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おおがき競輪

OGAKI KEIRIN

44#

検車場レポート

  • 7/19 Fri.  (前検日)
  • 7/20 Sat.  (1日目)
  • 7/21 Sun.  (2日目)
  • 7/22 Mon.  (3日目)

1R

選手の写真です。
森田優弥選手
 前回の小松島FIを221着でS級初優勝を飾った森田優弥(写真)が、シリーズのオープニング、1レースの1番車を務める。
 「(小松島の決勝はラインの)五日市(誠)さんが仕事をしてくれて、後ろがもつれてくれた。たまたまですけど、同期も(S級で)優勝しているし、自分もなんとかですけど。そのあとは(中3日で)変わらず、いつも通りに練習をやってきた。(課題は)末脚、脚を使わされて出てからですね」
 神山拓弥は前回の別府サマーナイトフェスティバルを482着。
 「(前回は)自分としては悪くなかった。ただ、初日、2日目は9番手だったし、展開が悪かった。そのあともしっかり練習もやって感じも良かった」

2R

 直近の3場所で勝ち星のない栗山俊介だが、前々回の松戸FIを325着、前回の久留米記念4542着と成績をまとめている。
 「成績は悪くないんですけど、内容が…。自分の思ってるように走れていない。ちょっとずつ(調子は)戻ってはきているんですけど。(組み立ては)基本は先行です。でも、出切られたりしたら、もう合ったところで引かないように意識している。番手とかで合っちゃってもですね」
 岡本総は位置取りを意識した組み立てを明言する。
 「最初から先行は考えてない。相当位置が悪いとかならないと先行は(ないと思う)。(前回から)天気が悪くて思うような練習はできなかった」

3R

選手の写真です。
菊地圭尚選手
 当所3月の大垣ウィナーズカップの落車で大怪我に見舞われた菊地圭尚(写真)は、ここ大垣の地で巻き返しを誓う。
 「(復帰した)函館は、脚がどうのこうのじゃなくて、気持ちで乗り切った感じですね。そのあとの小松島(FI)は、最終日もこんな状態で石毛(克幸)さん、山田(幸司)さんが付いてくれた。だから、絶対に仕掛けようと思ってた。そしたら思いのほか、(まくりが)出ました。大垣に冬期移動して、もう10年がたちますから。大垣で怪我をして、気遣ってくれる人たちもたくさんいた。だから、ここで結果で返したい」
 S級デビュー場所が外国人選手との対戦だった格清洋介は、気持ちをリセットして初の記念に挑む。
 「外国人選手が相手だったし、決勝には乗れたけど、それだけで終わってしまった。(初の記念は)まずは初日ですね、力を出し切ること。主導権を取れるように」

4R

 外国人選手4人が参戦した前回の川崎FIシリーズのエボリューションは参考外の坂本貴史が、前々回の宇都宮FIを振り返る。
 「前回も調子が良かったけど、いくら調子が良くても(相手が)世界チャンピオンじゃ…。宇都宮の最終日は逃げて1着だし、悪くなかった。調子がいいのもあるし、自分は(6月からの新ルールが)合ってると思う」
 北村信明は、前回の奈良FIを426着。決勝は逃げた取鳥雄吾の番手でチャンスをモノにできなかった。
 「(取鳥)雄吾の後ろで全然余裕がなかった。自力が落ちているのかなっていうのがある。底上げをしていかないといけないし、練習では自力でモガいてきた。そうしないと人の後ろでも楽にはならないんで」

5R

選手の写真です。
松岡篤哉選手
 欠場となった竹内雄作の兄デシの松岡篤哉(写真)は、ホームバンク記念に闘志を内に秘めて気持ちを込める。
 「そうですね、その分(竹内の欠場)も頑張ります。(前回の)西武園では自転車が伸びなかったし、今回は新車にしてみます。(今回の自転車は)先行向きというか、感触としては全然いい。先行した時の伸びがいいですね」
 松川高大は前回の別府サマーナイトフェスティバルで2度のシンガリ負けも感触は悪くなさそうだ。
 「(サマーナイトフェスティバルの)最終日は力を出し切るレースができたし、掛かりも良かった。着以上に走れていると思う。大垣は(3月の)ウィナーズカップでも2度連対している。その前から1着が多いんで、好きなバンクです」

6R

 S級2場所目の伊藤稔真は、初の記念シリーズを地元地区で迎える。
 「(S級初場所の前回の)最終日は力が入らないくらいしんどかった。道中のペースとかも速いし、A級とはしんどさが違う。そのあとは松阪と四日市で同期と一緒に合宿をやってきた。ひとつでも(勝ち)上がって、師匠(浅井康太)と走りたい」
 岩本和也は、4月武雄記念の落車で右鎖骨を骨折。およそ3カ月を棒に振った。
 「(鎖骨が)変形してついてたのを治したりして、古傷だったんで骨のつきが悪かった。ただ、1カ月くらいは練習を本格的にできた。あとは(日にちが)空いちゃったんでデビュー戦のようなつもりで」

7R

選手の写真です。
伊勢崎彰大選手
 前々回の取手FIでV奪取の伊勢崎彰大(写真)は、前回の小松島ブロックセブンの7着を経て中11日。
 「ブロックセブンの前から調子も良かった。だから、ブロックセブンも自力で突破しようと思った。勝てそうだったけど、いい(ブロック)のをもらって…。展開負けすることはあっても、上位に脚負けすることはそんなにないと思います」
 前回の防府FIの645着が復帰場所だった中村健志は、前期98点と競走得点をまとめた。
 「中村圭志さんと一緒に練習をやらせてもらっている。それで成績もまとまっている。(前回は)状態も悪くなかった。レース勘だけでしたね。(初日も)ホームランに近いヒットを狙っていきます」

8R

 金子哲大は調子落ちを認めつつも、腐ることなく練習を重ねている。
 「5月後半からですかね、感覚的にかみ合ってない。練習とか体調自体は悪くないんですけど。それにしてもどうにかしないとっていうのもある。ただ、こういう時もあるから、はまる時もあるんでしょうし。(実質)中2日でも午前、午後としっかり練習はやってきました」
 6月の地元、取手記念を3連対の河野通孝は、その後勝ち星がないが成績はまとまっている。
 「前回は準決、最終日が9番手。最終日はそれでも2着に届いているんで、感じは良かった。(新ルールは)変にスローにならないから、踏み出しが良くない自分にはいいのかもしれない」

9R

 佐々木豪は近況コンスタントに勝ち星を挙げているものの、大敗も目立っている。
 「オーバーワークっていう感じなのか、最近はあんまり調子が良くない。(ウエートトレーニングをやって)良くなって(体重を)増やしてきたんで、いまは絞る方向です。キレは出てきたけど、体が順応できてない」
 南関の佐藤清之まで付いて、恩田淳平に3車のラインができあがった。
 「(前回のブロックセブンの1着で)流れが変わると思います。1着っていうのもうれしかった。自分でもその前(調子の)変化があった。あとは初日に勝負してですね。自分らしく臨機応変にやります」

10R

選手の写真です。
山口富生選手
 2月西武園FIから1着が遠ざかっている山口富生(写真)は、現在のところ通算399勝。400勝のメモリアルに向けてジョーク交じり答える。
 「(ホームバンクの)ここのために400勝を5カ月引っ張った(笑)。最近のなかでは、いい調子でやれている。高松宮記念杯が終わってから、セッティングをいじって感触がいい。あとは地元なんでできるかぎりの調整はしてきた」
 「(新ルールが)どうこうよりも、自分がもっと底上げをしないと」との望月永悟は、静かにこう続ける。
 「みんな強くなっているんでね。スピードを出せる人が強いし、そういう単純なレースになっている。それがいいのかは、わからないけど。それでも自分たちはしっかりそこに対応していかないと」

11R

選手の写真です。
宮本隼輔選手
 宮本隼輔(写真)はGIIIも含めて4場所連続で優出中。FIでは2Vに準Vが1回と軌道に乗ってきた。
 「自分としては上デキです。練習では違うフレームを試しているんで、競走用のフレームに乗ってない。普通に練習はやってきたけど、だからなんとも言えない。疲れはしっかりと抜いてきました」
 「良すぎて困ります(笑)」と、宮本を目標に、3番手に同県の柳谷崇がいる柏野智典が、番手の重責を担う。
 「前がヘタを打つことはないでしょうから。あるとしたら僕ですから。前回が終わってからは違反訓練があったりして、あっという間でした。コンスタントに練習はできている、あとはしっかり付いていけるように」

12R

選手の写真です。
村上博幸選手
 村上博幸(写真)は、前回の別府サマーナイトフェスティバルで14年全日本選抜以来のビッグ制覇を遂げた。
 「結構、疲れてますね。実質中2日みたいなもんですから。急には取れないし、(疲れを)抜きすぎないように。40歳でビッグを獲れるとは思ってなかった。競輪界を代表する若い選手(渡邉雄太)を差せたっていうのは自信になる。若い選手が強くて脚力差を感じるなかで、少ないチャンスをしっかり生かせたと思います」
 別府サマーナイトフェスティバル決勝は不完全燃焼も展開的に致し方ない平原康多だが、期するものがあるようだ。
 「あのタイミングで(松浦悠士に)来られちゃうと、あとは(吉田)拓矢が踏ん張るしかなかった。どうにもならなくて、最後まで踏めなかったのは悔しい。ただ、感じとが悪いとかはない」
 浅井康太は別府サマーナイトフェスティバルを874着とらしさを欠いた。
 「中2日しかないし、自分でなにができるかわからないけど。(前回のあとは)直前にバンクに入って1時間半くらい乗った。そのあと体のケアもしました。自転車に(すぐには直結して)つながらないトレーニングもしていた。それがいまの調子と合ってない。もっと脚がある時だったら違う効果があったのかと。原因はわかったんで、修正していきたい」

1R

 近畿コンビを受けて3番手に入った森田優弥は、踏み込んだ吉本哲郎を合わせて先行策。外に浮いた吉本が落車に見舞われる。筒井敦史は関東3番手の松永将をさばいて前の2人を追走。番手の神山拓弥が直線で追い込むも、森田が二の足で逃げ切った。
 「(吉本に合わせて出る時に)神山さんがあおってくれたのが大きかった。そのあとは落車もあって、3番手に5番(筒井)が入っているのもわかった。落ち着いて駆けたけど、ペースが緩くて掛かり切らなかった感じがあります」
 ゴール前のハンドル投げも及ばず、神山拓弥は8分の1輪差の2着。
 「俺がいっぱい過ぎて…。練習の感じは良かったのに、なんでかな。とにかく全然ダメですね。ただ、このパターンだと日に日に良くなってはくるんですけど」

2R

 赤板2コーナーで主導権を握った栗山俊介は、伊早坂駿一の巻き返しに反応して打鐘でペースを上げる。伊早坂は不発も5番手で脚を溜めていた岡本総がまくりを打つ。栗山の番手の村田雅一は、岡本をけん制しながら早めの追い込みで抜け出した。
 「できるだけ別線を誘い込んだんですけどね。岡本君がいいスピードで仕掛けて来ていたように見えたんで…。前回(サマーナイトフェスティバル)とレースのスピード差もあってギャップがキツいですね。それでも、僕の力量不足です。脚は軽すぎるくらいで、フワフワしている。1走したので2日目に良くなればいいかな」
 岡本がいっぱいで、原真司は最終3コーナー過ぎに高比良豪をキメながら村田に続いて2着。
 「キツかった。村田君が強かったです。岡本君が仕掛けてくれたおかげですよ。道中は重たく感じたけど、そのなかでも俊敏に動けていると思う。地元記念なので勝ち上がれて良かったです」

3R

 赤板の1センター過ぎに坂本周作が先頭に立つと、中団は格清洋介と山形一気の併走。格清は内を突くが前まで行き切れず、結局4番手に下げる。坂本の先行で最終回。番手で願ってもない展開が訪れた菊地圭尚が、きっちり追い込んで1着。
 「こんなにいい展開はなかなかないですから。(坂本)周作を残し気味に踏んだけど、気持ち焦って踏んでしまった。そこは反省点ですね。脚は一戦、一戦重ねるごとに良くなっているし、結果もついてきている。(冬期移動している大垣で)すごい声援をもらって、自分の力になります」
 4番手で立て直した格清はまくり追い込むも不発。格清に付けた小埜正義が、最終4コーナーから踏み込んでシャープに伸びた。
 「格清君は内に行くなら行くで、しっかり踏んでくれれば自分もなんとかできたんだけど。あとは自分はたまたまいいコースを見つけて踏んだだけです」

4R

 打鐘で坂本貴史を叩いた長尾拳太がペースを緩めると、野村典嗣が巻き返しに出る。長尾が合わせて踏むと、坂本にすくわれた島野浩司は口が空き、3番手に野村がはまる。最終バック手前からまくった野村は北野武史のけん制を乗り越えると、1着でゴール線を駆け抜けた。
 「叩きに行ったら合わされてしまったので、追い上げようと思ったらたまたま3番手に入れた。ラッキーでしたね。はまってからは余裕があったんですけど車の出が悪かった。北野さんのけん制だけ気を付けようと思って踏んだんですけど、なんとか乗り越えられました。調子は変わらずいつも通りだと思います」
 野村に行かれた北野武史だったが、坂本に絡まれ離れ気味だった北村信明をさばいて2着をキープした。
 「後ろに8番(野村)がはまっているのがわからなくて。内に坂本君がいたのはわかったんですけどね。まさか8番があんなに強いとは。長尾君は頑張っていたしなんとか3着まで残したかったけど、後ろも来ていたので踏ませてもらった。自分自身は怪我の影響もなくなってしっかり練習できているし、状態はまずまずです」

5R

選手の写真です。
松川高大選手
 赤板前から上昇した関根健太郎が2コーナーで先頭に立ち徐々にペースアップ。関根が最終ホームを先頭のまま通過すると、中団で車間を空けていた松川高大(写真)が2コーナーから一気にまくって快勝した。
 「ジャンでずいぶん(関根が)流していたので、松岡(篤哉)さんにカマされたら終わってました。今日(初日)はすんなり中団だったので展開一本。仕掛けた時に前が(外に)上がってきて危なかった。車の出はイマイチだったし、体もナイターあとの時差ボケなのかキツかった。1走したので2日目はもっと良くなると思います」
 小岩大介は、松川の仕掛けにきっちり続いた。
 「松川は(誰かに)止められるようなスピードじゃなかったですね。強かった。付いていて楽なのでもう少し追い込みたかったけど、全然追い込めてなかった。付いていくのはいいけど、差すまではって感じです」

6R

選手の写真です。
渡邉晴智選手
 伊藤稔真を叩いて山本紳貴が、主導権を奪って逃げる。伊藤と中本匠栄で3番手の取り合い。最終2コーナー手前で外併走から中本が仕掛けて出る。渡邉晴智(写真)は小川勇介をさばいて、中本のまくりにスイッチ。直線半ばで中本をとらえた渡邉が、今年初勝利を挙げた。
 「山本があんなに頑張ってくれた。(中本は)相当、脚を使ってただろうし、自分は(最終)2コーナーで内に(伊藤が)来てるのも見えた。どうしようかって考えてたけど(結果的にああいう形になった)。1着は12月以来なかったんで(良かった)」
 「ホームで行っておけば…」と、最終ホームをポイントにあげた中本匠栄は、2着にも反省する。
 「山本さんが緩めてた。でも、自分はそこで変に3番手に固執しちゃった。(山本が)駆けてくれれば、あそこで勝負で良かったんですけど。最後はキツかった。脚は悪くないと思います」

7R

 打鐘で神田龍が先頭に立つと、前受けの古川貴之が番手に飛び付く。前団の様子をうかがっていた桐山敬太郎が最終ホームからまくって、粘る神田をのみ込むと番手の伊勢崎彰大が好展開を生かして抜け出した。
 「桐山君は富(弥昭)さんに打鐘前に降りられて、仕掛けるタイミングが少し狂っていた感じ。それでも強引に行ってくれたけど、ちょっとキツそうでしたね。なんとか桐山君を残したかったけど、伸びすぎてしまって車が許してくれなかった(笑)。調子は問題ないですね」
 古川後位で脚をタメた中村健志が、鋭脚を発揮し2着に食い込んだ。
 「古川さんが前々に踏んでくれたおかげですね。最終バック過ぎにもう一度踏んでくれたのもありがたかった。自分は脚を使っていなかったし、余裕はありましたね。前回の復帰戦(防府)も余裕がありすぎて失敗していた感じだし、怪我の影響はありません」

8R

選手の写真です。
河野通孝選手
 先に動いた佐々木孝司を金子哲大が叩いたところで打鐘が入ると、外を藤岡隆治が追い上げて最終ホームから藤田勝也、藤岡で中団は併走に。藤岡を飛ばした藤田が佐々木の巻き返しに合わせて3コーナーからまくるが伸び切れず。金子マークの河野通孝(写真)が直線抜け出した。
 「恵まれました。金子君が落ち着いて走っていたし、あの距離を踏めるんだからやっぱりすごい。後ろに小坂さんも付いていたので、気を引き締めて走ることができました。最後は(金子を残すために)もっと違う踏み方があったんじゃないかな。本当に前の頑張りのおかげです」
 関東ライン3番手から中を割った小坂敏之は、鋭い伸びで河野に迫った。
 「最後は負けちゃったね。2着だけどみんな1着を目指して走っているので厳しい顔をしないとね(笑)。本当に前の2人が頑張ってくれた。藤田君の動きにも対応できていたし、誰か来るのも想定していた。ここ何場所か脚も良くなってきている感覚もあったので良かった」

9R

選手の写真です。
香川雄介選手
 近畿ラインの主導権で、恩田淳平が4番手をキープする。人気の中四国勢は後方。最終2コーナー手前で恩田がまくりを打つと、佐々木豪も仕掛ける。恩田のまくりは武田哲二に止められ、佐々木がその上をまくって前団をのみ込む。香川雄介(写真)はゴール寸前で佐々木を交わして1着も、トーンは上がらない。
 「走る前は不安しかなかった。調子が良くないのかもしれない。(最終)4コーナーからスカスカしてアタリがなかった。(佐々木を)抜かなきゃアカンと思ってた。(抜けたけど)自分が弱いですね」
 7番手まくりもラインを上位独占に導いた佐々木豪が、ホッと胸をなで下ろす。
 「追加で来た香川さんを初日に飛ばしたら、合わせる顔がないですから(笑)。構えることはしないんで、あんまりしない戦法だったですけどね。バンクが(湿気で)ヌルヌルして重たかった。ホンマは(最終)ホームで(仕掛けて)行きたかったけど、中井(俊亮)さんも立って(踏んで)ペースを上げたんで」

10R

選手の写真です。
稲毛健太選手
 一本棒の7番手に稲毛健太(写真)が置かれて、野口大誠の先行で最終ホームを迎える。稲毛が最終2コーナー手前からまくりを打つと、小林則之が中団から合わせる。外を回らされた稲毛だったが、横一線のゴール勝負を制して突き抜けた。
 「仕掛けるタイミングが、少し遅くなってしまいましたね。3番(小林)が浮いてくるのが怖かったので、締め込みながらまくりにいった。久しぶりに体が重く感じました。(実質)中2日で少し疲れがあるのかもしれないですね。キツかった分、2日目以降は軽くなってくれると思いますけど」
 メモリアルの400勝は持ち越しも、山口富生はソツないコース取りで2着に入った。
 「もう少しでしたね。稲毛君がいつもより仕掛けが遅かったので、どうかと思った。でも、強いのはわかっているし、信頼して付いていきました」

11R

選手の写真です。
宮本隼輔選手
 酒井雄多にフタをされた宮本隼輔(写真)は、7番手に下げての出直し。空いた車間を詰めながら打鐘の4コーナーから反撃に出ると、逃げる酒井をスピードに違いでとらえて、別線は置き去り。宮本が柏野智典の追い込みも楽に振り切った。
 「レースプランはなかったです。出切ってからは全力で行きました。柏野さんが後ろなので緊張しましたね。柏野さんは僕が競輪を始める前から一流の人なので。バンクは粘っこい感じもあるけど、軽かったです。軽すぎて前の人に突っかかりそうだった」
 柏野智典は、危なげない追走も僅差まで詰め寄ることはできなかった。
 「宮本が強かった。(最終)3コーナーからがめちゃくちゃ強かった。一回一緒に走ってて良かったですよ。次に走ったらもうちょっと詰められると思う」

12R

選手の写真です。
山田英明選手
 打鐘手前で平原康多を押さえた古性優作が先行態勢を取るが、その上を浅井康太が出て主導権を奪う。6番手になった単騎の山田英明(写真)は、最終ホーム手前から前団に襲い掛かる。佐藤慎太郎のブロックを乗り越えた山田は、抵抗する浅井を直線の入り口でとらえて1着。
 「単騎だったし、かち合ったところは絶対に引かないつもりだった。そこから緩んだら(仕掛けて)行こうと。展開上、みんな順番で(仕掛けて)行ったんで、自分もここだと思って行った。追加に来た意味は、オールスターまでに煮詰めたいっていうところもあった。だから、なにも動かずに終わってしまったら、なんのために(追加で)来たのかわからない。課題をもって走れました。あとは初日だけにならないように」
 最終バックを過ぎても木暮安由は、9番手の最後方。平原が内に進路を取ると、外に持ち出して2着に強襲した。
 「踏んでる感じは悪くないですね。(内は)コースがなかったし、外を踏んでまぁまぁじゃないですか」
 タッグを組んだ浅井が積極策。佐藤慎太郎も番手で仕事をするが、山田は止まらない。最終2センターでは古性をけん制して3着に追い込んだ。
 「もうちょっと車間を取って、(山田をブロックしていれば)バチっと決まったのかな。でも、まだ自分のタイミングが取れてなかった。古性が後ろに入ってんのもわかったし、(最終)3コーナー手前くらいで(別線が)来るのかと思ってたら早かった。もっていくだけもっていったけど、(山田の)スピードが違った」

6R

選手の写真です。
山形一気選手
 中田雄喜にフタをした佐藤龍二が、再度踏み込んで打鐘の3コーナーで先頭に立つ。前受けから飛び付いた山形一気(写真)は、和泉田喜一と併走して最終1センターでさばく。後方の中田がまくりで前団に迫ると、逃げる佐藤龍の番手の土屋裕二がブロック。空いたインを山形が突いて抜け出した。
 「(展開的に)めちゃくちゃ悩みました。そのなかでの判断でした。本当だったらハコ勝負にいかないといけないけど、自分がヘタクソで合ったのが和泉田さんのところだった。ただ、あれ(3番手奪取)がなかったら、最後のコースもなかった。脚の感覚はアップ中から悪くないんで、この感覚を大事にしたい」
 山形が踏んだコースを北村信明もなぞるように踏んで徳島ワンツー。
 「あの感じだったら(山形は)内かなっていうのがあった。自分もここ最近では悪くないと思います。練習してきたかいがあった。練習くらいは自力を増やさないとっていうのがあって、自分なりにはやってきた」

7R

選手の写真です。
長尾拳太選手
 赤板手前からじわりと上昇を始めた長尾拳太を前受けの山本紳貴が突っ張り主導権は渡さない。山本ラインの4、5番手に山口貴弘、古川尚耶がスイッチして、長尾は6番手からの立て直しを余儀なくされる。さらに松尾透の切り替えで最終1センターでは長尾は7番手。しかしながら、長尾は4番手からまくった山口を目標にして踏み上げ前団をのみ込む。長尾を岡本総が8分の1輪、交わした。
 「長尾君が冷静に走ってくれましたね。(最終)3コーナーで一瞬外か内か踏もうと思ったけど、信頼して付いていって良かった。やっぱり人の後ろは楽ですね(笑)。追走していても余裕はあったし、調子は問題ないです」
 7番手に置かれる苦しい展開も、長尾拳太(写真)はラインを上位独占に導いて準決に進んだ。
 「9番(山本)がやる気だったので、落ち着いていこうと思った。ホームで8番(松尾)にすくわれたけど、それも想定していたし気にならなかったですね。今日(2日目)はまくりでもいいかなと思っていたし、内容的には良かったと思う」

8R

選手の写真です。
松岡篤哉選手
 赤板の1センター過ぎに坂本周作に出られた松岡篤哉(写真)だったが、中村敏之輔の追い上げに合わせて踏み込んで主導権を奪って逃げる。4番手に入った坂本だったが車は伸びず、地元の松岡が林巨人を振り切って1着。
 「(同県の後輩の)長尾君が(前のレースで勝ち上がって)いい流れをつくってくれたし、自分もいいレースをしていたので負けないようにと思ってました。初日は行けたはずなのに仕掛けることができなかったので、2日目は力を出し切ろうと。すんなり相手に出切られるとキツいので、脚を使ってでも行こうと思っていました」
 車間を詰めて番手から追い込んだ林巨人だったが2着。
 「松岡さんが突っ張ってくれた時点で、自分が後ろでなんとかしようと。あの展開なら差さないといけないですね。松岡さんもタレるかなって思ったけど全然タレてこなかった」

9R

選手の写真です。
古性優作選手
 打鐘目がけて踏んだ坂本貴史の先行策。一本棒の7番手で反撃にタイミングをうかがっていた古性優作は、4コーナーから仕掛けて出る。逃げる坂本の番手の佐藤慎太郎が、古性をけん制する。古性の踏み出しに遅れかけた山口富生が追いつくが、最終3コーナー過ぎに古性が出切ると佐藤は山口を弾いて切り替える。古性と佐藤の直線勝負は、1車身交わした佐藤に軍配が上がった。
 「(坂本が)ペースに入れたところを古性が逃さずに来た。古性もあそこから仕掛けてるし、自信をもってるんだろうね。自分はさばいて戻って(坂本)貴史とっていうより、一緒に出て古性に切り替える感じになった」
 地元コンビを連れて打鐘の4コーナーから巻き返した古性優作(写真)だったが、佐藤のけん制もあってなかなか出切れない。力で坂本はねじ伏せたものの、古性の表情は険しい。
 「地元の先輩たちが付いてくれて、しっかり(最終)バックを取れたらいいと思って仕掛けた。結果、バックも取れなくて、踏んだ感じもめちゃくちゃ重かった。もっとスコーンと行けてれば良かったし、そこが自分の弱点だし課題。(前回のサマーナイトフェスティバルの)別府とかの方が(自転車との)一体感があったけど、それがまったくなかった。(山口、原真司に)迷惑を掛けました」

10R

選手の写真です。
和田真久留選手
 赤板2コーナーから踏み込んで主導権を握った宮本隼輔のマイペースを許さず、稲毛健太が襲い掛かる。両者の踏み合いを和田真久留(写真)が、最終2コーナーからのまくりでとらえた。
 「稲毛さんが(宮本を)叩けるかどうか見てからの仕掛けになってしまった。もう少し自分でレースをつくれないとダメですね。前が踏み合ってからの仕掛けだったし、脚はそこまでいいわけじゃない。結果的に伊勢崎さんとワンツーで良かった」
 伊勢崎彰大は、和田の踏み出しに遅れることなく2着に流れ込んだ。
 「和田君はスピードがあるし、信頼して付いていった。抜くとかよりも内に、村上(博幸)君や香川(雄介)さんがいたので絡まれないように集中していた。そこを凌いでからの勝負だったんで2着でも納得です」

11R

選手の写真です。
木暮安由選手
 打鐘の3コーナーから巻き返した森田優弥が、最終ホームで主導権を奪取する。番手の木暮安由(写真)は逃げる森田との車間を空けて、3番手を確保していた浅井康太にプレッシャーをかける。後続をけん制した木暮が、直線で抜け出した。
 「森田君のおかげ。自分のデキはまあまあですよ(笑)。番手で仕事もできたし、森田君も次につながるレースをしたと思う。浅井君に最後抜かれていないので、疲れているわりには調子はいいのかな」
 3番手から追い込んだ浅井康太だったが、ゴール前で外の松川高大に踏み負けて3着。
 「脚がないです。もうちょっと落ち着いていけたら良かったかな。待ちすぎたし、木暮君を見すぎました。位置を取ってから勝負と思っていた。(状態が)下がらないように修正したい」

12R

選手の写真です。
平原康多選手
 佐々木豪の上昇に合わせて中団の桐山敬太郎も動くと、平原康多(写真)は前受けから赤板で突っ張る。佐々木が内に降りて、桐山と4番手が併走で打鐘を通過する。先行態勢の平原は別線の動きを警戒しながら、4コーナー手前からペースを上げて駆ける。桐山が中団争いを制すが、平原の掛かりもいい。番手の神山拓弥の追い込みを半車身振り切った平原が、逃げ切りの完全燃焼に汗をぬぐう。
 「(前回サマーナイトフェスティバルの決勝、今回の初日と)踏めないで悔しい思いをしていたから、それをレースにぶつけようと。(別線が)あの感じで来たら突っ張ろうと。引いたら(ラインでの勝負権が)ないなって。練習では、あれぐらいモガいているんで。ただ、競走だと結果を求められる部分もある。どうしても後方に置かれていうのがあるんで、自分としても先行した方が勝ち上がれるっていうのもある。(力を出し切って気持ち的に)すごくスッキリした。でも、まだ終わりじゃないですから」
 初日に続き絶好の展開も、神山拓弥は連日、流れ込みの2着。
 「初日よりはすごく軽さがあって良かった。まだ改善する点もあるんで、それをやればもっと良くなると思う。平原さんがああいうレースをしてくれたんで、自分もどうにかしなきゃっていうのがあったけど。どうにもしなくて良かったですね」

10R

選手の写真です。
村上博幸選手
選手の写真です。
宮本隼輔選手
 赤板の2コーナー過ぎから仕掛けた宮本隼輔が、打鐘の4コーナーで主導権を奪う。古性優作は3番手に飛び付いて北村信明と併走になる。古性と接触した北村が落車。古性が最終4コーナーから追い込んで1着。
 「(別線が)押さえて来るのも遅かったので、突っ張りつもりで踏んだのが良かった。あとは位置が合ったところで勝負だと思っていたし、それが結果的に3番手に飛び付く形になった。ただ、いろいろ修正点はあるし、気を引き締め直して決勝を戦います」
 外から古性に迫った村上博幸(写真)が2着で近畿ワンツー。
 「木暮(安由)君と絡む展開になったけどうまく立て直せた。伸びは悪くなかったし、突き抜ける感触はありました。落車があったけど、落ち着いて余裕をもって走れている」
 ゴール前で村田雅一、柏野智典が落車。逃げた宮本隼輔(写真)が3着に粘って決勝進出を果たした。
 「脚の感じは3日目が一番良かった。脚見せから、自分でもいいなって感じたんで。(積極策で)頑張ってるんで、最後は運も味方してくれたんじゃないかと」

11R

選手の写真です。
和田健太郎選手
選手の写真です。
和田真久留選手
 地元の長尾拳太が打鐘手前で飛び出して、中部ライン3車が出切る。4番手の和田真久留が最終2コーナーからまくりを打つと、長尾の番手の浅井康太が合わせて出て勝ち切った。
 「長尾はアイツなりにしっかり走ってくれた。自分はチャンスをしっかりつかめたし、しっかり判断できて踏めた。ずっと1着を取れていなくて、1着の取り方がわからなくなっていたので取れて良かった。しっかり踏み切れているし、3日間で一番良いと思う」
 和田真に乗った和田健太郎(写真)が、最後はコースをこじ開けて2着。
 「(和田)真久留の気持ちは伝わった。真久留がしっかりやってくれました。伊勢崎(彰大)さんも連れ込めたら良かったんだけど。(前の様子を)しっかり見て踏めたし、状態は悪くないと思う」
 番手まくりで浅井に合わされた和田真久留(写真)だったが、3着に踏ん張った。
 「あれが限界です。いまのデキだと限界。浅井さんの番手まくりの上を行くなんて調子がいい時ですんなり中団の時じゃないと。それでも行けるかどうかわからない。ラインがあるので自分も仕掛けました。飛び付くのもキツかった。調子が悪い分、脚力よりも位置を取って勝負しようと思っていました」

12R

選手の写真です。
佐藤慎太郎選手
選手の写真です。
平原康多選手
 中部ラインが主導権を握って、森田優弥は坂本貴史ラインにかぶせられて出られない。打鐘の3コーナー過ぎに強引に坂本を張りながら森田が踏み込んで、最終1センターで松岡篤哉をとらえる。山形一気は遅れて、平原康多だけが森田に続く。その山形に外に張られた佐藤慎太郎(写真)は、坂本との連結を外して最後方からインを進出する。直線の入り口で平原と森田の間を突いた佐藤が伸びて1着。
 「(山形に張られた)あそこはムキになるところじゃない。(坂本)貴史も浮いてたし。そこから内が空いてたんで、見ながら踏んでいった。北野(武史)さんのところだけが微妙だったけどね。自転車の出はいいです」
 「最後、(佐藤)慎太郎さんが来たのがわからなかった」とは、平原康多(写真)。絶好の展開も佐藤に内を行かれ、立て直すも2着。
 「(森田は)器用な選手だし、挟まれてバックを踏んでたけど(仕掛けて行った)。自分はよく付いていった。3番手に(松岡)篤哉がいて流れ込んでくる感じだと思ったら(落車で)篤哉がいなくなった。それで(森田が)残るかと思ったら、オレンジ(7番車の佐藤)が内に…。踏み直したけど、抜き返せなかった」
 ラインの2人が前で落車に見舞われた北野武史だったが、内に避けて3着に追い込んだ。
 「(落車があったんで)スッキリはしないけど、とりあえず(決勝に)乗れた。体が動いている感じもあるし、スッといけて回せている。調子は悪くないと思う」


≪最終日6R「S級ブロックセブン」≫
 横山尚則は6月の小田原FIの準決で落車に見舞われ、およそ1カ月ぶりに復帰。今期の一発目をブロックセブンで迎える。
 「リセットというか、怪我をしたけど、そのあと順調にトレーニングはできた。リハビリ的なトレーニングのあと、雨もあったけど2週間くらいは(本格的に)できました。自分の感覚は悪くないけど、あとは実戦ですね。単発レースの打率があんまり良くないんで、上げたいです」
 五日市誠は前々回の松阪、前回の小松島のFIをともに334着。同じ成績が2場所続いた。
 「付いていく分には問題ないけど、どっち(松阪、小松島)も前を抜いてない。前回のあと(地元の)八戸が暑くて、夏バテみたいな感じもある。だけど、そんなに日にちも空いてないから、そこまで悪くなることはないと思ってます」
 前々回の小松島記念では1勝をマークしている岡崎智哉だが、前回の川崎FIを356着。成績がついてこない近況だけにキッカケが欲しい。
 「レースでは無意識のうちに(体が)動いて、(最終)バックが無意識に取れているんですけど。着がついてこない。ヨシ、ここからっていうところでも、着が悪い。自分としてはいい方向に向かっているとは思う。7車立てっていうのも気にせんとやります」