林慶次郎が主役を演じる。正月開催の岐阜では決勝で落車したが、復帰した1月久留米を111着。連日、力強い先行策で押し切りと、内容も伴った走りで無傷制覇を果たした。さらに、その後も2月和歌山を112着など引き続き好走を見せている。「久留米で優勝してから流れが良いですね。レースに慣れてきた部分もあります」。当所でも、積極的な組み立てで別線を沈黙させよう。中山匡男、屋宜浩二ら頼れる追い込み陣が援護役を務める。
対するは菱沼元樹。デビュー後は波に乗れない日々が続いたが、11月大垣ミッドナイトの完全Vをきっかけに成績が上昇。今年も3月静岡を215着など、争覇級までに成長を遂げている。さらに、スジに同県の小川辰徳や、橋口琢、鈴木達也など競走得点が70点オーバーの選手が揃っているのも心強い。ラインの厚みを生かした競走で林に牙をむく。
近畿勢も怖い。成績にムラこそある山本隼人だが、11月和歌山では今村麟太郎を撃破。昨年は2Vを挙げるなど、持っているポテンシャルは高い。肥後公允も3月奈良ミッドナイトを122着など、ハイレベルで安定している。坂田学も含めた布陣で上位独占を狙う。