オープニングレースを務めるのは地元の松谷秀幸(写真)だ。6月四日市決勝での落車により鎖骨を骨折。サマーナイトフェスティバル、オールスターでは結果を出せずに終わったが、感触は自体は確実に上向いており、9年前の花月園メモリアルin小田原を制した相性良いバンクで復調のきっかけを探る。
「サマーナイトは力が入らなくてダメだったんですけど、オールスターは鎖骨を骨折してから1カ月経って良くなってきている感じでしたね。ここに向けてしっかりと練習をしてきたので。腕にも力が入るようになってきましたし、オールスターより良いと思います。(小田原バンクは)地元の中でも一番良いかも知れないですね」
柳詰正宏は前回の地元戦で失格の憂き目にあったが、久々のグレードレースで巻き返しを狙っている。
「前回は(失格をしてしまって)しょうがないと思って、気持ちを切り替えて。ここ何カ月かでずっと上がってきている感じなので。33(バンク)は流れに左右されると思うんですけど、いい流れに乗っていければ。大西(貴晃)君とはちょくちょくありますね。いつも頑張ってくれるので任せて頑張ります」
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前回のオールスターの4走目に白星を挙げている雨谷一樹。そのあとにPIST6を走り終えて今シリーズを迎える。
「前回のオールスターは人の後ろも多くて難しい感じだったんですけど、(今回の初日は)自力なので勝てるように頑張ります。(PIST6を走ったあとで)ちょっと疲れがあるんですけど、重いギアで走ったので、こっちのギアが軽く感じるとは思うのでいいんじゃないかなって思っています。33(バンク)は前々に踏まないときついと思うので何でもやって前々にいれるように」
大塚健一郎は約4年ぶりに当所に登場。徐々にではあるが本来の動きを取り戻してきている印象で、久々のグレードレースで存在感を放つ。
「徐々にって感じですね。落車もなくこれいるので、徐々にですね。病気もすることなく。あとはこの暑さだけですね。そこだけ気を付けて。(藤原俊太郎とは)初めてですけど若いんでね。頑張ってもらいます」
ベテランの内藤宣彦は前回のオールスターでも2度の確定板入り。準決勝は惜しくも4着で決勝進出こと逃したが、安定した走りを続けている。
「(前回のオールスターは)簡単に言えば運が良かったんじゃないかなって思っています。ラインの力に助けられましたね。状態も良かったですけど、ラインのおかげが大きかったんじゃないかなって。オールスターが終わって疲れはあったんですけど、ここもあったし、次の青森記念もあるので疲れながらも練習をやってきました。櫻井(祐太郎)君に任せます。前についた時も強かったので」
柴崎淳(写真)は7月松阪FIで久々の優勝を飾ったが、ファン投票で選ばれていたオールスターを感冒によりあえなく欠場。今シリーズから再び仕切り直す。
「(ここまでに練習できたのは)一週間ですね。あんまり良くはないですね。練習での手ごたたえもそこまでじゃなかったので。(小田原のバンクは7年ぶりとなるが)覚えてますよ。クセがなくて自分としては走りやすい感じですね」
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飯野祐太は昨年11月のFIシリーズで優勝して以来の当所参戦。消化不良に終わったオールスターの分まで相性良いバンクで見せ場を作る。
「前回は数字通りにダメでした。やりたいことができなかったので。今回は自分のやりたいことをしっかりやりたい。小田原は好きなバンクというか走りやすいので、自力でしっかり頑張ります」
同県で後輩の須永優太が番手でサポートしてライン決着を目指す。
「(前回の宇都宮は)難しかったですね。調子的には問題なかったんですけど…。自分は練習地が33バンクなので(小田原は)苦手じゃないつもりですけど、成績が良くないので気持ちを入れて。飯野さんとは自分が前でも後ろでも連係がありますけど、(今回は)番手で頑張ります」
徐々に状態を上げてきていた阿竹智史であったが、前回オールスターの2走目に失格してしまい途中で欠場。中12日空いて迎える今シリーズの初戦は初連係の畝木聖に前を託す一戦に。
「失格してしまって残念ですけど。予定より早く終わってしまったんですけどいつも通りにバンクに入って練習をしてきました。一時期よりは全然良くなっているとは思っています。(2年前の4月以来の小田原参戦となるが)走りやすくていいかなって思いますけど、夏場はまた違うと思うんで。畝木君とは初めてですね」
決め脚の鋭さが光っている木村隆弘が阿竹の後ろでサポート。
「ちょっと落車もあって重い感じはするんですけど、その中でも凌げているのかなって思っています。体は結構、きついんですけど自転車は進んでくれていると思います。直前にワットバイクで練習した時の数値も問題なかったので」
オール近畿勢による優勝争いとなって注目を集めた前回の地元戦で今年初優勝を飾った三谷将太は3場所連続で決勝に進出中とタテ脚のキレが増している。当所参戦は久々となるが、前回と同じ短走路の舞台で期待できそう。
「2日休んでしっかりと練習してきました。小田原は久々ですけど、かなり(11年)前の記念で2日目の優秀戦でワッキー(脇本雄太)を抜いたこともあるんで。そのくらい相性はいいと思っています」
中井俊亮も三谷と同じローテーションで、前回の地元シリーズで好感触をつかんで今シリーズを迎える。
「(前回は)脚の状態は良かったですね。(中6日で)いつも通り練習を重ねてこれました。前回の奈良もですけど富山からずっと33(バンク)が続いているので感覚的にも悪くないと思います」
長島大介は前回のオールスターの1走目に積極策でアピールしたが、2走目以降は見せ場を作れずに終わっている。今シリーズは前回の反省点を踏まえて奮闘を誓った。
「前回は日を重ねるごとにだんだんと疲れがたまってきていましたね…。前回が終わってからは普通に練習してきました。33(バンク)は後手を踏むときついなって思っているので、前々にいたいですね。仕掛けるところでしっかりと仕掛けたいと思っています」
66周年記念の大会覇者でもある池田勇人(写真)が追加参戦。スピードある長島をリードして一次予選突破を狙っている。
「追加は前回の前検日に入りました。前回の高松は久々のレースでしたけど、それなりに走れたのかなって思います。直前は軽めですけどウエイトを中心にやってきました。長島君との連係は何度かありますね。台(和紀)さんも前を任せてくれるということだったので番手で頑張ります」
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岡崎智哉は6月に地元で行われた高松宮記念杯で準決勝まで勝ち上がり存在感をアピール。7月のサマーナイトフェスティバル、前回のオールスターは苦戦を強いられてしまったが、原因を突き止めている。
「ステージが上がってきて相手が強くなってきているっていうのもあるんですけど、そうじゃなくて自分自身の動きが良い時よりも悪くなっているなっていうのがあるので。今回はそこを意識して修正できるように。初心にかえって頑張ります。自分の点数が上がってからは特に33バンクが好きになりましたね。行けるところからしっかり」
岡崎をリードするのは今年1月の奈良F1で岡崎と1着同着で優勝している山田久徳。近況は番手を回ることも増えてきているが、タテ脚はいまだに健在だ。
「(前回のオールスターは)人の後ろを走る分には問題なかったんですけど、自力でやったときに物足りない感じでしたね。3日くらい前に入った追加ですけど、練習はしていたので。岡崎さんと一緒の時は岡崎さんがだいたい前ですね。その方がお互い自分の仕事ができると思うので」
5月の弥彦で9連勝目を達成して6月からS級戦で戦っている北井佑季(写真)。航続距離の長さを生かした積極的な走りが持ち味で、初挑戦となるグレード戦線でもスタイルを貫いて別線を苦しめる。
「普段通りに変わらずやってきました。(前回の宇都宮は)いい形で走れましたね。(小田原記念のあっせんが決まってからも)普段と同じ気持ちで変わったことはせずにやってきました。9車立ては初めてですね。走ってみないとわからないと思うんですけど、(9車立ての)レースを見てそのイメージは持ってこれたので。実際の競走とすり合わせていけるように。小田原は33(バンク)の中でもカントがあって直線が短いイメージですね。自分の力を出し切れるように」
援護手厚い内藤秀久が初連係の北井をリードして別線の巻き返しを許さずゴール前勝負に持ち込む。
「(前回最終日の落車は)擦過傷で打撲はなかったですね。2日休んで練習して。自転車も全く問題なかったので、不幸中の幸いですね。直前も郡司君たちとも一緒に練習をやっても問題なかったので。地元なので気を引き締めて頑張ります。北井君とは初めてなので楽しみですね」
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圧巻のバック数を誇っている町田太我(写真)が当所に初登場。ビッグ戦線でも通用する先行力を誇示して別線を封じてみせる。
「(前回のオールスターは)良かったんじゃないかなって思っています。力を出し切れたので。最終日の結果は良くなかったですけど力は出し切れたので。(終わってからは)なにも変わりなく練習できました。元気いっぱいです。小田原は初めてです。33(バンク)は防府記念が良くなかったですけど、ほかにあまり走っていないので、(特別な)イメージはないですね。いつも通り頑張ります」
前回のオールスターの4走目に町田と好連係を決めている山下一輝が番手でリード。過去にもワンツー実績があり別線に隙を与えることなく人気に応える。
「(前回3走目の落車は)体も自転車も大丈夫だったので良かったです。終わってからはちょっとゆっくりしてきました。町田君は強いですね。たしか抜いたことは一回だけありますけど、あとは付きバテだと思います。しっかりと付いて行くことだけ考えて」
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近況の松本秀之介は積極的な仕掛けが増えてきていたが、前回の奈良は3日間とも後方に置かれて見せ場を作れずに終わっている。今シリーズも同じ33バンクでの戦いで、反省を踏まえて早め早めの仕掛けを心掛ける。
「前回は初日特選の流れが悪くて、立て直そうと思ったんですけど、ずるずると引きずってしまった感じですね。33(バンク)は出切れないと勝負にならないので、400(バンク)の方が走りやすいんですけど、出切ってしまえば33(バンク)でも勝負になると思うので。1日、2日休んで練習して、奈良を走る前よりも感触は良かったですね」
山田英明(写真)は2月の全日本選抜競輪で落車して骨盤骨折の大怪我を負ったが、7月のサマーナイトフェスティバルで昨年のウィナーズカップ以来の特別競輪の決勝へと勝ち上がった。オールスター競輪は二次予選で敗退してしまったが、確実に良化中。焦ることなく体調面を整えて目の前の一戦に集中している。
「(全日本選抜競輪で落車して)怪我をしてからオールスターを目指してやっていたんですけどパッとしなかったですね。むしろサマーナイトの方が良かったですね。(前回が終わってから)練習はそこまでせず、体調を崩さないようにって最低限だけって感じですね。33バンクは勝負所が少ないのでどちらかと言えば苦手ですけど、松本君がしっかりと走ってくれれば。連係初めてですね。番手で巧くフォローできるように頑張ります」
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地元のエースはもちろん、S班の郡司浩平(写真)。67、69、70周年大会を制している相性良い舞台で、今シリーズも主役の座は決して譲らない。前回のオールスターは最終日に落車してしまっているが、体と自転車を整えてシリーズ初戦を迎える。
「前回の最終日は自分の判断ミスもあって変なコースに入ってしまったなって。(落車の怪我は)左足と左の腰の打撲と擦過傷でした。やっと良くなってきて直前は練習できました。3日くらいですね。今回はフレームも違いますし、体も体なのでどっちに出るかなって。今回から新車です。走って感じをつかんでいければなって思っています」
深谷知広は前回のオールスターは準決勝で敗退。初日のドリームレースでの失敗を取り戻そうと2走目は奮闘したが、本来のポテンシャルを考えれば決して満足のいく走りはできなかった印象だ。
「前回はちょっと波というか、気持ちの波があったり、判断ミスもあってパッとしなかったですね。手ごたえをつかんだレースもありましたけど、全然なレースもあって…。(終わってからは)休む時は休んで、トレーニングする時はして、メリハリは付けられたのかなって。まずはいい走りをして、しっかりと手ごたえをつかんでいきたいですね」
清水裕友は今年も北条早雲杯争奪戦に参戦する。69、70、72周年と過去に3回出走して、毎回決勝に乗っている相性良い大会で輝きを放つ。
「前回は可もなく不可もなくって感じでした。休みの日があったり順延もあったりで2日くらい何もしなかったんで疲れは大丈夫でした。終わってからは普通に練習してきました。上積みがあるかはわからないですけど、休んでいる場合じゃないんで。(賞金ランキング7位に付けているが)もっと先を見ないと。強ければ出られると思うので。目先のことを考えすぎてもダメなので。小田原は初めて記念で決勝に乗れたバンクだし相性は良いですね。相手は強いですけどなんとかしたいですね」
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