松本秀之介(写真)がオープニングレースに登場する。4度目のGIII出場だった1月和歌山で、初めてグレードレースの決勝に進出。9車立てにも徐々に順応している。
「和歌山記念でも1レース1番車で1着だったので、今回も1着を取れるように頑張りたい。和歌山の準決は流れ込みで繰り上がっての決勝だったけど、9車にも慣れてきました。奈良は1回しか走った事がないけど、悪いイメージはないし短走路も苦手じゃないです」
伊藤信は12月の当所FIを無傷で優出。前回の1月大垣も連勝を決めている。PIST6との相乗効果を口にした。
「PIST6は競輪にとってもいい影響があるんですよね。こっち(競輪)の方がフレームが柔らかいので僕は重く感じちゃいます。いつもカーボンで練習しているので、それでレースを走れるのは自分にとってはプラス。今回は新車です。ほぼぶっつけ本番だけど、いつもそうなので。走ってみてからですね」
//= nl2br($race['content']) ?>
高久保雄介の前回大垣は最終日失格と後味の悪い結末。ただ、本人は決して悲観していない。
「前回は失格してしまったけど、入線は1着だったし脚自体は悪くないと思います。中3日なので、1日ガツンと練習してあとは疲れを取ってきました。競走が詰まっていて忙しく走っていた中でも調子は維持できているし、記念でも最終日に着をまとめられているので調子はいいと思う」
伊藤慶太郎は昨年11月に特進してS級に復帰。直前の静岡記念で2勝を挙げるなど奮戦し、そこから中2日での追加参戦だ。
「追加は静岡の最終日に受けました。疲れはあるけどできる限りのことはしてきたつもりです。負ける時は自分の力を出し切れずに終わってしまう時が多い。レース後に先輩方に話を聞いて組み立てを反省してやっています。初日も変わらず自力でチャンスを逃さないようにしたい」
石塚輪太郎は、12月以降の記念開催では3場所連続で準決勝進出と安定した成績を残している。1月久留米を一本休んでここから復帰する。
「地元記念の疲れが出たのか、ぎっくり腰になってしまって久留米は休みました。10日ほど練習はできたし、今は全く問題ないと思います。最近は安定感が出てきたと思うし、記念の準決にコンスタントに乗れてるのはいい。ただ、もう一つ高いレベルで安定したい。奈良は地元地区ですけど特殊なバンクなので、前に前に攻めていないと駄目だと思う」
三谷政史は昨年末から途中欠場が続き、1月向日町以降は1カ月の欠場。復帰戦がいきなり大事な地元記念だ。
「12月に腰をやってしまって、ごまかしながら走っていたんですけど、あまりにも駄目で1カ月休んでいました。ヘルニアでした。痛みはもうないんですけど、練習が直前の10日間くらいしかできなくて脚力は落ちていると思います。足りない部分は気持ちでカバーします」
1月に奈良に移籍した山本伸一(写真)。直前の広島で好感触をつかんで地元記念に挑む。
「前回の広島でセッティングが煮詰められたので調子はいいと思います。広島の決勝も結果的に先行するかたちになったけど、踏んだ感じは悪くなかったので。移籍したのは最近ですけど、4、5年ここで練習させてもらっています。気負わずに頑張りたい」
晝田宗一郎も静岡記念から中2日での追加。これが今年2場所目の競走だ。
「追加を受けたのは静岡が終わって家に着いてすぐでした。1月に走ってない分、走りたかったので追加を受けました。静岡はほとんど練習ができていない中でもやった方だと思います。帰ってからも体が動いたので、珍しくしっかり練習してきました」
//= nl2br($race['content']) ?>
昨年末のヤンググランプリに出場した佐々木悠葵。今年の走り初めだった2月大垣をこう振り返る。
「最近はバンク練習ができていないので、あまりよくなかったですね。室内とか、街道練習が中心です。それに前回は疲れがあるなかでの競走だった。今回は疲れは取ってきたので、前回よりはよくなっていると思う。奈良は直線が短いですし、しっかり仕掛けられるように」
佐々木の番手を回るのは久木原洋だ。1月豊橋記念で落車したが、幸いにも軽傷だったようだ。同地区の後輩との初連係に、気合を入れ直して臨む。
「落車のケガは大したことなかったし、練習は普通にできました。フレームは壊れてしまったので、予備のやつを持ってきました。いつも乗っているのと寸法はほとんど変わらないので大丈夫。奈良は(昨年5月の)秋篠賞で決勝に乗っているし成績はいい。佐々木君とは初めての連係ですけど、強いのは知っているのでしっかり付いていきたい」
腰痛の影響もあり、昨年終盤から調子を落としていた渡邉一成(写真)だが、最近は徐々に復調。練習の強度も普段通りへと戻せてきたようだ。
「体調を年末に崩して、ガタガタになってしまったんですけど、ようやく高い水準の練習ができるようになってきました。奈良は、記念の決勝にも乗っているし印象はいいですね。このトラックは積極的に仕掛けていかないと駄目だと思っています」
1月静岡で落車失格を喫した佐々木雄一だが、復帰場所の2月大垣は2勝を挙げるなどまずまずの成績。
「ケガの影響はないですね。練習もいつも通りです。静岡でいじったセッティングがしっくりこなかったので、大垣では戻しました。こっちの(セッティングの)方がよかったですね。短走路ですし、前の方にいないと勝負にならないと思う」
//= nl2br($race['content']) ?>
中井俊亮は昨年の70周年記念大会で優出。2週間ほどの調整期間を経て地元記念に臨む。
「前回の別府が(途中で)中止になって、予定よりも練習と調整の時間が取れました。調子自体は特に変わっていないけど、悪くないし戦える状態です。去年決勝に乗れたのは収穫でした。今度は更なる高みを目指していきたい」
静岡記念から中2日で追加参戦する山崎芳仁は、最大限のケアを施してレースに臨む。
「静岡の3日目に追加を受けました。記念は最近だと静岡くらいしか走っていなかったので受けました。帰ってマッサージを受けて、1日だけ練習しました。いつも通り普通だと思います。奈良は短走路だけど悪くないイメージですね」
柴崎淳は持病の腰痛と付き合いながらも安定した成績を残している。過去にはS級で完全優勝も達成した好相性のバンクで、浮上を目指す。
「少しずつ自分の中では上がってきていると思う。練習とかはいつも通りですね。奈良はA級でもS級でも優勝があるし、攻めてる走りはできていると思う。セッティングは5年以上変えていないし、今は自転車というよりも体の問題ですね。寒いとどうしてもなんか違うというか違和感がある」
ムラの目立つ宮本隼輔だが、FI戦での優出は続いている。本来のポテンシャルを考えればまだまだこんなものではないが、得意の短走路で今節は台風の目となるか。
「急な追加だったので、ここまではケアがメインですね。特別なことはしていないです。最近は浮き沈みが少なくなってきたんですけど、もうちょい上で安定したい」
石原颯(写真)は1月の地元記念で3勝を挙げるなど、若手の有望株だ。昨年5月当所GIIIでは優出しており、今節も活躍が期待される。
「中3日なのでしっかり休んできました。調子は良いと思います。鎖骨のプレートを抜いて、それからよくなってきました。奈良は去年のGIIIでの1回しか走っていないけど、好きなバンクです」
小原太樹は前回の立川で連日鋭い伸びを見せて連勝。好調を維持していれば、逆転も十分だ。
「直前はPIST6を走ったんですけど、特に問題ないですね。調子は成績に出ている通りだと思います。前回走った感じはすごいよかったです。短走路なので、巧く走れればと思います」
//= nl2br($race['content']) ?>
昨年5月当所GIIIを制した三谷将太(写真)。地元記念にかける思いは、地元勢の中でも人一倍だ。前回広島の決勝は落車失格だったが、気持ちはすでに前を向いている。
「ケガは擦過傷だけですけど、少し張りがあるかな。もう落車した次の日から練習して、一昨日くらいに間に合ったかなって感じがあった。秋篠賞を獲ったけど、やっぱり春日賞が獲りたい。いいメンバーですけど、その中でどれだけやれるかですね」
その三谷の前を回るのは中西大だ。
「ワットバイクで負荷をかけた練習をやってきました。練習の数値も上がっています。短走路ですし、先手を取った方がいい。後ろは地元の(三谷)将太さんですし、自分らしい先行基本のレースをやりたい」
//= nl2br($race['content']) ?>
東京五輪代表の脇本雄太(写真)が登場する。腸骨疲労骨折で123日間の欠場を余儀なくされたが、今節から復帰する。久々の実戦で、まず気になるのは状態面。本人は慎重に口を開く。
「(怪我は)手術できる箇所じゃなくて、経過観察を待つしかなかった。練習で問題なくても、レースで悪影響がないとは言い切れないので時間がかかりました。走ってみないと分からないっていうのはある。練習自体は12月ぐらいからナショナルチームと一緒にやっていて、1月の半ばくらいからは同じメニューをこなせるようになった。完全な状態とは言えないけど、ある程度までは戻っていると思う」
三谷竜生は67周年大会の覇者。脇本との連係は昨年8月オールスターの二次予選でワンツーを決めて以来だ。地元のエースとして、気の抜けない初日の戦いに挑む。
「練習はしっかりできたし、いい感じに状態は上がっている。調子はバッチリですね。地元記念を獲るつもりで来ているし、そのつもりで仕上げてきた。ラインで決められるようにしっかり付いていきます」
//= nl2br($race['content']) ?>
GP王者の古性優作(写真)が地元地区の記念に臨む。1月高松は抜群のスピードを誇示して決勝2着。番手の山田久徳とのワンツーで、仕上がりの良さが際立った。
「ここまではいつも通りトレーニングをして過ごしていました。和歌山は不甲斐なかったんですけど、高松はよかった。トレーニングを見直してよくなりました。奈良はあまり走った事がないので、特に印象はないです」
松浦悠士はさすがの安定感を示して、1月和歌山記念、続く高松記念と共に優出。優勝まであと一歩届いてはいないものの、高いレベルの成績を残し続けている。
「普段通り練習して、昨日(前検前日)は感触がよかった。問題ないですね。セッティングは変えていないし高松と同じ。高松はしっかり動けて感触はよかったんですけど、自分の感触よりも着が悪かった。現状のままでは駄目ですね。奈良を走るのはA級以来。直線が短いので早めに仕掛けないと」
吉田拓矢は1月立川記念を制して幸先のいいスタートを切ったが、続く大宮記念で落車。状態が不安視されたが、幸いにも大きな怪我はなかったようだ。
「怪我は膝の打撲くらいで、実は全然大丈夫でした。2日間くらい休んで、すぐ練習しました。悪くないと思いますね。自転車は新車にしました。直前に来たけど、乗れるなって感じはあった。地元のGIもありますし、いい形でつなげられるようにしたい」
//= nl2br($race['content']) ?>