自力基本の競走で、昨年の後期は5Vを達成している治田知也が優勝に最も近いとみた。特に12月は別府211着、松戸も211着と連を外していない。最近の調子も良好で、機動力にものを言わせて別線をねじ伏せよう。菅谷隆司も自力を出せるが、治田とタッグを組めるようなら前を任せるか。治田の仕掛け次第では、逆転があっても不思議ではない。
泉慶輔、菅野航基、宇佐見優介、小橋明紀と駒数そろった北日本勢も好勝負が見込める。先陣を受け持つ菅野は、11月高松132着あたりから調子を上げていて、昨年は最終戦の12月松戸をVで締め括った。豊富な援護陣を盾に主導権を握れば、北日本勢が優勝をさらう場面がありそうだ。ただ、泉は昨年の後期は落車が続いていて、体調には一抹の不安が残る。
ラインの総合力なら中部勢も負けていない。林敬宏、山口智弘の愛知コンビ、尾方祐仁、土岐幹多の岐阜コンビと充実のラインナップだ。今期はA級に降級した林ながら、昨年の後期は6勝をあげていて、自力攻撃に磨きがかかった感がある。A級なら機動力を遺憾なく発揮し、優勝をものにしてもおかしくない。まだ1、2班戦では優勝がない尾方だが、11月は3場所走ってオール準V。着実に力を付けている。
南関勢は自力型が手薄。石橋慎太郎、長田祐弥らは位置取りが浮沈の鍵となりそうだ。
機動力を活かす治田知
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治田知也
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泉慶輔