自力基本の自在戦が冴え渡る能代谷元を中心視した。11月防府122着、12月小松島211着、同月松戸212着と、直近3場所は連を外していない。勝ちパターンである好位置キープしてのまくりで、優勝をものにするとみた。同県の出澤拓也が能代谷に続く。24年の後期はS級を張っていたが、9月以降は病欠が多く、4走しかしていない。確定板入りも無かっただけに、体調が浮沈の鍵となりそうだ。
総合力でリードしているのは九州勢だ。石川航大、紫原政文、中村雅仁、福田要とそろっている。先陣を務めるのは、先行基本の競走で力を付けてきた石川だろう。11月伊東で1、2班戦の初Vを3連勝で達成すると、次場所の12月別府は112着。石川がレースを支配する可能性は大いにある。九州勢での連独占は考えておきたい。
波乱を呼べば佐藤竜太、藤原誠の中部勢か。佐藤は先行とまくりを使い分けて優参級に定着しているし、藤原は年齢を感じさせない差し脚を披露している。ただ、佐藤は11月岐阜から病欠が続いているので、体調には一抹の不安が残る。
自力型が手薄の中四国勢だが、まくり兼備の差し脚シャープな吉川嘉斗の連食い込みには警戒したい。
攻め口多彩な能代谷元
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能代谷元
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石川航大