新鋭の橋本優己は自力主体の競走ながら大敗がほとんどなく、ここ10場所は18勝、2着6回、着外は僅か1回しかない。先行でもまくりでも力を発揮できるので、連の軸として最も信頼できるとみて中心視した。
今期は1年ぶりのA級戦となった谷口友真。S級ではやや力不足の感もあったが、前期は6勝していて、自力攻撃の破壊力は着実に増している。7月武雄、同月静岡を連覇するなどA級では実力上位。好発進を決めれば押し切り十分で、谷口から狙う手もある。
埼京勢では攻め口多彩な山田義彦に食指が動く。長らくS級上位で活躍し、GⅠ参戦の実績もある格上選手だ。7月~8月の5場所は2V、準Vと決勝3着がそれぞれ1回と常に主役級の走りを披露している。貫録を示してのVゲットは大いにありそうだ。地元の長井妙樹も近況は悪くない。8月青森➋③➋着、同月四日市は連勝で優参(決勝は未実施)している。機動力非凡な当所ホームの山本勝利が優参なら埼京勢の勝機が拡大する。その山本はまだ粗削りながら当所は6月、8月に参戦していずれも2②着で決勝に乗っている。
金澤幸司は1年半ぶりのA級戦。6月久留米記念で落車し今期初戦は欠場したが、7月函館、8月岸和田で優勝していて後遺症は感じられない。だが、佐藤朋也は6月平で落車した後は実戦に姿を見せておらず、前川大輔は7月半ばから4場所続けて欠場中。金澤には自力型の体調が浮沈の鍵となりそうだ。
山田和巧ら南関勢も機動型が手薄で厳しそう。
信頼性高い橋本優己
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橋本優己
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谷口友真