桐山敬太郎は前回の2月向日町で優出。決勝ではここでも対戦する川村晃司に敗れており、リベンジの一戦だ。ただ、メンバー表を見ると苦笑いを浮かべた。
「1レース1番車が俺なんですか(笑)。まあ、頑張ります。川村さんには前回負けていますからね。その分も頑張りますよ。(向日町の決勝は)良い位置が取れたと思ったのに、松岡(篤哉)君が全然タレなかった。いつも通り自力自在に、何でもやります」
その川村晃司は地元Vで勢いに乗ったかと思いきや、出てくるのは控えめなコメントが多かった。
「(前回の優勝は)前が頑張ってくれたおかげです。自分は年末の落車からずっとよくなくて、しばらく調子が悪かった。直前の練習の感じもよくなってきてはいるんですけど、まだいいとは言えない感じでしたね」
佐々木悠葵(写真)が全日本選抜から中13日で追加参戦。2月当所FIでは優出しており、今節も関東の先導役として期待がかかる。
「追加を聞いたのは3月に入ってからです。全日本選抜の前はバンクが使えなくて思うように練習ができなかったんですけど、今回は直前にバンクで練習できたので大丈夫だと思います」
村田雅一は全日本選抜を2日目で途中欠場。近況は流れこそ悪いが、そろそろうっ憤を晴らしたいところだ。
「練習はしっかりできています。外では乗れないし、室内練習がメインでした。(1月)高松では故障入線が2回で(2月)和歌山は落車。全日本選抜は欠場ですからね。まともに走り切れていないですし、ここでぶつけたいですね」
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飯野祐太は2月平塚で連勝を決めたが、続く高知GIIIは連対する事なく終わってしまった。失った流れを取り戻したい。
「最近は初心に帰ってペダリングを変えてみた。車を進めるような苦しいペダリングにしてみた。平塚ではその成果が出たんですけどね。高知は一歩目を踏み出す勇気が出ずに、何もせずに終わってしまった。今回は詰まった所で反応することを心掛けていきたい」
今期からS級初挑戦の久田裕也は、これが2度目の記念。徐々にS級のレースにも対応してきており、ここでも持ち味の積極性を発揮したい。
「1月(佐世保)の落車から体にズレがあったんですけど、今は力が入るようになりました。今回は見せ場を作れるようにしたい。個の力ではまだまだ足りないんですけど、ラインの力を借りて、みんなで勝ち上がれるように頑張りたいです」
鈴木陸来(写真)は前回の2月大宮準決で落車失格。自身の不注意が招いた結果だっただけに、今回はより一層気持ちを入れ直してレースに臨む。
「完全に自分の不注意で落車してしまって、申し訳なかったです。ケガ自体は軽かったので、2日ほど休んでしっかりと練習してきました。大垣は去年のルーキーチャンピオンレースで走って落車。でも、その前にチャレンジ時代に走っているので悪いイメージはないですよ」
竹内翼は追加配分だった3月名古屋記念から中2日での出場。最終日には同期の大石剣士から勝ち星を挙げており、良い流れのまま今節に臨めそうだ。
「名古屋は追加だったので調整不足な感じだった。連日出し切れなくて駄目だったんですけど、最終日に1着が取れたので。今節はしっかり出し切れるように。前回の最終日のようなイメージでいきたいですね」
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橋本優己(写真)は初めての地元記念を迎える。前検日はいつも通り、自然体で記者陣の前に姿を現した。
「いつもと変わらずに走りたいですね。そこまで力もないし、変に意識すると失敗するので。地元記念までに点数を100点台に乗せたかったし、順調ではあるかな。それなりに走れているけど、9車立てだと流れが違うし、組み立てがまだまだです」
橋本優の番手を回るのは地元同士の長尾拳太だ。
「橋本君は練習仲間ですし、よく一緒に練習しているんですよ。いいレースをしていると思います。和歌山記念で2回連係していますし、強かった。信頼して任せていきます」
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阿部将大(写真)は、GIII初挑戦だった2月高知でS級初優勝を成し遂げた。勢いのままに、今節もヒットを飛ばすか。
「優勝は前のおかげ。でも、しっかり追い込めたのはよかったかな。マークも厳しくなるだろうし、獲っちゃったって感じでした。人気になると思うししっかり応えられるように。高知は得意バンクだったから、地の利を得られた感じ。400バンクの9車は初めてだし、手探りですけどやれるだけやりたい」
若手の挑戦を受けて立つのは近藤隆司だ。
「前回(伊東)失格してしまったんですけど、デビューしてから初めての失格でした。そこはショックでしたね。VTRを確認したら自分が思っていたよりも大きく動いていたし、焦っていて余裕がなかった。向日町から伊東に自転車を送ったのが間に合わなくて、前回はいつもと違う自転車だった。今回はいつものフレーム。9車は久々だけど落ち着いていけば大丈夫だと思う」
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黒沢征治は前回の3月宇都宮で決勝3着。ラインから優勝者を出すことはできなかったが、決勝での思い切りの良い先行策は目を引いた。
「宇都宮では長い距離を踏めていたし良くなってきたかな。最近は高い打点で踏めていなくて、長い距離をもがけていなかった。ただ、決勝はタレ過ぎでしたね。眞杉(匠)君が名古屋記念を優勝したけど強過ぎますね。自分も負けないように頑張りたい」
芦澤辰弘が黒沢の番手を回り呼吸を合わせる。ここ2場所は決勝には進出しているものの、最終日の開催中止が相次いだ。
「黒沢君は強いし良い競走をしてくれるけど、最近は抜いた記憶はないかな。前回から2週間以上空いたし状態は変わっている。高松宮記念杯に出場する為の点数がギリギリなんですよ。今月は勝負駆けだけど、気持ちを入れてきた分、練習をやりすぎちゃったかな」
全日本選抜2日目に失格を喫してしまった谷口遼平。今年は1月大宮記念から落車と失格が続いてしまっているが、地元地区の記念で悪い流れを断ち切りたい。
「まずは4日間完走することを目標に。全日本選抜も失格はしてしまったけど、1位で入線することはできたので。悪くはないんじゃないかな。練習はやっているし、体の具合もだんだんよくなってきている。痛みもやっとなくなってきた感じです」
地元の重鎮山口富生が登場。地元記念は実に16回目の出走だ。 「とりあえずは仕上げてきましたよ。地元記念は20年前から走っていますからね。大垣は活きのいい若手も出てきているから、自分は見守りながらって感じですよ」
地元の竹内雄作が9レースに出走する。毎年この季節は持病に悩まされていたが、今年は軽症のようで、初日から全力を出し切ってくれるだろう。
「毎年花粉症がキツいんですけど、今年は去年や一昨年よりもかなりマシですね。(前回の)武雄はうーんって感じでしたけど、地元ですし頑張りますよ。とにかく初日は勝ち上がれる様に」
2月奈良記念を途中欠場した坂口晃輔は、それ以降勝ち星から遠ざかっている。試行錯誤の末に、今節からフレームチェンジを決断した。
「今回から自転車を変えます。流行りのビッグフレームとかも使ってみていたんですけど、自分には合わなかった。一周回ってオーソドックスなものにしてみようと思って。(竹内)雄作が力を出し切れればラインで決まりそうですね」
上田尭弥(写真)は昨年の当大会で決勝に進出。ここまでも万全の調整を施してきたようだ。
「全日本選抜は初日が自分で納得のいくレースが出来ずに負けてしまって、2日目以降は先行でどこまでやれるかってことを意識して走った。でも納得できなくて、直前は合宿に行って、そこでしっかり練習できたしセッティングもいろいろといじって、良いイメージにすることができました」
8月小松島の落車による長期欠場から、昨年末に復帰した津村洸次郎。2月防府で優出し、前回の高知GIIIは準決勝進出と、徐々に状態は上向いている。ここは九州の3番手から勝機を見出す。
「状態はかなり戻ってきてはいます。結果も出てきているし、成績も点数も上がってきているので。不安もあるけど、そういうところと付き合いながらやっていかないといけない」
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予選のメインを飾るのは松本貴治(写真)。朝日大学出身の松本にとっては岐阜は思い入れのある地のようだ。
「岐阜は懐かしいですね。電車で来るときも、懐かしいなと思いながら来ました。最近は7車立てばかりで、自分の弱い所が出ている。9車立ては(12月)松山記念以来です。9車の方が自分の持ち味が出るので自分はこっちの方が好きですね」
菊池竣太朗は2月静岡記念のあとは2場所欠場。復帰戦の予定だった2月川崎も開催中止となってしまい、久々の実戦となる。
「川崎は中止になっちゃったけど、その時の仕上がり的には7、8割だったと思う。その分休みが伸びたので結構ガッツリ練習してきました。やり過ぎちゃったかなと思うくらい。同期の(松本)貴治さんは強いけど、自分も全くやれないような感じではないです」
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連覇のかかった全日本選抜で優出を逃してしまった郡司浩平(写真)。その原因を分析し、次のビッグレースに向けてもここから立て直しを図る。
「いつもは開催の後半にかけてよくなっていく感じがあるのに、前回は初日が一番よくて上がっていく感じがなかった。練習の感じが良すぎて、初日にピークが来てしまったんだと思う。この後のウィナーズカップまで詰まっているので、今回は疲れているかなってくらい強めに練習してきました。それがだんだん抜けてくればいいと思う」
平原康多も、郡司と同じく全日本選抜から13日空いたゆとりのローテーションで参戦する。
「全日本選抜では今までやってきたことがいい方向に出たと思う。これからはそれをさらに煮詰めていきたい。この後は中3日でウィナーズカップなので、やりすぎかなってくらい練習してきた。日に日に仕上がっていけばいいかな」
山口拳矢が地元記念に初登場する。競輪祭での落車や体調不良もあったが、戦える状態には仕上げてきたようだ。
「練習はしっかりしてきた。元々計画的に練習をやるタイプではないけど、8割くらいには戻ってきたと思う。まだ鎖関節を脱臼したところに金具があって、それの違和感はありますね。決勝にいけたらいいけど、レース勘は不安。初日特選を走れることはアドバンテージだと思うし、そこで確かめたい。駄目でも仕掛けたいですね」
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