違いを見せつけた。

 「展開が向きましたね。でも、最終バックを取るようなイメージで踏んでいったんですけどね。そこは最近の小埜さんが好調だったからなのかと。踏み直す感触も確かめることができたし、調子も上がってきている」

 大川龍二が原田のまくりにピタリと続いて2車単は1番人気で決着した。

 「あれで抜けていたらGIに出ていますよ。でも、しっかりと付いていけたのは最近頑張っている成果だと思って素直に喜んでいます。ここからまたレベルアップをしていきたい」

6R

選手の写真です。
野口裕史選手

 野口裕史(写真)を7番手に置いて、最終ホーム手前から小笹隼人が仕掛ける。小笹が好スピードで先頭に立つと、野口も懸命に踏んで前団に迫る。合わせる小笹をねじ伏せた野口が、後続を振り切って1着。

 「(最終)ホームで見ちゃいましたね。あそこがどうだったのか、あとでVTRを見てみます。力一本だったし、後ろの人たちはキツかったと思う。申し訳ないですね。タイミングが悪かったし、もうちょっと(うまく)やれる方法があったのかと」

 最終3コーナーで連結を外した和田健太郎だったが、まくり切った野口を再度追いかけて2着。

 「3回くらい(野口は)行けないんじゃないかと。それで(最終)3コーナーで見送ったら、(野口が)伸びていった。結局、押し切っているから強いけど、競輪になってない。あんなに外を走って1着取れる人なんていないでしょう(笑)」

7R

 後ろ攻めから動いて正攻法に入った鈴木裕は、最終ホームから踏み上げてきた伊早坂駿一の仕掛けに合わせて踏み込むと3番手を確保。遅れてきた幸田光博をさばいた勝瀬卓也は、直線で中割り鋭く突き抜けた。

 「良かったです。(鈴木が最終ホームで)山本(直)君の仕掛けに合わせて一緒に踏んでくれた。(鈴木の)内にいくと浮いて彼がキツくなるので、中を割った。体調も問題ないし、最近成績がいいのは、運がいいだけですよ」

 2着は茨栃コンビで同着。神山雄一郎はホッとした表情でレースを振り返る。

 「伊早坂君が強かったし、彼のおかげですね。それにレースが始まる前からお客さんの声援もすごくて、うれしかった」

8R

 打鐘で誘導を降ろした長島大介はスローペースに落としていたが、中団の川口公太朗や前受けから下げて6番手の島川将貴の仕掛けが遅いと見るや最終ホームから腹をくくって主導権。番手の石川裕二が抜きに行った間を3番手の浦川尊明が鮮やかに突き抜けた。

 「今年に入ってから腰痛が出たのでダメだった。点数がないから展開が悪いだけで、前回の2日目から感じがいいのかなっていうのはあった。自分より10点以上も点数を持っている人が駆けているなかで脚を溜められているし、今日(初日)の1着で間違いなく自信になった」

 外の島川が邪魔になり、内に詰まっていた川口公太朗だったが、4コーナーでようやくコースができると外を2着に突っ込んだ。

 「内に包まれていて、脚は溜まっていたけど、あんまり進まなかったですね。(今の自転車は)乗っている感じはいいし、横にも動きやすいんですけどね。このメンバーで濱口(高彰)さんと勝ち上がれたのは良かったです」

9R

選手の写真です。
渡辺十夢選手

 打鐘の3コーナーから巻き返した林大悟が、主導権を握り好ペースで駆ける。中団からまくった松岡篤哉をけん制した園田匠が、番手から追い込みチャンスをモノにした。

 「自分の技量不足ですね。次に(林と)連係する時は(林と)決まるように。(林は)練習の感覚だとあれで決まるんですよね。脚の方は全然踏んでないけど、伸びていってる。ラインのおかげだし、記念で後輩に1着を取らせてもらってうれしい」

 松岡マークの渡辺十夢(写真)は、内に進路を取って2着に伸びた。

 「コースを間違えた。最初から園田君と林君の間を行ってればおもしろかった。ドンからあそこにいっとけばね。渓(飛雄馬)さんを連れ込めた。悪いことをしました」

 

10R

 前受けから7番手に引いた南潤は、最終ホーム手前から反撃に出る。スピードの違いであっさり出切った南が、そのまま押し切って人気に応えた。

 「選手紹介前から緊張してなのか、ここは成績も良いのもあるのか、フワフワして力が入り切らなかった。レース中もテンパって出切ったところで嶋津(拓弥)さんが2番手に入ったと思ったし、後ろの状態を把握できなかった。ここまでの練習の感覚と比べると良くはなかった。でも、踏めてはいますね。ゴール前も結構、踏めた。踏み出しはもうひとつあげられると思う」

 外の嶋津をけん制しながら直線で追い込んだ稲川翔だが、2着流れ込み。

 「わかっていたけど、(南は)強いですね。あれぐらい強かったら頼もしい。どれだけ詰められるか自分の現状を把握したかった。踏み直されたし、ただ強かった」

 

11R

選手の写真です。
伊藤信選手

 打鐘の4コーナーから襲い掛かった吉田拓矢に本多哲也が抵抗して、両者の踏み合い。展開が向いた伊藤信(写真)が、最終2コーナーから踏み込んで前団を仕留めた。

 「僕には良い展開になりましたね。あんなにスタートけん制になるとは思っていなかったですけど。前回が終わってからの2週間は競技用の自転車しか乗っていなくて、スカスカした。前回(外国人選手を相手に優勝)に比べてどうかと言われるとわからないけど、近いくらいのデキですね」

 高間悠平は伊藤に付け切れず、吉田を利した神山拓弥が離れた2着。

 「モガき合いになってしまったし、仕方ないですね。(吉田)拓矢も出るのがキツそうだった。出切って、落ち着いた時に(伊藤が)来ちゃった。そしたら(高間が)離れてきたので、そこからは冷静にいけた。俺は余裕すぎるくらいデキがいいですよ」

 

12R

選手の写真です。
佐藤慎太郎選手

 先行態勢を取った渡邉雄太が吉澤純平を突っ張ると、吉澤は番手に入り中川誠一郎はその後ろ。最終ホームで平原康多が6番手に降りたところを、菅田壱道が仕掛ける。逃げる渡邉を最終バック過ぎに菅田がとらえる。佐藤慎太郎(写真)は浅井康太のまくりを阻んで、直線できっちり抜け出した。

 「(菅田は)ちょうどいいところで行ってくれた。(浅井を)もっていって、(菅田)壱道の外に差す形になってしまった。あそこは自分が技量不足ですね。あれで壱道の後ろに戻れていれば、壱道も3、4着はあったでしょうね」

 最終2コーナーで北日本勢にスイッチして外を踏んだ浅井康太は、佐藤のブロックにあいながらも2着。

 「流れに乗れてない。(単騎だったので)ラインができてれば、(早めに)仕掛けてたかなっていうのがある。平原さんも来るだろうし、無理やり(まくりに)行った感じです。タイミングは悪かったけど、最後まで踏み切れている」

 吉澤との息が合わなかった平原康多は、最終2コーナーでは最後方。そこから意地を見せて3着に入った。

 「(吉澤)純平も頑張ってくれたけど、無謀な感じのカマシだった。出切れる感じじゃなかった。それでどこかに入れてと思ったんだけど…。そのあとは浅井君が振られて、自分が内を差してまともに踏めなかった。コースがなくて、(内の)重いところを踏んでしまった。難しい」

 

6R

選手の写真です。
坂上樹大選手

 打鐘の2センターで先頭に立った小原唯志は、巻き返した嶋津拓弥に合わせて踏んで両者の主導権争い。小原が自ら嶋津を張って逃げるが、松岡篤哉が最終バック手前からまくって1着。

 「あれで(小原に嶋津を)出されるとキツかった。先行できる練習もしているし、練習の成果も出てますね」

 「もう展開、(松岡)篤哉のおかげですよ」とは、2着の坂上樹大(写真)。前回から2週間以上空いたゆとりのローテーションで上昇ムードだ。

 「もう言うことない、ラッキーでした。今回はやっと練習ができた。整体にも行ったりして、ケアもできた。(前々回の)高知記念より全然いいです」

 

7R

選手の写真です。
坂本周輝選手

 大矢崇弘が駆けて、坂本周輝(写真)は一本棒の7番手。中団先まくりの山本直は白戸淳太郎に止められ、大外をまくり気味に追い込んだ坂本が突き抜けた。

 「(山本)直が来るのが遅くて突っ張ろうかと思ったけど、スピード良く来たのですぐに下げた。引いてからは早めに行きたかった。でも、直が見ていたので、バレると思いいけなかったですね。今日(2日目)はセッティングを変えて正解でした。勝ち上がりで1着を取れたのも良かった」

 竹村勇祐は内を突いて、北日本ライン3番手の紺野哲也が、坂本を追うように2着に入った。

 「自分は真っ直ぐ走っただけ。竹村君のおかげですよ。前の2人が外を回して自分だけが届かないやつだと。それで内に行こうと思ったら、竹村君が先に内へ行ったので、それなら外だと思って踏んだ」

8R

選手の写真です。
長島大介選手

 戸田康平は、堀僚介ライン3車を受けて中団に収まる。戸田が最終2コーナーからまくりを打つと、後方でじっくりと脚を溜めた長島大介(写真)がその上をまくりでのみ込んだ。

 「地元で1着を取れて良かった。初日も脚の感じが良かったんで、逃げることができた。今日(2日目)は大事にいきました。あとは相手が強くなった時にどうするかですね」

 長島には屈したが、じわじわとまくりで伸びた戸田康平が2着で準決進出を果たした。

 「堀君が強くて、まくれないかと思った。(長島より)先に行かないとと思っていたし、先まくりしかなかったですね。外をへばりついて我慢しながらいけた。これで点数もあがるし良かったです」

 

9R

選手の写真です。
竹内雄作選手

 打鐘の3コーナーで吉澤純平を押さえた竹内雄作は、7番手の中川誠一郎のカマシを警戒しながら絶妙なペースで逃げる。最終2コーナーから竹内がさらに踏み上げて、4番手の吉澤、7番手の中川は動けない。吉澤がようやく2センターから外を踏み込むと、吉澤ライン3番手の勝瀬卓也は神山拓弥の動きを見極めて内を選択。最後は竹内と稲川翔の間を鮮やかに突き抜けた。

 「たまたまですけど。(神山が)外から内に行くのかと思たら、真ん中のところを行った。みんな開いていたし、500バンクだから空きましたね。デキすぎですけど、良かったです」

 別線をクギ付けにする圧巻の先行策を見せた竹内雄作(写真)は、番手の稲川と2着同着。

 「落ち着いて叩くところだけは、しっかり叩いてと。あとは(中川)誠一郎さんが飛んで来るのに気をつけて、スピードを落とさないようにした。ゴール前は余裕がなかったけど、(最終)バックではスピードに乗っていた。ここ最近のなかでも、悪くはないと思います。アップの時から体の感じは抜群だし、あとはレースにつながってくれればっていうのがあった」

 「すばらしいですね」と、稲川翔は風を切った竹内の走りを称える。

 「緊張しました、ああいう力のあるタイプは。初日は(南)潤、今日(2日目)が(竹内)雄作で刺激が入りました」

10R

選手の写真です。
村上義弘選手

 伊早坂駿一の先行で、稲垣裕之は3番手をキープする。最終2コーナーで仕掛けたかに見えた稲垣だったが、結局3番手のまま。今度は3コーナー過ぎに踏んだ稲垣は出がイマイチで、村上義弘(写真)は直線で外を踏んで伸びた。

 「伊早坂君がよく掛かってた。稲垣も落ち着いてやってくれれば良かったけど、無理やり仕掛けようとしてましたね。自分はバックに入れる場面もあったけど、踏んだ時にはしっかり出たんで状態は悪くない。細かく脚を使っても出たんで、底は脱したかなと」

 6番手の渡邉雄太は、最終バック手前からのまくりで2着。

 「後ろに申し訳ないですね。作戦通りに組み立てたけど、稲垣さんに突っ張られてしまった。伊早坂君が強かったですね」

11R

選手の写真です。
小埜正義選手

 前受けから打鐘で吉田拓矢を突っ張った野口裕史は、4コーナーから襲い掛かる南潤と壮絶な先行バトル。南を合わせ切った野口の番手の小埜正義(写真)は、吉田のまくりをブロックしてしっかりと勝ち切った。

 「超キツかったです。(野口は)ハンパじゃない強さでした。南を合わせるのはすごいですよ。ああいう子が(同県に)出てきてうれしい。幸せですね。これでまた自分も頑張れる」

 千葉勢後位で包まれていた菅田壱道は、直線でなんとかコースを探して2着に追い込んだ。

 「(野口は)強かったですね。俺は流れ込んだだけだけど、いつも前々に攻めているのがこういう時に出たのかなと。レースが単調になったのもありますしね。もっと展開が動いてくれた方が自分には良かったんですけど」

 

12R

選手の写真です。
平原康多選手

 打鐘の2センターで前に出た近藤隆司が突っ張り気味に踏むが、河合佑弥も怯むことなく叩きに出る。最終1コーナーで河合が出切り平原康多(写真)は続くが、3番手の浦川尊明は和田健太郎にさばかれる。車間は空いたものの3番手に近藤が飛び付く。まくり追い込む近藤を落ち着いて外に振った平原が、直線で抜け出した。

 「(自分たちのラインは)2車だったんで、ヘタに大きな動きはできないっていうのはありました。ただ(近藤は)内に来ることもないし、余裕はありました。コンリュウ(近藤)を振って止めたけど、ハラケン(原田研太朗)が来ないくらいいいペースだった。彼(河合)も勝ち上がれて良かった」

 近藤が外に振られると和田健太郎は、後続の動きを確認して近藤の内を踏んで2着に伸びた。

 「全部、近藤がやってくれた。(近藤とは)普段の練習も指定練習も一緒だし、あの感じなら(埼京の2人と)前の4人でおそらく決まるだろうって思いました。平原もすんなり河合の番手で余裕がある感じだったんで、自分も大事にいかせてもらいました」

10R

選手の写真です。
小埜正義選手
選手の写真です。
村上義弘選手

 和田健太郎にフタをされた河合佑弥は打鐘の4コーナーでようやく引き切って、前受けの稲垣裕之はすでに先行の腹を固めていた。最終ホームからペースで駆けるが、車間を詰める勢いで和田がまくる。和田が村上義弘に完全に止められると、空いた内を瞬時に反応した小埜正義(写真)が追い込んで1着。

 「流れがいいけど、ラインのおかげですね。村上さんが1回張ったところは和田君が乗り越えられると思って1回待った。2回目でドンっと止められたので、内に行かせてもらった。すごい掛かってたのに(仕掛けて)行ってくれた和田君はすごい。決勝に乗れて調子が悪いとは言えないし、腰とかをしっかりとケアをしたい」

 小埜のコースをきっちり追走した勝瀬卓也が、2着に入り南関ワンツー。

 「和田君は(最終)3コーナー過ぎに仕掛けてくれても良かったのに、早めに行ってくれたおかげですね。連日のレースがあったから、ここに乗れている。決勝は久しぶりですね」

 南関の2人にすくわれた村上義弘(写真)だったが、立て直して追い込み3着。

 「河合君が内に閉じ込められて、ジャンくらいで稲垣は(先行の)腹をくくった。あとは自分ができることをしっかりと。(最終)3コーナーで内を行かれたけど。(そのあと追い込んで)一時期の底は脱したかと思う。ここからはひとつ、ひとつしっかりと」

 

11R

選手の写真です。
長島大介選手
選手の写真です。
菅田壱道選手

 赤板の2コーナー手前で飛び出した伊早坂駿一は、緩めることなくそのまま逃げる。4番手の坂本周輝は前団との空いた車間を詰めて、最終2コーナーからまくりを打つ。長島大介が合わせて番手発進。さらに竹内雄作が襲い掛かるが、行き切れない。内に進路を取った浅井康太は、空いたコースを鮮やかに伸びて1着。

 「最終バック線までは(竹内)雄作を信じて、あとは計算しながら走れている。3コーナーでは雄作のスピードが良かったので、その外は無理かなと思って、落ち着いて最後まで踏めた。しっかりとアタマまで届きましたね。ただ、もうちょっと良くないと、G1は獲ることができない。上積みを目指して頑張ります」

 浅井には交わされたものの、番手まくりの長島大介(写真)がラインの力で地元記念のファイナルに進んだ。

 「伊早坂君はのヤル気がビンビン伝わってきた。あんなに行ってくれたので、(坂本を)引きつけて、うまく出ることができた。仕上がりはいいですね」

 坂本が合わされると菅田壱道(写真)は、長島に遅れ気味の神山雄一郎を押し込みながら好ポジションをキープして3着。

 「(坂本)周輝は踏み出しも良かったし、気持ちが入っていた。(決勝に)自分も乗らないとと思って、しっかりとそこ(神山)をキメて、あとは前に出れば何とかなると思って長島を追いかけた。周輝のおかげですよ。ただ、自分もいい緊張感がある。記念では決勝に乗って当然っていうのも。最終的にはGIが目標なんで、GIの決勝の常連にならなきゃ(優勝する)チャンスがないんで」

 

12R

選手の写真です。
近藤隆司選手
選手の写真です。
神山拓弥選手

 平原康多を押さえた渡邉雄太が、先頭に立ってペースを握る。打鐘の4コーナーから巻き返した戸田康平を突っ張った渡邉は、伊藤信のまくりも不発に追いやり風を切る。最終3コーナーで平原に並ばれた渡邉だったが、それでもあきらめることなく踏み続けて直線で前に出る。かぶって踏み場のなくなった近藤隆司(写真)は、平原、神山拓弥の後ろから直線で外に持ち出して突き抜けた。

 「割り込まれて、押し込まれた。それで(渡邉)雄太もダメかなっていうのがあって…。神山君の後ろに引くのにかなりスピードを落としたけど、かぶらなかったんで助かった。結果オーライですね。雄太は合わせちゃうとは思ってなくて、信じられない。本当に強いですね」

 最終的には単騎も含めた別線をすべて合わせ切った渡邉雄太は、抜群のレース内容で神山と2着同着で勝ち上がった。

 「(最終)バックはもう死ぬ気で合わせてと思いました。それもあってゴール前はいっぱいだった。フレームを(3日目から)戻して正解でした。こっちの方が合っている」

 逃げる渡邉、まくる平原のサイドバイサイド。平原マークから落ち着いて両者の余力を確かめた神山拓弥(写真)が、追い込んだ。

 「平原さん(のまくり)が止まったけど、このままなら平原さんと(決勝に)乗れると思った。そしたら外から近藤さんが来た。自分の感触は全然、悪くない。余裕もありました。ただ、平原さんと一緒に乗りたかった」

 

≪最終日6R「S級ブロックセブン」≫

 あっ旋しない処置で4月を練習に充てた櫻井正孝は、およそ1カ月半ぶりの実戦だった前回の前橋FIを333着。

 「(前橋の)最終日は単騎で内をしゃくったり、位置を取ったり最低限のことはできた。だけど、納得はいかない。四十何日間か空いて、距離を乗り込んだりしてやってきた。あとはそれを(実戦で)出すだけ。練習のための練習にならないように」

 前回のダービーから2週間弱あった小林大介は、余裕のローテーションでコンディションは上向きのようだ。

 「(ダービーの前は)体調を崩したりっていうのもあったし、その前がずっと(配分が)詰まってた。それでダービーが終わってからは久しぶり空いて、練習もしっかりできた。バッチリですね。不安はないし、(状態は)全然違う」

 ここ2場所を久留米FIで551着、静岡FIを589着の高久保雄介は、慎重なコメントをする。

 「練習は悪くないというより、むしろいいかもしれない。だけど、(3月の)防府で熱が出て、それからピリッとしない。7車立てもチャレンジ以来だと思うし、しかも500バンクでしょう。どうしたらいいかと」