オールチャレンジ戦で実施されるモーニング７。中山拓人、永井哉多、松下綾馬の121期３名がＶ争いをリードする。デビュー当初は優参を外す場所も目に付いた本命の永井だが、３月向日町で初優勝を３連勝で飾ると、その後も４月奈良、名古屋で完全優勝と一気に火が付いた。腐らず先行勝負に徹してきた成果が出たもので、同期の添田龍児を突っ張って２周近く逃げて、チャレンジ屈指の差し脚を誇る松田優一の追撃も振り切った名古屋決勝の走りなどインパクト大だった。ホームの当所を走るのは２回目で、前回は決勝に乗れなかった。その時とは別人のように逞しさを増した姿を披露しよう。
埼京同士の永井との連係があるかは流動的だが、中山拓人もＶ候補の一角を占める。適性出身で粗削りな面はあるものの、元サッカープロのアスリートで、ダッシュ力はとにかく一級品。５月向日町を含め優勝もこれまで４回している。レースの流れに乗っての一気攻撃で敵を一蹴するか。
一方、松下はこれまでＶ経験がないが、準Ｖは３回、決勝３着は実に７回を数える。アマチュア時代には中距離種目で活躍した地脚タイプで常にＶ争いに加わってくる先行力は評価が高い。ラインがしっかりすれば波乱を呼べる。
121期勢の力比べに、佐野恭太、浅沼聖士の静岡コンビがどこまで食い込めるか。ともに実績上位の存在で、特に浅沼は３月宇都宮を制した実績がある。佐野が意地を見せれば、番手で別線をけん制してからの抜け出しがあるかも。
永井哉多が地元Ｖを奪う
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永井哉多
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中山拓人
