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HOFU KEIRIN

63#

検車場レポート

  • 3/14 Thu. (前検日)
  • 3/15 Fri. (1日目)
  • 3/16 Sat. (2日目)

1R

選手の写真です。
佐藤水菜選手

 前回の3月宇都宮FIIは223着と、未勝利に終わった長澤彩。しかし、理由は明確でしっかり修正して今シリーズを迎える。

 「前回は試してみようと思って、いろいろ変えていったんですけど、あれ?って言うのが結構あったので、今回は全部戻してきました。12月に(防府に)来た時は、落車失格をしてしまったので、その分も頑張りたいです」

 佐藤水菜(写真)は、今年初戦の1月平FIから3連覇を達成。ここ2場所は決勝で確定板を外しているが、調子は悪くなさそうだ。

 「花粉症になってしまったのか、ちょっとしんどい部分はあるんですけど、練習の感覚は最近にないくらいよかったです。それをレースで出したいですね。前回の別府(FI)で背中を痛めてしまったんですけど、そこはしっかりケアをしてきました」

 

2R

選手の写真です。
大久保花梨選手

 2月立川FIと玉野MNを連覇した高木真備は、前回の3月岐阜FIIで112着。トップクラスで安定した成績を残している。

 「(前回は)調子はよかったんですけど、決勝で消極的なレースをしてしまいました。なので、今回はそこを修正して走りたいです。333バンクは好きな方なので、防府もいいイメージはあります」

 昨年は、アーバンナイトヴィーナスを含む5Vを飾った大久保花梨(写真)。今年はまだ優勝がないので、結果を残して流れをつかみたい。

 「体調に問題はないんですけど、最近はあんまり調子がよくないんで、上げて行きたいですね。調子を上げるためにも、積極的に走りたいです。練習はいつも通りバンクに入ってやってきました。(防府は)悪いイメージはないんですけど、333バンクにしては長く感じます」

 

3R

 嶋津拓弥は前回の3月大宮FIで今年初優出。1月奈良FIの落車から精彩を欠いていたが、ようやく復調してきた。

 「ケガは打撲くらいだったんで、もう影響はないです。復帰してすぐはバランスがちょっと崩れてたんですけど、それも大丈夫です。練習の感じはもう落車する前に戻ってます。今年はまだ勝ち星がないんで頑張りたいですね」

 坂本健太郎は今年に入って目立ったヒットはないが、状態面に不安はない。

 「(2月)岸和田から新フレームで無理やり乗っている感じです。あんまり1着は取れてないけど、スピードは出ているから大丈夫でしょう」

 

4R

 佐藤博紀は強烈なまくりを主武器に各地で存在感を放っている。

 「冬から練習でウエイトを取り入れたり、セッティングを換えたりして、いろいろ試してました。それで結果があまりよくなかった時期もあったんですが、徐々によくなってます。もう雪もなくて、いまは外で練習できています。自力でしっかり仕掛けます」

 小野大介は前回の地元平FIで7カ月ぶりの優出を果たした。

 「平の感触はよかったし、体調は問題ないです。終わって次の日にここの追加をもらいました。軽めの練習で状態は変わらないですね。佐藤君にしっかり付いていきます」

 

5R

選手の写真です。
河端朋之選手

 河端朋之(写真)は自転車競技で世界を舞台に活躍している。今年初の競輪出走でどのような走りを見せるか。

 「自分自身も日本チーム全体もしっかりレベルアップできていると思います。オリンピックシーズンに入ってのメダルラッシュですからね。3月2日に帰国して、そこからオフという感じでした。ワッキー(脇本雄太)の祝勝会に行ってから地元に帰りました。ロードを中心に練習はボチボチやりました。これが今年初仕事ですね。走るからには結果を出したいです」

 荻原尚人は前回の平FIで決勝3着と好走した。

 「以前は先行しても4、5着だったけど、(予選は)ギリギリ3着に粘れた。決勝もまくれたし、少しはよくなっていると思います。いつも通り行けるところから行くだけですね」

 

6R

 伊藤信は成績の波が激しいものの、仕掛けがはまった時の破壊力は凄まじい。

 「2月はけっこう配分が詰まっていて、疲れがひどくて、前回の四日市は全然ダメでした。今回は中9日あったんで、1回緩めてから練習して回復しました。状態は大丈夫です。自力でしっかり頑張ります」

 才迫開は今年に入って勝ち星がまだない。そろそろ結果がほしい。

 「最近はそれなりにしっかりレースは作れていると思います。(2月小倉FIの)初日がいいきっかけになりました。びびらないで仕掛けたい。そこだけですね」

 

7R

 近況は優出が少ない久米康平だが、少しずついい感覚を取り戻している。

 「去年は、調子が悪くなった原因が分からないまま走っていたんですけど、足首が悪いってことに気づいたので、足首を治していい感覚が戻ってきています。成績は今ひとつって感じなんですけど、最近は1着も取れるようになってきたし、感覚はいいですね。(弟子の小川)真太郎と走るためにも、しっかり勝ち上がりたいです」

 その久米に前を任せるのが、三宅達也だ。2月和歌山FIでの落車の影響はどうか。

 「股関節を痛めたのが、まだ痛いのは痛いですね。でも、日に日によくなっている感じはあります。久米(康平)君は、毎回頑張ってくれて、結構いい着を取らせてもらっているんで、今回もしっかり付いていきます。防府の相性も昔からむちゃくちゃいいから、頑張りたい」

 

8R

選手の写真です。
山岸佳太選手

 山岸佳太(写真)は、地元の2月取手FIで17年8月小田原記念以来のVをゲット。調子は引き続きよさそうだ。

 「最近は、成績と調子の波が小さくなってきて、悪くないと思います。前回(3月四日市FI928着)は、初日特選と決勝で、中西(大)と先行争いをしての結果なので。四日市が終わってからは、あまり休まずに練習をしてきた感じです。防府はA級の時から決勝に乗ったことがないので、払拭して帰りたい」

 近況のFI戦は、準決敗退が続いている武藤龍生だが、随所に白星は挙げている。

 「自分の状態が悪くないっていうのもあるんですけど、ラインのお陰で1着が取れているっていう方が大きいですね。前回(3月大宮FI)からは、ギアを変えたり、少し練習メニューを変えてやってきたので、仕上がっているとは思います」

 

9R

選手の写真です。
松岡健介選手

 12月岐阜FIで落車し、1月防府FIで復帰した松岡健介(写真)。復帰後は準決勝が壁となっているが、全日本選抜で白星を挙げるなど、復調に向かっている。

 「最近は、最終日に1着を取れているんですけど、違うところで1着が欲しいですね。前回(3月岸和田FI)からは、ゆっくりしている気持ちの余裕もなかったんで、しっかり練習してきました。今回は決勝に乗りたいです」

 堅実な林巨人が、松岡をマークから勝機をつかむ。

 「前回(3月平FI)は決勝に乗れなかったんですけど、最近はまとまっているし悪くないですね。防府は、前々にいないと届かないですよね。なので、まずは松岡さんにしっかり付いていって。何回も連係しているし、安心して付いていけます」

 

10R

 稲川翔は、前回の3月岸和田FIで復活の地元優勝を飾った。今回もこの流れのまま白星スタートを狙う。

 「いい感覚かっていうのは分からないんですけど、レースで動けるようにはなってきました。(体の状態は)気にすると気になってくるので、気にしないようにしています。防府は前回(17年11月に)優勝しているので、今回も頑張りたいです」

 2月伊東FIで完全Vを果たした高久保雄介も好調ムード。積極的な競走で稲川とワンツーを決めるか。

 「(伊東と)同じ333バンクですけど、今回はメンバーも強しバンクの形も違いますからね。でも、後ろ(稲川)が頼もしいので、信頼して走ります。練習もしっかりしてきたので、脚は悪くないと思います」

 

11R

選手の写真です。
宮本隼輔選手

 地元注目のルーキー宮本隼輔(写真)がGIIIに初参戦。ルーキーチャンピオンレースを制したばかりで、勢いは十分だ。

 「S級でもちゃんと走れていると思います。ルーチャン(ルーキーチャンピオンレース)はおまけみたいなものですね。でも、やっと同期の松井(宏佑)さんに勝てたんで。地元っていう緊張はないですけど、GIIIなんでそれなりには。最低、決勝に乗れるように頑張ります」

 同県の國村洋が、宮本にきっちり続いて準決勝への切符をつかむ。

 「前回(3月平FI)は、自分に足りないものが見つかったんで、ここからリスタートだと思って頑張ります。追加ですけど、地元で意識はしていたので問題ない。(宮本は)スピードも持久力もありますからね。まだまだ先が楽しみな新人というか。しっかり付いていきたいです」

 

12R

選手の写真です。
桑原大志選手

 地元勢をまとめるのは桑原大志(写真)だ。前回の3月岸和田FIの欠場が気になる。

 「前回は腰痛で休みました。でも、しっかりやれることはやってきたつもりです。宮本(隼輔)と清水(裕友)と練習をしていると、自信喪失というか(笑)。ビックリするくらい強いですね。初日は、小川(真太郎)君に任せて。いつも頑張ってくれるんで、しっかり付いていきます」

 小川真太郎は、今年初戦の1月平塚FIを4連勝でV。その後も2月高松記念で1633着など復調している。

 「今回からフレームも車輪も新しくして、リフレッシュしてきました。気持ちを新たに。前のフレームは、出脚が重たかったんですけど、今回のは軽くなりました。前回(3月岸和田FI)からは、高知合宿に行って練習してきました」

 桐山敬太郎は1月立川記念で優出すると、2月静岡記念でも決勝にコマを進めた。今回も、持ち前の自在な走りで上位進出を目指す。

 「岸和田(FI)から中8日だったんで、ちょっと強めに練習してきました。体調も、練習の感触も引き続きいいですね。333バンクは好きなんで、防府もいい印象があります」

 

1R

選手の写真です。
長澤彩選手

 初手で内に長澤彩、外に佐伯智恵の両名で2番手の位置で併走のまま赤板を迎えると、5番手から上昇した佐藤水菜が打鐘過ぎに叩いて主導権。3番手の位置まで追い上げた長澤が残り一周から巻き返しを狙ったが、佐藤水菜が軽快に合わせてそのまま堂々と押し切った。

 「本当はダッシュよく一周くらいで踏みたかったけど、前で併走していたので(頭を)切り替えて押さえて駆けました。(伊東の決勝で長澤に)ゴール前で差されているイメージが強かったから、今回も差されるかなって思ったけど、333バンクなのでここまで粘れれば大丈夫かなって感じでした。練習と比べると感覚が違ったんですけど、(自転車は)流れているなって。背中はまだ痛いけど走る分には影響ないとおもいます」 

 外併走でしぶとく踏み続けて2着に入った長澤彩(写真)だが、悔しそうにレースを振り返る。

 「(初手の位置で2番手にこだわらず)引けば良かったかな。なんかムダに脚を使ってしまった感じですね。(ホームで)外に浮いてしまったので踏んだ方がいいかなって感じでした。でも、内が気になってしまって踏み方が甘かったかも。VTRを見てしっかり修正します」

 

2R

選手の写真です。
高木真備選手

 地元の渡口まりあが赤板の2コーナー、6番手から一気に踏み込んで先頭に立つ。すかさず反撃に出た大久保花梨がホーム過ぎに渡口を叩き切るが、これを追った高木真備(写真)がバック前からまくって後続の追撃を振り切った。

 「先行したかったんですけど、ちょっと失敗ですね。(渡口と)初めての対戦でどういう感じか分からなかった。無理くり行ったんで、(大久保)花梨とスピードが合ってしまった。もうちょっと待ってもよかったですね。最後は抜かれたと思いました。でも1着が取れたんで。修正できればいいと思います」

 前受けの内村舞織はホーム前に高木の後位に収まって続いたが、前を交わせず2着。

 「(高木)真備さんに行かれた時も落ち着いてました。でも抜けてないですからね。強い人を1車ぶん抜くのはしんどい。冷静に見ながら走れているし、反応はいいです」

 

3R

 嶋津拓弥が打鐘の2センターで佐藤佑一を叩いて先頭に立つ。そこを、清水剛志が一気にカマして最終回へ。しかし、番手の山内卓也が離れてしまい、一人で逃げる展開に。ホームで後方に置かれた坂本健太郎は、すかさず反撃に出ると、1センターで浮いた山内の外を強引にまくる。最後は、後続を引き離して逃げる清水を4コーナー手前で捕らえてゴールした。

 「南関も中近も(ラインの)後ろがしっかりしているんで、早めに仕掛けるやろうなとは思っていました。自分が仕掛けた時は、行けるんか半信半疑でしたね。スタートけん制で、呼吸が整うのに時間がかかったんで。(2月)岸和田くらいから新車にして、スピードが出ます。ここに来る直前も、バイク誘導でスピード練習をしてきたのでいい感じです」

 坂本マークの牧剛央が、きっちり2着に続いた。

 「(坂本)健太郎が頑張ってくれました。1センターでキツイのかなと思って、内に切り込もうかと思ったけど、乗り越えましたね。強かったです。自分の調子もまずまずだと思います」

4R

選手の写真です。
荒井崇博選手

 初手で中団を確保した津村洸次郎が、後ろ攻めから押さえた野村典嗣を叩いて主導権。7番手まで下げた佐藤博紀が打鐘過ぎ4コーナーから巻き返しを狙ったが、車間を空けて待ち構えていた荒井崇博(写真)が2コーナーから合わせて番手まくりを放ち、そのままゴール線へ一番乗りを決めた。

 「津村がずっとペースというかガツンって踏まないからこれは来るぞって。止められそうならヨコだけど、スピードが違ったから合わせて踏むしかなかったですね。あのペースじゃやっぱり(佐藤は)来ますよね。(津村は)その辺がもっと巧くなれば強くなると思うけど」

 九州勢の後ろを選択していた真田晃が荒井に続いて2着をキープ。

 「付いていく分には余裕もあったし、最後も一杯な感じじゃなくて差し込めるかなって感じで回れたので。落車の影響はなさそうですね」

5R

 河端朋之がワールドクラスのスピードで魅せた。レースは後ろ攻めから早めに動いて切った荻原尚人を、重倉高史が赤板前に押さえて逃げる。前受けから7番手に下げた河端は最終2コーナーから大外を豪快にまくり切った。

 「ライン戦が久しぶりなんで、難しいところもありました。踏んだり止めたりするんじゃなくて、どっかで踏んだら止めないレースをしようと思ってました。見ながらだったんですけど、乗り越えられる感じはしました。(競技用の自転車と)進む感じはやっぱり違う。進んでない感じはあるんですけど、気にせずに力を出すしかないですからね。今期初戦で久しぶりの1着なんでよかったです」

 マークの山下一輝が懸命に食い下がって2着。地元の意地を見せた。

 「うれしいです。河端サマサマです。いい経験をさせてもらいました。ドキドキでしたけど、なんとか付いていけました。前回の平の3日目にセッティングを換えて、それがいいほうに出ました」

 

6R

選手の写真です。
才迫開選手

 7番手から上昇した日当泰之に合わせて、才迫開が踏み込んで中団をキープする。しかし、赤板で伊藤信にすくわれて外併走に。それを嫌った才迫は、2コーナーから仕掛けようとしたが、番手の富弥昭が車間が開いていた伊藤の前に入って、才迫を迎え入れる。中団で立て直した才迫開(写真)は、最終バックからまくり出ると、スピードよく前団を飲み込んで白星を挙げた。

 「富先輩様様様です(笑)。今年初勝利。長かったですね。(作戦は)中団で先に仕掛けるっていうのだったんですけど(すくわれてしまった)。早めに(中団に)入れたんでよかったです。必死でした」

 好アシストを決めて、才迫に続いた地元の富弥昭が2着に入った。

 「(才迫)開のお陰ですよ。全部やってくれました。最近は積極性があるし、ああやって別線を動かして、脚を使わせていますからね。点数以上に脚がありますよ。自分は、離れなくてよかったです」

 

7R

選手の写真です。
小橋秀幸選手

 久米康平が松岡孔明を叩いて打鐘から一気にスパート。後方まで下げた佐藤朋也が、追い上げながら松岡の後ろへ切り込み残り一周。車間を空けて久米をリードした三宅達也が最終バックからまくり上げてきた松岡を張りながら抜け出すかに思われたが、3コーナーで自ら外を踏み込んだ小橋秀幸(写真)が鮮やかに突き抜けた。

 「(佐藤)朋也さんが内へ切り込んだからどうするのかなって見ながらでしたけど、自分の踏める態勢も整えておこうと思いました。自分的には3コーナーからですね、踏んだのは。自分が届くかなって所から踏んだら思ったよりも伸びましたね。練習の成果ですね。自分はやればすぐに(成果が)出るので。やれていないときは全然なので(苦笑)。調子がいいから自信を持って走れている」

 惜しくも勝利を逃した三宅達也は悔しそうにレースを振り返る。

 「久米君が頑張ってくれたし、飛び付かれないように3人で出切れるように踏んでくれた。(松岡)孔明が止まったと思ったので決まったかなって思ったんですけどね。外に気配がして踏んだけど遅かったですね…」

 

8R

 赤板で掛水泰範を押さえた山岸佳太が、すかさず反撃してきた飯塚隼人を突っ張って逃げる。最終2コーナーからまくり上げた掛水は中団の外まで。最後まで力強く踏み切った山岸が逃げ切りで人気に応えた。

 「苦しかった。九州勢は2段駆けもありそうなんで、出させる気はなかったです。新しいギアの組み合わせでちょっと重かったので、元に戻すかもしれない。(武藤龍生と)ワンツーが決まってよかったです」

 武藤龍生は前を交わせなかったが、献身的なアシストで2着に入った。

 「2周からすごい踏んでいきましたからね。ホームから踏み直していたので、これなら大丈夫だなって。あれだけ頑張ってもらったので、何としても決めたかった。余裕はあったんですが、最後はちょっと引きつけすぎましたね」

9R

 誘導員を降ろしてハナに立った土屋壮登を、日野博幸が赤板1センターで叩いて先行態勢に入る。隊列を一本棒にして逃げる日野に、7番手の松岡健介は最終ホームから反撃開始。段違いのスピードで前団を抜き去ると、最後は番手の林巨人が松岡を交わしてゴールした。

 「(松岡)健介さんが強かっただけですよ。僕は付いて行っただけなんで。(松岡は)余裕があったし、スピードが違いましたね。出切った瞬間に、ワンツーが決まったと思いました。あとは、抜けるか抜けないかだったんで、差せたんでよかったです」

 好回転でまくった松岡健介が2着。ラインでワンツーを決めた。

 「本当は3コーナー目がけて仕掛けるつもりだったんですけど、結構日野君が踏んでいたんで。あれだけ踏んでいたらホームから行かんとと思って行きました。久々に3分戦の先頭だったんで頑張りました」

 

10R

選手の写真です。
高久保雄介選手

 青板バックから動いて誘導の後位に入った本郷雄三を、一戸康宏が叩いて主導権を握る。7番手になった高久保雄介(写真)は、最終ホームから反撃。グングンと前団に迫り2センター過ぎに先頭に立つと、番手の稲川翔を振り切って白星を挙げた。

 「一戸君がドンドン踏んで行ったから、早めに巻き返すタイミングはなかったですね。でもチャンスは来ると思っていたので。車はシュッと出てくれたけどちょっと重かったですね。花粉症なのかしんどかったです」

 高久保を差せずに終わった稲川翔は首を傾げる。

 「差せたと思ったんですけどね…。高久保君が強かった。2コーナーから伸びていきましたね。今日は最低限、ゴール前勝負だと思っていたし、緊張感のある中で走れたけど詰めが甘かったですね」

 高久保の巻き返しを阻むことができなかった近藤保であったが、何とか3着に入線した。

 「ちょっとスピードが違うなって感じだったけど、(高久保が)横に並んだ時に一戸君が合わせてまた踏んでくれたおかげですね」

11R

 地元の宮本隼輔が圧巻のパワーで完勝した。赤板で飛び出した水谷将司を和田禎嗣が叩いて逃げる。前受けから7番手まで下げた宮本はすかさず反撃。ホーム過ぎに和田を力でねじ伏せると、さらに加速してラインで上位独占を決めた。

 「キツかったです。ホームで出切れればいいやって。道中は向かい風だったんですけど、もがき始めたら追い風になりました。風に助けられましたね。脚と気持ちは一緒ですけど、勝ててよかったです」

 國村洋が懸命に食い下がり、地元ワンツーが決まった。

 「地元みんなで勝ち上がれて本当によかったです。(宮本)隼輔への応援が多かったけど、自分への応援も聞こえたので、絶対に決めないといけないと思ってました。気を遣って仕掛けてくれたのは分かりました」

 

12R

選手の写真です。
南修二選手

 赤板手前でハナに立った桐山敬太郎に、小川真太郎は赤板1センターから反撃。しかし、桐山も合わせて踏み上げて打鐘を迎える。小川は和田健太郎から再三のけん制を受けながらも、外併走で粘って最終バックを通過するが、最後方から南修二(写真)が自力に転じてバックまくりに出る。大外から豪快に飲み込んで初日特選を制した。

 「(山本が)内に詰まったんで、先に踏んでしまいました。結果、(山本と)ワンツーですけど、結果だけなんで。準決勝では、内容もしっかり走りたい。自分の調子は普通です」

 最終1センターで島田竜二と被った山本伸一だったが、外側の島田を飛ばし、南を追いかけて2着に入った。

 「ワンツーですけど、レースの内容は何とも言えないですね…。全体的にリズムが乱れていた感じでした。桐山が行って、小川が叩いて、その上を自分が行けるかっていうのだったので、ワンテンポ待っていた分、ちょっと遅れてしまいました。体自体は、悪くないと思います」

 小川が不発と見るや、最終バックから自らタテに踏んだ桑原大志が3着に入った。

 「(小川が)結構、抵抗されていたから、自分で行かんと後ろから来るなと思って行きました。イチかバチかでしたけど。島田さんも付いてくれていたし、このままだと(ラインで)7、8、9着だと思ったんで。なんとかよかったです」

1R

選手の写真です。
内村舞織選手

 内村舞織が会心のレースを披露した。人気を背負った佐藤水菜は初手で6番手に。3番手に位置した大久保花梨が車間を空けて佐藤をけん制すると、正攻法に構えていた内村が残り一周手前から突っ張り主導権。後方から巻き返しを狙った佐藤は大久保に合わされて外々を踏まされる苦しい展開に。合わせて踏んだ大久保の伸びは一息で、内村舞織(写真)が両者をまとめて封じた。

 「(大久保が)ずっと後ろの佐藤さんを見ていたので。自分のことは見ていなかったので、駆けてしまおうと。キツイはキツイけど、いく勇気って大事ですね。ホームでちょっと踏み過ぎたから4コーナーで脚が残っていなかったけど、佐藤さんは横に並んだら強いので、並ばれないように先に踏みました」

 決勝進出へ2着以内が条件となっていた大久保花梨はほっと一息。

 「佐藤さんがいつもより来るのが遅いなって。いつもならジャン前に来るのに来なかったので車間を空けました。(佐藤に)一度も勝ったことがなかったので緊張しました。でも舞織が強かったですね。調子もそこまで良くなくて車の伸びが足りない感じですね」

 

2R

選手の写真です。
高木真備選手

 太田美穂が打鐘から一気に踏み込んで主導権を取る。6番手となった高木真備(写真)は4コーナーから反撃。太田の後位から踏み上げた長澤彩を最終2コーナーでねじ伏せると、そのまま後続の追撃を振り切って連勝を飾った。

 「無理やりでも行きました。苦しかったです。33が久しぶりすぎて、やっぱり400とは仕掛けどころが全然違う。走り方が難しいですね。決勝は相手も強いんですが、一番いい走りができるように」

 最終バックで高木の後位に収まった長澤彩が2着に入った。

 「キツかったです。けっこう踏んだり止めたりで、余分な脚を使ってしまって、脚がいっぱいでした。悪くはないけど、すごいいいなって感じでもない。最近は1着が取れてないので1着がほしいです」

 

10R

選手の写真です。
山本伸一選手
選手の写真です。
河端朋之選手

 初手で5番手の位置を確保していた才迫開が赤板目掛けて一気にスパート。3番手の國村洋が遅れてしまい追い上げた山本伸一が河端朋之の後ろを奪取。桐山敬太郎も俊敏に追い上げて山本後位を奪って残り一周。後方から追い上げてくる稲川翔を見た河端は1コーナー手前から番手発進。後ろに付けていた山本伸一(写真)が直線で抜け出して決勝へ一番乗りを決めた。

 「初手の位置としては一番嫌でしたね。でも、桐山さんが来なかったので車間を空けながら巧く追い上げられたけど、稲川君には迷惑をかけてしまった。あの位置を取れたし、仕掛けても桐山さんを引き出すだけだと思ったので。感触自体も悪くないと思います」

 山本後位を奪った桐山敬太郎が2着に入線。

 「最近は調子がいいから余分に脚を使っていたけど、たまには頭を使わないと(笑)。自分が切らなくても赤板で絶対に仕掛けると思ったから。それで前がごちゃつけば、ジャンで思い切って叩くか、入れるところに追い上げるかでしたね。後ろには迷惑をかけてしまったけど反応はできていると思います」

 才迫を目標に番手まくりを放った河端朋之(写真)だったが、ゴール前で失速して3着に。

 「自分で戦うよりキツイレースでしたね。でも、(才迫)開の気持ちがうれしかったです。ホームで詰まったけど、ちょっと待ってから仕掛ける感じになったので脚にきました」

 

11R

選手の写真です。
宮本隼輔選手
選手の写真です。
高久保雄介選手

 宮本隼輔(写真)が圧巻のパワーで連勝を飾った。後ろ攻めから早めに動いて赤板前から先行態勢を取る。1コーナーから反撃に出た高久保雄介が打鐘で先頭に立つが、内から盛り返した宮本が主導権を奪い返すと、そのまま力強く押し切った。

 「うれしいですね。(高久保を)出させてもいいと思ったんですけど、2周切っていたんで、行っちゃえと。出切られたんですが、(高久保が)1回浮いたんで出れました。キツかったです」

 最終2コーナーで宮本の後位に収まった高久保雄介(写真)がそのまま2着に流れ込んだ。

 「僕の叩き方が甘かったですね。(宮本は)あんなところを走りながら復活するのかって。あのかかりはすごい。強かったです。もうおっさんですね。若い力を感じてます。脚は悪くないです」

 宮本の番手勝負に出た竹内智彦は高久保の後位の3番手で態勢を立て直して3着に食い込んだ。

 「番手を主張して正解でした。内に詰まる感じになったけど、諦めて踏んで好位に入れた。調子も上がってきているし、決勝に乗れてよかったです」

 

12R

選手の写真です。
荒井崇博選手
選手の写真です。
桑原大志選手

 後ろ攻めから動いた山岸佳太は、中団の小川真太郎にフタをしてから、前を叩いて先行態勢に入る。後方になった小川は、赤板1センターからすかざず反撃。4コーナー手前で山岸から主導権を奪取する。そこへ、脚を溜めていた松岡健介が襲い掛かる。最終バックで先頭に躍り出ると、松岡に切り替えていた荒井崇博(写真)が鋭く伸びて白星をゲットした。

 「今回は俊敏に動けとるね。行こうかなって思った時に(松岡が)行ってくれたけん、タイミングもよかった。最後もよく(松岡を)抜けたと思う」

 冷静に好スピードでまくった松岡健介が2着に入った。

 「(最終4コーナーの真田晃の)落車は残念ですけど、まくり切れたのは大きいですね。(小川と山岸が)相当、気合いが入っていたんで、負けられないなと。山岸君が前を切る時に、(前受けの)牧(剛央)さんが簡単に飛び付けそうなスピードだったんで、そこは難しかったです。(決勝に上がれたので)もう少し腐らず、頑張れそうです」

 最終バックで目標の小川がまくられるも、切り替えて荒井を追いかけた桑原大志(写真)が3着。地元の意地を見せて決勝進出を決めた。

 「107期(小川と山岸)は気持ちが強いね。小川君が頑張ってくれたお陰です。松岡君がドカンと行ってしまったし、荒井さんも来たから、ここまで(小川に)やってもらって3着がないのはマズいと思って踏みました。簡単じゃないと言うか、みんなそれなりにたくらんでいますからね。感じも悪くないんで、決勝も頑張ります」