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36#

検車場レポート

  • 8/24 Wed.  (前検日)
  • 8/25 Thu.  (1日目)
  • 8/26 Fri.  (2日目)
  • 8/27 Sat.  (3日目)

1R

選手の写真です。
松谷秀幸選手
 オープニングレースを務めるのは地元の松谷秀幸(写真)だ。6月四日市決勝での落車により鎖骨を骨折。サマーナイトフェスティバル、オールスターでは結果を出せずに終わったが、感触は自体は確実に上向いており、9年前の花月園メモリアルin小田原を制した相性良いバンクで復調のきっかけを探る。
 「サマーナイトは力が入らなくてダメだったんですけど、オールスターは鎖骨を骨折してから1カ月経って良くなってきている感じでしたね。ここに向けてしっかりと練習をしてきたので。腕にも力が入るようになってきましたし、オールスターより良いと思います。(小田原バンクは)地元の中でも一番良いかも知れないですね」
 柳詰正宏は前回の地元戦で失格の憂き目にあったが、久々のグレードレースで巻き返しを狙っている。
 「前回は(失格をしてしまって)しょうがないと思って、気持ちを切り替えて。ここ何カ月かでずっと上がってきている感じなので。33(バンク)は流れに左右されると思うんですけど、いい流れに乗っていければ。大西(貴晃)君とはちょくちょくありますね。いつも頑張ってくれるので任せて頑張ります」

2R

 前回のオールスターの4走目に白星を挙げている雨谷一樹。そのあとにPIST6を走り終えて今シリーズを迎える。
 「前回のオールスターは人の後ろも多くて難しい感じだったんですけど、(今回の初日は)自力なので勝てるように頑張ります。(PIST6を走ったあとで)ちょっと疲れがあるんですけど、重いギアで走ったので、こっちのギアが軽く感じるとは思うのでいいんじゃないかなって思っています。33(バンク)は前々に踏まないときついと思うので何でもやって前々にいれるように」
 大塚健一郎は約4年ぶりに当所に登場。徐々にではあるが本来の動きを取り戻してきている印象で、久々のグレードレースで存在感を放つ。
 「徐々にって感じですね。落車もなくこれいるので、徐々にですね。病気もすることなく。あとはこの暑さだけですね。そこだけ気を付けて。(藤原俊太郎とは)初めてですけど若いんでね。頑張ってもらいます」

3R

選手の写真です。
柴崎淳選手
 ベテランの内藤宣彦は前回のオールスターでも2度の確定板入り。準決勝は惜しくも4着で決勝進出こと逃したが、安定した走りを続けている。
 「(前回のオールスターは)簡単に言えば運が良かったんじゃないかなって思っています。ラインの力に助けられましたね。状態も良かったですけど、ラインのおかげが大きかったんじゃないかなって。オールスターが終わって疲れはあったんですけど、ここもあったし、次の青森記念もあるので疲れながらも練習をやってきました。櫻井(祐太郎)君に任せます。前についた時も強かったので」
 柴崎淳(写真)は7月松阪FIで久々の優勝を飾ったが、ファン投票で選ばれていたオールスターを感冒によりあえなく欠場。今シリーズから再び仕切り直す。
 「(ここまでに練習できたのは)一週間ですね。あんまり良くはないですね。練習での手ごたたえもそこまでじゃなかったので。(小田原のバンクは7年ぶりとなるが)覚えてますよ。クセがなくて自分としては走りやすい感じですね」

4R

 飯野祐太は昨年11月のFIシリーズで優勝して以来の当所参戦。消化不良に終わったオールスターの分まで相性良いバンクで見せ場を作る。
 「前回は数字通りにダメでした。やりたいことができなかったので。今回は自分のやりたいことをしっかりやりたい。小田原は好きなバンクというか走りやすいので、自力でしっかり頑張ります」
 同県で後輩の須永優太が番手でサポートしてライン決着を目指す。
 「(前回の宇都宮は)難しかったですね。調子的には問題なかったんですけど…。自分は練習地が33バンクなので(小田原は)苦手じゃないつもりですけど、成績が良くないので気持ちを入れて。飯野さんとは自分が前でも後ろでも連係がありますけど、(今回は)番手で頑張ります」

5R

 徐々に状態を上げてきていた阿竹智史であったが、前回オールスターの2走目に失格してしまい途中で欠場。中12日空いて迎える今シリーズの初戦は初連係の畝木聖に前を託す一戦に。
 「失格してしまって残念ですけど。予定より早く終わってしまったんですけどいつも通りにバンクに入って練習をしてきました。一時期よりは全然良くなっているとは思っています。(2年前の4月以来の小田原参戦となるが)走りやすくていいかなって思いますけど、夏場はまた違うと思うんで。畝木君とは初めてですね」
 決め脚の鋭さが光っている木村隆弘が阿竹の後ろでサポート。
 「ちょっと落車もあって重い感じはするんですけど、その中でも凌げているのかなって思っています。体は結構、きついんですけど自転車は進んでくれていると思います。直前にワットバイクで練習した時の数値も問題なかったので」

6R

 オール近畿勢による優勝争いとなって注目を集めた前回の地元戦で今年初優勝を飾った三谷将太は3場所連続で決勝に進出中とタテ脚のキレが増している。当所参戦は久々となるが、前回と同じ短走路の舞台で期待できそう。
 「2日休んでしっかりと練習してきました。小田原は久々ですけど、かなり(11年)前の記念で2日目の優秀戦でワッキー(脇本雄太)を抜いたこともあるんで。そのくらい相性はいいと思っています」
 中井俊亮も三谷と同じローテーションで、前回の地元シリーズで好感触をつかんで今シリーズを迎える。
 「(前回は)脚の状態は良かったですね。(中6日で)いつも通り練習を重ねてこれました。前回の奈良もですけど富山からずっと33(バンク)が続いているので感覚的にも悪くないと思います」

7R

選手の写真です。
池田勇人選手
 長島大介は前回のオールスターの1走目に積極策でアピールしたが、2走目以降は見せ場を作れずに終わっている。今シリーズは前回の反省点を踏まえて奮闘を誓った。
 「前回は日を重ねるごとにだんだんと疲れがたまってきていましたね…。前回が終わってからは普通に練習してきました。33(バンク)は後手を踏むときついなって思っているので、前々にいたいですね。仕掛けるところでしっかりと仕掛けたいと思っています」
 66周年記念の大会覇者でもある池田勇人(写真)が追加参戦。スピードある長島をリードして一次予選突破を狙っている。
 「追加は前回の前検日に入りました。前回の高松は久々のレースでしたけど、それなりに走れたのかなって思います。直前は軽めですけどウエイトを中心にやってきました。長島君との連係は何度かありますね。台(和紀)さんも前を任せてくれるということだったので番手で頑張ります」

8R

 岡崎智哉は6月に地元で行われた高松宮記念杯で準決勝まで勝ち上がり存在感をアピール。7月のサマーナイトフェスティバル、前回のオールスターは苦戦を強いられてしまったが、原因を突き止めている。
 「ステージが上がってきて相手が強くなってきているっていうのもあるんですけど、そうじゃなくて自分自身の動きが良い時よりも悪くなっているなっていうのがあるので。今回はそこを意識して修正できるように。初心にかえって頑張ります。自分の点数が上がってからは特に33バンクが好きになりましたね。行けるところからしっかり」
 岡崎をリードするのは今年1月の奈良F1で岡崎と1着同着で優勝している山田久徳。近況は番手を回ることも増えてきているが、タテ脚はいまだに健在だ。
 「(前回のオールスターは)人の後ろを走る分には問題なかったんですけど、自力でやったときに物足りない感じでしたね。3日くらい前に入った追加ですけど、練習はしていたので。岡崎さんと一緒の時は岡崎さんがだいたい前ですね。その方がお互い自分の仕事ができると思うので」

9R

選手の写真です。
北井佑季選手
 5月の弥彦で9連勝目を達成して6月からS級戦で戦っている北井佑季(写真)。航続距離の長さを生かした積極的な走りが持ち味で、初挑戦となるグレード戦線でもスタイルを貫いて別線を苦しめる。
 「普段通りに変わらずやってきました。(前回の宇都宮は)いい形で走れましたね。(小田原記念のあっせんが決まってからも)普段と同じ気持ちで変わったことはせずにやってきました。9車立ては初めてですね。走ってみないとわからないと思うんですけど、(9車立ての)レースを見てそのイメージは持ってこれたので。実際の競走とすり合わせていけるように。小田原は33(バンク)の中でもカントがあって直線が短いイメージですね。自分の力を出し切れるように」
 援護手厚い内藤秀久が初連係の北井をリードして別線の巻き返しを許さずゴール前勝負に持ち込む。
 「(前回最終日の落車は)擦過傷で打撲はなかったですね。2日休んで練習して。自転車も全く問題なかったので、不幸中の幸いですね。直前も郡司君たちとも一緒に練習をやっても問題なかったので。地元なので気を引き締めて頑張ります。北井君とは初めてなので楽しみですね」

10R

選手の写真です。
町田太我選手
 圧巻のバック数を誇っている町田太我(写真)が当所に初登場。ビッグ戦線でも通用する先行力を誇示して別線を封じてみせる。
 「(前回のオールスターは)良かったんじゃないかなって思っています。力を出し切れたので。最終日の結果は良くなかったですけど力は出し切れたので。(終わってからは)なにも変わりなく練習できました。元気いっぱいです。小田原は初めてです。33(バンク)は防府記念が良くなかったですけど、ほかにあまり走っていないので、(特別な)イメージはないですね。いつも通り頑張ります」
 前回のオールスターの4走目に町田と好連係を決めている山下一輝が番手でリード。過去にもワンツー実績があり別線に隙を与えることなく人気に応える。
 「(前回3走目の落車は)体も自転車も大丈夫だったので良かったです。終わってからはちょっとゆっくりしてきました。町田君は強いですね。たしか抜いたことは一回だけありますけど、あとは付きバテだと思います。しっかりと付いて行くことだけ考えて」

11R

選手の写真です。
山田英明選手
 近況の松本秀之介は積極的な仕掛けが増えてきていたが、前回の奈良は3日間とも後方に置かれて見せ場を作れずに終わっている。今シリーズも同じ33バンクでの戦いで、反省を踏まえて早め早めの仕掛けを心掛ける。
 「前回は初日特選の流れが悪くて、立て直そうと思ったんですけど、ずるずると引きずってしまった感じですね。33(バンク)は出切れないと勝負にならないので、400(バンク)の方が走りやすいんですけど、出切ってしまえば33(バンク)でも勝負になると思うので。1日、2日休んで練習して、奈良を走る前よりも感触は良かったですね」
 山田英明(写真)は2月の全日本選抜競輪で落車して骨盤骨折の大怪我を負ったが、7月のサマーナイトフェスティバルで昨年のウィナーズカップ以来の特別競輪の決勝へと勝ち上がった。オールスター競輪は二次予選で敗退してしまったが、確実に良化中。焦ることなく体調面を整えて目の前の一戦に集中している。
 「(全日本選抜競輪で落車して)怪我をしてからオールスターを目指してやっていたんですけどパッとしなかったですね。むしろサマーナイトの方が良かったですね。(前回が終わってから)練習はそこまでせず、体調を崩さないようにって最低限だけって感じですね。33バンクは勝負所が少ないのでどちらかと言えば苦手ですけど、松本君がしっかりと走ってくれれば。連係初めてですね。番手で巧くフォローできるように頑張ります」

12R

選手の写真です。
郡司浩平選手
 地元のエースはもちろん、S班の郡司浩平(写真)。67、69、70周年大会を制している相性良い舞台で、今シリーズも主役の座は決して譲らない。前回のオールスターは最終日に落車してしまっているが、体と自転車を整えてシリーズ初戦を迎える。
 「前回の最終日は自分の判断ミスもあって変なコースに入ってしまったなって。(落車の怪我は)左足と左の腰の打撲と擦過傷でした。やっと良くなってきて直前は練習できました。3日くらいですね。今回はフレームも違いますし、体も体なのでどっちに出るかなって。今回から新車です。走って感じをつかんでいければなって思っています」
 深谷知広は前回のオールスターは準決勝で敗退。初日のドリームレースでの失敗を取り戻そうと2走目は奮闘したが、本来のポテンシャルを考えれば決して満足のいく走りはできなかった印象だ。
 「前回はちょっと波というか、気持ちの波があったり、判断ミスもあってパッとしなかったですね。手ごたえをつかんだレースもありましたけど、全然なレースもあって…。(終わってからは)休む時は休んで、トレーニングする時はして、メリハリは付けられたのかなって。まずはいい走りをして、しっかりと手ごたえをつかんでいきたいですね」
 清水裕友は今年も北条早雲杯争奪戦に参戦する。69、70、72周年と過去に3回出走して、毎回決勝に乗っている相性良い大会で輝きを放つ。
 「前回は可もなく不可もなくって感じでした。休みの日があったり順延もあったりで2日くらい何もしなかったんで疲れは大丈夫でした。終わってからは普通に練習してきました。上積みがあるかはわからないですけど、休んでいる場合じゃないんで。(賞金ランキング7位に付けているが)もっと先を見ないと。強ければ出られると思うので。目先のことを考えすぎてもダメなので。小田原は初めて記念で決勝に乗れたバンクだし相性は良いですね。相手は強いですけどなんとかしたいですね」

1R

選手の写真です。
青野将大選手
 大西貴晃が切った上を、大矢崇弘が出て赤板で主導権。しかしながら、関東勢を追いかけた青野将大(写真)が、打鐘3コーナーで叩きに出る。志村龍己のけん制を乗り越えて青野が先頭に立って風を切る。地元3車が出切り、柳詰正宏が切り替える。番手の松谷秀幸も直線で詰め寄るが、青野が二の足で振り切った。
 「もう半周早く仕掛けたかったけど、大矢さんが結構、踏んでいた。関東ラインを使う感じでカマしました。志村さんは脚があるし、(ブロックが)来ると思っていました。短い距離にしてはキツかった。練習と競走はやっぱり違いますね。練習ではいつも通りのタイムが出ているし、硬くなっているんだと思う」
 地元3人で上位を独占。直線勝負の松谷秀幸は4分の3車輪差の2着。
 「(打鍾過ぎ)4コーナーで(青野が)行けないと思って、先に降りちゃった。あれですごい脚を使っちゃいました。変なタイミングで行ったし、志村に(ブロックを)もらったところで行けないと思って降りちゃった。(自転車も)出てないですね。ハンドルまわりが気になったので、少しいじろうと思う。1着パターンで取りこぼしているので、(調子は)なんとも言えないんですけど。少しでも良くなるようにしたい」

2R

選手の写真です。
大塚健一郎選手
 藤原俊太郎は雨谷一樹が切った3番手の外でタイミングをうかがい、赤板で出て先行態勢を取る。藤原がリズム良く駆けて、菅原大也は一本棒の6番手で打鐘を通過する。3コーナーから反撃に出た菅原は、中団の雨谷に張られて不発。雨谷も一息で、番手の大塚健一郎(写真)がゴール前できっちりと藤原を交わした。
 「(藤原は)初めてだったんで、踏み方とかは手探りでした。藤原君のさじ加減で出るところを出て、自分のスピードに乗るところっていう感じでした。(最終)1コーナーのところでしたかね、かぶりたくなかったんで一振りした。あとは自分は、なにもすることなかった。逃げ切れている選手を抜けているんで、自分(の調子)は悪くない」
 前回の岐阜では3連勝でS級初優勝を遂げた藤原俊太郎は、迷いなく赤板先行に出る。菅原、雨谷と別線をシャットアウトして、ラインの大塚とワンツー
 「思ったよりも踏めました。どっちが前でも(周回中は)中団で2周目がけて行けたらいいなって。(出切ってからは)次に菅原さんが来るんで踏んでおかないと。前回は良く動けて優勝ができた。だから、今回が勝負だと。(勝ち上がれて)ホッとしてます」

3R

 3番手に位置した櫻井祐太郎が、赤板手前から踏み込んで押さえて出る。格清洋介がすかさず仕掛けるが、櫻井もペースを上げる。最終ホーム過ぎに格清が叩き切るが、加藤圭一は連結を外す。番手には櫻井が飛び付く。松岡篤哉のまくりに合わせて櫻井が出る。櫻井のまくりを内藤宣彦が追い込んで1着。
 「(櫻井が)自分で動いて前に出てくれたし、いい展開になった。8番(格清)の単騎カマシになったし、キツかったけど最高の展開になりましたね。重かったですよ。流れる感じではなかった。セッティングは微妙に変えているし、明日(2日目)もメンバー次第でいじると思います」
 格清に叩かれて苦しい展開も、番手から再度まくり上げた櫻井祐太郎が、ラインを上位独占に導いた。
 「細切れなのでみんなが動いて、自分が先行できると思っていたら、誰も来なかった。それなら残り2周で自分のタイミングで行こうと思いました。(格清には)出られちゃいました。ペースに入れたところで、下りを使って(最終)ホームで出られた。でも、そこからは落ち着いて(ラインの)3人で決められた」

4R

選手の写真です。
山本直選手
 山本直(写真)が勢い良く切ったところを道場晃規が押さえて主導権。高木隆弘は付け切れず、山本が3番手に収まる。内を進出した飯野祐太が、藤田昌宏を張りながら仕掛けてそのまま叩き切る。別線がもつれて、山本直は最終1コーナーからまくりを打つ。逃げる飯野を3コーナー過ぎにとらえた山本が1着。前回の奈良FIでは711着だった山本が連勝を伸ばした。
 「動いたあとにラインを崩しちゃったんで、そこは反省ですね。3番手に入ったあとジャンで行こうか迷った。そしたら(別線に)行かれてしまった。(最終ホームでは)早くいかないとって、脚もたまってたし。前回からだんだんといい感じになりました。(練習を)考えてやりすぎて、量が減ってた。それを前回の前からワットバイクと街道の距離を増やした」
 道場が叩かれて切り替えた佐藤龍二が、須永優太をさばいて中のコースを伸びた。
 「道場も頑張ってくれたけどもったいない。(最終)ホーム、(1)センターのところは入れようと待ってたんですけど。根田(空史)君のフレームは練習でも乗っているけど、乗りづらい。けど、スピードに乗るとめっちゃいいんですよね」

5R

選手の写真です。
阿竹智史選手
 赤板目がけて踏んだ吉堂将規が先行策。3番手の小林令、さらには5番手の近藤夏樹、後方の畝木聖も仕掛けるが、吉堂がペースを上げて主導権をキープして最終周回へ。畝木を山本巨樹が外に張ると、小林は山本の内をすくって一呼吸入れてからまくって出る。甲信勢に畝木を追わなかった阿竹智史(写真)が続いて、3コーナー過ぎから追い込む。小林を利した上原龍を阿竹がとらえた。
 「(畝木は)タイミングが難しかったかなとも思う。ジャン過ぎくらいでバランスも崩していた感じでした。小林君も出て行って、後ろにはキム(木村隆弘)もいたので、短い距離だったけど踏めて良かった。(仕掛ける)タイミングがなくて、スピードを殺したけど踏み切れましたね。展開は見えているしそこまで悪くない。(オールスターの失格で)みなさんに迷惑を掛けたんで、取り返せるように」
 小林が俊敏な立ち回りからまくり上げて、上原龍に好展開が巡って来る。別線をけん制しながら追い込んだ上原が2着。
 「(小林は)前々に踏んで自在に攻めてくれると思っていたし、それが(小林)令君の得意な形。良い動きとしか言いようがなかったですね。最後もまくっているし。今回からフレームを変えたんですけど、感じは良いし上向きですね。タテに流れる感じで、道中も楽です」

6R

 近畿勢が前団に構える。東矢昇太を突っ張った中井俊亮が赤板を先頭で通過してペースを握る。2コーナーから仕掛けた川越勇星がしぶとく外でへばりつくも、中井を脅かすまでには至らず。最終2コーナー過ぎにまくりに転じた桐山敬太郎が迫るが、番手の三谷将太が勝ち切った。
 「中井の出脚が良すぎて、焦ってしまったところがある。それで援護をしきれなかった。最後の3コーナーでもうちょっと張れば、(中井と)決められたかもしれない。真田(晃)さんが入って来たのもわかったけど、桐山(敬太郎)さんの方が伸びている感じがした。自分は自転車が勝手に伸びてくれるので、めちゃくちゃいい。あとは反応の部分だけど、そこも前回は良かった」
 近畿3番手の真田晃は、逃げた中井と三谷の間を追い込んだ。
 「前の2人が頼もしくて、僕はラインでちょっとでも力になれるようにと。内を締めてたし、(川越にかぶったところは)冷静にできました」

7R

 じわりと切りに来た宮崎大空を前受けから長島大介が突っ張って、後続の様子をうかがう。今度は赤板を目標に仕掛けた下井竜を楽に合わせた長島が風を切る。最終ホームから自力を出した高橋和也を池田勇人がけん制。絶好の流れを池田がモノにした。
 「最高ですね。全部突っ張っちゃえば、ラインで決まるには堅いと思っていました。自分の横に来ても絶対に譲らないつもりだったし、あれだけ長島君が行ってくれたから下井君も、高橋君も、絶対止めようと思っていました。比較的、余裕はありました」
 別線に一度もハナを譲ることなくレースを支配した長島大介が2着。
 「ラインで決まるように、最善の策を取りました。下井君の巻き返しも早くて、これは1着はキツいかなとも思ったけど、合わせ切ってしまえばラインで決まると思った。高橋さんも見えたんですけど、あとは池田さんに任せようと思った。自分もペース的には余裕はあった。前回よりも気持ち的には楽です。積極的に動けているし、状態的にも精神的にもいい」

8R

選手の写真です。
平原啓多選手
 赤板で3車で出切った埼京ラインの主導権。赤板1コーナーから切り込んだ岡崎智哉が安部達也を張るが、安部がこらえて岡崎は4番手に下げる。最終ホームを通過して立て直した岡崎は、坂本周作に合わせて2コーナー手前から仕掛ける。一度は岡崎に前に出られた平原啓多(写真)だったが、前に踏み込んでコーナーで盛り返す。直線で近畿コンビを振り切った平原が、S級初勝利を挙げた。
 「格上の安部さんが番手を譲ってくれたんで頑張ろうと。結果、(ラインでは)僕だけになって、そこは心残りです。ジャンで安部さんがからまれているのがわかった。岡崎君がすごいスピードでまくってきたんで、振って戻った時に磯川(勝裕)君に差し込んだ。それでそのまま踏ませてもらった。磯川君にも悪いことをした。勝ち上がれたのはうれしいけど、僕の力で勝ち上がれたわけじゃない」
 岡崎マークから直線で外を踏んだ山田久徳が、2着に追い込んだ。
 「(岡崎)本人的には叩きたかったんでしょうけど、踏んだ時に滑って後輪が飛んでいた。後ろで結構、ヒヤヒヤして、ワンテンポ遅れながら付いていった。(調子は)悪くないと思う。自分が思ってるよりも進んでいたし、それなりに戦えるかなと」

9R

 グレードデビューの北井佑季が、地元ファンに存分にアピールする内容で期待に応えた。猪狩祐樹との踏み合いを制して、突っ張り先行で主導権をキープした北井は、打鐘過ぎに石口慶多を不発にして迷いなく逃げる。直線で番手の内藤秀久が追い込むが、そこも振り切って1着。
 「(記念の)一発目だったので、自分らしく走ろうと思ってました。後ろは内藤さんと小島(歩)さんでしっかりしているし、突っ張り先行と思ってました。猪狩さんとはこれまでの対戦で、後ろから強く踏んでくるようなレースはしてきていなかったので、(残り)2周半であのスピード感で来られると想定していなかった。それで遅れて踏む感じになった。僕自身がそれを想定してやっていれば、後ろに迷惑をかけなかったと思う。(逃げ切れたのは)突っ張り方がうまくなかったので、内藤さんに脚を使わせたんだと思います」
 経験の少なさの脚力でカバーしている北井との連係を内藤秀久が振り返る。
 「ちょっと北井が中途半端でしたね。後ろで見ている感じでは、甘さを感じました。最後はタレていたから車間を空けてと思ったんですけど、33ってこともあってもうひと踏みされてしまった。調子自体は全然悪くなくて、落車の影響もないですね」

10R

選手の写真です。
町田太我選手
 前受けから突っ張りの腹づもりでペースを上げた町田太我(写真)だったが、緩めた隙を突かれて小原唯志に主導権を握られる。九州勢が中団に切り替えて、町田は後方に陥る。しかしながら、すぐさま打鐘4コーナーから反撃に出ると、目の覚めるようなスピードで前団をひとのみ。町田がそのまま押し切った。
 「(前受けから)全部、突っ張るつもりだったんですけど、自分が油断して児玉(慎一郎)さんには迷惑を掛けてしまいました。そのあとは中団から行こうと思ったけど、(九州勢に)時間差で来られてしまった。(7番手からの仕掛けになったが)車は進みましたね。感じは良かったです。ただ、(33バンクは)慣れないしヘタクソすぎる」
 町田のダッシュに危なげなく続いた山下一輝が2着で人気の決着。
 「小原さんがうまかった。(町田)太我も踏んでたけど、隙がなかったですね。そのあとは小原さんがだいぶ流してたんで、そのスピード差でなんとかでした。太我もしんどそうだったので、(最終)2センターあたりでは(1着が)あるかなと思ったけど、末がしっかりしていた。あれだと(抜くの)無理でしょうね」

11R

 赤板過ぎに三好恵一郎が先頭に立ち、松本秀之介は北日本ラインにかぶって出られない。藤根俊貴が前団に迫り、矢口啓一郎は最終1コーナーで逃げる三好の番手から踏み上げる。包まれた松本を確認して、山田英明も自力に転じる。抜群の加速でバック手前でまくり切った山田が、後続をちぎって1着。
 「全面的に(松本に)任せていたレースだったんですけど、あそこで粘ってもしょうがないと思って(最終ホームで)引かせてもらいました。中村(昌弘)さんも付いていたし、自分から人気にもなっていたので自力で行かせてもらった。なるべくラインで決めたかったし、信頼していたんですけどね。疲れはあると感じています。オールスターの疲れはやっぱり響きますね」
 九州勢に付けた中村昌弘は、山田のまくりに離れながらも吸い込まれるように流れ込んだ。
 「(山田に)付いていくことだけ考えてました。山田君も(自力で)行きそうな雰囲気はあったので、そこだけは付いていこうと。状態はいいと思う。最近は着は大きいけど、軽かったし付いてはいけると思っていました」

12R

選手の写真です。
郡司浩平選手
 清水裕友が深谷知広に併せ込むと、深谷が下げて単騎の武藤龍生がスイッチする。3番手の清水は深谷を警戒しながら前との車間を空けるが、2センターから深谷が敢然と仕掛ける。赤板1センター過ぎに深谷が先頭に立ち、郡司浩平(写真)まで出切るが、和田真久留は坂口晃輔にさばかれる。浅井康太が3番手で打鐘を迎える。追い上げを試みた和田だが、再度坂口に弾かれる。5番手に守澤太志が入り、清水も反撃に出て最終周回へ。逃げる深谷との車間をかなり空けた地元の郡司が、浅井のまくりを阻んでゴール前で計ったように深谷を差し切った。
 「深谷さんの仕掛けやすいところで仕掛けてもらってと思ってました。(落車明けで状態が)いいとは言えないけど、フレーム自体はいい。セッティングと体が出てないだけで、新車の手ごたえは感じました。今日(初日)は人の後ろだったんで、明日(ラインの先頭の二次予選)は違う形で自分のバロメーターがわかるかなと」
 パワフルに風を切った深谷知広が、郡司と息の合った走りで2着に逃げ残った。
 「(組み立ては)どこからでも先行でした。清水君の動きのところがキツかったけど出切れた。(和田)真久留が(落車で)残念だった。(ラインの)3人で決まればベストでしたけど、先行はできた。改善点はありますね」
 坂口とのタッグでソツなく3番手を確保した浅井康太は、最終2コーナーで外に持ち出すも、郡司が車間を詰めてまくりは進まない。それでも直線でもうひと伸びした。
 「久しぶりの自力だったっていうのもあるけど、もう少し踏みごたえが欲しいかなと。坂口君がしっかりと仕事をしてくれて、お互いの仕事ができた。(まくりは)出なかったけど、行こうっていう気持ちはあったんでそこはプラスですね。練習の感触がいいので、それをしっかりレースで出せるようにやっていきたい」

6R

選手の写真です。
浅井康太選手
 松本秀之介に合わせて中団から飯野祐太も上昇するが、前受けの柴崎淳も絶妙にペースを上げる。松本が主導権を握り、柴崎は4番手をキープして、一本棒の隊列で赤板を通過する。7番手の飯野は動けず、最終ホームから柴崎が仕掛ける。大塚健一郎のけん制を乗り越えて、柴崎がバックで逃げる松本をとらえる。大塚のブロックをいなして、浅井康太(写真)が直線で抜け出して人気に応えた。
 「(柴崎)淳は早めに中団をしっかりと取ってくれて、(最終)ホーム手前で仕掛けてくれた。(柴崎は)ちょっとスピードに乗り切らなかったかなと。そのなかで大塚さんの動きがうまかった。淳にしっかり付け切ったのが、勝ちにつながった。(落車から)復帰して2開催目ですし、オールスターからの練習不足もある。少しずつ戻していけたらと思います」
 三重コンビ後位を固めた伊勢崎彰大は、最終4コーナーから外に持ち出して2着に流れ込んだ。
 「一番強いところ(の3番手)だった。浅井は楽勝だったけど、僕はギリギリでした。アッちゃん(柴崎)が積極的に仕掛けてくれたし、迷惑を掛けないように集中していました。浅井は余裕があったんで、もう浅井だけ(見ていて)ってい感じでした」

7R

選手の写真です。
武藤龍生選手
 前団に構えた町田太我は松岡篤哉を突っ張るが、空いたインを突いて長島大介が進出。長島が町田をすくって先頭に立つ。長島に武藤龍生(写真)、安部達也まで続いて、町田は4番手に入り赤板を迎える。が、今度は松岡がインから主導権を奪い、そのまま先行策。町田も外から仕掛けるが、最終1センターでいっぱい。園田匠は遅れて、町田に乗った長島が2コーナーからまくって、逃げる松岡に迫る。長島マークから外を武藤龍生(写真)が突き抜けた。
 「(長島は)空けば内に行くとは思っていたけど、まさかあそこ(青板バック)で行くとは思っていなかった。うまく組み立ててもらえたので、ありがたかった。長島さんはちゃんと競輪をやってくれる先輩だし、心配せずに付いていくだけでした。長島さんが(町田に)ハマって、3人で出切れるかなと思って見ていた。そしたら町田君が退避してきて焦りました。昨日(初日)が悔しかったし、今日はなんとかしたいっていうのがあったから外を差し込めた」
 トリッキーな動きも織り交ぜて別線を翻ろうした長島大介が、僅差で松岡を交わして関東のワンツー。
 「(町田が)ほぼほぼ突っ張ると思っていたし、空けば内に行こうと。そのままでも中団は取れると思ったけど、内に行った方が先行できると。先行はできなかったけど、勝ち上がれて良かった。(町田後位になってからは)判断を失敗した。町田君がまくり切ると思ってました。結果、みんな踏み合っていっぱいになってくれましたね」

8R

選手の写真です。
和田真久留選手
 中井俊亮に合わせて、前受けの北井佑季が踏み込んで突っ張る。関東勢は中団を守り、浮いた中井は結局、7番手まで下げて一本棒の隊列になる。主導権を握った北井はグングンと加速して、番手の和田真久留(写真)に絶好の展開。最終2コーナー手前からまくった中井も4番手まで。初日特選で落車に見舞われた和田だったが、北井を差し切った。
 「(初日の落車で)自分の体じゃないみたいなところがある。落車して(そのシリーズで)レースを走るのは、競輪人生で初めてだと思う。過ごし方もわからなかった。でも、やるしかない。擦過傷とパーツが壊れたのが痛いけど、あとは気持ちですね。(3日目以降のコンディションは)マイナスになることはないかなと。(北井は)強いし、9車立てに慣れたらもっと強い先行選手になるイメージがあります」
 ラインにとっては頼りになる存在。北井佑季が神奈川トリオでの上位独占を果たした。
 「突っ張り方を内藤(秀久)さんや桐山(敬太郎)さんに教えていただいてうまくできたなかと。(和田)真久留さん、同門の桐山さんがいらっしゃったんで、前を取れたらやることは1つでした。(別線を)出させないように、多少、オーバーペースになった。普段の練習が厳しすぎるので、疲れは徐々に抜けてくると思います(笑)」

9R

選手の写真です。
深谷知広選手
 宮崎大空が切って出ると、深谷知広(写真)は迷うことなく後方まで下げる。赤板で岡崎智哉が仕掛けて先頭に立つが、すぐに深谷が叩いて打鐘の3コーナーで主導権を奪取。きれいにラインの3車が出切ったところで勝負あり。飛び付いた岡崎も4番手から空いた車間がなかなか詰まらず、深谷がそのまま地元勢も振り切った。
 「引き切るのに時間が掛かってしまって、すかさず行ったのが結果的にいいタイミングになった。タイムは想像通りでしたし、良くも悪くもない。ちょっと昨日(初日)から部品を交換して、いい方に出ている。それを煮詰めていって、もっといい方に出るようにしたい」
 深谷を半車身まで詰めたところがゴールだった松谷秀幸は2着。
 「(深谷が)あんなにすぐに行くとは思ってなかったです。すかさず、登りで行ったからちぎれるかと思った。ここ最近で一番強いですよ。オールスターの時より強い。自分はセッティングをいじって、昨日(初日)よりもいい。ハンドルまわりをいじりました。もうちょい調整して明日(3日目)に備えたい」

10R

選手の写真です。
木村隆弘選手
 赤板過ぎに出た山本直が駆ける。すかさず櫻井祐太郎も仕掛けるが、3番手で車間を空けていた山田英明が大きく外にけん制。櫻井もあおりを受けて、守澤太志は打鐘2センターで別線をキメにかかる。それでも強引に出た櫻井は、守澤が連結を外して援護を失う。山本後位から切り替えるようにまくった木村隆弘(写真)が櫻井をとらえて1着。
 「北日本が先行するだろうから、最低でも中団を確保しようっていう感じでした。ナオ君(山本)が前々に行ってくれて、(最終)ホーム過ぎに櫻井君が1人で来たんでナオ君を迎え入れようとした。けど、追いつきそうになかったんで、踏まさせてもらった。自分の脚力でこんな(すごい)メンバーで1着にいけたのはうれしい。でも、自分だけになったんで複雑ですね」
 木村に続いた山田が最終2センターで守澤を猛ブロック。空いたコースを伸びた柳詰正宏が山田に感謝しきり。
 「山田さんが張って仕事をしてたんで、自分は後輪に集中していました。(最終2センターで守澤太志を張ったところも)山田さんがやってくれた感じで申し訳ないです。そこを自分がやっていれば、山田さんが乗ってたかなと。感触は最近、ずっと悪くないんで、引き続き問題ないと思います」

11R

選手の写真です。
青野将大選手
 山田久徳が切った上を青野将大(写真)が押さえて、ペースを落として赤板を迎える。2コーナー手前で7番手の清水裕友が反撃に出ると、先行態勢の青野も踏み上げる。田中晴基のけん制を越えた清水が出切るが、阿竹智史は田中に阻まれる。番手からじわじわと追い詰めた青野が、清水を交わした。
 「格下なので、駆けられればなって思ってました。(清水に)力負けして行かれちゃいました。前々に走れたけど、ラインの援護のおかげ。あれ(援護)がなきゃラインごと、まくられていた。全開で踏んでてハマるつもりはなくて、(最終)バックでたまたま追いついたし休んでた感じじゃない。昨日(初日)よりもレースに慣れて、落ち着いて走れた。もともとだんだん状態が上がっていくタイプなので、明日(3日目)はもっと良くなると思う」
 力勝負で別線をねじ伏せた清水裕友は、2着もS班らしい内容の伴った走りで準決に進んだ。が、自身はこう振り返る。
 「車番的にも出たところからだと思っていました。あとはどこで仕掛けるかでした。イマイチですね。調子は悪くないけど、根本的に弱い。(準決は)今持てる力は出したい」

12R

選手の写真です。
郡司浩平選手
 中国勢が主導権を握り、4番手の郡司浩平(写真)は赤板で降りてきた小原唯志に勢い良く当たられる。それでも郡司が怯むことない。外に張られた小原は前に踏み込んで、打鐘では藤原俊太郎と小原の主導権争い。自ら流れをつくった郡司は、4コーナーから踏み込んでロングまくり。内藤秀久、成田健児を連れて、“横綱相撲”で押し切った。
 「流れのなかでしっかりと仕掛けられればと思ってた。仕掛けてみて反応できているんで悪くないと思うけど、出切ってからは余裕がなかった。(今シリーズからの新車は)修正点がまだまだある。良くいえば可能性を感じるフレームなので、もっと良くなると思います」
 地元ラインでの上位独占。2着の内藤秀久も満足そうに汗をぬぐう。
 「成田さんのところまでしっかりと連れていくっていうのが、自分も郡司も目標だった。成田さんは兄デシなんで良かった。(最終)バックでは後ろに成田さんがいるのも確認できてました。(落車明けですけど)自分が弱くなったというより、郡司に近づいているなっていう感覚がある」

10R

選手の写真です。
浅井康太選手
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坂口晃輔選手
 青板2コーナーで山下一輝と接触した大塚健一郎が落車。3コーナーで青野将大が先頭に立ち、浅井康太(写真)は南関4車を受けて中団を確保する。7番手に置かれた清水裕友のカマシを警戒しながら、主導権を握った青野はペースを上げる。打鐘を通過しても動きはなく、隊列は一本棒。最終1コーナーで清水が外に持ち出すが、浅井も仕掛けて出る。3コーナーで前に踏み込んだ内藤秀久を浅井がとらえて1着。
 「(初手は)後方になるとキツいかなっていうのがあったんで、前を取るくらいでいかないと。(大塚の落車は)清水君をけん制していた時だったんで、ちょっとビックリしたけど。しっかりと中団を取り切って落ち着いていけたのかと。(打鐘)4コーナー手前、(最終)ホームで行けたんじゃないかっていう判断もあるかもしれないですけど、1コーナーで(青野が)一番掛かっている時に内藤さんにもってこられるとっていうのもあった。それでちょっとでも緩んだタイミングで(まくって)行きました」
 三重ワンツー。浅井に感謝しきりの坂口晃輔(写真)は、浅井の加速に危なげなく続いた。
 「(大塚の落車で)みんな、僕も浅井さんも山下君も事態を把握するのに時間が掛かった。浅井さんがまくっていってからも、内藤さん、桐山(敬太郎)さんを越える時にだいぶ上を(浅井が)まくってくれた。付いていくだけで勝負できる展開がつくってくれました。自分としてはあんなに浅井さんを追い込むことがない。33バンクであんだけ迫れたんで出てますね。連日、(感じが)いいんじゃないかと思います」
 後続が競りになった清水裕友は、勝負どころを迎える前に大塚が落車するアクシデント。7番手から最終1コーナーで外に持ち出したが、結果的には三重勢に続いての3着になった。
 「青野君も(出てから)緩めなかったし、昨日(2日目)のことが頭にあって、なかなか早めに行けなかった。(三重コンビに)流れ込めました。ダメでも仕掛けられたらいいんでしょうけど…。(最終)1コーナーで仕掛けていったんですけど、(結果的に)他力本願になりました。調子は悪くないけど、根本的に自分の脚力がない」

11R

選手の写真です。
深谷知広選手
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和田真久留選手
 3番手でフタをされた深谷知広(写真)がすぐに下げ始める。櫻井祐太郎は赤板手前で出るが、深谷もすかさず反撃に出る。守澤太志の懸命のけん制も深谷が乗り越えてねじ伏せる。今度は和田真久留を止めにかかった守澤だが、和田がしのいで深谷に続いて最終周回。トリッキーに内を進出した佐藤龍二も前の2人にドッキング。立て直した守澤にいつものシャープさはなく、深谷が地元勢を連れて押し切った。
 「中途半端にはならないようにと心掛けていました。ジャンからホームまでのタイムが8秒8出ていて、自分のなかでそれ以上はない。(最終)ホームではなにも残ってなかった。感触はいいわけじゃないけど、先行して勝ち上がれているので」
 打鐘の2センターで守澤に強烈なブロックをもらった和田真久留(写真)だったが、もちこたえて連結を死守した。
 「深谷さんにしろ、郡司(浩平)にしろ、後ろは家賃が高い(笑)。(深谷を)信頼はしていたけど、もしかしたら守澤さんに振られて、出られないんじゃないかって半信半疑だった。(守澤に飛び付かれ)地元とかは関係なく、やっぱり容赦ないですね。どういう結果であろうと、位置は守ろうと思ってました。追いついてちょっと間合いを取ったけど、脚は残ってませんでした」
 打鐘の3コーナー過ぎで佐藤龍二は、前の2人を追わずに木村隆弘をすくって進出。和田とからんだ守澤が態勢を崩したところで前に踏んで、深谷、和田に追いついた。
 「キツかった。中団からは最悪と思っていたけど、そうなって。(深谷は)櫻井より先に切ってくれればと思ったら全部引いた。昨日(2日目)よりも仕掛けが早くて、大丈夫かと思ったけど、(最終)ホームでは決まったと思った。今日(3日目)は(最終)ホームからがすべてだった。櫻井を使わずに櫻井よりも前に出たのが良かった」

12R

選手の写真です。
郡司浩平選手
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松谷秀幸選手
 南関勢が前団に構える。北井佑季の突っ張りを警戒して、長島大介はダッシュを利かせて押さえて出る。北井が3番手に入りかけるが、今度は岡崎智哉が赤板目がけて踏み込む。岡崎が主導権を奪い、北井が近畿勢を追いかけるが、外に浮いて最終ホームではいっぱい。郡司浩平(写真)が、自力に転じて1コーナーでまくりを打つ。別線は脚力を消耗し、郡司がスピードの違いで前団をとらえて3連勝。
 「(北井は)連日の感じだと、それでも(突っ張りで)ラインで上位独占できる感じがあった。ただ、こういうレベルだと(別線の)切りにいく勢いとか、タイミングがうまい。北井さんはこれからだし、勉強をしていけばもっと強くなる。そのあと北井さんは(仕掛けた)タイミング的に厳しいかなと。あとは自分がどんなタイミングで行くか。4車だったし、ああいう展開になったら、後ろと決まるようにと思ってました。(シリーズでの感じは)付いている分にはいつもと変わらないけど、自力を出した時の余裕のなさが引っかかる。でも、日に日に良くなってきている」
 郡司マークの松谷秀幸(写真)は追走に専念。流れ込んで2着に入った。
 「(北井が突っ張ったけど)出られちゃった。そのあとは(郡司)浩平が落ち着いて仕掛けてくれた。自分は離れないようにしっかりと付いていくことだけですね。体の方は良くないけど、ラインに助けられている」
 南関勢の4番手を固めた田中晴基は、最終3コーナー過ぎに吸い込まれるように3車で出切って優出を遂げた。
 「4番手でしっかりと付いていこうと。ジャン辺りで離れそうだった。そのあとは北井君が浮いて、浩平がいつ踏むんだろうって。そこをしっかりと付いていこうと。自分のやるべきことをちゃんとやれているので、調子はいいと思います」