昨年9月に特別昇班を果たした伊藤旭は、1、2班戦でも大活躍。すでに5Vを達成していて、直近4カ月の3連対率は9割に迫る勢い。ただ、2月以降の3場所の決勝は連対がないだけに、そろそろ流れを変えたいところ。持ち味のスピードを活かした自力攻撃で別線をねじ伏せる。好永晃は3月武雄の準決で伊藤をマーク。2車身離されたが、上がり11秒3の快速まくりに食い下がりワンツーを決めた。再現は大いにありそうだ。
岸澤賢太はS級でもV経験がある実力者。14年ぶりのA級戦の今期は自力勝負が目立つ。まだ優勝には手が届いていないものの、2月前橋412着、同月西武園413着、3月小田原113着と成績は安定している。経験値を活かしてのVゲットは十分だろう。
先行力なら原田亮太が最上位だ。1月西武園、2月名古屋はいずれも逃げ切りVを飾っている。強じんな末脚を発揮して押し切る場面は考えておきたい。
中四国勢は2月別府で優勝した日野博幸が先導役。佐竹和也、土井勲が援護ならラインは強固だ。
スピード豊かな伊藤旭
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伊藤旭
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岸沢賢太
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原田亮太