近況、岡崎智哉(写真)は、好調そのものだ。FI戦は3場所連続で連勝での勝ち上がり。仕掛けの迷いが消えて、積極的な競走を披露している。
「そんなに早めにいこう、いこうとは思ってないんですけどね。仕掛けるところを逃さずに仕掛けるように意識していたら、自転車が進んでくれて早めの仕掛けになっている。(9月の)西武園から自転車を換えて、乗り方も変えたら良くなった。今くらいの仕掛けができているなら、33バンクはプラスですね」
岡崎と同郷の南修二が番手回り。寬仁親王牌では持ち前の鋭脚は鳴りを潜めていたが、そこからの立て直しはどうか。
「寬仁親王牌は良くなかったですね。修正してきたつもりではあります。調子が上がるように練習してきたし、疲れはないです。(岡崎は)いつも頑張ってくれるので、しっかり援護してラインで決まるように」
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皿屋豊はピリッとしない最近の成績に歯がゆさを感じている。現状を見つめてこう話す。
「坐骨神経痛をやってしまって、点数を落としてしまいました。(9月)地元(松阪)記念でギックリ腰みたいになって、そこからですね。デビューしてから5年間突っ走ってきたけど、無理がたたったのかな。しっかり練習もケアも継続的にやっているし、良くなっていると信じている。ここでラインで決めて自信を取り戻したい」
点数上位の渡部哲男は、寬仁親王牌は連日展開が恵まれず未勝利に終わった。好相性の当所で失った流れを引き戻せるか。
「寬仁親王牌は流れが向かなかったね。連日9番手ばっかり回っていた。デキ自体が悪かった気はしないんだけどね。ここまでは調整程度。弥彦から移動距離もあったし、寬仁親王牌の最終日当日に地元に帰れていなかったから、しっかりと疲れを抜いてきた。防府は相性も良いので頑張りたい」
雨谷一樹(写真)は前回の寬仁親王牌で、15年の寬仁親王牌以来6年ぶりのGI準決勝進出を決めた。
「脚の感じは今年一番でしたね。そこ(寬仁親王牌)に向けてやってきて、結果が出て良かった。防府記念まで気持ちを切らさずにいようと思っていたし、今回も力を出し切りたい」
その雨谷には、東日本連係で和田圭がマークする。
「体調も良かったし、寬仁親王牌に向けていろいろやっていたことが良い方向に向いてきました。ここもそうだけど、競輪祭に向けても、こうした方がいいかなってことが見えてきた。雨谷君とは初めてだけど、前回も強かったし、いつも前々に攻めていますよね」
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地元のホープである宮本隼輔(写真)が登場する。昨年の当大会は3連勝で優出しており、今回も大きな期待がかかる。本人もいつになく自信ありげな様子で口を開く。
「(調子は)今年一番いいと思います。ここに向けて練習する中で、少しずつ上がってきました。体も気持ちも整っています。今年も決勝で(清水)裕友と連係したいし、裕友の役に立てる場面があればいいですね」
地元同士の山下一輝が宮本の番手を回る。寬仁親王牌の3日目には、中四国ラインの4番手から鋭い伸びを見せて1着を手にした。
「(寬仁親王牌の3日目は)自分自身でビックリした。ビックリするくらい伸びましたね。しっかりここに向けて準備してきました。寬仁親王牌と、ここは意識してやってきましたね。地元のみんなで盛り上げていきたい。(宮本)隼輔にはよく連れていってもらっているし、頼もしいですね」
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3車で連係する岡山勢が強力布陣。巧者の柏野智典が番手を担い、ラインでの上位独占を狙う。
「(寬仁親王牌は)みんな強いなっていうのが正直な感想。どんどんレベルが上がってきていると実感しました。玉野のバンクが使えないので、ここまでは室内練習が中心。最近は室内と街道トレーニングが中心ですね。疲れは大丈夫。佐伯(亮輔)君とは初連係で不安はあるけど、練習でいいタイムを出していたりするし、強いのは知っている」
白星を量産している阿部拓真も侮れない存在だ。
「1着は取れているけど、すごい手応えがあるわけじゃない。でも、まくりも出るようになってきたしFIで優勝もできた。あまり勝ちは意識し過ぎずに、競走が小さくならないようにしたい」
柿澤大貴(写真)は、寬仁親王牌を3日目から途中欠場。突然の欠場理由をこう説明する。
「実は父が亡くなってしまったんです。いろいろとやらなきゃいけないことが山積みで、練習は3日前からできた感じですね。感じは悪くないけど、レースを走ってみないと、何とも言えないかな。より一層頑張らないとって気持ちになりました。強い気持ちを持って走りたい。父は競輪を見るのを楽しみにしていたし、(休まずに)走った方が父も喜んでくれると思う」
蕗澤鴻太郎は寬仁親王牌に2日目から補充出走。自身2度目のGIを充実の表情で振り返った。
「初めてのGIの時よりも自分の競走ができたと思う。そこまで緊張せずに走れた。魅せる競走ができたと思っています。ここまでは強い練習はしないでケアが中心です。地元が33バンクなので33バンクは走り慣れています。栗林(巧)さんが付いて下さって3車になるのでしっかりと出し切りたい」
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松坂洋平は前回から中12日空いたが、27日に南関地区プロの自転車競技大会に出場。調整が難しいところだが、今回のデキはどうか。
「地区プロはケイリンに出場して2位でした。そこから調整したんですけど、大ギアを踏んだので疲れはあるかな。でも、それまでがかなりハードな日程だったし、それに比べれば疲れが抜けている。前回の(10月)大宮よりはかなり良いと思う」
園田匠は寬仁親王牌の初日に中川誠一郎を差し切って白星を挙げた。ここは連係実績ある林慶次郎に前を任せて一次予選突破を目指す。
「(寬仁親王牌は)初日は良かったけど、2日目に失敗しましたね。でも、感覚は良かったし、脚自体はまったく問題ないです。配分も詰まっていれば詰まっているほどいい。防府は相性悪くないし、いつも良いレースをしてくれる(林)慶次郎に任せていく」
小川真太郎は戦法の幅を広げている。ホームバンクの小松島の改修工事も終わり、練習環境が整って調子は上々。あとはレースで結果を残すだけだ。
「前回からここまでは練習と休息が半々ですね。体調を整えることに重きを置いてきた感じです。最近は脚の調子とレースの流れがかみ合っていないんですけど、脚の感覚的にはいいですね。バンクが使えるようになって、練習でできることが増えましたね。先行、まくり、タイミング次第では粘りも考えて、何でもやっていきます」
東龍之介は、10月岐阜FIでも連係した酒井雄多と即席タッグを組んで挑む。
「地区プロはケイリンに出たんですけどダメでした。自分はそこまで競技に力を注いでいないので、普段の日程と同じような感じで過ごせましたね。9月の青森記念以降、フレームを試していたんですけど、今回は青森の時と同じ物に戻してみます。酒井君とは(10月)岐阜でワンツーが決まっています」
三谷竜生は10月福井FIを完全優勝し、勢いに乗って臨んだ寬仁親王牌だったが結果は二次予選敗退。ただ、調子自体は維持しているようで、今シリ今節の走りにも注目だ。
「自分の脚のデキよりも、成績は良くなかったかな。練習から調子は良かったんですけど、GIの難しいところですよね。流れにうまいこと乗れなかった。しょうがないです。ここまでは普通に練習したし、大丈夫だと思う」
三谷とは寬仁親王牌の最終日にも連係した志智俊夫が、中近連係でここも番手を回る。
「体調は問題ないです。寬仁親王牌は自分なりには走れたと思う。自分の状態は変わっていないんですけど、GIとなると周りがみんな強くて結果を残すのが大変ですね。三谷君とは前回の最終日も連係しているし、ここだったら底力が違うでしょう」
山田英明(写真)は久々の一次予選スタート。油断のできないメンバー構成だが、底力を示したいところだ。
「前回は体がなんかおかしいなと思って地元に帰って調べてみたら、ギックリ腰のような感じになっていた。ここまではケアと練習ですね。今回はあっせんされたメンバーもいいですし、競輪祭に向けて鍛えてもらいに来た。何かつかみたいですね」
ここ6場所は決勝から遠ざかっている高久保雄介だが、本人は悲観はしていない様子だ。
「前回も決勝には乗れていないんですけど、ここ最近の中では収穫のあった3日間だったと思います。今回も自分が納得できるレースをしたい。しっかり練習してここに向けてやってきました。今までやってこなかった練習に取り組んでいる最中なんですけど、時間がかかっても地道にやっていきます」
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地元地区期待の新星、町田太我(写真)が一次予選のメインを飾る。直前はFI戦を連覇しておりムードは最高潮だ。
「前回の別府はいい感じの仕上がりになっていたと思う。後ろのおかげで優勝できたんですけど、自分でも動けていたと思う。(前検日の)3日前に広島が使えなくて、ここで練習しました。まくりが出ない印象ですし、先行で頑張りたいですね」
地元のベテラン、桑原大志が町田の番手を回り、強力ラインを形成する。
「それなりに練習はできました。ここに向けてというよりかは、時間が空いた時は土台を作り直すことを考えている。タテ脚を磨く練習をしてきました。すぐに結果が出ればいいけど、そういうものでもないと思っている」
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新田祐大(写真)はグランドスラムをかけた前回の決勝で痛恨の失格。ただ、気持ちはすでに切り替えたようで、今シリーズも世界クラスのスピードを存分に発揮してくれるだろう。
「(前回は)失格にはなってしまったけど、開催を通して勝負するところでしっかり仕掛けられた。自分らしい走りをできる場面をつくれれば、成績がついてくると感じられました」
地元のエースである清水裕友は、地元記念4連覇をかけて、並々ならぬ気迫で偉業に挑む。
「1日休んで、練習して、ケアはしたので疲れは大丈夫です。(4連覇は)もちろん目指しています。地元は譲れない思いで走っている。去年も寬仁親王牌は悪かったけどここは優勝できた。なので、今年も寬仁親王牌はたいした成績を残せなかったけど、その辺は気にしてないです」
あっせんしない処置で1カ月間競走を離れていた守澤太志は、ここで復帰する。
「休んでいた間は家のことをやったりしていたけど、後半はしっかり練習ができました。GIを外から見て、すごいなと思った。今年の目標はグランプリに出ることですし、そこをずっと意識している。防府は去年(11月に)グランプリ争いをしている時に追加で呼んでもらって、優勝できた。あの優勝は大きかったですね」
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