注目のオープニングレースは近況白星を増やしている日野未来(写真)が中心。最終バックを取るような、早めのまくりを武器に今シリーズも躍動するか。
「(別府の欠場は)腰痛の治療でした。今はまったくないです。(松戸は)いいイメージがないです。新フレームにしてから松戸を走るのは初めて。33バンクだから仕掛けをしっかりと。自分のレースをできれば苦手ではなくなると思う。決勝に乗れるように頑張りたい」
ガールズケイリンを創成期から支えている加瀬加奈子も、コンスタントに白星を重ねている。
「練習はしてきましたが、日曜に弥彦のロードレース大会に出た。エントリーしたあとは、その後に空くと思っていたら(松戸に)追加が入った。なので、(2日間)休んで、ですね。松戸は卒記を獲ったイメージです。1レースで1番車を生かしていい着を取れれば」
//= nl2br($race['content']) ?>
ガールズケイリンの先行日本一と言われる奥井迪(写真)は、中2日での参戦。前回、ホームバンクの立川で完全優勝を成し遂げており、状態面は引き続き良好。児玉碧衣との対戦を楽しみにして、意気揚々と今シリーズに臨む。
「1日休んで、1日練習をしてきた。松戸の追加は早めにきていました。(松戸は)悪い印象はなく、走りやすい。積極的な人もいるけど、立ち遅れないように。33バンクなので、積極的に。(賞金ランク4位は)意識して走りが変わるより、自分のやりたいバックを取る競走をやりたい。(児玉は)私の中で永遠の女王。(児玉)碧衣ちゃんと対戦することで、自分のレベルと、トップとの差がわかるので楽しみ」
着実に力を付けている西島叶子は、2場所連続で優出中。初登場の松戸バンクで持ち味発揮なるか注目したい。
「しっかり休んで、しっかり練習をしてきた。バンク、街道、ウエートトレーニングと充実した練習ができている。33バンクなので後手を踏まないように。前々で積極的に。(松戸は)初めてで、初めてだと着が良くないので気をつけたい。奥井さんと対戦する時は先仕掛けてバックを取りたい気持ちがある」
//= nl2br($race['content']) ?>
ガールズケイリンの顔である児玉碧衣(写真)は、5月平のガールズケイリンコレクションで準Vの後は2場所連続で完全優勝。一戦、一戦を集中して連勝街道を突き進む。
「ミッドナイト明けで、2日くらい体が戻らずにオフを取って、周回を1日やってモガきを入れてきた。疲れは取れたのかな。(4日制は)いままでに走った記憶がないので、悪いイメージはないのかな。33バンクは苦手意識があるのが不安要素だけど、伊東で3日間1着取れて自信になった。(松戸は)コレクションを勝ってからは自信をもって走れるようになったし、そのあとはいい成績できている。今の目標は一戦一戦、目の前のレースを走りきること。人任せにせず、自分の力を出すことを意識して4日間を走りたい」
俊敏さが魅力の那須萌美は、位置取りが勝負の鍵を握りそう。持ち前のガッツあふれる走りで上位を目指す。
「松戸はイメージがなくて、33バンク自体が1年ぶりくらいなので不安。位置を取りたいが、こだわり過ぎると、後方に置かれてしまうので、自分で前々に位置を取りたい」
//= nl2br($race['content']) ?>
総合力の高い松川高大は近況若手の後ろを回るケースも目立つが、まだまだタテ脚は健在。中四国勢との連係で、自らの力で白星スタートを目指す。
「ここ最近はだいぶ良くなってきた。(セッティングとかは)問題ないです。いまは久留米で練習しているが、今回は熊本に帰ってケアが中心です。33バンクも松戸も好き。中四国勢が付いてくれそうなので、しっかりと自力」
30歳ながら多くの若手を弟子に持つ横山尚則。度重なる落車の怪我により、昨年は長期の戦線離脱を余儀なくされたが、現在は復調ムードが漂っている。
「ここ最近は感触が悪くないのが続いていて、復帰してから何とかやれている感じですね。レースを走るたびに感覚が戻ってきている。松戸はそこまで良い印象はないけど、久しぶりに走るので、まずは勝ち上がれるように。幸田(望夢)君とは初めてだけど、レースを見ているので。積極的に仕掛けるイメージですよね」
青野将大は昨年8月の松戸記念以来となる当所参戦。3月の玉野記念や4月の川崎記念で白星を挙げるなど、最近はグレードレースでの奮闘も目立つ。持ち味の地脚を生かして、短走路の松戸バンクを攻略したい。
「(前回から)そんなに変わらず、普段通りにやってきた。(松戸は)昨年の記念以来ですね。33バンクの成績は悪くないので、積極的に頑張りたい。南関のGIIIなので、ラインで協力して決まるように。前々にいようと思っているし、前にいれば、9車立てでも7車立てでもそんなに変わらないですから」
底力ある伊藤裕貴は攻め幅が出てきており、レースの展開に応じて立ち回れるのが強み。練習仲間の柴崎俊光とコンビを組む。
「(前々回の)松阪までは良かったが、(前回の)全プロで腰を痛めて走れる状態じゃなくなって欠場した。残念でした。ここまではリハビリ程度の練習。走りながら戻す感じになりそうです。練習は4日間ですね。柴崎さんにはお世話になっているので、迷惑を掛けないようにしたい」
実績上位の佐藤友和は弟子の小笠原光と初連係。久々の実戦となるが、順調に調整してきたようだ。
「5月はあっ旋停止。いろいろと計画的に練習ができた。弟子と練習してきて、直前、小笠原君にやられて、すごく強くて心をやられた(笑)。(弟子の)小笠原君とは初めての連係。楽しみですね。レース勘は自力戦じゃないので気にしない。そこよりも付いていくことが大事」
小笠原光は師匠との初連係を前にやや緊張した面持ち。前回の宇都宮記念で落車しており、今シリーズが復帰戦となる。
「宇都宮の落車で運よく骨折せず、ちょっとした打撲と擦過傷ですぐに回復した。練習は1週間ですね。フレームも車輪も壊れたので、今回は新車です。直前の練習の感じはすごく良かった。練習でも今回使う新車を使っていた。33バンクなので先行したら残りやすいと思う。師匠も付いて3車なので、前々に攻めていきたい」
堀内俊介(写真)は5月に入ってから平塚FI、大垣FIと連続で決勝に進出し、成績が一変した。その理由は新しいフレームを投入したことだった。
「全プロは初日が単騎で2日目が番手で感触はわからなかった。その前(平塚、大垣)は感触が良くなってきている。その状態を上げていければ。平塚からフレームを換えて、それをキッカケに良くなっている。感じがいいわけではないが、成績が良くなっている。体調を崩さずにこられているし、先輩たちに迷惑を掛けないように。(松戸は)いい成績を残せていないが、反省点を踏まえて、いい結果を残したい」
武田憲祐は安定した成績を残しているが、前回の京王閣FIの準決、決勝で深谷知広と連係したことでさらなる刺激を受けた。
「京王閣は良かったけど、決勝は深谷君が強かったし、いい刺激になった。調子はずっといいです。ケアと練習をバランス良くできた。堀内君は何度も(連係が)あるし、相性がいい」
//= nl2br($race['content']) ?>
大石剣士は、前回の函館記念から3週間空いて調整期間はたっぷり。初日は地元勢を連れて、気迫の競走で攻める。
「久々に間隔が空いたので、しっかりと練習してきた。33バンクはホームバンクが伊東ですし、このバンクも成績はいいと思うので印象はいい。後ろ2人が地元なので、(ラインの)3人で決められるように」
松田治之は安定した成績を残していたが、武雄記念の準決で落車に見舞われた。今回が復帰戦となる。
「怪我は全然、大丈夫。左ろっ骨の骨折です。2週間練習したが、もう少し練習したかもしれない。覚えてない(笑)。ワットバイクの数値は戻っているが、(復帰)一発目なのでレースではどうか。レース勘もどうかですね。フレームは大丈夫でした」
3月のS級に特進した志田龍星(写真)が、グレードレースに初登場。養成所でゴールデンキャップを獲得した逸材のレースに注目が集まる。
「ここまではいつも通り練習をやってきました。初めてのGIIIですし、9車立てもルーキーチャンピオンで走っただけなので、どうなるかわからないところはあります。今回は練習仲間の山口(拳矢)さんと一緒ですし、勝ち上がらないと連係できない。まずは1つずつ勝ち上がれるように。ダッシュがないので、流れの中で仕掛けていきます」
志田と連係する椎木尾拓哉は、近況の成績が一息となるだけに流れを変えたいところ。
「ここ2場所はちょっと成績が悪いですね。伸びとかが良くない。ここまではいつも通り練習してきて体調は問題ない。ここでキッカケをつかみたい。志田君とは初めて。しっかりと付いていきたい」
//= nl2br($race['content']) ?>
地元の野口裕史が登場。前回の川崎FIは116着と決勝に進出したが、万全な状態ではなかった様子。状態は気がかりだが、地元ファンの声援を力に変えて走る。
「(川崎は)ヒザが痛くて微妙でした。前に痛めた逆側で、左ヒザです。ここまではケア中心だったので、今(指定練習で)から練習したい。(仕掛けるのは)タイミングが来たらって感じです」
近藤保は前回の川崎FIの最終日に落車をしているが「怪我もなく自転車も大丈夫」と、状態面に不安はない。
「ここまではいつも通りに問題なくやってこられた。(野口に)しっかり付いていきたですね。(年齢は)野口が1個下です。連係は何度もあるし、今は室内練習が多くなったけど、もともとは練習仲間ですから」
順調に出世街道を歩む犬伏湧也(写真)が3度目のGIIIに登場。
「絶好調ではないが、勝てているのでそこはいいのかなと。ここまではしっかりと練習してきた。体調も崩していない。松戸は初めてだけど、33(バンク)は防府を2回走っていて感触は悪くなかった。でも、33バンクの9車立ては初めてなので考えて。いつも通り行けるところから仕掛けていきたい」
北村信明は同県の超新星を目標に得た。今後も連係する機会が多くなるだけに、ここはしっかりと追走を決めたい。
「前回(玉野FI)はちょっと調子が上がらない中で悪くて、体調も良くなかった。その前の高知は良かったんですけどね。体調を万全にするように今回は専念してきた。疲れが残らないように練習して、ケアもしてきた。松戸は良くも悪くもない」
//= nl2br($race['content']) ?>
今年のダービー王・脇本雄太(写真)は、19年ダービーで完全優勝を達成した時以来の松戸に参戦。ナショナルチームの活動を終えてからは、ここ数年経験をしていないローテーションでレースに臨んでいる。
「(前回の)川崎が終わって中4日。正直、疲れは残っている部分がある。中4日のナイターなので昨日(前検日の前の日)は休んだが、そこまではジムメインで練習して筋肉的な疲労が残ってここに入ってきた。33(バンク)は得意だと思うが、ここは(19年)ダービー以来。松戸は相性がいいと思っている」
山口拳矢は昨年の競輪祭で落車し左肩鎖関節を脱臼、今年も、4月の高知FⅠ、5月の宇都宮記念で落車と、怪我の多さに悩まされているが、明るい兆しが見えてきた。
「(前回の玉野は)悪くなかった。(落車の影響は)ないです。(ここまでは)あんまりガッツリよりも刺激を入れる感じでした。ただ、33バンクの9車立てが初めてなので、そこがどうかですね。転ばないようにはしたい」
初日特選は単騎が5人でラインができるのは、菊池岳仁が先導役を務める関東カルテットだ。
「佐世保(全プロ記念競輪)の2日間は良くなかったけど、他は自力を出すレースができているし、良くなっている。9車立てのレースが続いていて違和感なく走れていますね。松戸は前回も走りやすく、指定練習に乗っても悪くなかった。新潟で合宿してきて上積みある。4車の先頭なので緊張する。他が単騎で難しいが頑張ります。脇本さんとは初めての対戦です」
//= nl2br($race['content']) ?>