林大悟が地元地区のトップバッターを務める。10月武雄、11月岸和田で連続準V。前回の地元戦でもきっちりと優出を果たしている。
「調子は上向きではあるけど、思った感じではないかな。もう少し上げたい気持ちはあります。少し体重を増やしました。2キロくらいかな。あまり太らないタイプなので増量したくても大変なんです。中4日で疲れは少し残っている。でも、地元地区ですし気合入れて頑張ります」
まだまだ自力のイメージも強い相川永伍だが、本人は戦法チェンジを目論んでいる。初日は同県の笠松将太に前を任せる。
「自力が嫌いってわけじゃないんですけど、この先生き残っていくために何かを変えていかないといけない。しがみついていかないと。人の後ろはまだまだ勉強中だけど、やっていかないとできるようにはならないので。ただ、最近まで自力でやってたし、前の気持ちは分かる。前を走る選手に喜んでもらえるような競走をしたい」
武田亮(写真)は今年後期から初のS級戦に臨んでいる。リーチをかけている節目の100勝を達成し、今年の集大成としたいところだ。
「(S級で)自分的にはもうちょっと勝負できるかなと思っていました。1着は多いけど、ほどんど予選と負け戦ですしね。(通算100勝は)今節でできれば良いかな。直前はPIST6を走って、そのあとも練習はできた。ギアも違うし、感覚もかなり違ったので、練習で競輪の感覚に戻してきました」
前回の小倉最終日に痛恨の失格を喫してしまった福永大智。S級1班の点数に手が届きそうなところでの失格だっただけに、メンタル面のダメージは小さくないが、すでに切り替えはすんでいるようだ。
「もったいなかったですね。自分の甘さが出てしまいました。ここで点数を上げれば、1班をキープできると思ってたんですけど。でも、やってしまったことは仕方ないです。強い人だって失格はしてしまうし、強くなるための試練だと思って頑張ります」
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岡崎智哉は初日を6連勝中。前回の豊橋では連勝で優出しており、勢いに乗っている機動型だ。
「調子はいつも通りだし、疲れもないです。9月西武園で自転車を変えてから調子がいい。11月富山と、次の別府は違う自転車だったんですけど、前回から戻して感じはよかったです。特に先行とか、まくりとか、戦法にこだわっているわけではないので、しっかり自分のいけるところでいけるかだけですね」
岩手コンビは師弟連係。師匠の佐藤友和に任された藤根俊貴は鼻息が荒い。
「なんとなく(佐藤)友和さんと一緒だろうなって予感はありました。いつも通り積極的にいくだけですね。最近は踏んでも踏んでも進まなくて、自転車に力が伝わっている感じがしなかった。でも、直前の練習で自転車に乗るポジションを変えたらかなり良くなりました。スピードもタイムも出ていたので大丈夫だと思う」
竹内翼(写真)は伊東記念から中2日での参戦。過密なスケジュールになるが、前回の競走を省みて今節の巻き返しを誓った。
「前回はピリッとしなかったですね。自分の中でも情けなかったし、思うところがありました。レースが立て込んでいたので気持ちの切り替えが難しかった。今回はしっかりと前回の自分のレースを思い返してきました。ピリッとした開催にしたい」
11月当所で特別昇級を果たした伊藤慶太郎が追加で参戦。一回り大きくなってS級の舞台に返り咲いた。
「追加は嬉しいですね。自分の力がどこまで通じるのかを確認する意味でも、今は積極的な競走をしています。2、3年振りの9車立てなので、そこも確認しながらですね。まだまだ足りない部分もあるけど、その中でもやりようはあると思っています」
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地元の先陣を切るのは佐藤幸治(写真)だ。前回の小倉は鮮やかなまくりで連勝を飾っており、ムードは良好だ。
「前回はギアを落として走ってみたのがよかったですね。展開もあると思うけど、感じはよかったです。(地元記念は)年一回なので、やっぱりここに向けてっていうのはありましたね。計画的に練習して、しっかり上積みを作って小倉を走れたし、調子はしっかりできました」
前回岸和田では決勝に駒を進めた金子幸央だが、決勝戦は不慣れな番手戦に悔いが残った様子。ここは本来の自力戦で気持ちを入れ直す。
「前回は前の黒沢(征治)君が頑張ってくれたんですけどね。自分の技量不足が出てしまいました。でも、自分がS級に戻ってきてから関東の若い子達がすごく強くて、自分も助けてもらう場面が多くなっている。なので人の後ろの勉強もしないとですね。でも、その中でも自力のときはしっかり動けているし調子は問題ないです。中3日でも疲れもないですよ」
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中西大は10月久留米の優勝を含めて、直近6場所で9勝の白星ラッシュ。今節も台風の目となるのか、注目だ。
「今年の3月頃から一人で練習をやるようになって、そこからだんだんと調子が上がってきましたね。直前は久留米にある実家に帰ってゆっくりしてきました。前回(伊東記念)は初日でやらかしてしまったので、今回は最低でも2勝。最終日に最低でも特秀戦を走れるように頑張りたい」
小畑勝広は伸び盛りの22歳。S級の波に揉まれながらも、着実に力を付けている。
「佐世保は一昨年の記念の時にレインボーカップで走って、9着をやってしまった。でも、その後に1、2班で走って完全優勝できたので悪いイメージはないですよ。ずっと茨城で練習してるんですけど、今は吉田兄弟が強過ぎて練習がキツいです(笑)。初日から相手は強いですけど、9車の競輪をしっかり勉強したいので力を出し切れるように頑張ります」
寛仁親王牌でGI初勝利を挙げるなど、小森貴大(写真)は冬場に入って調子を上げている。
「いい感じに調子は上がってきていると思います。以前よりもタイミングを見極めて先行できるようになったし、先行して結果が付いてきているから脚力が付いてきたんだと思う。冬の重いバンクは得意ってほどでもないけど、あまり気にならない。もう一皮むけたいですし、もっと脚力を付けていきたい」
地元の瀬戸栄作が1番車。組み立ての巧さには定評があるだけに、地の利を生かして意地を見せたい。
「ある程度厳しい戦いになるとは思っていましたけど、近畿がかなり強力ですね。でも、細切れ戦の方がやりやすいですし、せっかくの地元記念だから頑張りたい。最近は成績はついてきてないけど、脚は悪くない。力を出し切りたいですね」
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近畿期待の機動型、土生敦弘(写真)が2度目のGIIIに挑戦する。11月武雄GIIIでは積極的な競走が目立ったが、今場所はどう組み立てるか注目だ。
「7車立てと9車立ては全然違うものだし、7車立てはスプリントみたいな競走になることが多い。でも、9車立てだと後ろになってしまうと厳しいので、武雄では積極的に先行しました。ただ、今回は先行だけじゃなくて、やってみたいこともある。まだまだ9車立ては勉強中なのでいろんなことをやってみたい」
松岡辰泰は武雄GIIIで準Vの成績を収めた。その後の豊橋は一息入ったが、今節は立て直してくるか。
「普段通りやってきたし、調子は問題ないと思います。武雄は出来過ぎだと思ったし、気負わずリラックスして走れれば。最近は熊本ではガルちゃん(上田尭弥)がめっちゃ強い。自分も負けない様に頑張りたい」
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関東の重鎮・武田豊樹が9Rに登場。ここは東日本連係で橋本智昭に前を任せる。
「前回(の準決で)長島(大介)君に離れてしまって、自分の中で感じる事がありました。でも、その中で2勝できたのはよかったです。伊東記念は追加だったんですけど、ここが今年最後の開催になると分かっていたので楽しみにしていました。橋本君とは初めて連係します。他地区に付くと良いモチベーションになるので、こういう番組はありがたいですね」
武田に任された橋本智昭は、緊張の面持ちでインタビューに応えた。
「佐世保は昨年のレインボーカップ以来なので1年振りですね。成績が上向いてきたのは日ごろの練習の積み重ねだと思っています。武田さんとは対戦もしたことがないです。緊張しますね。展開に応じてしっかりと仕掛けていきたいです」
平尾一晃(写真)は地元期待の若手だ。師匠の井上昌己と連係する為にも、なんとしても勝ち進みたいようだ。
「地元記念は2回目です。かなり緊張しますね。(前走は)腰痛が出て休んだんですけど、ここに向けて不安なく走りたかったし、大事を取って休みました。もう大丈夫です。師匠と地元記念で連係したいので予選は勝ち上がりたいですね。練習はバッチリですし、欲を出し過ぎずに攻めていきたいです」
最近は優出がない石塚輪太郎だが、本人は問題無しを強調する。
「この後の開催が地元記念なんですよね。なので、そこに向けてかなり強度の高い練習をしているし、競走でも積極的にいくことを心掛けてやっています。FIは7車立てですし、自分は9車の方が走りやすい。今回は最終日のレインボーカップに弟(慶一郎)が来るんですよ。それよりも後ろのレースを走れるように頑張りたいです」
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輪界を盛り上げている熊本の若手だが、嘉永泰斗は10月熊本記念in久留米でGIII初制覇を飾るなど、その中でも際立った成績を残している。
「前回の前に結構練習をやったので、豊橋は疲れが残っていました。そこから7日空いたし、今回は大丈夫だと思いますよ。佐世保はチャレンジのときから結構走っているし、S級でも決勝に乗れています。今年最後の開催なので、良い締めくくりにしたいですね」
伊藤裕貴は落車直後の12月和歌山は連勝したが、その後の同月岸和田は未勝利。状態面が気になるところだ。
「疲れもあったので、ここまでは追い込むことはせずにほとんど自転車に乗っているだけみたいな感じでしたね。落車して、和歌山では変な感じがあったんですけど決勝に乗れた。でもやっぱり次の岸和田は駄目でしたね。今回は疲労を残さないようにやってきたけど、一走して確かめたい」
深谷知広(写真)は伊東記念から中2日での参戦。新田祐大らとの激戦から、どこまで回復しているか。
「全日本トラック選手権もあって(伊東記念は)日程が詰まっているなかで、最低限でしたね。正直言って疲れはあるけど、気合で頑張ります。今年はオリンピックがあって、静岡にも移籍したし、変化の多い充実した1年でした。来年はグランプリを狙える位置にいたいので、今年の最後はしっかり締めくくりたい」
新山響平も深谷と同じく全日本トラック選手権に参加。競輪は決勝2着だった競輪祭以来の参戦となり、ファンの期待も高まる。
「全日本トラック選手権では優勝できなかったモヤモヤも残りましたね。競輪祭を走って、手応えもあったけど結果だけは満足できなかった。あとは結果が出せるようにですね。佐世保は何回も呼んでもらっているし、記念の決勝で2着にも入れた。相性も良いのかなと思っているし、優勝を狙って頑張りたい」
和田健太郎はこれが今年S班として走る最後の開催。最後までその重責を全うする。
「本当に落車の多い1年でした。S班のプレッシャーで調子を崩したとかじゃないし、単純に落車にやられた1年でした。伊東記念ではずっと自転車をいじっていて、3日目にバシッと決まった感じがあった。ここに来てって感じですけどね。それが今回も良い方向に出るかは分からないけど、今回は楽しみですね」
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