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まえばし競輪

MAEBASHI KEIRIN

22#

検車場レポート

  • 10/10 Thu.  (前検日)
  • 10/11 Fri.  (1日目)
  • 10/13 Sun.  (2日目)
  • 10/14 Mon.  (3日目)

1R

選手の写真です。
宮本隼輔選手
 宮本隼輔(写真)は、初出場だった8月名古屋オールスター6741着に次いで2度目のGIでオープニングを務める。
 「自分の実力はオールスターの時と変わらないので、今の自分にできることをしっかりやりたい。ここを目指してやってきたっていうより、しっかりと練習をやってきたっていう感じです」
 その宮本と連係する渡部哲男は、前回の小田原FIが927着。
 「(小田原の状態は)最悪だった。普通通り練習して、調整したんですけど、重たかった。前検日の練習から重たかったんですよね。だから(今回は)手入れを多めにやって、疲れを抜く方向にした」

2R

選手の写真です。
藤根俊貴選手
 藤根俊貴(写真)は前回の松阪、共同通信社杯を869着。最終日まで残ることができず、無念の3走だった。
 「(前々回の)青森記念が意気込み過ぎたのか、そのあとが良くないですね。デビューしてから初めてだと思う、こんなにつまづいたのは…。自分の走りをして負けるなら仕方がないし、初日は先行したい」
 2日間の順延があった前回の「滝澤正光杯in松戸(GIII)」から中1日の*渡邉雄太の状態はどうか。
 「中1日だけど、たぶん大丈夫ですね。(松戸は)3日目から自転車を戻して、それで進んでくれた。まずは(初日)しっかりと自力で仕掛けたい」

3R

選手の写真です。
小林泰正選手
 小林泰正(写真)は、前回の「滝澤正光杯in松戸(GIII)」を欠場。初のGIが地元とあって気持ちを込める。
 「期待に応えられるように頑張ります。いつもの走りができるように落ち着いて。(欠場したあとは)自分のなかではしっかりと仕上げてきた。脚の方は問題ないので、力を出し切れるように」
 10月17日に不惑を迎える吉田敏洋は、今シリーズが30代として最後のシリーズ。
 「30代最後をしっかりと頑張りたい。(持病の)腰が悪くならないように、ケアをしながら無理しないで(練習を)やってきた。徐々に良くなっています」

4R

選手の写真です。
小松崎大地選手
 2週間以上空いたゆとりのローテの小松崎大地(写真)は、初日の一次予選を同県の成田和也とともに突破を目論む。
 「(日にちがあったので)計画的にやれることはやれました。ある程度の手応えは感じてます。(1番車で)車番もいいし、あとはしっかり(力を)出せれば」
 石塚輪太郎は予備から108番目の最後に繰り上がった。
 「初日から勝ち上がりもあって走れるっていうのは、(補充と)えらい違いですからね。(前回は最終日が中止打ち切りだったけど)走っている感じも良かった。だから、走りたかったけど、しょうがないですね」

5R

選手の写真です。
山崎芳仁選手
 直近はFIの3場所ですべて優出し1度の優勝。無難にまとめている山崎芳仁(写真)が順調をアピールする。
 「みんなの脚力が上がっているし、FIでも強いですから。そのなかで自分なりに踏めている。年を取って急に(脚力が)上がるわけはない。だから、あとは練習してかみ合ってくれれば。コツコツとやるしかない」
 松本貴治は、昨年の寬仁親王牌欠場の分までと意気込む。
 「去年は肺気胸で出られなかったですからね。ここまで日にちがあったんでしっかり練習はしてきた。同期もしっかり勝ち上がって(活躍して)るんで自分も」

6R

選手の写真です。
吉澤純平選手
 GIで新車を投入する*吉澤純平(写真)が、リラックスムードで愛車を組み上げる。
 「練習で使ってみたけど、新車はいい気がするんです。いろいろ変えたりしたんですけど。このままでも(GIで)戦えないことはない。でも、今までと一緒だと厳しいところもある」
 松阪、共同通信社杯で落車に見舞われた山本伸一は、前回の別府FIから新車を使いだした。
 「いい方向に出ていると思うんで、(GIを)これで勝負したい。(落車の影響があった)体の方ももう大丈夫です」

7R

選手の写真です。
取鳥雄吾選手
 前回の「滝澤正光杯in松戸(GIII)」を1533着。上々の成績も取鳥雄吾(写真)が方向性を探っている。
 「松戸の前にひらめいたセッティングがあったんですけど、走ったらダメだった。それでも(松戸は)4日間それで走った。あとはどうするか先輩たちにもアドバイスをもらえたらと思ってます。(内容としては)まくりも出るようになって、落ち着いて走れている」
 柴崎淳は、地元の共同通信社杯のあとにコンデションを崩した。
 「共同通信社杯のあとに風邪を引きました。それでも練習は2週間くらいやってきた。新車も持ってきたけど、初日は(前回の同じ)使っているヤツにするつもりです」

8R

選手の写真です。
諸橋愛選手
 地元、弥彦で記念3連覇を含む5場所連続の優勝がかかっていた諸橋愛(写真)は、前回の弥彦FIを212着でV逸。
 「悔しいですけどね、やっと肩の荷が下りたっていうのもある。そこら辺はわりと割り切っている。やっぱりGIで活躍することを考えているんで。苦しい練習が終わって、これでやっと試合(レース)ですね。練習もやって努力してきたんで、あとは運だけです」
 山田久徳は、前回の向日町ブロックセブンの一発勝負を制して弾みをつけた。
 「(まくりの)出は良くなかったけど、タイム的には悪くなかった。(自分が乗っている)村田(雅一)さんのフレームがいいみたいですね」

9R

選手の写真です。
山崎賢人選手
 前回の岐阜記念から2週間あった山崎賢人(写真)は、仕上がりも良好のようだ。
 「結構空いてたんで、しっかりと練習ができた。脚は大丈夫です。前橋は走りやすいし、あとは(後方に)置いてかれないように。やっぱり置いていかれるとキツい」
 前回、中止になった函館FIもあって、山岸佳太は中3週間以上空いた。
 「レース勘のこととかもあるんで、函館は走りたかったけどしょうがないですね。GIだし基本、自分はチャレンジャー。タイミング良く出させてくれれば面白いかなって思ってます」

10R

選手の写真です。
松浦悠士選手
 松浦悠士(写真)は現在のところ賞金ランク8位。初のグランプリ出場がみえている。
 「人任せにしないで、自分でしっかりとレースをして、自分で(グランプリ出場を)決めたいと思っている。直前は防府の33バンクで清水(裕友)君とかやってきた」
 新山響平は函館FIの中止もあったが、ナショナルチームでのハードなトレーニングで休む時間もなかったようだ。
 「(前回の)函館は前検をやって初日がなくなったんで、練習をしてたら中止になりました。そのあとのナショナルチームの練習で、まだ脚がパンパンですね。室内の250で練習をしているので、前橋は自分にとっていいのかなって思います」

11R

選手の写真です。
太田竜馬選手
 単騎の太田竜馬(写真)が、仕上がりに自信ありの顔をする。
 「今年一番の仕上がり、今までで一番強いかなって。感触もいいし、スピードも出る。あとは、走ってみないとわからないですけど。(単騎で)できることは限られてるし、チャンスを見つけていきたい」
 前回の地元「滝澤正光杯in松戸(GIII)」では、優出を逃した根田空史だが、二次予選Aでは抜群のパフォーマンスを披露した。
 「あのイメージが残っているうちに走れるのは、大きいと思う。ただ、(中1日で)疲れもある。メンタル面(の負担)の方が大きいかもしれない」

12R

選手の写真です。
平原康多選手
 落車直後の前回の松阪、共同通信社杯3323着の平原康多(写真)に上積みがありそうだ。
 「前回は落車のあとだったんでしのいだだけ。松阪が終わったんで、新車も届いたんで今回から使います。脚力は変わらなくても、それで一瞬にして変わってきますからね」
 三谷竜生は、昨年末のグランプリ以来の優勝を前回の「滝澤正光杯in松戸(GIII)」で遂げて、流れが変えたい。
 「(松戸は)単騎で仕掛けることができて結果もついてきた。これがいいキッカケになればいい。(初日は近畿4車の番手で)責任のある位置なんで、しっかりやりたいです」

1R

選手の写真です。
堀内俊介選手
 伊藤裕貴を叩いた宮本隼輔が、赤板の1センターから逃げる。宮本ラインの3車が出切って、4番手は伊藤と松川高大で取り合い。後方でタイミングをうかがっていた堀内俊介(写真)が、最終ホームから踏み込む。2コーナーを立ち上がると、堀内はグングンと加速して前団をまくりで仕留めた。ビッグ初勝利がGIの勝ち上がりとあって、堀内の顔も自然とほころぶ。
 「(GIには)何回か出ているけど、なかなか勝てなくて。それが勝ち上がりで勝てたんでうれしい。8番手になったけど、もつれたところを仕掛けたいっていうのがあった。その通り仕掛けられたし、自分だけじゃなく小原(太樹)さんと決められたんで良かった」
 堀内に流れ込んだ小原太樹が2着で神奈川ワンツー。
 「自分としてはあれで(堀内を)抜けてれば100点ですけど、調整しようがありますね。(12日が中止順延で)ちょっといろいろ考えます。(堀内は)正直、イケるのかなっていうのがあったけど強かった」

2R

選手の写真です。
和田健太郎選手
 主導権取りに迷いがない藤根俊貴が、赤板過ぎに先頭に立ってそのまま駆ける。渡邉雄太は4番手を確保して、一本棒の8番手に置かれた佐々木豪が打鐘の3コーナーから巻き返す。藤根も懸命に佐々木を合わせて、2人の踏み合い。阿竹智史が自力に転じて前団のあおりもあったが渡邉がまくり切り、和田健太郎(写真)がゴール寸前で差し切った。
 「(渡邉)雄太はすごい上を走っていたし、あれを乗り越えるんだから脚があるよね。自分は(渡邉が)いけるかなと思って内を見ながらだったけど、行き切ると思って外を踏んだ。あの感じで前橋で(渡邉を)抜けているから、自分で自分を褒めてあげたい」
 和田に交わされたものの、渡邉雄太が上々の動きで南関ワンツーをメイクした。
 「佐々木が行っちゃうと思って、そこにスイッチしてから行こうと思ったんで作戦通り。バンクの上を走ったから、坂がすごすぎましたけどね。(前回の)松戸の3日目からフレームを以前のモノに戻して、調子はいい感じです。(中1日だが)前回の感じのままの感覚でこられた」

3R

選手の写真です。
原田研太朗選手
 長尾拳太ラインに続いた小林泰正は、ケレン味ない仕掛けで中部勢を叩いて先行策。関東勢がレースを支配したが、原田研太朗(写真)が最終2コーナー手前からまくって人気に応えた。
 「余裕はありましたね。自分のライン3車っていうのもあったし、前回の松戸はずっと後ろ攻めから押さえてまくる感じだった。でも、今回はサラ脚だったので(笑)。(前々回の)向日町記念からフレームを戻して、松戸からやわらかめのシューズに戻したら感じが良かったですね」
 四国勢にはまくられた小林泰正だったが、内容の濃い走りで3着に踏ん張った。
 「外併走でも自信はありましたけど、地元でその競走はないかなと。もう先行って決めていたので駆けました。もう少し踏み直せれば良かったですけど、勝ち上がれてホッとしました」

4R

選手の写真です。
石塚輪太郎選手
 小松崎大地が押さえて出ると、立て直した竹内雄作が赤板の2コーナー過ぎから踏み込む。しかしながら、山口富生は付け切れず、竹内を出させた小松崎が番手に入る。後方に置かれた石塚輪太郎は、最終ホームから反撃。福島コンビを乗り越えた石塚が、逃げる竹内をとらえて和歌山両者のゴール勝負。番手の東口善朋が、きっちり交わした。
 「もうちょっと早く踏んでくれればっていうのもあるけど、(石塚)輪太郎はよく行ってくれた。ゴールした時はわからなかったけど、僕も抜けているから調子は悪くない。気持ち良く(中止順延の12日を)休めます」
 「(最終)ホーム過ぎに緩んだんで、そこを思い切って行った」と、石塚輪太郎(写真)は、小松崎が竹内の番手に入るワンチャンスを逃さず、二次予選Aに進出を決めた。
 「ジャンで8、9番手になった時は絶体絶命かと…。1着かと思ったけど、ハンドルを投げるのが早すぎた。それでも二次予選のAにいけるのはデカい」

5R

選手の写真です。
山中秀将選手
 赤板前で先頭に出てから緩めた永井清史を後方まで下げてすかさず反撃に出た松本貴治が打鐘で叩いて主導権を握る。6番手の位置を取った山中秀将(写真)が前との距離を計って最終1コーナーから仕掛けると、前団を鮮やかにまくり切った。
 「僕だけ脚を使わずにいい位置を取れましたからね。出だしは良くなかったけど、スピードには乗れましたね。今年の初めにベロドロームでの走行に参加してきて、それに近いイメージで走れました。このバンクは特殊ですね。今日(11日)の1着は明後日(13日)以降につながるのかなと思います」
 中村浩士は中1日の参戦にも疲れも見せずに、山中のまくりに続いて千葉ワンツーを決めた。
 「(山中は)スピードがかかるのか。滑り込むようにまくっていきましたね。南関勢が初戦からいいスタートを切っていたので。(中1日での参加だが)日ごろ(練習で)追い込んでいるので、疲れはどんどん取れていっていますよ」

6R

選手の写真です。
佐々木龍選手
 島川将貴が切った上を佐々木龍(写真)が切って吉澤純平のラインを受ける。山本伸一が打鐘から巻き返しを狙ったが、神山雄一郎が懸命にブロックする。3番手の位置で様子をうかがっていた佐々木は1センターで神山を内からすくって吉澤の番手を奪取。直線で粘る吉澤を鋭く差し切った。
 「自分はチャレンジャーなので。デビューしたころから父親(龍也・57期引退)にとにかく前に出てから考えろって言われていた。だから、勇気をもって仕掛けられたのが結果的にあの位置に入れたんだと思う。最後は内ですけど、勝ててうれしい。(齊藤)竜也さんと決められなかったのは残念ですけど、勝ち上がれたので2日目以降も頑張りたい」
 目標の山本が不発の展開から自力に転じた稲垣裕之が、外をしぶとく踏み上げて2着に入線した。
 「(山本が最終ホームで)止まるかなって思ったけどまた伸びていったので。2車ですくわれるリスクを負いながらも仕事をする神山さんはさすがですね。厳しい展開になりましたけど、新車の感じも上々なので走りながら煮詰めていければ」
 攻めの仕掛けに出た吉澤純平は直線でいっぱいとなり3着に沈んだ。
 「神山さんには何度も助けられているし、先行で決めたい気持ちが強かった。(新車は)中間速の感じはいいけど相手も強いし、もっと上手く走らないと厳しいですね」

7R

選手の写真です。
柴崎淳選手
 赤板2コーナー手前で出た柴崎淳(写真)が先行態勢を取るが、取鳥雄吾が抜群のスピードでカマす。岩津裕介が遅れて、合わせてスピードを上げた柴崎が番手に飛び付く。柴崎は落ち着いて、最終2コーナーからの番手まくりで白星スタート。
 「(周回中取鳥)雄吾が前だったんで、(引いて)カマして来るかとは思ってました。岩津さんが2車くらい空いてたんで、そこを踏めばうまくはまれるかなっていうのがあった。飛び付くのに脚を使ったんで、(最終)1コーナーでは脚を溜めて、詰まったところで行った。(前回のあと)体調を崩したけど、そこまで落ちてないから大丈夫だろうっていうのはありました」
 4分の1輪まで詰めた坂口晃輔が、ソツなく2着に入った。
 「強いっすね、(柴崎)淳さんは。ただただ強い。(周回中の)ローテーション的には淳さんの先行だと思ってた。そしたらジャン前のところは位置がかぶるかなって思ってたら、淳さんが(スピードを上げて)行ってくれた。自分はしゃくられるのが怖くて、内を締めていた」

8R

選手の写真です。
久米康平選手
 赤板から先行態勢に入った川口聖二に吉田拓矢が襲いかかるが、打鐘の4コーナーで志智俊夫の厳しいブロックを受けて失速。両ラインの踏み合いで隊列が短くなったところを久米康平(写真)が、出足鋭くまくってGI初勝利を飾った。
 「アップでは重かったけど、競走では良かったですね。前にダービーは出たことがあるけど、GIの1着は初めてだと思います。(7月)小松島記念の決勝で太田(竜馬)にちぎられた。出だしよりも加速の伸びで離れた感じでした。そこは自信があった部分なんですけど、そこを練習していって悪いところも総合的に良くなっている」
 吉田が不発と見るや諸橋愛は、内に切り込んで川口の番手を奪取。最終2コーナーから久米のまくりを追いかけて2着に入った。
 「なんとかしのいだ。危なかった。(吉田は)中途半端だったね。赤板前に叩きにいかないとね。ここに照準を合わせて調整してきているし、決勝で着にからめば(グランプリ出場の)チャンスはありますからね。1日休めるのは大きいのでゆっくり休みます」

9R

選手の写真です。
園田匠選手
 後ろ攻めを選択した山崎賢人は、嶋津拓弥が切ったうえを押さえて赤板で先頭に出る。2コーナーで内にもぐり込んだ山岸佳太が嶋津と4番手の位置を取り合う。山崎が徐々にピッチを上げてレースを支配。番手絶好となった園田匠(写真)が、車間を空けてから鋭く追い込んだ。
 「(山崎)賢人が強いレースをしてくれた。自分は余裕もあったし、バックで掛かり切ったから車間も空けられました。でも、ちょっといい展開すぎてドキドキしましたけど。(ラインの)3人で決まったし、良かったですね。ここ最近は落車もなく調子を崩すこともないから、選手になって一番いいデキかも。この大会とも相性が良いし、しっかりと勝ち上がりたい」
 2着の山崎賢人は、ラインを上位独占に導く逃走劇を披露した。
 「誰か動くかなって思ったら誰も動かず、誰か来ると思っても誰も来ずでした。自分のペースで駆けられたので、感じがいいのは当たり前ですよね。先行しようと思っていたのでいいですけど、気持ち良く駆けさせてもらった感じですね」

10R

選手の写真です。
和田真久留選手
 新山響平を阻んで赤板で出た地元の蕗澤鴻太郎が、全開で飛ばして主導権を譲らない。3番手に飛び付いた松浦悠士が浮いた新山を張ると、佐藤慎太郎がすくって関東後位に切り替える。松浦が4番手になって、後方の和田真久留(写真)は最終1コーナーからまくり上げる。番手まくりの鈴木竜士、松浦を和田がスピードの違いでのみ込んだ。
 「仕掛けるべきところが難しかった。なんとか1着だけど、ベストは松谷(秀幸)さんとワンツーなんで。そういうの(腰痛の不安など)はスッキリして練習ができたんで、自信をもってと思っていた。(12日が中止順延の)特殊な日程ですけど、そこも生かせるように」
 打鐘手前で佐藤に内を行かれた松浦悠士だったが、立て直すと最終2コーナー手前から仕掛ける。番手まくりで応戦する鈴木との踏み合いを制して2着。松浦が大粒の汗をぬぐう。
 「自分のスタイルで前々に攻めてと思っていた。(佐藤)慎太郎さんにすくわれて、着が悪くなりかけたけど。そのあと自分で仕掛けていけた。デキもいいし、納得のレースができた。あとは1着だったら良かった。12日は休養できるし、(ローズカップ進出で)いい方向にいっている。(体力的にも1日の休みで)回復しそうな感じですね」

11R

選手の写真です。
木暮安由選手
 青板4コーナーから踏み込んだ根田空史が、目を見張る加速力で先頭に立ち主導権を握る。3番手に飛び付いた坂本貴史は車間が空いて、古性優作が5番手。木暮安由(写真)は、一本棒の7番手で最終ホームを通過する。坂本が詰める勢いでまくり、古性も外を仕掛ける。内を進出した木暮は、直線でも逃げる根田のインを突いて1着に届いた。
 「中団を取りたかったけど、古性君に取られて後手を踏んでしまった。それで突っ込む感じになった。道中の感触も良かったし、この1着は大きいと思います」
 直線は根田を挟んで木暮と内、外の踏み合い。郡司浩平は半車輪差の2着。
 「脚をけずられていたし、自分としても余裕はなかったですよ。木暮さんが内に来ていたので、間を割られないようにと思ってた。(状態は)開催の後半に上がっていくように調整してきたので、日に日にと良くなるとは思う」

12R

選手の写真です。
清水裕友選手
 出方が注目された2車の関東勢。横山尚則は近畿勢を制して、積極策で風を切る。赤板2コーナーから南潤が反撃に出るが不発。三谷竜生が自力に転じて最終ホームで横山をとらえ、村上博幸、村上義弘が続く。清水裕友(写真)は近畿勢を追うように素早い反応を見せて、その上をまくり上げる。山田英明は連結を外し、清水が近畿勢をひとりでのみ込んだ。
 「横山さんがあんなにフカすと思っていなかった。いい位置には入れたけど最終ホームでかぶってしまってヤバいと思った。顔見せで重く感じたからポジショニングを修正したら良くなったのか、思った以上に出ましたね。周りが見えているといえば見えてましたけど、見ていったというよりは無理やり(仕掛けて)行った感じですね」
 離れた2着争いは三谷をゴール手前で交わした村上博幸が入った。
 「大事な位置を任されていたので、なにがなんでもって気持ちで付いていきました。もっと自分に余裕があれば兄(義弘)のコースもあったけど、前を抜くだけでいっぱいでしたね。でも、(前回の)松阪よりも確実にいいと思います」

6R

選手の写真です。
小松崎大地選手
 正攻法に構えた坂本貴史が青板周回のバック過ぎに小林泰正を突っ張ると、小林は太田竜馬と中団で外併走する形に。坂本がもつれをしり目に打鐘から徐々にピッチを上げると、小林の巻き返しを3番手の小松崎大地(写真)がけん制。番手の佐藤博紀が直線抜け出す外を鋭く伸びた。
 「本当に(坂本)貴史のおかげ。(佐藤)博紀も気持ちが伝わってきたし頑張ってくれた。自分は最終バックから3コーナーで小林君を張るか、そのまま泳がせて博紀に任せるか迷いましたけど、張った方がいいと判断して。もちろん内に太田君が入って来てもいいように準備はしていました。(北日本勢は)タテ型、タテ型で並んでいるので、最悪入られても前にしっかり踏めば決まると思いました」
 北日本の大事な番手を任された佐藤博紀は、2着に入線してホッと一息。
 「本当に緊張しました。貴史も頑張ってくれて小松崎さんも仕事してくれて。自分はこれと言って何もできなかったですね。貴史もうまく駆けてくれてゴールまで踏み上がる感じだったので、みんなで決まればと思った。小松崎さんはさすがです」

7R

選手の写真です。
中川誠一郎選手
 後方から押し上げた中川誠一郎(写真)の上昇を阻んで、前受けから新山響平が突っ張る。中川は再度7番手で立て直しを強いられる。ペースを握った新山が、軽快に駆ける。打鐘の4コーナーから反撃に出た山田久徳は、成田和也に止められる。前団の隊列が短くなったところを中川が、まくりでごっそりのみ込んだ。
 「(スタートで)みんなパッと出たんで、一番最悪でした。(押さえに行って新山が)引いてくれたらと思ったけど、引かないですよね。ペースに入れて先行態勢に入れたら、来る人はいないですから。自分でもそれはわかってたんですけど…。(まくり切ったけど最終)3コーナーがうまく回れてない。ビビッてますね。そこは気持ちを入れたらなんとかなると思う。(中止順延の1日休みが)結果的にいい方にいってる」
 新山の先行を利した成田和也が、2着で準決に進出した。
 「(中川)誠一郎も強いけど、山田は自在だし、ある程度、(新山の先行は)作戦通りですね。仕事もできたけど、最後はみんながいい感じできてたんで、もう前に踏みました。最近は新山の後ろで、うまく走れてなかったんで良かった」

8R

選手の写真です。
渡邉一成選手
 阿竹智史が誘導を切ってレースを動かすと、蕗澤鴻太郎が叩いて先制。関東勢を追った松岡健介が内の阿竹をキメにかかると、阿竹が落車。このあおりで渡邉一成(写真)は前団と車間が空き、後方に置かれてしまうが、懸命に前を追いかけると、蕗澤の番手から出た宿口陽一をのみ込んだ。
 「キツかった。落車があって、内、外どっちに行こうか迷って、内を行ってもブレーキをかけながらで消耗した。(三谷)将太ももってくるのはわかっているし、そこでも脚を使って、まくりに行っても宿口が番手まくりだったんで。一番気持ち的にキツかったし、この勝ちを勢いにつなげられれば」
 蕗澤の頑張りを称える宿口陽一。自身は初のGI準決へと勝ち上がった。
 「蕗澤君のおかげですよ。落車があったので行けるかなと思って。ギリギリまで待っていたんですけど…。彼は地元で初のGI、あんまり出たくはなかったんですけど。(出てからは)無我夢中で良くわからなかった」

9R

選手の写真です。
柴崎淳選手
 南潤と根田空史で赤板前から意地の踏み合いに。打鐘で根田が力尽きて外に浮くと、久米康平が後方からダッシュ良く巻き返して最終ホームで先頭に立つ。南マークの古性優作が久米に飛び付くと、原田研太朗は2コーナーから番手まくり。後方で脚をためた柴崎淳(写真)は原田を目がけてバックから仕掛けると、粘る原田をゴール前でとらえた。
 「やっぱりあの位置で正解でしたね。どっちが押さえてきてもやる気だろうし、モガき合いになる。久米君も初日の感じだと見てからカマシかなって。(2日目から新車に換えて)重い感じはしたけど、1走目とはペースが違うので。わかった部分もあるので修正したい。相手も強いから調子うんぬんでは勝てない。自分に流れが向くように走らないと」
 古性に飛び付かれる形になってしまった原田研太朗は、最終2コーナーでシビアな決断を下した。
 「久米君のダッシュがすごかった。今までで一番、安心して任せられた。技術なら古性君が上なので、あそこ(古性の外)にいても厳しいかなって。あそこまで頑張ってくれたら共倒れが一番ダメだと思って踏みました」

10R

選手の写真です。
村上義弘選手
 近畿勢が主導権を握るが、山崎賢人の巻き返しも早い。全開で踏み上げる石塚輪太郎を山崎が叩いて駆ける。が、池田憲昭は連結を外して、村上義弘がスイッチ。そのまま最終2コーナーからまくりを打って山崎をとらえる。後方で脚を溜めていた渡邉雄太も、まくりで前団に襲い掛かる。直線半ばで村上を交わした渡邉が1着。
 「押さえに行く時も楽にいけたんで、今までよりもいいのなかって思います。まだ体重が戻ってないので、そこがいい時に戻れば。でも、最近のなかではいいですよ」
 山崎に切り替えるようにまくった村上義弘(写真)が、諸橋愛との2着争いをタイヤ差で制した。
 「思ったよりも早く山崎君が巻き返してきた。(石塚)輪太郎もフルにフカしていたんで、厳しいかなっていうのがあって切り替え気味にいった。山崎君に誰も付いてきてない間に、とにかく形を(つくりたい)と思った。輪太郎が頑張ってくれた。自分は(まくりに)行ったところでいっぱいでした」

11R

選手の写真です。
平原康多選手
 佐々木龍が先行態勢に入ると、後ろは3車併走に。山中秀将は下がったが、打鐘を過ぎても稲垣裕之、鈴木竜士で併走は続く。赤板1センターで中団に下げていた平原康多(写真)は最終ホームから一気のまくり。続いた佐藤慎太郎らの追撃を振り切った。
 「打鐘で(鈴木を)迎え入れようと思ったけど、勝負しにいってて付いていけなかった。後ろに付いてくれる選手もいるので、かぶらないように仕掛けた。(初日は)自転車がマッチしていなかったけど、原因はわかっていたんで修正した。かみ合って結果が出たので良かった」
 平原の加速力に一瞬、車間が空いた佐藤慎太郎は、2着もしっかりとゴール勝負に持ち込んだ。
 「前がどうなっているか確認できなかったし、キツいレースだった。どっちにしても平原に任せていたんでね。(平原は)いいスピードでしたね。セッティングが出てるんじゃないですか。初速がすごかった。信頼して任せられる自力選手ですね」

12R

選手の写真です。
松浦悠士選手
 赤板目がけて出た清水裕友がペースを握り、中国ラインを単騎の浅井康太が追いかけて3車で出切る。和田真久留が4番手を確保して、山田英明が6番手、地元の木暮安由は7番手で隊列は一本棒。そのまま清水がピッチを上げて逃げる。最終ホーム手前で仕掛けた山田は中団まで。山田に乗った木暮安由もその上をまくるが、清水の番手で脚を溜めた松浦悠士(写真)が直線で余裕をもって抜け出した。
 「(清水)裕友が頑張ってくれたので、いい展開になりました。自分も余裕はありましたけど。浅井さんが車輪を外すのが見えて、外に木暮さんも見えたんで踏ませてもらいました」
 周回中から中国勢を追走していた浅井康太は、松浦と1車身を保ったままのゴール。
 「いい位置に入れましたけど、松浦君も車間を空けていたし余裕そうでしたね。調子はボチボチ上向いてきているで、準決以降も頑張ります」
 直線で4着に沈んだ清水裕友だが、別線をまくらせない先行で力を示した。
 「自分のなかではそこまで掛かり切っている感じはなかったし、ちょっと物足りないっていうのもある。でも、悪いって感じでもないので修正しながら戦いたい」

1R

選手の写真です。
岡本総選手
 先行態勢を取った長尾拳太に山本伸一が襲い掛かり、打鐘前から両者で踏み合い。最終ホームを通過して山本が出切るが、脚を溜めた山賀雅仁がまくりを打つ。しかしながら、踏み場を確保していた岡本総(写真)が、自力に転じて山賀に合わせてまくる。山本をとらえた岡本が、通算2度目の出場でGI初勝利を飾った。
 「長尾も頑張ってたんですけど、行かれちゃう感じだった。しょうがないですね。前団もスピードが落ちてたし、詰まったところで(まくって)行こうと思った。長尾もせっかくあんだけ行ってくれたんで。相手が相手なんで、GIで1勝できるなんで夢のようです」
 山本マークの村田雅一は、後続をけん制して追い込んだ。
 「(踏み合いになって)山賀さんが飛んで来るから、早く単独になりたかった。だけど、長尾も粘ってたんで、ここは内が復活してくるバンクだから気になりました。2日目から新車にしたんですけど、昨日(2日目)からいい感じだった。スピードに対応するのに作った。乗りやすいですね」

5R

選手の写真です。
吉田敏洋選手
 吉田敏洋(写真)、山口富生を連れて、前受けの伊藤裕貴が突っ張って主導権は譲らない。けん制を受けた宮本隼輔がそれでも強引に伊藤を叩くと、吉田は柏野智典をさばいて最終ホーム過ぎに切り替える。今度はまくりで迫る佐々木豪を吉田が外に張りながら合わせて出て、大外をまくって出た堤洋も合わせる。直線で内、外を強襲する徳島コンビを退けた吉田が、大立ち回りで勝ち星を挙げた。
 「宮本が押さえに来るのが遅かったから、(伊藤は)いい判断だったと思うよ。俺も頑張ったけど、次から次へと来られて訳がわからん状態だった」
 佐々木が合わされると、湊聖二は吉田後位にスイッチして2着に入った。
 「吉田君が宮本君に切り替えたことで、佐々木のまくりは止められるのは覚悟していた。堤さんとは互いに最善のコースを踏めたと思う。2日間、一息だったけど、3日目にして調子が良くなったかな」

7R

選手の写真です。
山崎芳仁選手
 赤板を過ぎて8番手から新山響平が仕掛ける。先行態勢の南潤も踏み込むが、新山がスピードの違いで叩いて山崎芳仁(写真)が続く。3番手の南は車間が空いてなかなか詰まらない。堀内俊介、さらに自力に転じた山中秀将は不発。最終2センターから稲垣裕之も外を踏むが、番手の山崎がきっちり勝ち切った。
 「(新山は)フワッとなったから、どうするのかなって思ったら、(仕掛けて)行ったんで付いていきました。(3番手で)車間が空いてたのもわかった。でも、そのあとに稲垣さんの(来る)音がしたんで踏みました。(渡邉)一成、新田(祐大)に付いてるんで、ナショナルチームに付くのは他地区よりは慣れてますからね」
 南の余力をギリギリまで確かめた稲垣裕之は、4分の1輪まで山崎に迫るも2着。
 「(南)潤がこれからペースで駆けるところで(新山が)来ましたね。それでも潤はだんだん詰まってたんで、まだ自分で出ていくタイミングじゃなかった。山崎も新山を残したいだろうし、(自分が)突き抜けるかなと思ったんですけど。新車もすごくいいし、ここ最近のなかでは一番感じがいい」

10R

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小松崎大地選手
 佐藤博紀が赤板で飛び出して先行策。3番手を三谷竜生がキープして、郡司浩平が5番手。後続を一本棒にして佐藤が、ハイペースで駆ける。原田研太朗に合わせて郡司がまくり上げるが、小松崎大地(写真)が最終2コーナー手前で番手まくりを打つ。続いた三谷の追い込みを振り切った小松崎が1着。
 「もうそれ(佐藤の頑張り)に尽きます。(佐藤)博紀が風を切ってくれているんで、全部のパターンを想定して、そこから選択をしていかなきゃと思ってました。そう簡単に出られるペースじゃなかったんですけど、それでも博紀がお構いなしに出ていったんで、自分は胸が熱くなりました。(後ろに)グランプリ王者(三谷)がいるんで、どこかで詰まったら(出ていかない)と。それがどこで詰まるかでした。前で頑張ってくれる人がたくさんいるんで、自分も成長していかないと」
 3番手の三谷竜生は、番手まくりの小松崎を追走して外の郡司をさばき、村上博幸とともに決勝のコマを進めた。
 「(3番手に)飛び付くのに脚を使って、余裕がなかった。郡司君が来た時に(合わせて)行こうと思ったけど、小松崎さんが行った。それで付いていく形になった。あそこでかぶったらスペースがないんで(郡司をさばいた)。最低限ですけど、ラインで勝ち上がれて良かった」
 ソツない立ち回りで松浦悠士、諸橋愛の追撃を阻んだ村上博幸が、三谷に流れ込んで3着。
 「自分のなかでもうまく気持ちをコントロールできていた。(獲得賞金でのグランプリ出場もあるので)なんとしても決勝に乗りたいって思ってた。脚力というよりは、頭を使った感じですね。松浦、諸橋さんもいるし、プレッシャーがかかるなかで考えて走れた」

11R

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和田健太郎選手
 柴崎淳、清水裕友の順で切ったうえを渡邉雄太が赤板過ぎに叩いて主導権を握る。単騎の宿口陽一が南関勢を追って3番手、4番手に清水、6番手に柴崎、渡邉一成は8番手に置かれる。打鐘の4コーナーから踏み上げた渡邉は柴崎の外で併走する形に。最終2コーナー、絶好の4番手からまくった清水が豪快に前団を飲み込んだ。
 「初手に中団が取れたのは(山田)英明さんのおかげ。南関勢を出させて理想の展開になったが、単騎の宿口さんを入れたのは誤算。和田さんのけん制も交わせたので、いいレースはできていますね」
 清水のまくりを止められなかった和田健太郎(写真)だが、番手有利な展開から追い込んで2着に入った。
 「すべて(渡邉)雄太が頑張ってくれたから。自分が(佐藤)慎太郎さんや浅井君の位置だったら3着争いもできないでしょうね」
 柴崎淳のまくりに乗って佐藤慎太郎との直線の踏み合いに勝った浅井康太が3着。今年初のGI優出を果たした。
 「微差でしたね。無意識だけど、いいハンドル投げができた。3着だったけど思わず小さくガッツポーズした(笑)」

12R

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中川誠一郎選手
 赤板で切った平原康多を村上義弘が押さえて前に出る。前受けから8番手まで下げた中川誠一郎(写真)は2コーナーからカマして主導権。打鐘の2センターで東口善朋の厳しいブロックを受けた園田匠は大きく離されながらも懸命に追いかけるが、一人旅となった中川がそのまま後続を引き離して圧勝した。
 「(園田)匠がからまれていたので、ぶっ千切りで強そうに見えたでしょう。Sは取れないと思ったが、匠が取ってくれてラッキーでした。ある程度、ああいう形になると思ったので、主導権を取りたいなと思っていたら、流れ通りになってくれた。完調ってわけではないけど。上がってきました」
 地元の木暮安由は平原が不発の苦しい展開から最終4コーナーから内を突いて意地の突っ込みを見せた。
 「平原さんが無理やりいってくれたおかげですね。そこでコースが空けば行こうと思った。地元で決勝戦はノルマなので、ゴール前で突っ込もうと。全体的にレースは見えているので調子はいいと思います。」
 懸命に中川を追いかけた園田匠が3着に踏ん張った。
 「東口さんに一番いいところでもらった。普段は自力の練習もしているので、村上さんを合わせることができた。まだ余裕はあったけど、早くに追いつくより、冷静にいきましたね。(中川)誠一郎さんが行ってくれたおかげです」