10月に行われた世界選の女子ケイリン種目で日本勢初の金メダルを獲得した佐藤水菜(写真)は、前回の平塚で3連勝の完全優勝。地元Vで弾みをつけて大一番を迎える。
「世界選は日本チームとしてすばらしい結果を出せたのは、いろいろな方のサポートがあったからだと思う。それと自分たちの努力がようやく報われたなってうれしく思います。(前回の平塚は)体調も崩してましたし、トレーニングというよりオフ期間を挟んでいたので、(8月の)オールスターに比べれば仕上がりは良くなかった。けど、しっかり自力を出して3日間、勝ち切ることができたので、結果はすごく満足しています。前回よりは、全然いいと思います」
獲得賞金ランクでのグランプリ出場ボーダー上にいる奥井迪は、ブレることなくこの3日間に気持ちを入れる。
「去年、競輪祭が終わったあとに、トップで戦える自信をなくした。(今年は)グランプリを狙うとかじゃなくて、のんびりとやろうかと思った。そしたら練習環境が良くて、(周囲に)引き上げてもらった。それでこの位置にいられるのはありがたいですね。昨年と違って自分のやれること、可能性を見つけて、来年もやれるっていうその気持ちが大きい。(獲得賞金ランクは)気にしないようにして、自分のスタイルを貫くことに集中したい」
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パリ五輪を最後に競技からの引退を表明した太田りゆ(写真)は、その後の4場所で土つかずの12連勝。現状は静岡を拠点にトレーニングをしている。
「ナショナルチームで練習をすることを卒業した。一人で練習したり師匠(早川成矢)だったり、その日に会えるガールズと練習をしたりしています。まだ、静岡にいるので、準備がで次第、埼玉に戻って練習環境を整えたい。今回からフレームを換えます。練習でやっていい方をと思っていたので、いままでのよりも(練習で)今回の方がいいのかなと」
坂口楓華は獲得賞金ランクでのグランプリ出場を確実なものにしているが、念願のGI制覇の気持ちに変わりはない。
「とくになにも変わってないけど、調子はいいです。バンク練習は基本しないんですけど、ここに入る前はバイク誘導をしてもらった。それでスピードレースに備えてきました。夢はGIを優勝するっていうこと。簡単にはかなわないけど、チャンスはあると思うのでまずはしっかりと力を出し切れるように」
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直近の5場所は負け知らずの15連勝。5場所連続の完全Vと勢いのある尾方真生(写真)は、7月のガールズケイリンフェスティバルVがターニングポイントになったようだ。
「(今年は)前半はあんまり良くなかったけど、ガールズケイリンフェスティバルを獲ってから感じがすごく良くなっている気がします。そこで自信がついたかなと。(近況は)しっかりと(最終)バックを取る競走を意識しながらできている。(前回の熊本のあとは)しっかりと練習ができている。お腹に力が入る感じもあるので、少しは戻っている感じがします」
昨年、女子王座戦を制して初代クイーンの座に就いた梅川風子は、前回の立川を3連勝。競技については、こう口を開いた。
「(世界選のあとは)競技の方は自分でひと区切りつけた。それでガールズケイリンの方に戻ってこようかなと。世界選が終わってからは、オフを取りたかった。立川ではバタバタしていて状態は良くなかった。そこからまだ1週間なので、まだ状態は良くないです。(グランプリ出場には優勝しかないが)そこまで気負いはなく、チャンスを求めて走りたい」
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児玉碧衣(写真)は違反訓練の影響もあり、直近の2場所は一息の手ごたえだったが、そこから1週間のローテーションで変わり身がありそうだ。
「5泊6日の違反訓練があったりもして、あんまり練習ができなかったのが1カ月くらいあった。それでそのあとの豊橋、玉野はだいぶ筋力が落ちていて、自転車にどうやって乗るのかなっていうくらいの感じだった。ただ、(前回の)玉野の最終日くらいは、(脚の感じが)なんか戻りそうだなって雰囲気があった。本来なら2日間くらいオフを取るけど、次の日から乗って戻った感じがあります。(今シリーズ)まずは決勝にいくことを目標に、明日(初日)から頑張りたい」
今年14回の優勝でグランプリ出場をほぼ手中に収めている尾崎睦が、ここまでの道のりを振り返る。
「GIが新設されたことでタイトルを獲りたいって、そこにモチベーションをもっていって臨めたのがプラスに働いたんだと思います。(今年の)後半戦は(レース数を)走るってことで成績にバラツキもあったけど、現時点では良かったと思います。自分一人ではここまでできていなかったので、たくさんの方々が支えてくださった。それでいい状態でレースにいけたんだと思います」
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太田海也(写真)は世界選から2場所を終えて、前回の防府記念を3127着。決勝は地元勢を連れて積極策に出て、4日間すべて最終バックを取った。
「(今年は)競技で言えば、脚力は向上しているけど、結果も伴ってなくてすごくもどかしさを感じました。競輪に関しては(前々回の)小松島から走らせてもらって、走るごとに感覚が良くなってきている。(防府記念では)3日間は体の感覚が良かった。けど、最終日は自分の脚力と感覚がマッチしてなかったので、そこは改善したい。(前回のあとは)玉野で鉄フレームで練習した。デビューしてから一番長い間、鉄フレームで乗っているので、楽しみにしています」
前回の佐世保FIは初日特選を白星スタートの荒井崇博だったが、その後は2日目以降が開催中止で2週間以上空いた。
「(今年は)前半は落車続きで、それを修正するのが大変だった。ここはほかのところよりもチャンスだと思うので、気合を入れて走ろうと思います。(昨年の一次予選で差し切っているけど太田は)去年よりも強くなっていると思うので、自分もしっかりと頑張りたい」
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前回の4日制の平塚FIを7242着の北津留翼(写真)は、そこから中6日でホームの大一番を迎える。いつも通りのリラックスムードだが、状態面に不安がないわけではない。
「(今年はここまで)1着があんまり取れてない。(原因が)ちょっとわからない。体調は変わりないけど、胃腸が弱っている。それが響いているのかは、ちょっとわからないですね。平塚の前に練習量を増やしていたので、(今回は)いつもの練習量に戻してきました。いつもはあんまり調整をしないけど、昨日(前検日の前の日)は調整して疲れを取ってきました」
2月の全日本選抜を優勝して早々にS級S班カムバックを決めた郡司浩平は、仁親王牌以来の実戦。
「去年はここ(競輪祭)の準決がダメ(4着)で、すぐに気持ちを切り替えられた。それが今年幸先よく結果が出たのかなと。最後のここもしっかりと優勝をして、気持ち良くグランプリを迎えたい。権利は持ってますけど、ここを優勝しないと(グランプリに)出られないくらいのつもりで初日から走りたい」
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中野慎詞(写真)は、10月の世界選あとの競輪復帰の2場所で5勝の固め打ち。前回の四日市記念では、決勝で果敢に風を切って新山響平の久々の優勝に大きく貢献した。
「(今年は)オリンピックがあって、オリンピックにすべてをかけて自転車に取り組んだ。鎖骨も折ったけど、そういうのも含めてすばらしい経験ができた。すぐにでも競輪を走りたかったけど、共同通信社杯は走れなかった。函館から走れて、いいモチベーションで走れている。(ナショナルチームが)オフで競輪の練習ができている。引き続き悪くないし、よりいい状態で走れているかなと」
防府の地元記念7連覇がかかっていた清水裕友は2215着。そこからなかなかトーンが上がってこない。
「防府記念に向けて練習とケアをやった。(3場所前の)落車の影響はあんまり関係ないかなと。ただ、あんまり調子が上がってこない感じがありますね。(今年は)前半はわりといい勢いだったけど、6月くらいからはたいした走りができていない。実力、脚力不足ですね。やれることをやったんですけど、テンションも上がってこない」
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前回の四日市記念ではS級S班になって初めての優勝を遂げた新山響平(写真)。獲得賞金ランクでのグランプリ出場がみえている状況だが、気持ちを引き締めて初タイトルの地で再現を目論む。
「(四日市記念の優勝は)中野(慎詞)君のおかげなので、優勝した実感はあんまりない。状態はあんまり良くはない。感覚と成績がマッチしてない感じですね。仕上がってない。そのあとは終わってすぐに追い込んで、3日間くらい調整した感じです。疲れも取れたので、いい状態で入ってこられた。(獲得賞金ランクは)去年と同じくらいの感じなので、ここをしっかりと優勝してグランプリに行きたい」
坂井洋は、前回の岸和田FIを711着。久々のV奪取でリズムは悪くない。
「(近況は)良くなってきてますね。(仁親王牌の)落車の影響が大きくて、ウエートトレーニングもできなかった。順調に良くなってきている。今回は新車できました。前回優勝した自転車も持ってきているので、ダメだったらそっちに換えるつもりです」
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昨年のグランプリチャンピオンの松浦悠士(写真)が、ラストGIで背水の陣。今シリーズは優勝だけを視界に、集中力を研ぎ澄ます。
「(今年はここまで)全然、走れてなかったし、納得のいかない1年でした。(体は怪我の)痛みがありますけど、走れている感じですね。(自分の感覚としては)日に日に上がってきている感じがありますけど、正直、わからない。直前は小倉に2日間入らせてもらって練習をしました。獲るしかないので、考えることが少なくてメンタル的には楽かなと。決勝がスタートラインだと思うので、そこに立てるように」
園田匠は、前回の四日市記念で初日に落車に見舞われた。怪我の影響も最小限に抑えられたようで、ホームバンクのGIシリーズに支障はなさそうだ。
「怪我は軽傷だったので、まったく問題ない。(地元GIの)PRとかもあったけど、練習は普段通りやりました。(今年はここまで)まったくダメでお客さんに迷惑を掛けているんで、しっかりここで(返したい)っていう気持ちです」
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岩本俊介(写真)は初めてのグランプリに向けて、正念場のシリーズ。獲得賞金ランク9位でも、ピリピリとした空気感はなく岩本らしく感謝を忘れない。
「春先に大きい結果(日本選手権を準V)を残して、そのあとはボロボロだった。けど、なんとか年末にたどり着けた。選手生活でこんな感じで迎えたことがないので、まずはここまで来られたことをみなさんに感謝したい。(9月の共同通信社杯で落車した)怪我は治っているんで、いつも通りの練習に戻って、少しずつ上向いているかなと。あとはレースを目の前にしたら、いつも通り一生懸命やるっていうのが自分だと思うので、それで結果がついてくれば」
今年3度の優勝がある脇本雄太は、そのなかで自身の違いを感じ取っているようで、こう口を開く。
「(今年はここまで)全体を通してちょっと良くなかった。優勝したうちの2回は番手からの優勝だと思うので、その辺は変化をしているのかなと。(仁親王牌のあとは)合宿をしたりして、練習はしっかりとできている。近畿勢はこの大会とすごく相性が悪いので、そこをくつがえせるように」
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サマーナイトフェスティバル、共同通信社杯とGIIを連続優勝して獲得賞金ランクを一気にアップさせた眞杉匠(写真)だが、前回の四日市記念では2日目に失格。まだまだ納得のパフォーマンスには至っていない。
「まだやりたいレースがうまくできていないので、そこは戻したい。(踏む)距離が短くなっているところを戻していきたい。(獲得賞金ランクでは)気持ち的にはちょっと楽ですけど、(GIを)獲ってグランプリにいきたいので狙っていきます。(前回は)バンクが重たかったせいか、良くなかった。自分の自転車と体がマッチしていなかったのもあると思う」
伊藤颯馬はいつも通りのマイペースで、気負うことなく自然体で笑みを交える。
「(前回の武雄でも)しっかりと踏めていたと思います。(そこから中10日で)ゆっくり練習して、ボチボチじゃないですか。体も休めてきたし、(感触は)普通です。ここは走りやすいバンクだと思うので、自信をもっていきます」
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初日のトリを務めるのは古性優作(写真)。今年は後半戦にエンジンがかかって、8月オールスター、10月仁親王牌とGI連続優勝。今シリーズにGI3連続Vの期待も高まる。
「(今年ここまでは)前半戦は情けない結果ばっかりだったので、なんとか盛り返せたのかなと。ただ、(前回の京王閣記念は)相変わらず良くなかったですね。(そのあとは)しっかりと練習をしてきました。ただ、気温とかちょっと時期のこともあって、(練習での感触は)良かったり、悪かったりですね。それをここでしっかりとすり合わせられるように。(ダブルグランドスラムは)自分が目標にしていることなんで、優勝しないとその目標には近づけない」
佐々木悠葵は、前々回の仁親王牌でGI初優出。続く前回の四日市記念では、2勝を含む3連対と上々の成績を残した。
「GI決勝を目標にやっていたんで、(仁親王牌では)それを達成できて良かった。前回はすごく疲れをためていたので、感触的には良くなかった。(そのあとは)あんまり変えずに、固定の自転車で(トレーニングを)やってきました。長い距離を踏めないと上では戦えないので、そこを去年の12月くらいから(トレーニングを)始めました」
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