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決勝戦レポート

和田真久留(神奈川・99期)

和田真久留が記念初V

 「嬉しいです。よかったです」。表彰式を終えて検車場に戻ってきた和田真久留は笑顔で記念初優勝の感想を口にした。主導権を握る近畿勢の後ろを取れた時点で優勝の確率はかなり高くなったはず。それでも「稲毛さんもハイペースでキツかった。いつ単騎の選手が飛んでくるかわからないし、余裕はなかった」。先に動いて位置を取った和田真も脚力を消耗していた。そこに打鐘過ぎ4コーナーから仕掛けてきた新山が迫って来たが、和田真は俊敏に新山を追いかけた。
 「新山(のスピード)と松岡さんが出て行くのか。そこを見極めて和田(健太郎)さんとゴール前勝負と思った。来なかったら松岡さんより前に仕掛けるつもりだったんで、すぐ反応できました」
 9月青森記念の落車で鎖骨骨折。今回は1カ月ぶりの実戦だったが、「1カ月充実してた。休養や見つめ直すこともできたし、それが大きく影響した」と初日からブランクを感じさせない走りを見せていた。さらに過去4走で2度の優勝実績がある防府競輪場との相性も和田真に味方した。
 「これからは競技でも競輪でも結果を出せれば。そこは追い求めていきたい。(記念初優勝で)気持ちのなかでひと区切り。これから新しい一歩を踏み出せると思います」
 記念優勝を足がかりに、次はビッグレースでも。これからも和田真は一段ずつステップアップしていく。

 松岡健介が新山、和田真を合わせ切れずに後退すると、村上義弘は和田健をさばきながら踏み込み2着に食い込んだ。
 「健太が気合いを入れて頑張ってくれた。ただ(新山が)強かったです。うまく健介が新山の後ろに入れればと思ったんですけどね。そこからは健介を見ての判断になりました」

 打鐘過ぎ4コーナー、9番手から仕掛けた新山響平は3着。単騎でも十分に見せ場を作ったが惜しくも優勝はならなかった。
 「座り直さなければ…。出切って2センターで座り直さなければタレなかった。あれでそれまで骨盤が入ってたのがおかしくなったので。今日は詰まったら行こうと思ったけど、なかなか詰まらなくて。太田が内に行って戻ってきたので、ここしかないなと思って行ったら意外と伸びた。自力を出せてよかったです」

 和田真マークの和田健太郎は一瞬の判断ミスを悔やんだ。
 「一瞬迷っちゃった、内に行こうか。地味に締めてもいたし。ミスった。新山がまくってって、真久留が付いて行ったのにもったいなかった。2(着)か3(着)にはなれた」

 新山の仕掛けを追いかけられれば、太田竜馬にも記念初優勝のチャンスはあった。
 「(新山が)来るとは思わなかった。もったいなかった。また次頑張ります。焦ったわけじゃないので」

 松岡健介は「何とかしたかったですけど…」。稲毛の頑張りに応えることができず肩を落とした。

  • 優勝者の写真です
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レース経過

 号砲が鳴ると、単騎の猪俣康一が誘導員を追って正攻法の位置へ。以下隊列は単騎の新山響平、太田竜馬-松浦悠士、和田真久留-和田健太郎、稲毛健太-松岡健介-村上義弘で周回を重ねる。
 レースが動いたのは青板前から。稲毛の上昇に反応した和田真がインを斬る。その上を稲毛が押さえ、青板の1センターから主導権を握った。ハイピッチで駆ける稲毛に対し、最後方に置かれた新山が打鐘の2センターから反撃を開始。抜群のスピードで前団に迫ると、番手まくりを敢行した松岡を力でねじ伏せる。和田真は最終2コーナーから新山後位にスイッチ。2センターから車を外に持ち出して新山を直線半ばで交わして優勝。松岡はいっぱいで、追い込んだ村上が直線で鋭く伸びて2着に食い込んだ。単騎で力勝負を挑んだ新山だったが、直線で失速して3着。
 

車番 選手名 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 2 和田 真久留 神奈川 99期 S1 9.7 追込み
2 1 村上 義弘 京都 73期 SS 3/4B 9.8 追込み
3 7 新山 響平 青森 107期 S1 1/8W 10 捲残 B
4 9 和田 健太郎 千葉 87期 S1 1/4W 9.7
5 8 太田 竜馬 徳島 109期 S2 1B1/2 9.8
6 6 猪俣 康一 愛知 99期 S2 1/2B 9.8
7 5 松浦 悠士 広島 98期 S1 3/4B 9.7
8 3 松岡 健介 兵庫 87期 S1 3/4W 10.3
9 4 稲毛 健太 和歌山 97期 S1 D 14.8 H