11月にS級特進を決めたばかりの岩谷拓磨(写真)が1R、1番車で登場。初の記念開催で活躍が期待される。
「ここまで小川(勇介)さんと、しっかりやってきました。S級で2場所走ってスピード感とか全然A級とは違いますね。S級に上がったので師匠(吉岡稔真)にギアを上げていいと言われてるけど、今期は3.86でやろうと思ってる。ギアを上げたらけん制されても、そこからもう1回踏み直せる。全然違いますね。初日は兄弟子(小川勇介)と一緒だから早めに仕掛けたい」
谷口遼平が新鋭の前に立ちはだかる。
「(前回、12月伊東で落車したが)体は大丈夫です。走ってみてって感じですけど、練習とかでめちゃくちゃ変な感じはなかった。9車も四日市記念で違和感なく走れたんで、セオリーをちゃんとやればいいのかな。今年最後の記念なんで準決勝を突破したいです」
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地元勢のトップバッターは平尾一晃(写真)だ。今回が地元記念初参戦。初めてのことばかりのシリーズに前検日は緊張の面持ちだった。
「昨日(前検日前日)から吐き気がして、緊張で夜も眠れないです。記念自体も初、9車もS級になって初めて。全部が初めてでヤバいです。練習は目イチでやったので、あとはそれを出し切れれば。地元勢で最初のレースなんで流れが作れればと思う」
6月西武園の落車で2カ月の欠場があった桐山敬太郎だが、11月前橋では復帰後初優出を決めるなど徐々に立て直してきている。
「最近はレースになってるんで大丈夫じゃないかなと思う。歳をとってからの怪我は戻るのに時間がかかりますね。自分でレースを組み立てて、負けても前回(12月大垣の準決勝)深谷(知広)とやって刺激になったし、レースできてるなって感じが出てきた。やっぱり自分でやって戻さないと。佐世保記念はたくさん走ってるし、決勝にも乗ったり相性がいい。(井上)昌己さんのガッツポーズを良く見てる印象です」
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佐藤幸治(写真)は練習中の落車で1カ月の欠場。復帰戦が地元記念となる。
「あんまり決められてないけど、(瀬戸)栄作とは何回か連係がある。僕もだけど栄作も気合いが入ってると思うし、お互い勝ち上がれるように。練習中の落車で腰を打って違和感があったけど、ここには間に合った感じ。怪我自体は軽かったので」
瀬戸栄作も最近は場所ごとに勝ち星を挙げるなど調子を上げている。
「状態はいいし、直前も練習できた。寒ささえしのげれば大丈夫だと思う。やりやすいと言えばやりやすいメンバー。責任重大なんで、しっかりワンツー決められるように。(今回は兄の晋作と同じあっせん)お互いしっかり勝ち上がって、チャンスがあれば連係したい」
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早坂秀悟は調子を上げてきたこのタイミングで9車の記念に参戦する。
「9車は緊張しますね。新人のつもりで頑張ります。今年は年始に佐世保を走ってるし、佐世保にはじまり佐世保に終わる感じ。今年最後のレースだし、思い切りやります」
神山拓弥も徐々にだが復調の兆しを見せている。
「悪くなった原因がわからないんですよね。怪我したわけじゃないし、練習してないわけでもない。だから悩んでる。でも、ちょっとずつ良くなってるとは思う。早坂君とは何回かあります」
松川高大は山崎賢人の番手で12月久留米を優勝。気を良くして佐世保に乗り込んできた。
「久留米は相性いいですね。状態も変わらずいいと思います。久留米のあとは普通にバンクでやってきた。久留米の前のほうが練習の感じは良かったけど、寒くなって重くなったのもあるから問題ないと思う。佐世保はあまりいいイメージがないので、今回は頑張りたい」
坂本周輝は10月青森以来、2カ月ぶりの実戦となる。
「ギックリ腰をやって、めちゃくちゃひどくて歩けないぐらいだった。練習は2週間ぐらいできたかな。青森が寒すぎていいのか悪いのかはわからないけど、とりあえず毎日練習はやってました」
不破将登(写真)は完全優勝した昨年11月のFI戦以来となる当所参戦。11月福井、12月西武園を連覇するなど近況も良好だ。
「優勝はおいしいとこをいただいた感じだけど、いい感じでずっと来れてると思う。佐世保は優勝のイメージもあるけど、悪いのもある。でもいいイメージのほうが強いですね。一時はかみ合ってなかったけど、最近は違和感なくレースに集中できてる」
好目標を得た神田紘輔にもチャンスはある。
「不破君の3番手はあるけど、番手はないと思う。調子は全然バッチリです。調子はいいけど、大石(崇晴)とか弟子の土生(敦弘)とか練習相手が強すぎて…。佐世保は去年の記念も来て、飛び飛びピンピン。今回は勝ち上がりたいですね」
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三谷竜生は佐世保初参戦。これで全場制覇となる。
「ここの記念は12月だし、ヤンググランプリとかグランプリがあったので、なかなか走る機会がなかった。だから今回が初めてですね。しっかり練習はできたし、しっかり走って頑張るだけ。感じも悪くはないと思う。寒さも特に気にはならないです」
山口泰生は待っていた追加を喜んで受けた。
「もうけっこう欠場が出てたし、入らないかなと思ったけど追加が来て良かったです。別府記念のあとはけっこう休んで後半慌てて練習した感じ。最近はレースで集中してるから、終わってから一気に疲れが来るんですよ。2、3日休んで基礎からやって、直前はスピード練習。感じは変わらずですね。三谷君とは10月久留米(での熊本)記念で2回連係してる。チャンスをしっかりモノにできるように頑張ります」
10月京王閣記念のあとにギックリ腰になってしまった根田空史だが、12月は松山、和歌山で連続優出と立て直してきている。
「まだ本調子までは戻ってないけど、ちょっとずつは良くなって、動けるようになってきてる。連続で決勝に乗れてるんでね。ここをしのげば配分が空くんで。今回が今年最後なんで頑張りたい」
伏見俊昭は可もなく不可もなくの現状から抜け出したい。
「競輪祭でも3番手に付いたし、根田君とは何度かある。練習の感じは変わらないし、ケアもやってやることはやってる。でも競走だとピリッとしないんですよね。いいレースができれば変わってくると思うし、今回がそのきっかけになるシリーズになればいいですね」
原田研太朗(写真)は前回の12月松山で決勝3着。前には届かなかったが、直線鋭く伸びていた。
「前回の決勝は迷ったわりには伸びた感じ。前も抜けてるし、感触としては悪くないかな。セッティングとかを変えてみて悪くなかったので、今回もこれでいこうと思う。練習の感じはボチボチ。小松島のバンクも何日か使えました」
番手を回る柏野智典は気持ちを入れ直す。
「追加は欲しかったし、順調にしっかり練習できた。状態は変わらないと思う。ただ急な寒さなんで走ってみないと。僕は寒さと研太朗が得意じゃない(苦笑)。だから研太朗には先行してくれとお願いしときました」
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FI戦3連覇はならなかったが、稲毛健太は3場所連続で決勝に勝ち上がるなど乗れている。
「前回(12月和歌山)の決勝は竹内(雄作)さんがあんなに行くとは思わなかった。状態は悪くないと思います。大宮の前に練習できたんで、最近は距離行ける自信があった。それもあってしっかり駆けられたんで。佐世保は1年ぶりだけど悪いイメージはない。あとは9車になってどうかですね」
実力者、村上義弘も予選からのスタートとなってしまった。
「前回の決勝は近畿別線だったし、地区あっせんはやりづらさがありますね。時間はなかったけど普通に練習はしたし、感じ的には前回と変わらない。今回は9車で全国あっせんなので思い切り力を出し切りたい」
地元記念3度の優勝実績がある井上昌己(写真)は竹内雄作の番手にいける番組に目を丸くする。
「ビックリな番組ですね。俺もビックリです。雄作とは2年前の寛仁親王牌で連係がある。そのときは雄作がこけちゃったので、今回は3人で決まるように頑張りたい。けっこう空いたから3週間みっちりやることはやってきた。あとは寒さですね」
地元コンビに任された竹内雄作は気合いを入れ直す。
「体自体は問題ない。それが結果やレースに出てほしいなって感じですね。そのために色々変えて試していこうと思う。体の感覚は半年ぐらいいいので、あとは上で勝てるにはどうしたらいいか。そこがかみ合ってほしいですね。今回は中3日なのでケアを中心に。前検日に乗って感覚をつかみたい」
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山崎賢人(写真)は前回の12月久留米から中4日を地元で過ごして本番に備えた。
「違反訓練もあったので、久留米のあとは伊豆に帰らずに長崎にいた。あんまり鉄(のフレーム)で練習しないけど、感触は良かったです。地元記念と言ってもあんまり変わりないかなって感じ。今年はあまり良くなかったけど、これが最後のレースなんで頑張りたい」
松本貴治の番手を回れる小川真太郎にもチャンスがありそう。
「貴治が最後方にならなければ、それでいい。それ以外は全部お任せです。今回はバンクが使えたので、小松島に帰って練習してました。競輪祭ほどではないけど、前回の松山よりはいいと思います」
吉田拓矢は前回の12月高松で落車した影響が気がかりだ。
「左ひじとか腿の擦過傷だったけど軽めだったから2日ぐらい休んで練習した。走れる状態にはあると思うので頑張ります。セッティングも試したいことがあるんで、今回試してみたい。佐世保は去年も走って決勝に乗ってるし、イメージは悪くない」
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