前回の共同通信社杯の初日一次予選では、清水裕友、小松崎大地らを下した嘉永泰斗(写真)はビッグ初勝利を飾った。
「(前回の初日は)単騎だったんですけど、自分でもビックリでした。でも、(シリーズを通しては)底上げが必要だなっていうのがあった。それで練習を変えたりしてみた。それがハマって調子が良かった。いい感じでモガけた」
近況は成績をまとめているものの、動き自体に満足はいかない河野通孝は、渡邉一成が使っていたフレームで変わり身を期待する。
「前回(取手)は2日間離れているし、その前の富山は恵まれです。さすがに2日間離れると…。自転車に乗っていても気持ち悪いというか、違和感があったりする。直前は良くなってきたんで、取手よりはだいぶいい。ここに来る前に渡邉一成君のフレームで練習をしてたら感じが良かったんで、今回は自転車を換えてみます」
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前回の小松島FIを231着の伊藤颯馬は、そこから中6日。前回は3日間最終バックを取る積極策で見せた。
「(前々回の共同通信社杯が)自信になったかどうかはわかりませんけど、いい経験にはなった。どんどん力をつけてレースを覚えていきたい。調子は変わらないですね。一次予選は(S級)初優勝した時に一緒(ワンツー)だった島田(竜二)さんと一緒ですね」
谷口遼平は7月の富山記念3日目に落車に見舞われて、前々回の福井FIで復帰。前回の共同通信社杯は7368着。
「富山の落車の怪我が少しずつ癒えだして、若干だけど、良くなってきている。15日空いたことで前回の共同通信社杯よりもいいと思う。伊藤君と鈴木(薫)君が同期みたいなので、彼らが踏み合ってくれれば、自分たちにチャンスがありそうですね」
竹内雄作は前回の地元、岐阜での共同通信社杯を6693着。不本意なシリーズだったに違いない。
「体の状態はずっと変わらなくて、調子がいい。ただ、調子がいいのに成績が伴っていないのが、現状ですね。久留米は相性が悪くないと思うから、ここでキッカケが欲しいです」
1カ月半以上のブランクがあった加賀山淳は、リフレッシュ効果か静岡FIを162着、豊橋FIを114着と乗れている。
「夏を休んだんで(調子を)崩さすにいけている。(気温は前検日の)今日くらいならまだいいですね。寒くなればもっと良くなってくると思います。練習もできているんで、調子はいいです」
ビッグ初出場だった前回の共同通信社杯で勝ち星を挙げた松岡辰泰は、弾みをつけて地元記念に臨む。
「前回は動いて初日4着で、最終日は1着を取れたから自信になりました。ここは5月に走って516着でボロボロだったけど、そこで悪い運は使った。まずはしっかりと勝ち上がれるように頑張りたい」
前回の小松島FIの決勝では目標の島川将貴が叩かれるとまくりに転じて久米良との地元ワンツーの準Vだった久米康平。今年4度目となる走り慣れた久留米バンクにリラックスムード。
「(前回は)日に日に良くなっていく感じがあって、最終日が一番良かった。感じはいいままだと思います。(久留米は)今年もう4、5回目だと思います。(初日に連係する三宅)達也さんは、離れる離れるって言ってるけど、いつも付いてきてくれる(笑)」
前々回の松阪記念で3勝をマークした取鳥雄吾(写真)は、前回の共同通信社杯を8233着。未勝利だったが動きは悪くなかった。
「(5月の落車で)鎖骨をやって、復帰した高松宮記念杯では無理やりだったんでバタバタしていた。そのあとの久留米記念で動けたから、もっと上げたくて上積み、上積みと思ってやったら、良くない方向にいってしまった。ただ、徐々にですね。もうちょっと動けたらっていうのもあるし、あとは気持ちで」
阿部大樹に前を託した恩田淳平は、20日間空いたゆとりのローテーション。
「先月に練習しすぎて右手を痛めて、まだ痛いところもある。だけど、練習は木暮(安由)さんとやらせてもらって、(日にちが)空けば空くだけ上積みがある。自分の脚力的にもレベルアップはしている」
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松本秀之介(写真)は落車明けだった前回の青森記念が2821着。3連対とまとめたが、状態はどうだったのか。
「10段階でいったら8、9くらいまで戻ってきていると思います。前回よりもだいぶ良くなった。まずは初日ですね。前回(青森記念)では準決に乗れていないので、(今回は)まずそこを目指していきます」
前回の地元、函館FIを325着で“入魂”した菊地圭尚は、木村弘とのセットで一次予選を迎える。
「(木村が)練習で強いのは聞いていたし、それがレースでも出るようになってますね。自分は前回はあんまり良くなかったけど、地元を走って気持ちも入った。反応もできていると思います」
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前回の平塚記念が台風の影響により1日延びて、松坂洋平は中1日での強行軍。
「地元記念(平塚)で緊張も気持ちも入っていたから、そのあとはどっと疲れが出た。中1日なので、正直、疲れはある。ただ走ると決めた以上は4日間、気持ちで頑張りたい」
島川将貴は前回、地元の小松島FIを215着からの中6日。現状に慎重なコメントをする。
「調子がいいのか悪いのかが、よくわからない。レースにいく前にマッサージ受けたりとかいろいろと試しているけど、いい感じなのかどうかわからない。前期に比べて点数が落ちているのは気にしていない。ほかの人の点数も気にならないですね。思い切りいければ勝てると思うから、ちゃんと仕掛けたい」
門田凌(写真)は6月の久留米記念を2122着の準V。前回の共同通信社杯でもビッグ初勝利を飾り、来月にはGI初出場となる競輪祭も控えている。
「(久留米は)走りやすいは走りやすいけど、なにかあるんですかね。(成績が良くなってくると)練習でもヤル気が出てくる。体調もいいし、練習でもすごく感じがいい。あとは全力を出せるような展開をしっかりっとつくれるように」
藤根俊貴は、前回から3週間近く空いて手応えをつかんでいる。9車立てのの記念もプラスに働きそうだ。
「(前回の)西武園ではいい感触があった。だいぶ上がってきている。9車の流れでしっかりと走りたい。そっちの流れの方が自分にはいいと思います」
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上田尭弥(写真)は前回の青森記念を1138着。一次予選で久々の勝ち星を挙げると二次予選で連勝。リズムよく今シリーズを迎える。
「前回も(合志正臣とは)初日に一緒だったし、今回もしっかりと仕掛けどころを逃さないように。決勝にも乗れた。初日、2日目は内容も良かったと思う。体調面で万全で(練習が)できた」
差し脚が戻ってきた石川雅望は、近況、成績もまとまってきている。
「レースでの細かいミスはあるけど、調子はずっといい。車間を空けて仕事ができるようになったし、余裕も出てきました。レースのなかでは、少しずつですけど、以前に出せなかったスピードが出せるようになってきた」
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屋内木製トラックのPIST6から中1日の根田空史は、疲労の蓄積が心配だ。
「250が終わってから体は張っていなかったけど、少し筋肉痛が出た。ここまでは室内でパワーマックスで軽めに仕上げてきた。250からこっちの実戦で(感覚の違いとかが)どう出るのか。ただその辺はナショナルチーム組はやっていることですからね。普段からカーボンに乗っているから、フレームの切り替えとかは大丈夫です」
小玉拓真は現状のフレームでピリッとしないだけに、我慢のシリーズとなりそうだ。
「脚的には変わりないけど、新車のフレームが全然、間に合ってなくて。今回乗っているフレームがだいぶヘタっている。それで踏んでもあんまり進まないんですよね。練習でもこれだとスピードに乗らない」
前回の共同通信社杯2571着からようやく軌道に乗ってきた渡邉一成(写真)だけに、強豪がそろったシリーズでもV争いに加わってほしい。
「(通算300勝は)今回決めたいですね。でも、(今シリーズは)横綱級がいっぱいいる。それに(初日は)若手のすごいところに入れられた。最近はずっと小田原で練習しています。(CSCのバンクが)しばらく使えないし、小田原は練習環境もいいですから。(5月末の全プロで)落車してから、新しいフレームになってそれが良くなかった。すべての歯車がかみ合ってなくて、ようやくフレームができあがった。(そのフレームを使った)前回からかみ合ってきた」
積極的な組み立てに変化はない佐伯亮輔だが、近況をこう振り返る。
「最近はいい先行ができてない。成績が伴ってないですね。ちょっとずついろいろ考えながらやっている。(弟子の山根将太は)めちゃめちゃ強いんで、自分も負けないように」
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前回の共同通信社杯は67着で3日目以降を欠場。地元のエース、中川誠一郎(写真)は、悪い流れを初日特選で断ち切りたい。
「夏場から(自分の状態が)良さそうで、自分のなかでは少し実戦に出るのがズレた感じですね。高松宮記念杯や、サマーナイトフェスティバルも悪くなかったけど、(7月の)高知から良さが出た感じ。ここまでは前半は練習できて、直前はしっかりと調整して疲れもない。熊本記念は頑張りたいところなので。若い子がどんどん出てきて頼もしいですね。しっかりと調整できたので不安はない。体の問題もない。(熊本バンク再開が3年後となり)やっと決まりましたね。少しずつ、動きだした感じです。練習するところがなくなるので、ロード中心になるけど、バンクにはたまに入りたいので、出稽古になりそうですね」
脇本雄太は共同通信社杯を欠場して、向日町記念の完全V以来、およそ1カ月ぶり実戦。
「ギックリ腰みたいな感じで、精密検査したら腰椎が曲がっているっていうことですぐには完治はしない。痛みはあるけど、自転車にも乗れるんで。練習での違和感はない。でも、本番ではしっかりと気をつけながら走りたい。本格的に乗ったのは2週間くらい。さすがにその(向日町記念)状態にはないと思います」
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