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71#

検車場レポート

  • 1/30 Wed.  (前検日)
  • 1/31 Thu.  (1日目)
  • 2/1 Fri.  (2日目)
  • 2/2 Sat.  (3日目)

1R

選手の写真です。
吉田昌司選手

 オープニングレースは伸び盛りの吉田昌司(写真)に注目だ。前回の大垣は結果を残せなかったが、ここはレジェンド神山雄一郎の前で積極果敢に攻める。


 「前回は全然ダメでした。調子は悪くなかったけど、自転車がまったく進まなかった。しっかり調整してきたので、気持ちを切り替えて、ここから巻き返していきたいと思ってます。初日は大御所(神山)が後ろなんで、やっぱり緊張しますね。いつも通りのレースをします」


 片岡迪之は前期A級でVラッシュ。S級に返り咲いた今期も2場所で3連対と存在感を発揮している。


 「前期は結果も出たし、力は付いてきていると思います。ただ、状態面は前期の時のほうがよかったかもしれない。最近は疲れなのか、自転車と体がマッチしていない。それでも結果は出ているので、底上げはできているんだと思います」

2R

選手の写真です。
不破将登選手

 不破将登(写真)は昨年11月岐阜で待望のS級初優勝。本格化の兆しを見せている。


 「2年くらい前からウエイトを本格的に始めて、体重がピークの頃より16キロくらい落ちました。その成果が最近になって出てきていると思います。前回の大宮記念は初日がダメだったので、今回は勝ち上がりたいですね」


 藤田竜矢は決勝進出から遠ざかっているが、徐々に復調している。


 「調子は悪くないですね。少しずつ良くなってきています。バック数はないけど、戦法的には変わらず自在にやろうと思ってます。目標がいれば任せる感じですね。高橋(泰裕)君とは初連係になります。新制度の記念は初めてでどんな感じか分からないけど、しっかり頑張ります」

3R

 北津留翼は相変わらず破壊力抜群の攻めを披露している。今回は追加参戦だが、不安はない。


 「前回は地元戦で結果が出なかったんですけど、脚自体は変わらないと思います。追加は(1月)小倉の前検日の前の日にもらいました。中2日で1日はしっかり練習して、もう1日は調整して練習しました。初日は綺麗な3分戦ですね。車番は悪いんですが、1回は必ずチャンスがあると思ってます」


 高木翔は今年初戦の奈良FIでボロボロだったが、続く高知では2勝を挙げた。


 「奈良はやっぱり特殊なバンクなんで難しかったです。前回の感触はよかったです。高知からは特に変わらず、いつも通りに練習をしてきました。自力でしっかり力を出し切ります」

4R

 小川丈太は今期S級に初昇格した四国のホープだ。ここまでは期待どおりの活躍を見せている。


 「最初の小松島、和歌山(記念)はちょっとデキすぎですね。前回の取手の2日目、3日目がいまの自分の現状、脚だと思います。体調的には問題ないけど、ちょっと疲れがあるかもしれません。相手に関係なく、自分のレースをします」


 湊聖二は差し脚好調。直前の取手では1年2カ月ぶりの優勝を飾った。


 「最近の成績は後輩、前の選手が頑張ってくれているおかげです。取手は3日間、良い感触でした。終わってガンガン練習していたんですけど、29日に追加をもらいました。小川君とは前回の初日に一緒で抜けなかった。強かったです。しっかり決めたいですね」

5R

 1月立川記念で落車した石塚輪太郎。続く岐阜が188着だったが、状態に問題ない様子だ。


 「そんなに落車の影響はないと思います。自転車も故障しなかったし、なによりです。岐阜は自分の負けパターンになってしまって。今回はいつも通り走るだけ。競走得点はないけど、気持ちは切れていないです」


 大西祐は、節目まで残り1勝。気合いの入る地元記念で200勝を達成するか。


 「ここまでに地元選手で集まって、練習をしてきました。山(対戦相手の稲川翔)を乗り越えるのが、大きなポイントですね。うまく走ります。200勝は勝ち上がりでは厳しいかもしれないけど、どこかで勝てるように。4走あるので、いけるとは思うけど」

6R

 前回の大宮記念は優出を逃した山田久徳だが、2143着ときっちりまとめた。


 「番手戦も多くなってきたし、何でもできるように。重要な時に番手を回れるようにしたいです。記念の予選は久しぶりですね。前(窓場千加頼)に頑張ってもらって、ラインでうまく勝ち上がれるようにしたいです。窓場は直前の練習を見たけど、強かったですよ」


 黒田淳は、前回の1月大宮記念を優出。勢いに乗って、当所でも結果を出す。


 「やっと結果が出ましたね。この流れでいきたいです。状態も変わらずだと思いますよ。ここまでは、少し日にちが空いたので練習して、ゆっくりできました」

7R

選手の写真です。
稲毛健太選手

 稲毛健太(写真)は、1月岐阜を制覇。今年も、昨年からの好調を維持している。


 「(前回の1月松阪記念のブロックセブンは)1日だけだったので、調整もせずにいきました。ここまでの中2日も練習をして。体が張っているくらいの方が反応良い。練習の感じは、松阪より良かったです。予選は構えて飛ぶパターンが多いので、しっかり仕掛けられたら大丈夫。セッティングは(1月)和歌山記念の後に少しいじったら松阪で良かったので、このままいきます」


 今期からS級に昇格した金ヶ江勇気は、当所が初の記念参戦。フレッシュな走りで存在をアピールする。


 「ここ1ケ月はレースもよくなくて、調子を落としていました。組み立てとか自転車のこととか、物事の取り組み方に関して松浦悠士さんから喝を入れてもらいました。初記念だし、存在感を見せたい。小さいことをする意味がないし、他の選手にも自分のイメージを付けていかないと」

8R

選手の写真です。
鈴木庸之選手

 12月四日市記念で決勝3着の鈴木庸之(写真)。今年も初戦の1月松阪、続く防府を優出とハイレベルで安定している。


 「(最近の好成績は)自転車(と体)がマッチしている。前回(防府314着)でセッティングをいじったら、さらに良くなりました。今は、シューズを試しているところです。前期は2班だったし、予選は走り慣れています。どこからでも気にせずに仕掛けたい」


 藤田勝也は、1月和歌山記念で準決に進出。今回は、新たな相棒を引っ提げて登場した。


 「(和歌山記念は)前の人が強かっただけ。今回も与えられたところで頑張ります。何か変えたわけではないけど、状態も悪くないですね。あとは、今回から新車なんですけど、それが当たれば。練習でも乗っていないです」

9R

 竹内雄作は、1月立川記念で決勝に進出。さらに、直前の松阪記念も1229着と好走したが、本人は慎重に口を開く。


 「(立川記念後の)大垣が816着だったし、レースの作り方とかもあるので、まだまだかなと思います。でも、体は悪くないので、あとは自転車とかみ合わせるだけですね。(中2日なので)ここまではケアにあてました。初日は相手も考えてくると思うし、しっかり持ち味を出せれば」


 関東勢は志村龍己がラインの先頭を担う。持ち前の自在性を生かして強敵撃破を目論む。


 「総力戦でやらないと話にならない。強い人がいるからこそ、やることは決まってくると思います。正直、状態は悪くないし、流れも変わってきてくれていると思う。セッティングも、前回(1月取手532着)でいじって少しずつ良くなっています」

10R

選手の写真です。
山崎賢人選手

 山崎賢人(写真)は直近の2場所で精彩を欠いている。当所で悪い流れを断ち切りたい。


 「状態も練習の感触も、いつも通りなんですけどね…。(原因は)模索中です。ただ、大宮記念の2日目に野口(裕史)さんとやって、もう1回考えてやっていこうと思いました。高松はS級に上がった一発目(昨年の1月)で走っています。今回は佐世保記念で落車した時のフレームを修正して持ってきました。それを使います」


 山本健也は前回の1月取手を優出するなど状態上向き。一発には注意したい。


 「(最近は)レースで反応できているし、練習もまとまってできています。状態も悪くないですね。もちろん、いつも展開次第では、逃げることも考えています。相手(山崎)は強いですけど、自分にも背負うものがある。一生懸命頑張ります」

11R

選手の写真です。
小川真太郎選手

 小川真太郎(写真)は1月平塚で1111着の無傷制覇を果たすと、続く和歌山記念も優出。前回の1月岐阜こそ途中欠場したが、しっかり修正してきた。


 「岐阜は疲れもあって(腰痛で欠場した)。ここまでは疲れもとったし、次(全日本選抜)に向けて練習をやってきました。今回は全日本につなげられるように良いレースをしたいです。今はメンバーによって、1番良い戦い方をしようと思っています。何でもできるように備えている」


 池田憲昭は1月和歌山で記念を初V。前回の松阪記念は準決で敗退したが、初日、2日目と連勝で勝ち上がった。


 「記念の優勝は嬉しいには嬉しいですけど。たまたまですし、ただの一走って感じですね。松阪記念は良かったと思います。状態は前回と変わらず。(地元記念だけど気持ちは)いつもと変わらないと思う。あとは平常心で走れるかですけど、あまり緊張するタイプじゃないので大丈夫だと思います」

12R

選手の写真です。
平原康多選手

 年末のグランプリで落車した平原康多(写真)。それでも、復帰戦の1月大宮記念を決勝3着とまずまずの動きをみせた。


 「(復帰した)大宮記念は、すごい悪いところもなかったですね。でも、新しいシューズで走ったんですけど、ちょっと硬くて変に脚にきました。結果的に失敗ですけど、その繰り返しですから。今回は、とにかく次(全日本選抜)に向けてという開催にしたい。その中で結果が出れば」


 太田竜馬は年末のヤンググランプリを制覇。勢いそのままに、1月武雄、続く別府を積極的な走りで連覇した。


 「(ヤンググランプリを制覇して)自信というより、迷いがなくなりましたね。今回もいつも通り、良いところでいけたら。(苦手な)冬場のレースも、ちょっとつかめてきました。(最近は)練習も変えて、パワー系もやっています。体重も増えたし、力も付いたと思いますよ」


 競輪祭の優出後も好成績が続く香川雄介。ムード良好で地元記念を迎えた。


 「去年はそれなりに頑張れましたね。競輪祭でも、グランプリを争える位置にいれましたし。ここまでは、(地元記念に向けて)いつも通りやってきました。初日は、とにかく連係を外さないように。まずはそこだけ。一戦、一戦走っていかないと、なかなか決勝に乗るのも難しいので」

1R

選手の写真です。
永澤剛選手

 打鐘前で片岡迪之がハナに立つと、吉田昌司はすかさず反撃して、抵抗する片岡を最終1センターでねじ伏せた。番手の神山雄一郎はまくってきた佐藤雅春をけん制。直線で追い込むが、不発となった佐藤の後位から永澤剛も差し脚を伸ばして1着同着。神山は久しぶりのオープニングレースにも動じず、白星スタートを切った。


 「走る前は緊張感があったけど、スタートしてしまえば、どのレースも変わらないね。1着で良かった。(吉田)昌司が頑張って出切ってくれたけど、バックではいっぱいそうだったね。恵まれました」


 「余裕で1着と思ったら全然でした」とは永澤剛(写真)。


 「ジャンのところはしょうがないけど、展開が最悪でしたね。でも、(別線が踏み合って)チャンスだなと。(佐藤に)脚があったらまくれていたと思う。バックで(佐藤が)止まったと思って、内に行って良かった」


 

2R

 後ろ攻めから早めに動いた高橋泰裕は中団の戸田康平にしばらくフタをしてから赤板の2コーナーで踏み込んで主導権を取る。前受けからすんなり中団を確保した不破将登が最終2コーナーから力強くまくって快勝。中部ライン3車で上位独占を決めた。


 「関東勢がすごいやる気だったので、踏んで出せば戸田君は構えるかなって。いい位置が取れたし、うまいこと走れました。仕掛けた時に、藤田(竜矢)さんが(番手から)出て合わされる感じになったんですけど、しっかり乗り越えることができました。大宮記念のときに初日がすごい大事だとわかったので、とりあえずひと安心です。1日1日を大切に走ります」


 マークの北野武史がしっかり2着に流れ込んだ。


 「(不破は)すんなりだったし、やっぱり強いですね。最後は差せるかなって思ったけどダメでした。でも、ラインでワンツースリーなんで良しとしましょう」


 

3R

選手の写真です。
北津留翼選手

 前受けを余儀なくされた北津留翼(写真)は、最終ホームを7番手で通過する大ピンチ。それでも、バックから大外を進むと、中団から先にまくった高木翔らを2センターでとらえた。


 「本当は後ろから押さえて、中団を取りたかったんですけどね。スタートで誰も出なかったので、前になりました。ホームから仕掛けようと思ったんですけど、日野(博幸)さんと踏み合いになりそうだったので。でも、あの仕掛けになると、阪本(正和)さんたちは厳しいですよね。ラインで決めたかったです」


 中団からまくった高木の番手から、菊地圭尚が追い込んで2着に入った。


 「高木君が、まくりに行ったときに6番(桶谷明誉)とぶつかってしまって。あれがなければ、すんなり行っていたと思います。3コーナーでは北津留君が来ると思っていました。状態は変わらずですね。自信の付くレースができれば、次の全日本につながる。気持ちをしっかり持って、1着を目指します」


 

4R

 西村光太を打鐘で押さえた鈴木裕は、巻き返してきた小川丈太を突っ張って主導権をキープ。番手の五十嵐力は、インを進出してきた佐藤和也、外の小川を冷静に対処すると、直線で抜け出した。


 「まさかキック(鈴木)があそこまでやる気だとは(笑)。5着権利だし、出させて4番手からでも良かったんですけどね。2車なのに頑張ってくれました。前回(取手)から脚はそこまで上がっていないし、展開ですね。キック(鈴木)のおかげで、上々のスタートが切れました」


 佐藤和也は後方に置かれるも、2コーナーからインを進む。2センターで五十嵐に絡むと、逃げる鈴木の内コースを伸びて2着に入った。


 「小川君が出切れないと思っていなくて…。そこに付いていって考えようと思ったけど。内が空いてくれて良かったですね。体も動いてくれたし、自分で動いて良い着を取れると本当に嬉しいですよ。インフルエンザ明けですけど、後半も楽だったし、二次予選Aに上がれて良かった」


 

5R

 赤板過ぎに切った大西祐を石塚輪太郎が押さえて逃げる。前受けから7番手に下げた近藤夏樹は打鐘の3コーナーから踏み上げて中団に追い上げる。石塚が軽快に風を切って中近勢のペース。番手絶好の稲川翔がきっちり勝機をモノにした。


 「なんとか勝ててよかったです。(石塚は)誰も来れないくらい掛かっていました。ワンツーは決められなかったけど、最低限ライン3人で決まったので」


 中近ライン3番手から伸びた八日市屋浩之が2着に入り、逃げた石塚輪太郎は3着。


 「初日に先行して、長い距離を踏めたのは良かったです。駆けた感じは良くて、2着には残れると思ったけど、3着でしたね。そこがちょっと甘いです。でも、これで脚に刺激が入ったし、二次予選も集中して走ります」


 

6R

選手の写真です。
山田久徳選手

 一旦は窓場千加頼に突っ張られた小埜正義だったが、中団併走から再度踏み上げて打鐘過ぎに主導権を奪取。近藤俊明は連結が外れるも、インを進出して番手にハマった窓場を掬う。冷静に戦況を見ていた山田久徳(写真)は、窓場の余力を見極めてバック手前から自力に転じる。一気に前団を飲み込んで勝利した。


 「(近藤に)ジャンで内に来られて対処できなかったです。その後は余裕があったので、もうちょっと何かできれば。(窓場)千加頼の気持ちは伝わりましたね。結構待ったけど、あれ以上待つと被りそうだったので(自力に転じた)。番手でしたけど車の出も良かったし、小埜さんの横を通過するときも、いろいろ考えながら走れました」


 7番手の滝本泰行は、最終2コーナーから踏み上げて前団に迫る。この仕掛けに乗った黒田淳が、差し脚を伸ばして2着。


 「スタート次第で、僕らか中近勢の先行かなと。南関勢に締め込まれたときは、ヒヤッとしましたね。できれば、中近勢に突っ張ってもらって、すんなり中団が取れていたら、もっと違ったと思う。滝本君が止まったら自分で行くことも考えていたけど、前々に踏んでくれて良かったです。自分も動けていたし、状態も悪くないと思う」


 

7R

 後ろから動いた金ヶ江勇気は、押さえに来た小野裕次を出させずに先行策。小野は車を引いて、稲毛健太と3番手で併走に。内で包まれた稲毛が最終バックから番手に追い上げると、古川貴之は3コーナーからまくり追い込む。この後ろにスイッチした村田雅一が、直線で差し切った。


 「ごちゃごちゃしていたので自分の位置だけは確保しようと思いました。稲毛が内にいったら迂回しないとって思っていたし、色々考えながら。最後は稲毛が内にいって、佐々木(雄一)さんも外に来てて被ったから踏ませてもらいました。体調はそこまで良くないけど余裕はありました」


 惜しくも白星を逃した古川貴之だったが、2着で二次予選Aに勝ち上がり。引き揚げてくると、弟子の金ヶ江を褒め称えた。


 「(金ヶ江は)あそこ(赤板の1センター)から突っ張ってくれたし、本当に頑張ってくれた。良い弟子を持ちましたね。最後は外の佐々木さんじゃなくて、稲毛君に内へ来られたし、あそこまで頑張ってくれたから1着を取らないとって思って。2着でしたけど、二次予選Aに上がれたのは大きいです」


 

8R

選手の写真です。
中本匠栄選手

 打鐘前に飛び出した堀僚介に対し、前受けから7番手まで下げた鈴木庸之が反撃に出る。最終ホーム過ぎに鈴木が叩き切るが、マークの尾崎剛は離れて、堀が番手にハマる。内を掬って堀の後位に進出した中本匠栄(写真)が直線で鋭く抜け出した。


 「態勢を整える前に3番(鈴木)が行って、9番(尾崎)が離れていたので、外は厳しいと思って、急きょ内に行きました。よくも悪くも僕らしいレースだったと思います。最後もコースが空いてくれました。最近はシューズをいろいろ試していて、前回(大垣)は初日に9(着)してしまったので、切り替えて今回は元に戻しました。懐かしい感覚でした。状態も悪かった頃よりはマシになってます」


 鈴木庸之は2着に敗れたとはいえ、先行で長い距離を踏み切った。


 「押さえて来るのが遅ければ突っ張りも考えてました。どっちにしても長い距離を踏もうと思ってました。こういうレースも見せておかないと。(尾崎が)離れているのはわからなかった。雨のせいか軽くはなかったですね。最後まで持つのかどうかちょっと不安でした」


 

9R

選手の写真です。
志村龍己選手

 赤板の2コーナーで主導権を握った竹内雄作は、最終バック手前まで隊列を一本棒にしてゴールを目指す。志村龍己(写真)は、竹内の上昇に合わせて踏んで思惑通りの中団を確保。直線入り口から踏み込むと、坂口晃輔に絡まれながらも突き抜けた。


 「初手で利根(正明)君が前を取ると思わなかったですね。先に押さえようと思って動いたのが正解でした。飛び付きは、正直考えていなかったです。しっかり中団を取ってと思って。来期がA級なので、タテ脚で勝負しようと。3コーナーで詰まったけど、坂口がいるので、2センター、4コーナーで行った方がラインで決まるかなって。調子は、ずっと悪くなかったんですよ」


 坂口が志村にあたると、あおりを受けた矢口啓一郎は落車。2着入線の坂口が失格となって、3着の笠松信幸が繰り上がった。


 「初手から予想外でした。九州勢が前を取るとは。志村君が粘ってきても番手が坂口君なので。競り勝つと思っていたけどすんなり出させてくれて、これも予想外でしたね。自分は内だけ締めて、最後は真ん中を行かせてもらいました」


 

10R

 後ろ攻めの清水剛志が赤板の1コーナーで前に出ると、徐々にピッチを上げて先行態勢へ。山本健也ら南関勢が、この動きに続いて中団。前受けから7番手に下げた山崎賢人は、打鐘の2センターから反撃を開始。合わるように踏んだ山本を力でねじ伏せて今年初白星を手にした。


 「前を取らされるのは仕方ないと思ったので。引いて自分のタイミングで巻き返そうと思っていました。山本さんがどう動くのかだけを見て仕掛けました。ここ最近の中で感じは良かったと思う。これがきっかけになって流れが変わってくれれば」


 山崎にまくられた山本は、離れた番手にハマる。その後ろの武井大介が、直線で山本の内コースを踏んで2着に入った。


 「山本君が漢字の“競輪“をしてくれたおかげ。最後も自分のコースを作りながら踏んでくれたし、ありがたいですね」


 3着に入った山本健也は、納得の表情でレースを振り返る。


 「セオリーなら中団から先に切るんですけど、やっぱり山崎君の力が抜けているので追い上げる感じにしました。1コーナーの登りで、番手のところだったら飛び付いていましたけど、ちょっと遅かったので合わせられるかなって思って。武井さんのアシストのおかげで番手にも入れました。最後に差せれば格好良いけど、(山崎の競走点数)110点の壁は高かったですね」


 

11R

選手の写真です。
池田憲昭選手

 赤板の2コーナーで出た相川永伍は、中団争いを誘いながらハイピッチで駆ける。中団外併走の小川真太郎は、最終2コーナーから豪快にまくり切った。


 「前回(岐阜の準決勝)はこのパターンで負けてしまったので、嫌なイメージが残ったままになるのは嫌だった。格上の人にこれは通用しないですけどね。ジャンで行ければ出切って楽勝のパターンなんですが、寒くて脚が動かなかったです。出脚はよかったし、踏み出したときに行けると思いました。ずっと状態は悪くないんですよ。脚は大丈夫です」


 懸命に続いた池田憲昭(写真)が2着。地元の意地は見せた。


 「よかったです。(小川は)いつ行くのかなって。これはヤバイと思ったけど、力でねじ伏せた感じですね。強かった」


 

12R

選手の写真です。
平原康多選手

 初日特選は平原康多(写真)が制した。別線に警戒されていた太田竜馬は、合わせて踏んだ鈴木竜士を赤板の手前で押さえて先行策。前受けの村上義弘が8番手に置かれて、打鐘、最終ホームと一本棒で通過する。鈴木が2コーナーから踏み込むが、香川雄介に阻まれて外に浮く。しかし、この仕掛けに乗った平原康多が、2センターから前に踏んで白星を手にした。


 「(鈴木)竜士が行くべきところで仕掛けてくれた。でも、止まってしまって。その外を行くって判断でしたけど、行っていたらあおりをくらっていましたね。初日はうまくいったけど、毎回いくとは限らない。竜士は何度もこれだけの相手と戦って、今後も意思疎通ができれば。状態は、前回(大宮記念)よりは修正できています」


 中村浩士が、平原にきっちりと続いて2着を確保した。


 「太田君の掛かりが良かったですね。その中でも、村上さんが来ると思って構えていました。(鈴木が外に浮いたが)平原君の技術が高いのもわかっているので。自分の感じは、全く悪いところがないです」


 後方に置かれた村上義弘は、前に踏んだ平原らを追いかける形で3着に入る。


 「平原君が強かったですね。太田君も段々と踏み上がっていく感じでした。鈴木君のまくりの勢いに乗って仕掛けたかったけど。(香川と鈴木の)接触があって、つっかかってしまった。セッティングは、ちょっとずついじってます」


 

6R

選手の写真です。
福島武士選手

 大阪コンビを警戒した鈴木裕が打鐘の手前で前に出る。しかし、堀僚介はすぐさま巻き返して、最終ホーム過ぎに主導権を奪い返した。叩かれた鈴木は離れた堀の番手にハマると、大西祐のまくりに合わせるようにバックからアタック。竹内智彦のブロックで大西が不発に終わるが、惰性をもらった地元の福島武士(写真)は、直線を鋭く伸びて白星をさらった。


 「大西君が仕掛けてくれたおかげです。仕掛けてさえくれたら、内でも外でも踏めるので。竹内さんは好ブロックでしたね。ちょっと止まったと思ったけど下りだし、我慢してと。車も結構進みましたね。初日を凌いだかいがありましたよ。あとは、決勝に乗るだけ」


 大西を阻んだ竹内智彦は直線で追い込むが、惜しくも2着。


 「(鈴木)裕は(堀に)行かれたけど、すかさず仕掛けてくれて正解。ワンツーが決まったと思って、あとは裕を抜くだけ。久しぶりに1着だと思ったけどね。(福島は)スピードがありますね。初日も伸びていましたし」


 

7R

選手の写真です。
戸田康平選手

 地元の戸田康平(写真)が、先に切った山本健也を打鐘で押さえて風を切る。2センターから巻き返した吉田昌司は車間が空いた3番手で一息入れると、徐々に前との差を詰めて最終2コーナーから仕掛ける。が、網谷竜次のブロックで不発に。味方の援護を受けた戸田は、直線で力強く踏み直して逃げ切った。


 「自分的には、そこまで掛かっている感じはしなかったですけどね。網谷さんのおかげで残れました。もう少し踏み上がれば良かったけど。練習しているのに良くならない時期が長かったけど、地元記念で勝ち上がれたので。逃げて1着を取れたし、良いきっかけになれば」


 2着には、2センターから外のコースを伸びた青森伸也


 「たまたまですよ(笑)。でも、前回より体調は良いので。準決まで勝ち上がれたし、楽しみですね」


 

8R

選手の写真です。
近藤夏樹選手

 打鐘前から先行態勢を取った滝本泰行に対し、前受けから8番手まで下げた稲毛健太が4コーナーから反撃に出る。抜群のスピードを見せると、最終2コーナーで滝本の抵抗をねじ伏せる。マークの鷲田佳史は徐々に離されて、バックからは稲毛のひとり旅。力の違いを見せた。


 「変に包まれるより、引いてすぐ行こうと。あんまり構えると、近藤(夏樹)さんに先まくりを打たれて厳しいと思ってました。展開が読めないので、自分から動いていこうと。踏み出してからは、出られると思いましたね。出切ってから気配は感じなかったです」


 前々に攻めた近藤夏樹(写真)が、2着で準決勝進出を決めた。


 「2着以内に入れるイメージはわかなかったんですけどね。思っていた展開とは違ったけど、流れが向いてくれました。稲毛君の番手が離れていたので、もしかしたらと思って。いつも以上に最後は踏めたと思います」


 

9R

選手の写真です。
中村浩士選手

 小川真太郎が強引に鈴木庸之を押さえると、前受けから引いた不破将登が巻き返して最終ホームで主導権。目標の鈴木が7番手に置かれた中村浩士(写真)だったが、2センターからコースを縫うと、直線で突き抜けた。


 「脚を使って中四国勢に出られて、さらに次のライン(中近勢)にも出られてしまって。これはキツいなって思いましたね。あとはコースだけ見て。最後は伸びていないです。周りがガシャガシャしていて、そう見えただけ。(落車の)アクシデントがあったから、たまたま1着が取れました」


 香川雄介が鋭く伸びて2着に入るが、直線入り口で佐野梅一を落車させてしまったことで失格。逃げた不破将登が2着に繰り上がった。


 「前からでも、クルっと隊列が回るかなって。5着権利だし、ジャンからガンガン行くやつはいないとも思いましたね。小川君が流したので、とりあえず出切ることだけに集中して。一番良いところで出られましたね。最後は何とか5着までに残ったかなと思ったけど。記念の準決勝は初めて。去年から記念の準決勝に勝ち上がりたいと思っていたけど、初日とかで失敗して勝ち上がれていなかった」


 

10R

選手の写真です。
村上義弘選手

 石塚輪太郎は鈴木竜士を警戒しながら仕掛けるタイミングをうかがうと、赤板の1センターで切った永澤剛を押さえて先行策。鈴木は6番手の外で北津留翼と併走してから、最終ホームでスパートする。これに対し、村上義弘(写真)は2コーナーから番手まくりで応戦。鈴木を合わせて切って白星を手にした。


 「石塚君とは初連係でしたけど良いレースをしてくれました。あそこ(最終バック)から、もう一度踏み直すかもしれないと思ってギリギリまで待ちました。あれで行かれたら、3人とも大きな着だったし、村田も後ろを固めてくれていたので。一瞬、行かれたかと思いましたけど何とか」


 村田雅一が、2センターで鈴木に止めを刺して2着に続いた。


 「石塚君の頑張りのおかげ。僕はとにかく前に離れないように付いていくだけでしたね」


 

11R

選手の写真です。
太田竜馬選手

 太田竜馬(写真)が竹内雄作をけん制ながら打鐘で前に出る。ひるんだ竹内は8番手まで下げて隊列は1本棒に。太田が軽快に風を切って完全にレースを支配。別線は手も足も出ない。そのまま太田が後続の追撃を振り切って快勝した。


 「想定していた展開とは違ったけど、(竹内を)張りながら行きました。状況に応じてベストの判断ができたと思います。ラインで決まってよかったです。ここに入った時は疲れていたけど、それが逆に良いかもしれません。脚は上がっていると思うし、(戦法の)幅も広がっていると思います」


 地元の池田憲昭は直線で詰め寄ったが、わずかに届かなかった。


 「(太田が)良いレースをしてくれました。逃げても強いですね。あれでは(別線の選手も)仕掛けれないと思った。最後はタレて、差せると思ったんですけどね。初日は寒すぎて感触が分からなかったけど、(二次予選は)いつも通りの感じでした」


 

12R

選手の写真です。
平原康多選手

 スタートけん制が長引くが、山崎賢人は思惑通りの後ろ攻め。合わせて踏んだ平原康多(写真)を打鐘で押さえて先行勝負に出た。前受けの山田久徳は平原に押さえられると、4番手のインで粘る。平原は最終2コーナーから車を外に持ち出すが、仕掛けられずに元の位置へ。それでも、直線入り口から再度踏み込んで連勝を決めた。


 「簡単に負けてしまうメンバーなので(前は取りたくなかった)。最低限、中団と思っていたけど、(山田)久徳もうまいから。(3番手が取れたが)内から久徳が来ると思って、空けられなかったですね。それで変に脚にきてしまいました。山崎も良いペースだったと思う。バックから仕掛けようと思ったけど、いけなかった。いい年ですけど、(若手に)負けないように」


 山崎の番手から、渡部哲男が追い込んで2着に入る。引き揚げてくると、山崎を称えた。


 「後ろからで正解でしたね。前受けだったら、行けていないかも。山崎君は良いペースでしたよ。要所で踏んで流して、うまく駆けていた。戻ってきていますね。3番手は山田の方がいいなとは思いましたけど。あれ(平原)は止められない。スピードが違った。自分の状態は悪くないです」


 逃げた山崎賢人が3着。白星こそ逃したが、復活の足音が聞こえてきた。


 「(作戦は)後ろから押さえて駆けて、それだけです。後ろの状況は平原さんが3番手とか、なんとなくわかっていて。2コーナーで、もう1回踏み上げました。セッティングはちょっといじりました。(感触は)初日よりも、二次予選の方が良かったですね」


 

10R

選手の写真です。
太田竜馬選手
選手の写真です。
鈴木庸之選手

 稲毛健太が打鐘で前に出る。近畿勢を受けた永澤剛が3番手で、稲毛を合わせるように踏んだ鈴木庸之は永澤に突っ張られて5番手に。前受けから後方に引いた太田竜馬(写真)は、打鐘の4コーナーから満を持して反撃。池田憲昭が離れてしまう抜群のスピードで前団に迫ると、抵抗する稲毛を最終バックでとらえた。


 「(作戦は)切ったところをドカンと行くか、前を取ったらホームから緩急を付けていくか。それで前になったので、ホームから行きました。回しながら行って、2コーナーでまくるようなイメージで踏みました。無理くりに行っても、良いものじゃないし、先行でもまくりでもペースが大事。今の体作りで、(状態が)良くなっている。ただ、池田さんを連れていけなかったのが…」


 鈴木庸之(写真)は1センターから太田を追いかけるように仕掛けたが、逆転はできず2着。


 「強すぎますよね。決勝も考えて太田を潰しに行くならジャンでカマすのが良いと思ったけど、永澤君に突っ張られてタイミングが狂った。ああなったら太田が来た時にスイッチしようと。沈めてやろうとまくりにいったけど、軽く合わされた。(対戦した12月)四日市記念の時とは別人ですね」


 離れた池田に絡まれて鈴木と車間が空いた中村浩士。それでも、懸命に追いかけて3着に入った。


 「ピッタリついて行きたかったけど、池田君に降りてこられて…。隙間を作ってから、自分で踏み上げる感じになったからパワーを使いました。本当にきつかったです。何とか決勝にたどり着けたので、もう1日頑張ります」


 

11R

選手の写真です。
園田匠選手
選手の写真です。
山崎賢人選手

 打鐘前に出た戸田康平を山崎賢人が叩いて逃げる。8番手となった近藤夏樹がすかさず反撃で出るが、山崎がしっかり合わせ切って最終バックを通過。これで絶好となった園田匠(写真)が粘る山崎を鋭く差し切った。


 「(山崎)賢人がセオリーどおりに走ってくれた。ああなれば自分も楽。(中本)匠栄も3番手で内を締めてくれていたし、前と後ろのおかげ。ラインで決まってよかったです。(これまでの山崎との連係は)脚力どうこうより、タイミングが合わなかったりして、なかなか決まらなかった。あいつに付いていくことを考えながら練習して、脚力も少しずつ上がっていると思います。九州のGI(全日本選抜)の前に九州3人で決勝に乗れたのは、精神的に大きいですね」


 2着の山崎賢人(写真)は力強い逃走劇で別線を完封。今年に入って精彩を欠いていたが、今シリーズは本来の輝きを取り戻している。


 「想像していた展開になりました。(近藤は)合わせ切れるかなって。ラインで決まっているので、マズマズですね。決勝も自分の力をしっかり出し切ります」


 九州ラインを固めた中本匠栄が3番手の仕事をしっかりして、3着に流れ込んだ。


 「(山崎が)しっかり駆けてくれたし、内を締めていました。展開がよかった。余裕はありましたね。ラインで決まってよかった。(記念の決勝は)初めてです。今回はシューズを元に戻して、良くも悪くも違和感なく走れてます」


 

12R

選手の写真です。
渡部哲男選手
選手の写真です。
平原康多選手

 不破将登が先に出た小川真太郎を最終ホームで強引に叩くが、笠松信幸が連結を外して裸逃げに。番手にハマった小川は、後方から巻き返してきた鈴木竜士に合わせて、最終2コーナーから番手まくり。この仕掛けに続いた渡部哲男(写真)は後続の動きを確認すると、直線で抜け出した。


 「(小川)真太郎が前々に行ってくれたおかげ。番手に入ってからも、すぐに鈴木が来たから休めてないと思う。最後は(後ろに切り替えてきた)平原(康多)が内か外か来るから怖かったですね。名前負けしそうでした。(強豪を相手に1着は)デキすぎです」


 鈴木が不発に終わると、余力を見極めた平原康多(写真)は渡部にスイッチ。4コーナーから外を回したが、惜しくも2着まで。


 「最低限のリカバリーはしました。小川が出る時にタイミングが合ってしまって、内に差し込む形になって。何度も転びそうでした。もうちょっと早く引っこ抜けたら1着だったけど、あれで精いっぱい。(目標が)止まった時の判断が難しいですね。ただ、感じは悪くない」


 小川真太郎は、攻撃的な組み立てで3着。今年2度目となる記念優出を果たした。


 「不破さんに合わせて踏んで、(渡部)哲男さんが(中部勢を)1人にしてくれたのがわかりました。鈴木が来たのも気づいていたので、行かせないように。ただ、そこからが長かったですね。もう意地だけです。(10レースで)太田(竜馬)が先に優出を決めていたので、絶対に勝ち上がろうと。(ただ1人だけ6着で二次予選を突破して)みんなについていると言われていたし、ここも勝ち上がれるだろうなって思っていました(笑)」


 


 


<最終日・6R S級ブロックセブン>


 


 取鳥雄吾は前回の和歌山記念1844着から中18日のゆとりのローテ。次走に控える全日本選抜のためにも、ここを制して弾みをつけたい。


 「全日本の前に、ここを走れてよかったです。和歌山記念が終わったあとに、喉がイガイガして熱が出てしまった。でも、体調も良くなったし、(休養したら)車の出も良くなりました。あとはセッティングを大幅に換えてきたので、それがどう出るかですね。相手(坂本周作、藤井昭吾)もやる気だし、しっかり頑張ります」


 前回の取手を途中欠場など、今一息が続く大塚健一郎。それでも得点最上位の存在だけに、取鳥を目標から貫禄を示す。


 「前回は腰痛が出たので欠場しました。(地元で行われる)全日本選抜に向けて、何か特別なことはしていないです。(状態は)数字通りですね。腰痛が出たらケアしてとか、そういう感じです。でも、これくらい気楽な方がいい。絶好調だと、逆にビリビリする」


 朝倉佳弘は前回の和歌山記念を6132着と3度の確定板入り。今回は、さらに状態を上げてきた。


 「和歌山はよくなかったんですよ。展開が良くて、前の選手のおかげです。ウエートの数値とかもよくなくて、12月くらいから嫌だなと。でも、このままではまずいと思って。ここまで全日本に向けてやれることもやって、数値はだいぶ戻せました」