オープニングレースは嵯峨昇喜郎、成田和也の北日本コンビが人気を集めそうだが、問題は1月平、2月奈良と連続落車している嵯峨昇喜郎(写真)の状態面だ。
「体は大丈夫です。メンタルのほうがヤバいです。ここまで練習は普通にしてきました。特別いいわけではないけど、そんなに悪くはない。あとはしっかりレースの感覚を身につけて。成田さんとは平の準決勝以来。(レースは2人ともに落車)そのときも迷惑をかけたので、今回はかけられない。松山は初めてですね」
嵯峨が本調子を欠くようなら小原唯志の一発が面白そう。
「早いレースだけど、いつもこの時間なら練習してるんで大丈夫。今はバンクが改修中で使えないから街道ばっかりだけど、たまに松戸に入ったりもするし、何とかやれてるほうだと思う。成績は良かったり悪かったりの繰り返しだけど、全体的には悪くない。松山も走りやすくて好きですね」
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昨年後半から上向いている中西大は2月立川では久々の優出も決めた。
「状態はもう悪くない。11月から毎月、レースが3本で練習はできてないけど、体の動きはいいんで最悪の頃は抜けましたね。そろそろヒットを飛ばしたいです」
9月共同通信社杯の落車で2カ月欠場があった杉森輝大だが、復帰した競輪祭からその影響を感じさせない順調な回復をみせている。
「落車して、状態はどんなかなと思ったけど、そこまで落ちてない感じで走れてる。調子自体は落ちてない。練習の感覚的にはまだ落車する前に戻ってないけど、うまくまとめられてる。松山は走りやすいイメージ。しっかり仕掛けてラインでワンツー決まるように」
地元勢のトップバッターは門田凌(写真)と溪飛雄馬。無観客になってしまったのは残念だが、門田にとっては今回が初の地元記念だ。
「(地元のトップバッター)みたいですね。緊張感はちょっとはあるけど、ちゃんと走れれば。ラインで決めたいですね。(昨年10月の)熊本記念(in久留米)から3場所は良かったけど、セッティングを変えたら迷宮入りしたり、レースが詰まったりで最近は良くなかった。でも、前回の立川が終わってからが、すごく感じ良かったので。地元記念は初めてだし、頑張りたいと思う」
田中晴基も試行錯誤が続く状態が成績に表れている。
「体調はいいけど、自転車とイマイチ一体感がない。セッティングですね。最近、シューズを色々換えてて、足って大事だなって気づかされた。なかなかこれっていうのがなくて、今回も新しいシューズでいきます。元々使ってたのよりいいかなと思うし、今のベストを持ってきたつもり。失敗もあるけど、方向性は見えてきてるので、ダービーまでにはこれっていうのを見つけたい」
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前回、大垣でも優勝するなど好調維持する鈴木裕は今回も自信ありげ。
「最近、調子いいですね。セッティングを変えた。自分のなかでコンセプトがあって、それがマッチしてますね。去年(4月)のここで1回目変えて、(5月)宇都宮(記念)で2回目を変えた。そのあとも変えたりしたけど、全部感じ良くいけてる。痛風やヘルニアが出ないように、練習も追い込みすぎないように、脚を落とさないようにやってる。それも合ってると思う」
対照的に年末、年始と落車が続いた不破将登はやや元気がない印象だ。
「前回(2月松阪最終日)も1着取れてるんで、ちょっとずつ良くはなっていってるかなと思う。落車の影響も自分のなかではないかなと思ってたけど、バランスとか攻める気持ちとかがなくなったりしてた。このあとはウィナーズカップも控えてるので、そこにいい感じで入れるように頑張りたい」
吉武信太朗(写真)は年末のここで優出してから調子上向き。今度こそは地元記念で勝ち上がりたい。
「前回(3月別府)もけっこう良かったので、今回も。帰ってから風邪をひいて休んだけど、昨日(11日)、一昨日(10日)とバンクで乗ったし大丈夫だと思います。去年は僕だけが(初日で)負けました。今年はまず初日を勝ち上がれるように」
野田源一は圧倒的な1着回数を誇りながらも、準決勝が壁になっている。
「決勝に乗れてないところがまだまだですね。でも1着取れてるんで調子は悪くない。かみ合えばと思ってます。スタイルがね、ポカしちゃうというか…。もう少し考えてレースしたり、幅を広げていかないと。思った展開じゃないときにどうするか。今回もしっかり戦うだけです」
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山田諒は前回、3月立川の準決勝で9着大敗し、そのシリーズを途中欠場した。
「前回の結果どおりの悪さですね。ここまでに多少解消はしたけど、(1月和歌山の)ブロックセブンとか(決勝に乗った1月)奈良の感じではない。バランスが悪くて、きれいに回せてない。力がペダルに伝達し切れてない感じです。改善したつもりが、なかなかいい感じになってくれない。近藤さんと一緒で緊張するけど、僕は良くても悪くてもやる事は一緒なので」
近藤龍徳は高校の後輩、山田と初めて連係する。
「(最近は安定感しているが)別に何も変わらない。何か変えたとか、そんなかっこいいこともないし流れだけ。いいときは(流れに)乗れるものだし、気づけばいいとこ、いいコースが空いたりしてる。高校の後輩とは初で緊張する。高校の後輩はみんな僕を尊敬してると思うんで(笑)。お互いガックリしないように、いいワンツーを決めたい」
山崎賢人(写真)も予選スタート。昨年10月寛仁親王牌での誘導員早期追い抜きで3カ月以上実戦から離れ、復帰2戦目の2月久留米では落車、失格と波に乗り切れていない。
「体は大丈夫です。(失格が)癖になっちゃってる。良くないですね。(あっせんがなかった間も含めて)練習はできてるけど、レースでイマイチ結果が出てない。感覚が違うので。原因もわからないので、迷走中です。良くなるようにとは思ってるけど、焦らずいきます。松山は全プロの競技では走ったけど、レースは初めてですね」
合志正臣は山崎にしっかり続いてワンツーを狙う。
「相手は積極的な人が多いので、しっかり付いていけるように。状態は悪くもないけど、良くもない。レースも詰まってるし、(2月)川崎の前が空いてたので、そこでしっかりやって、ここでどれだけ戦えるかと思ったけど、バタバタして思うようにできなかった。それがこの2場所に出てますね。前回、失格して点数も取らないといけないけど、気負わずにいきたい」
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稲毛健太は12月別府記念から7連続優出で優勝2回と乗れている。
「全プロを走ったときもそうだけど、ここは悪いイメージがない。体も大丈夫だし、しっかり駆けるところで駆けたら大丈夫だと思う。直前の感じはいつもより進みが悪いかなと思ったけど、練習では靴も自転車も違うので。今日(前検日の指定練習)乗ってみて感触を確かめたい」
対する飯野祐太も期待できそうな状態だ。
「去年の11月から体をしぼった。体重が8キロ落ちて、パワーは付いてるので、そこまで踏まなくてもダッシュできるようになってる。あとはレースでの出し方ですね。動けてるし、調子は良くなってきてる。悪くはないはずなんで、落ち着いて走れれば」
柴崎淳は徐々に立ち直りの兆しを見せている。松山も相性のいいバンクなら期待できそうだ。
「ちょっとずつ戻ってきてると思う。一時に比べたら全然いいですよ。練習も普通にやってきたし、感じも悪くはないですね。松山は全プロ(21着)も良かったけど、去年は記念で落車してるので。今回は4日間走りたいですね」
FIを連続優出と乗れている佐伯辰哉は格上の柴崎に一矢報いたい。
「前回(別府決勝)は吉武(信太朗)さんが強かったです。だいぶ色々いじりまくってたら、最近いい感じにセッティングが出た。玉野の前の練習でハンドル回りとかガラッと変えたら、そこからたまたまかもしれないけど玉野が良かったし、別府でも決勝に乗れた。いい感じになってきました」
根田空史(写真)は前回、西武園の初日に300勝を達成。決勝には乗ったが、その後が続かなかった。
「西武園は花粉がひど過ぎてレースにならなかった。初日は強風で感じなかったけど、2日目からは風が穏やかになって地獄でした。力が入ってなくて、自分でもびっくりした。今回は薬が効いてるのか、今のところ出てないですね。状態自体はすごくいいので、花粉だけ。松山はわりと走ってる。(昨年5月の)全プロでもピンピンだったし、けっこうイメージはいいと思う」
福田知也は前回、西武園でも根田と連係している。
「状態は問題ないですね。前回から中3日だけど、普通に練習してきたし、疲れも大丈夫。去年は4月と9月に落車したけど、思ったより早く回復した。納得のいく練習ができてきて、そこから結果が出てきた感じ。根田は強いですし、前回も一緒だったので」
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太田竜馬は前回の3月立川で優勝。1月高松記念で落車し、全日本選抜も欠場したが、しっかりと立て直してきた。
「高松で落車した傷から菌が入って熱が出た。めちゃめちゃしんどかったし、体重も4キロぐらい落ちた。まだ体重は戻り切ってないし、必要なものが落ちてパワーがなくなった。(復帰戦の)玉野からフレームを換えてる。サイズとかも変えたけど、ちょっとずつ乗りこなせるようになってきてるかな。状態も戻ってると思う」
前回、立川の準決勝では太田を交わせなかった濱田浩司(写真)だが、今回は期待できそうだ。
「前回終わってからしっかり練習できたし、自信を持って頑張りたい。点数は落としてるけど、脚自体良くなってるし、心配ないと思う。前回は太田を抜けそうで抜けなかった。でも今の状態なら抜けるかも。直前にハンドル幅を狭くしたら安定感が出てきたし、乗ってる感じが良くなった」
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昨年度覇者は渡部哲男(写真)。今年は年頭の和歌山記念で決勝2着の好スタートを切るなど、連覇に向けてここまでは順調だ。
「前回、西武園は腰痛が出たので様子を見て欠場しました。痛みも引いたし、ここまでにやりたい練習はできました。感じも悪くなかったですね。(前年度覇者)そういう重たい肩書はいらない(苦笑)。いつもどおりに走ります。今回も頼もしい先行選手がたくさんいるのでありがたいですね。限られた時間でやれることはやった。それを自信に走りたい」
平原康多は今年も安定感抜群。当所との相性もいいだけに、地元勢にとっては最大の脅威になる。
「(前回の奈良記念から)ここまでは変わったことはせずに練習、調整をやってきた。無観客はやっぱり寂しい気持ちですね。このあと(ウィナーズカップ)のことを考えたら、もうちょっと状態を上げていきたい」
全日本選抜決勝の落車から復帰戦となる松浦悠士の状態も気になるところだ。
「(怪我は右肩の腱板部分断裂)生活するのは痛いけど、自転車に乗る分には問題ない。万全ではないけど、練習は悪い感じではなかったです。走る以上は優勝を狙います」
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