先行主体の競走で別線を圧倒している坂田康季が人気を集めよう。3月小倉、同月松阪を連覇すると、4月伊東でもV。直近3場所も5月伊東122着、同月小倉112着、6月松山も112着と1回も連を外していない。主導権を握って押し切るとみた。同県の古川貴之が坂田をマークする。位置取り、差し脚ともにしっかりしており、佐賀ワンツーは有力だ。
地元の堀川敬太郎、角令央奈を重視する手もある。やや末脚を欠いての2着が目立つ堀川ながら、5月玉野で1、2班戦の初Vを手にした。その後も6月武雄112着、同月弥彦122着と連対ラッシュだ。タイミングよく仕掛けて先手を奪えば地元コンビで連独占も。
S級でも同格戦では一発があった水谷好宏の単にも魅力を感じる。前期は8勝、2着7回で連対率は36・5%と善戦していた。自力も備えているが、レインボーカップ・A級ファイナルに出場した末廣快理との連係が叶うようなら、展開の味方を得られる可能性もある。その末廣は、最近は成績にまとまりがないのは気になるが、本領発揮なら侮れない。
2月前橋で特別昇班を達成した新鋭の西田優大も有力な優勝候補のひとりだ。1、2班戦では積極的に駆けるも決勝は2、3着が多かったが、7場所目の6月川崎で待望の初Vを達成している。好スパートを決めれば勝ち負けに持ち込める。吉武信太朗、藤原浩の四国勢が西田に続くか。
展開がもつれると北野良栄の一撃が怖い。
先行力際立つ坂田康
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坂田康季
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堀川敬太郎