安定感際立つ菅原大也が連の軸に最適だ。今期の準決はほとんど勝っていて、優勝も5回達成している。直近4カ月の3連対率は、約85%と素晴らしい数字だ。柔軟性を兼ね備えた自力攻撃で別線を粉砕する。渡邉晴智、長谷部翔の静岡コンビが菅原と南関ラインを形成する。渡邉は50歳の大ベテランながら溢れる闘志、差し脚は健在で、今期は4Vを飾っている。好位置占めれば首位に躍り出る場面は十分だろう。
ここ7場所は勝ち星がない岡部芳幸だが、決勝を外したのは1回だけしかなく、調子そのものに問題はない。ここは上遠野拓馬を目標に地元Vを狙う。その上遠野は好調時に比べるとやや物足りない。最近は準決で大きな数字も目に付く。だが、最終バックを先制するレースは多いので、積極的に攻めそうだ。
疋田力也、西村豊の中部勢も侮れない。疋田の自力攻撃は破壊力があり、9月高知ではまくって優勝をものにしている。仕掛けがツボにはまると一発怖い。西村は10月久留米222着とオール連対の準V。初日特選、決勝は伊藤裕に、準決は真鍋顕に食い下がっている。目標つかんだときの捌き、差し脚はしっかりしている。
福田滉、堀政美の栃茨勢は福田が前で好位置を狙うか。ただ、福田は10月静岡で落車していて、体調には一抹の不安が残る。
総合力高い菅原大也
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菅原大也
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岡部芳幸