Ａ級トップクラスの自力型がそろい熾烈なＶ争い。どこからでも狙えそうだが、本命には安彦統賀を推した。今年は自力攻撃に一段と磨きがかかり、１月～２月は６場所走って２Ｖ、準Ｖ３回。安定感を高めている。好機に仕掛けて主導権を握って押し切るとみた。矢野昌彦も自力基本の競走だが、安彦との連係が叶うようなら前を任せよう。２月川崎では３連勝を飾っていて、最近の動きはいい。展開有利に抜け出す場面もありそうだ。目標に困らない田村真広もここはチャンス。２月は西武園１１２着、立川２２３着と確定板を外していない。関東ラインがレースを支配なら連に浮上してくる。
九州勢も互角の戦い。山本浩成、長松空吾と２枚の自力型を擁しているし、大ベテラン阪本正和が控えている。先行した時の末脚はもう少し欲しい山本ながら、鋭いダッシュを効かしたまくりは破壊力抜群だ。今年は早くも３Ｖを達成していて、近況も申し分ない。当所は１月に参戦し、一丸尚の逃げを利して優勝している。２月小倉で１、２班戦の初Ｖを３連勝で飾って波に乗る長松が先制なら、山本に絶好の地元Ｖチャンス。当所連覇は大いにありそうだ。
昨年の後期はＳ級で善戦していた城戸俊潔を重視する手もある。１月小松島、２月小倉、同月松山はオール連対の３連覇を達成している。ただ、同月前橋の初日特選で落車し、２日目から欠場。体調には一抹の不安が残る。城戸には中四国スジで栗田貴徳が続くか。
