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しずおか競輪

SHIZUOKA KEIRIN

38#

検車場レポート

  • 2/2 Wed.  (前検日)
  • 2/3 Thu.  (1日目)
  • 2/4 Fri.  (2日目)
  • 2/5 Sat.  (3日目)

1R

選手の写真です。
小森貴大選手
 今期の2場所はFIの6走で3勝と上々のスタートを切った小森貴大(写真)は、一昨年に続いての静岡記念に気持ちを入れる。
 「(前回の向日町は)脚自体は問題なかったけど、競走の組み立てが甘かった。とくに準決ですね。そのあとは直後に1日だけ休んで、あとは練習をしてきました。高校は3年間、静岡にいましたし、静岡は自分にとって縁があるところです」
 前回の久留米FIが開催中止になった山中貴雄は、中5日で状態はどうか。
 「(高知の)バンクに入れない感じだったんで、街道で練習をしてきました。(静岡は)そんな嫌いではありません。(一次予選で連係する晝田宗一郎とは)たぶん初めてだと思います。しっかりと追走したい」

2R

 小川真太郎は、高松記念1219着から中2日。高松の決勝では古性優作、松浦悠士のS級S班を向こうに回して積極策。4車の四国勢の先頭を務めて果敢に攻めた。
 「(前回から)全然、変わらない感じだと思います。結構、体はしんどいかなっていうのがあるけど大丈夫だと。自分は(昨年の)グランプリシリーズでここを走っているんで、(バンクも)その時の感じと変わりないんじゃないですか。走りやすかったです」
 立川記念1538着から3週間以上空いたゆとりのローテーションの小川勇介は、一次予選で小川真とタッグを組む。
 「(奈良を欠場したのは)腰痛が出たからですね。練習は5日日間くらいですけど、手応えもあります。ここは(16年のダービーで)1着を取ったような気がします。悪くないと思います」

3R

 一次予選は土生敦弘、小川丈太ら若い機動型に胸を貸す山崎芳仁は、慎重にこう口を開く。
 「中耳炎がずっと続いてるんですけど、練習は普通にしていますし、力も入ります。感触は悪くなかったんで、あと一戦、一戦、頑張るだけです」
 大槻寛徳は、昨年12月の取手FIでの落車からの復帰場所だった前回の名古屋FIを724着。ここは頼れる山崎の番手が回ってきた。
 「(落車の)怪我の影響がないとは言えない。首ですね、まだしびれている感じもあります。しっかりと練習はしてるんで、あとは走ってみてですね」

4R

選手の写真です。
伊藤旭選手
 今シリーズが22年のスタートになる伊藤旭(写真)は、1カ月以上空いて練習も十分。初めての静岡バンクで、好スタートを切りたい。
 「静岡は初めてですけど、(指定練習での感触は)乗りにくいとかはなかったです。(1月は)自粛期間だったんで練習をしていた。足りないところをしっかりと力をつけるうようにやっていた。記念は雰囲気が違うし、格上の選手と走れるので光栄です」
 田中晴基は、前回の立川FIを663着。前々回の豊橋記念では同配分も、連係する機会のなかった同県の原田亮太に前を託す。
 「(立川は)良くなかった。(その原因は)なんとなくわかってます。立川の前は中2日だったけど、今回は中3日あったんでゆっくり調整できた。(疲れは)今回は大丈夫だと思います。(一次予選で連係する原田は)一緒に走るのは初めてです。だけど、(原田が)アマチュアの時に一緒に練習していたこともあります」

5R

選手の写真です。
芦澤大輔選手
 抜群の成績を残していた芦澤大輔(写真)だが、近況の3場所で2度の落車に見舞われた。豊橋記念の2日目の落車から中11日でのローテーションで、状態はどうか。
 「(前回の落車は)たいしたことのない怪我だった。体調も大丈夫です。豊橋の前よりもすごく自転車が進んでいる感じがあった。調子は上がってると思います」
 初日の一次予選は、佐伯辰哉、櫻井祐太郎との3分戦。蕗澤鴻太郎は、自分との戦いを強調する。
 「(前回の)感触は良かったと思います。そのあとは街道中心にロード(レーサー)でやりました。櫻井君とは初めてやりますけど、自分の力を出し切る競走をします」

6R

 前回の高松記念では最終日に1勝をマークした松谷秀幸だったが、納得のいくシリーズではなかったようだ。
 「(前回の)感触はあんまり良くなかった。疲れていたかなっていうのがあった。だからここに向けてしっかりと疲れを抜いてきた。(初日は関根)健太郎と初めて連係するんで楽しみです」
 才迫開は、前回の高松記念を8232着。一次予選敗退も2日目と最終日は番手回りで成績をまとめた。
 「(番手は)難しいですね。やってていっぱい、いっぱいです。(まだ今期未勝利で)1着が遠いですよ。状態はそんなに変わらずです。(初日は)まず勝ちにいけるように頑張ります」

7R

 昨年11月の競輪祭の落車で左鎖骨骨折の怪我を負った齋藤登志信は、前橋が開催中止になり復帰した前回の立川FIが536着。
 「選手になったら怪我はつきものですから。この年になると戻すのも簡単じゃない。思うようにいかないと思うけど、これも自分の人生と思って、一戦、一戦を戦って納得できるレースを運べたらっていうのがあります」
 一次予選で小林稜武と連係する内藤秀久は、2週間以上空いた日程で練習も十分。いつもに増して気合を入れる。
 「とにかく練習しかしてなかった。練習ばっかりだったんで、(実戦のここまでが)長かったです。ちょっとオーバーワーク気味ですかね。そっち(全日本選抜)がメインですけど、静岡も頑張りたい。(小林の)気持ちが伝わってきたんで、ラインでしっかりと」

8R

 静岡バンクは2度目となる鈴木陸来は、ホームバンクで初の記念を迎える。
 「自分の力を出し切れれば結果はついてくると思います。その準備はしてきました。(今シリーズは)準決に乗りたいけど、それで消極的になってもしょうがない。まずは(内容のある)走りの方を重視したい」
 近況は未勝利、前回の前橋が開催中止になった萩原孝之だが、調子は悪くなさそうだ。
 「(前橋は)アップをする前に中止になりました。そのあとは練習してきて感触も良かった。タイムも良かったです」

9R

選手の写真です。
吉澤純平選手
 前回の立川FIを223着。吉澤純平(写真)に課題はあったものの、コンディション自体は悪くなかったようだ。
 「自転車が壊れて伸びは良くなかった。でも、体の方は良かったです。あん時(静岡FIで優勝した昨年1月)は自転車が進んでくれたんで良かった」
 木暮安由は前回の大垣FIを121着。一昨年9月以来、久しぶりの優勝を飾った。
 「(大垣は)バチッとはまったんで、優勝できたんだと思います。そのあとはピストシックスにいって、調整して練習もできた。ここは優勝もしているゲンのいいバンクだし、走りやすいですね」

10R

選手の写真です。
村上義弘選手
 直近のFIの2場所で4勝の固め打ち。優勝こそない野原雅也だが、力を出し切る走りで結果につなげている。
 「(前回の感触は)ボチボチです。そのあとは計画的にトレーニングができたと思います。ここは走りにくいとかはないけど、静岡は着が悪いことが多いんですよね」
 村上義弘(写真)は前回の小田原FIが624着。昨年11月の競輪祭での落車が尾を引いているようだが、復調に向けての兆しを見せている。
 「前回は感触は思ったより良くなかった。ちょっと(調子の)波があるんで、その辺はしっかりと付き合いながらやっていきたい。(原因は)一番には競輪祭の落車が響いていると思います。小田原まではあんまり負荷をかけられなかったけど、(今回は)それなりに負荷をかけてやってきた」

11R

選手の写真です。
岩本俊介選手
 前々回の伊東FIを711着、前回の立川FIも711着。連続優勝の岩本俊介(写真)は、久々の記念でのパフォーマンスに期待がもてる。
 「(連続優勝は)たまたまうまくいった。あまり調子が上がらない感じだったけど、前回を走って手応えがあった。それで調子が上がってきそうな感じがあります。(2場所連続初日が7着なので)スロースターターをやっていると一次予選なんで、初日から気合を入れます」
 岡村潤は前回の高松記念を4346着。2日目からはまずまずの手応えをつかんで、地元の記念に臨む。
 「(中2日ですが)僕は詰まっている方が好きなんで、全然苦にならない。(前回は)初日は明らかに疲れが残っている感じだった。それで2日目からは良くなった。自転車とかの不安がなくなったので、少し気が楽になりました」

12R

選手の写真です。
郡司浩平選手
 和歌山記念を完全Vで年が明けた郡司浩平(写真)は、続く豊橋記念でも2勝を挙げて高いレベルの走りを続けている。
 「和歌山は自分でもかなり手応えがあった。前回も悪くなかったんで、今回も変わらないと思います。静岡の地元選手もかなり気合が入っていると思うので、一緒に上のレースで戦えたらと。(今年は地元の平塚でグランプリがあるので)そこに向けて1年間やっていきたい」
 浅井康太は、前回の別府FIの初日特選で1着も、2日目以降に開催中止を余儀なくされた。そこからは中9日のローテーション。
 「(別府の初日は)若手を相手にしっかり走れたかなって感じています。(そのあとは)あんまり入れ込みすぎてもまだ早いかなっていうのもあるんで、(立川記念での落車の)ケアもしつつ(練習を)ボチボチやってきた。(静岡は)相手がどうのこうのではなく、走りやすいバンクだと思う。(初日は)このすごいメンバーのなかで、なにかしていきたい」
 前回の豊橋記念を3112着の清水裕友は、前々回の立川記念も含めて好感触を得ている。
 「立川から着よりはいいんじゃないかっていう感じがあります。豊橋もしっかりと動けたんじゃないかと。次は全日本選抜なんで、そこに向けて強めにやってきました。(初日は小倉竜二と)荒井(崇博)さんまで付いてくださるってことなんで。相手がすごいんでチャンスは少ないと思うけど、そこを逃さずにいきたい」

1R

 押さえて出た坂本紘規は、すんなり中四国ラインを受けて打鐘を迎える。小森貴大が一本棒の7番手でレースは流れ、主導権を握った晝田宗一郎のペース。最終バック手前から坂本、小森もまくるが、晝田の番手の山中貴雄が差し脚を伸ばして勝機をつかんだ。
 「(晝田が)1番車だったので、スタートも任せて中団からになりました。しっかり駆けてくれましたね。小森君が飛んで来るって思ったけど、来なくていけるかなと。(坂本のまくりは)自分の横まで来なかったし、前が強かったです。(前回の)久留米のあとはバンクに乗れなかったが、悪くなくていいと思う」
 ハイペースもありそうなメンバー構成だった。が、ふたを開けてみれば晝田宗一郎が、それほど脚を使わずに主導権を取って最終ホーム目がけて駆けた。
 「体が動く通りに組み立てた。長い距離は自信がなく、脚を使わずに出れたのでペースで駆けられた」

2R

選手の写真です。
小川真太郎選手
 赤板2コーナーから踏み込んだ鈴木薫に合わせるように踏んだ小川真太郎(写真)は、堀僚介と併走になる。最終ホーム手前で出切った鈴木が先行策。6番手を確保した小川真が最終2コーナーからまくって、楽に逃げる鈴木をとらえた。
 「関東勢は後ろ攻めからしっかり駆けるかなと思ってたんで、そこは読みが外れた。自分が押さえたところを切って、切られたら一番後ろになったけど、堀君と併走だったんで良かった。(鈴木が)カマした時のスピードがあんまり良くなかったんで、これならまくれるかなと。疲れもそこまでない。(前回の)高松でいろいろ変えた部分があった。そこを帰ってから2日間しかなかったけど、確かめて原因はクツかなと。サンの位置を変えて、それが当たったかなっていう感じです。イケそうですね」
 小川真の加速に懸命に続いた小川勇介が流れ込んだ。
 「全部(小川真に)任せてました。自分は少しピリッとしない部分があるんで、修正したい、朝早いレースが久しぶりすぎて、その辺が修正できるかなと思います。上積みもあるんじゃないかと」

3R

選手の写真です。
伊藤裕貴選手
 山崎芳仁ラインを追った土生敦弘が、打鐘手前で踏んで主導権。中近ラインの3車で出切り、土生がリズム良く風を切る。4番手に入った山崎もなかなか仕掛けられず、最終2センターでようやく外に持ち出す。番手で車間を空けた伊藤裕貴(写真)が土生を交わして1着。
 「(土生は打鐘の)バックの追い風でいいペースで叩きましたね。(最終)バックでは山崎さんが来るかと思って、あとは自分がどれくらい仕事ができるかなって。周りは見えていたし、余裕はあった。追加だけどいい状態だと思います」
 別線の反撃を許さずに土生敦弘が2着に逃げ残った。
 「1番車だったので、欲しい位置を取れると。それが前中団でした。山崎さんがどうするかと思ったが、打鐘で行けば出させてくれると思った。一番強い人が4番手だったけど、それで逃げ切れるくらいじゃないと通用しないので力勝負と思ってた」

4R

選手の写真です。
田中晴基選手
 赤板の1センターでは外の竹澤浩司を制して、原田亮太が果敢に踏んで打鐘目がけてペースを上げる。竹澤が3番手に入り、3コーナー過ぎに踏んだ伊藤旭はいったん6番手で態勢を整える。最終2コーナー手前から伊藤がまくりを打つも、逃げる原田の掛かりがいい。4コーナーで伊藤を外に振った田中晴基(写真)がきっちりとチャンスをモノにした。
 「(原田)亮太のおかげです。ジャンで結構フカしてたんで、気合入りすぎだよって思ったんですけど(笑)。いい掛かりでしたね。ジャンでフカしてたんで、タレてくるかと思ったけどタレなかった。自分は昨日(指定練習で)ちょっと乗り方を変えたら良くなった。重心移動ですね。そこで(前回の立川より)良くなった」
 先輩の心配をよそにハイペースで駆けた原田亮太だったが、直線でも踏ん張って2着。
 「強い子(伊藤)を前に置いて組み立てようと。踏みすぎかなと思ったけど、オーバーペース気味にやってみた方がっていうのがあった。練習も前に一緒にやってたし、ここで(田中)晴基さんを連れていけなかったら岩本(俊介)さんたちに合わせる顔がないんで。今日(初日)は1つ見せられたんで、こういう競走を主軸にやっていきたい」

5R

 先に切って出た櫻井祐太郎がペースを落とした打鐘の3コーナーで蕗澤鴻太郎が巻き返す。ダッシュを利かせた蕗澤が最終ホームで出切り、芦澤大輔が続く。山田義彦は浮いて、3番手に櫻井が飛び付く。櫻井は仕掛けられず、別線も前が遠い。芦澤がわずかに差し切った。
 「新車は乗り慣れていない感じがあって、ピリピリして良くない印象です。なにか合っていない。本気でモガいたからこそかわったので、セッティングとかを大幅に変えないと」
 持ち前のスピードを存分に発揮した蕗澤鴻太郎が、芦澤とのワンツーをメイクした。
 「前の2人(櫻井と佐伯辰哉)で踏んでいたので、口が空いて脚を使ってしまった。それで追いかける感じで踏みました。風があって、重い感じがしましたね。道中は脚にきていたが、意外と踏めているのかなと。(最終)4コーナーを回っていけるかなと思ったが、(芦澤に差されて)やられたって感じです」

6R

 5番手から踏み込んだ関根健太郎が、打鐘の3コーナーで先頭に立つ。神奈川コンビに続いた阿部大樹と才迫開で3番手が併走。そのまま関根がペースを上げて逃げる。最終ホーム過ぎに阿部が3番手を取り切り、磯田旭の追走。後方から保科千春が自力に転じて踏むが、間合いを取った松谷秀幸が抜かりなく追い込んだ。
 「ジャンのところは阿部君が切ったところを(関根)健太郎は行くと思ってたんで慌てて追いました。結果的にはいい判断だったのかなと。(最終)バックで阿部君が単独になってたんで、そこだけは警戒していた。前回は不甲斐なかったし、今回の方が体が動いているのかなと」
 ソツない立ち回りから2着に入った阿部大樹は、追い込み勝負を反省する。
 「ちょっと予定と違いました。展開として関根君がそのまま突っ張るのかと思って見てしまった。(才迫開との3番手の取り合いは)今後もそこを勝負していかないといけないところですから。ただ、そのあとが車間を取ったり、自力らしい動きができなかった」

7R

 伊藤慶太郎が赤板の1センターで小林稜武を押さえると、単騎の岡崎景介がカマシ気味に打鐘の3コーナーで出て奇襲の先行策。関東勢が追いかけて、小林が5番手で最終ホームを通過する。小林稜も仕掛けるが、2コーナー手前で番手からまくった伊藤が1着。
 「青板過ぎのバックで4番(小林稜)の人が突っ張る感じだったので、(自分は)出切っる動きでした。8番(岡崎)の人が1人で来たのがわかったので、落ち着いて走れました。形は作れたし、走れている。まだ、A級の時の動きが残っていると感じているので、そこを踏まえて走っていきたい」
 内、外を警戒しながら伊藤との差を詰めた小林令が2着。
 「突っ張られる展開で(伊藤が)勢い良く踏んで出るのは尊敬できる。あそこで踏んでくれたから、(岡崎が)単騎で来ましたからね。伊藤さんすごいなって連係して思った。伊藤さんのおかげだし、自分はなにもやっていないですよ」

8R

選手の写真です。
鈴木陸来選手
 周回中、3番手のポジションを手に入れた鈴木陸来(写真)が、仕掛けどころを逃すことなく打鐘で主導権を握る。別線を翻ろうするように、緩急をつけながら鈴木はレースを支配。別線を完封して、萩原孝之を振り切った鈴木が地元で記念で好スタートを切った。
 「作戦通りでした。(周回中の位置も)理想通りだった。バックが追い風だったんで、(逃げて)そこまで出られないように頑張ってと。(最終)2センターが一番流れてくれたんで、残りやすかった。そこがいい意味で想定外だった。(渡邉)雄太さんも(欠場して)いなくなっちゃったし、緊張はしました。ちゃんとラインで上げなきゃっていう思いでした。今日(初日)は完ぺきだったんで、(2日目以降も)このままいければいいかなと」
 絶好の番手も萩原孝之は4分の3車輪差の2着。
 「(別線が)いつ来てもいいように車間を空けていて余裕はあった。ただ、(鈴木との)連係が初めてだったんで、あそこまで踏み直されるとは。俺の技量不足です」

9R

選手の写真です。
道場晃規選手
 南関勢を警戒しながら、赤板2コーナーから林慶次郎が踏み込んで主導権。林ラインを追った道場晃規(写真)は、打鐘で落ち着いて3番手に入って脚力を温存する。6番手の吉澤純平が仕掛ける前に、先まくりを打った道場が鮮やかに抜け出して、地元でS級初勝利を挙げた。
 「(林を)叩こうと思ったが、3番手が空いていたので入れた。うまく中団にはまれて詰まったところで行こうと。それが2角でした。ここ2場所より状態はいい。中3日で強度を上げずに調整して、調子はいいのかな。(S級初勝利は)正直、できると思っていなかったので、自分の力以上のものがでた」
 道場の加速力に徐々に置かれた渡邉晴智だったが2着をキープした。
 「(道場が)そのままいかれていたら離れていたのでちょうど良かった。(3番手で)立て直してから行ってくれてまた離れたけど。(自分の調子は)見てもらった通りだと思う」

10R

選手の写真です。
野原雅也選手
 末木浩二が打鐘で先頭に立つと、野原雅也(写真)は7番手でタイミングを取る。3コーナー過ぎにから反撃に出た野原は、合わせる末木を最終2コーナー手前でとらえて、村上義弘が離れながらも続く。3番手以下はさらに遅れて、近畿両者の直線勝負はゴール前で失速しながらも、野原が踏ん張った。
 「あんまりゴチャゴチャ考えないようにと思ってました。1回後ろになるっていうのはあったんで、あとは緩んだところからと。行けるかどうかわからなかったけど、(仕掛けて)行く時は思い切って行こうと。1着スタートで良かったです。スピードの乗りは良かった。でも、ゴール前はすごくキツかった」
 野原の仕掛けに立ち遅れた村上義弘だったが、執念で半車輪まで追い詰めた。
 「野原は以前に比べてワンランク、ツーランク強くなっている。おかげで自分も怪我明けから大きな課題が見つかっていると思います。(野原は)自信をもっているし、いいところはタイミングをたくさんもっているところ。自分もそこに合わせてと思ってたけど、口が空いてしまった。動きの部分をしっかり意識して、開催中にできるかぎり修正していきたい」

11R

 関東勢が押さえて出て、前受けの岩本俊介は3番手で止まり大石崇晴と併走。そのまま矢野昌彦が駆けて、岩本は外をけん制しながら最終1センター過ぎに踏み勝つ。一呼吸入れてまくりを放った岩本が1着。
 「大石は切ってくれると思ったが…。あれで磯島(康祐)にカマされたら、ヤバいなと思っていた。まくりにいった時は出切れそうだったので、(ラインの)3人で決められるようにきれいに回しながらいったんですけどね。自分の負けパターンだったけど、意地でどかして出ていこうと思った」
 岡村潤が岩本のまくりを危なげなく追走して流れ込んだ。
 「(岩本)俊介に任せていました。(行しているラインの)ペースが絶妙で藤原(誠)さんをどかせなくて俊介任せだった。法月(成祐)さんまで付いていけるように仕掛けていたのはさすがだなと。(自分の状態は)高松でかみ合って、疲れが抜けたら、出るっていうのがわかった。深谷(知広)にアドバイスをもらって、練習をやっていろいろ教えてもらって助かっている」

12R

選手の写真です。
郡司浩平選手
 8番手に置かれた深谷知広だったが、赤板2コーナーで迷わず踏み込む。最終ホーム手前で出切った深谷が先行策。清水裕友は冷静に3番手で立て直して、2コーナー手前からまくる。けん制を乗り越えた清水がまくり切るが、切り替えて小倉竜二をさばいた郡司浩平(写真)がシャープに伸びた。
 「(深谷は)前だったら立て直して、行けるところからっていう感じだった。でも、清水が強かったですね。自分は体調面では問題ないけど、重たさだったり、しっくりこない感じがあった。そこを修正しなきゃと」
 清水ライン3番手の荒井崇博は、郡司、小倉が重なった外を追い込んで2着。
 「郡司には近道されたから無理だったけど、自分も伸びた。(昨年末の)ここのグランプリシリーズと和歌山記念は新車だったけど、和歌山(の落車)でつぶしたんで、エースフレームをもってきた。やっぱり出るね。(シリーズの)後半になって疲れが出てくるかもしれないけど、とりあえずは走れると思います」
 浅井康太マークの佐藤慎太郎は、最終3コーナーで9番手。しかしながら、中のコースを強襲して3着に届いた。
 「自分は疲れとかは感じない。悪くないけど、絶好調っていう感じではない。あとは気持ちを入れていけば、大丈夫かなって思ってます」

6R

選手の写真です。
小川真太郎選手
 岩本俊介が押さえて出ると、小川真太郎(写真)が南関ラインに続いて3番手に入る。5番手で吉田昌司にフタをした坂本紘規は、外併走から打鐘で仕掛けるがさすがに岩本も突っ張る。岩本が坂本を出させず、大槻寛徳と萩原孝之でもつれる。満を持した小川が一気のまくりで勝ち切った。
 「坂本君が来るかと思ったけど、来そうになかったんで落ち着いてと。もうああなったら(岩本に)駆けてもらおうっていう感じだった。まくりの出だしはいいし、しっかりとまくれてるんでいいんじゃないかと。全部、いい方向にいってると思います。(前々回の)奈良で一緒だった小倉(竜二)さんに(その時の自転車は)もうやめろって言われた。自分のなかでは、あれを踏みこなしたいっていうのがあったんですけど、小倉さんの言った通りに(換えて)やったら高松も決勝に乗れたし、今回もいい」
 徳島ワンツー決着に小倉竜二は、後輩を労い淡々と振り返る。
 「小川君はジャンの反応も良かったし、まくるスピードも良かった。最後も伸びているんで、かなり仕上がってるんじゃないかと。自分は(小川に)ちぎれなくて良かったです」

7R

選手の写真です。
浅井康太選手
 蕗澤鴻太郎、道場晃規の順で押さえて、前受けの野原雅也は一本棒の7番手。打鐘の2センターで反撃に出た野原が、道場をねじ伏せる。最終1センターで蕗澤が内を進出して、木暮安由は自力に転じてまくり上げる。浅井康太(写真)のけん制を乗り越えた木暮がまくり切る。しかしながら、切り替えた浅井が、直線で楽に抜け出した。
 「(野原は打鐘の)3、4コーナーはいいスピードだったけど、道場君が2コーナーでもまだ踏んでいた。それで野原君にとっては、厳しいレースでした。1コーナーからの田中(晴基)君の動き、道場君の先行力で、木暮君のまくりは想定していなかった。3番車(蕗澤)が来ると思ったら、7番車(木暮)だった。(木暮に)いいあたりができたと思ったが、野原君も失速していましたね。伸びたというか、(木暮を)失速させた分、自分がいけた。感触的にはもう少し欲しい。(初日の)特選のスピードレースでは、もうひとつなにか足りない。1つ上で戦うのに、自信をもてるなにかが欲しい」
 蕗澤との連係を外したものの、復調を感じさせるまくりを繰り出した木暮安由が2着。
 「(蕗澤)1回押さえる時に脚を使っていた。内に行ったので、切り替えて仕掛けていった。調子がいいのか、伸びが良く、いいと思う。野原君を交わせているんで」

8R

選手の写真です。
深谷知広選手
 周回中に5番手のポジションを手に入れた深谷知広(写真)が、赤板2コーナーから踏み込んで関東勢に襲い掛かる。打鐘の3コーナー過ぎに伊藤慶太郎を叩き切った深谷に、松谷秀幸、武井大介までラインの3車が出切る。伊藤旭は4番手に追い上げるのが精いっぱい。力の違いで別線を完封した深谷が、地元で白星を挙げた。
 「(周回中は5番手で)すごくやりやすい位置で、相手の動きを見て仕掛けられたんで良かった。(叩きに行って)相手(伊藤慶)の横を通過する時点で相手もキツそうなのも感じたので、後ろの2人なら大丈夫かなと。どんな形であれラインで決めることを目標にしている。今日(2日目)は3人で決まったので100点満点かなと。昨日が終わった時には、ちょっとヤバいかなっていう危機感があった。それで考えられることを全部やったんで(2日目は)悪くなかった」
 人気の96期の同期ワンツー。松谷秀幸は4分の3車輪差の2着に汗をぬぐう。
 「(深谷の)踏み出しがキツくて、脚がたまらなかった。(出切ってからは)落ち着いていたけど、(最終)2コーナーからまた踏み返した。珍しく中団からだったんで、その方がラインで決まるんじゃないかと。すごいいいレースをしてくれた。自分は昨日が感じ良かったんですけど、今日は前が強すぎて。(体と自転車の)両方、微調整しないとって思ってます」

9R

選手の写真です。
吉澤純平選手
 赤板の2コーナーで*吉澤純平(写真)が押さえたところを、すかさず櫻井祐太郎が仕掛ける。櫻井が主導権を奪取するが、ライン3番手の佐伯翔は諸橋愛に弾かれて3番手に吉澤が入る。3番手で態勢を整えた吉澤は、最終2コーナーまくりで前団を仕留める。佐藤慎太郎は吉澤を止められず、諸橋とからむ。諸橋、佐藤を抑えた吉澤が1着。
 「成松(春樹)君のところは切らないと負けると思って、あそこは全力に近かった。(諸橋に)仕事をしてもらって、3番手で展開が向いた。仕事をしてもらったので、自分も仕事をしないとと思ってなんとか行った。脚は使っていましたけど。明日(3日目)以降はもっと厳しくなる。いま、もっている力しか出せないが、思い切ってやりたい」
 最終3コーナー過ぎから佐藤と重なった諸橋愛だったが、わずかに前に出て直線で中割りを阻んで2着をキープした。
 「(吉澤)純平は脚を使わされて、それがなければもっとスッと出たと思う。(佐藤)慎太郎さんが飛び付いてくるのはわかって、重いところを踏ませるようにしたけどさすがでしたね。どのくらい苦しめられるかと思ったんですけど。差せれば良かったけど、(調子は)悪くない」

10R

選手の写真です。
荒井崇博選手
 鈴木陸来が、打鐘の3コーナーで石井洋輝を叩いて主導権。7番手で反撃のタイミングをうかがっていた清水裕友は、2センターからスパートする。紫原政文は付け切れず、清水、荒井崇博(写真)の2車で出切り、3番手以下を離す。ロングまっくりの清水を荒井がきっちり交わした。
 「どうあれ清水君にしっかりと付いていくこと。それだけでした。(今回は)落車明けでビビりながら入ったけど、(自分の感じは)いいですね。あとはゆっくり休んで、(準決で)また頑張ります」
 初日特選に続いて着以上の動きが光った清水裕友が、荒井とのワンツーで順当に勝ち上がった。
 「細切れなんで(レースが)動くかなと。順番が来たんで(仕掛けて)行きました。仕掛けは良かった。ただ、踏めている分、タレますね。もうちょっと引っ掛かりが(欲しい)。ビックリするくらい軽い。軽いからっていいわけじゃない。踏みすぎている感じがあります」

11R

選手の写真です。
平原康多選手
 土生敦弘の上昇に平原康多(写真)も合わせて動くが、荻原尚人に阻まれて後方からの立て直しを余儀なくされる。しかしながら、打鐘過ぎから土生、原田亮太の叩き合いになり、平原は冷静に最終2コーナーまくり。主導権キープした土生を3番手から荻原がまくるが、その上をあっさり平原がとらえた。
 「オギ(荻原)に突っ張られて、打鐘でほぼ脚が残っていなかった。(浮いた)8番車(原田)がどっちにいくかを見てからだったので、(仕掛けるのが)ワンテンポ遅くなったが3人でのみこめて良かった。ここで行かなきゃ、まくり切れないって位置だったので、無理やり行きました。苦しい展開でのみこめて、悪くはないのかなと」
 *芦澤大輔は、平原の加速力に対応して2着に流れ込んだ。
 「勝負どころでいいところにいるのが平原。本当にサマサマです。(体調的には)こういう感じで付いていけたので、よくたえました。フレームは明日(3日目)から戻す予定です。(セッティングは)出ているので、いつも通りの走りができると思う」

12R

選手の写真です。
郡司浩平選手
 打鐘で晝田宗一郎が先頭に立つと、郡司浩平(写真)は3番手で阿部大樹と併走になる。晝田のスピードを見極めた郡司は、2センターから踏み込んで主導権を奪う。郡司、岡村潤が出切り、山本健也は離れ気味。山本を追った小森貴大がその上をまくって出て、最終3コーナーで岡村がブロック。岡村、小森、伊藤裕貴が落車。後続にアクシデントはあったが、郡司が逃げ切って1着。落車失格のラインの岡村を気遣いながら振り返る。
 「しっかりと(後ろを)連れていきたかった。岡村さんの頑張りがあっての僕の着だと。流れのなかで行けるところからと思ってました。併走になったんで、無理やり行く形になった。小森さんがいい勢いで来てたんで、岡村さんの動きが大きくなってアクシデントが起きた。もう少し僕の掛かりが良ければ…。(状態は)日に日に良くなっている。自力を出せたんで吹っ切れた部分もある。自分自身に期待を込めて、明日(3日目)の方が良くなってくると思います」
 落車に巻き込まれず、埼玉コンビが2、3着。勝負どころで後方に置かれた阿部大樹は、内よりに進路を取って追い込んだ。
 「郡司君の動きがすべてだった。郡司君の動き次第で作戦を変えようと思ってました。周りが郡司君のことを抑えてたんで形は良かった。(郡司が自分の)横を通過した時点でスピードが良くて、切り替えることができなかった。(最終)バックでは突っ込めるところでと決めてました。落車がなくてもまっすぐ踏んで、いいコースが選べたんじゃないかと」

10R

選手の写真です。
諸橋愛選手
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吉澤純平選手
 4車の関東勢の先頭を務めた吉澤純平が切って出ると、その上を鈴木陸来が勢い良く飛び出して打鐘で主導権を握る。3番手に飛び付いた吉澤が、願ってもないポジションをキープする。7番手に置かれた清水は、前と空いた車間がなかなか詰らない。吉澤が最終2コーナーからまくって、田中晴基のけん制を乗り越える。吉澤、諸橋愛(写真)で逃げる鈴木をとらえて、諸橋が楽に交わした。
 「もうちょっと悪い展開を想定していたけど、結果的に(自分たちに)理想的な並びでした。あとはどこで鈴木君が来るかだった。鈴木君が思い切って行ってくれたんで、あとは3番手で(吉澤)純平が仕掛けてくれれば決まるかなと。僕は日に日に良くなってるし、風が強かったのも僕的には良かった。ラインが長いのが、清水君も難しくなってたんじゃないかと。練習はウソをつかないですね、練習だけやってたんでいい状態です」
 後方の清水のプレッシャーを感じながらも、吉澤純平(写真)は3番手まくりで諸橋とワンツー。うれしい誤算といえる好展開を振り返る。
 「あの順番ならしっかり切ってと。一番そうなるとは思ってなかったけど、、一番いい形になった。(最終)2コーナーじゃ清水君も来るっていうイメージをしていた。自分も2コーナーじゃ出なくても、出ていくしかないと。(田中)晴基も横に動いていたけど、なんとか乗り越えられて良かった。感触自体は初日より良くなっている」
 最終バックでも清水は前団との車間が空いたまま。小倉竜二は、2センターから内よりのコースを踏んで直線で強襲。3着に届いた。
 「(最終)ホームでは清水君も車間を空けすぎたのかなっていうのがある。いつもなら詰めていく感じだけど、いつもと違いましたね。そのあと自分はもう5、6(着)かなっていうのがあった。もう外(のコース)はないんで、内を狙ったら思った以上に空いた。最後は運ですね。(今回は)疲れが心配だったけど、日に日にマシになっている」

11R

選手の写真です。
荒井崇博選手
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小川真太郎選手
 単騎の村上義弘が赤板過ぎに切って出ると平原康多が続いて、前受けの深谷知広はすんなりと下げる。荒井崇博(写真)、伊藤旭は南関コンビを追走して、6番手の深谷が打鐘から反撃に出る。2番手で車間を切っていた平原も合わせて出るが、最終ホームで深谷が叩いて先行策。南関勢が出切ったところを荒井がすかさずまくる。後方から迫った小川真太郎とのハンドル投げのゴール勝負は、微差、退けた荒井が1着。
 「よくまくったね。あそこはぶっちゃけ狙ってた。流すところはあそこしかないから。3番手を平原と勝負するか、深谷の先行と勝負するかだった。隙だけを狙っていた。体力が残っていることを願いながら寝ます」
 最終ホームでは後方ながらも、小川真太郎(写真)が荒井を目標にまくりで強襲した。
 「風がめちゃくちゃ強いので、(最終)2コーナーのまくりを狙っていた。一番後ろになってもいいくらいの気持ちで脚をためていた。踏んでる感触が出ているし、ペダルを踏めているので調子はいい」
 それぞれ単騎だったにもかかわらず、伊藤旭は勝負どころでは荒井を追走。流れ込んで3着をキープして、記念の決勝に初めて進出した。
 「単騎だったので、落ち着いて(最終)2コーナーから行こうと思っていたところを荒井さんが仕掛けていった。それで付いていった。(記念は)二次予選も通過したことがなかったので、たまたまです。自分の力を出せずに決勝に乗ったので、今後は自分の力を出して決勝に乗りたい」

12R

選手の写真です。
郡司浩平選手
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浅井康太選手
 後方から切って出た浅井康太を、郡司浩平(写真)がじわりと押さえる。7番手まで下げた吉田昌司は、赤板2コーナーから巻き返す。関東3車が出切り、吉田が逃げる。郡司は4番手をキープする。最終1コーナーから浅井が踏み上げて、郡司も合わせるようにまくりを打つ。武井大介が遅れて、郡司、松谷秀幸で関東ラインをとらえて、浅井が続く。直線を迎えて松谷はいっぱい。郡司が1着で3連勝の優出。
 「流れのなかで最低限の位置は取って、あとは浅井さんが来る前に仕掛けようと。(浅井の)動きが気になってた。(最終)2コーナーくらいまで見えなかったんで、自分のタイミングで仕掛けました。踏み出してから、いい加速感でいけたんでいいと思います。自力を出しての1着だし、昨日(2日目)言ったように日に日に良くなってる」
 周回中、7番手からの組み立てを余儀なくされた浅井康太(写真)だったが、瞬時に頭を働かせて最終1コーナーから踏み上げる。郡司のまくりも織り込み済みで、冷静な判断で2着に伸びた。
 「芦澤(大輔)さんのスタートが早くて、出遅れたんで(周回中の並びは)想定外でした。でも、後方になった瞬間から、自分のなかで組み立てをしていた。郡司君の動きもセオリー通りで想定内だし、郡司君、吉田君の動きだけを見ていた。(7番手になって)郡司君が仕掛けてからだと遅れるんで、まず(自分が先に)踏んでと。それで郡司君が仕掛ければ、松谷さん、武井さんにからめにいけるんで。初日、2日目よりも、今日(3日目)の方が(体の状態が)良くて、昨日と今日のパフォーマンスは全然違った。(腰の)打撲みたいな痛みが取れたのが大きい」
 浅井マークの佐藤慎太郎は、直線で中のコースを踏んで3着。
 「(浅井に)任せる形だったし、厳しいメンバーのなかで良くしのげた。思ったよりも(過密スケジュールによる)脚のロスはないのかなと。レースのなかで保っていけてる。高いレベルで保てているのかなと思います」